登録日：2017/11/11 (土) 19:46:47
更新日：2025/01/14 Tue 22:04:40
所要時間：約 2 分で読めます
「コラ！怪獣！私の言ってることがわからないの！？」
球好き怪獣ガラキングとは、『
ウルトラマンタロウ』第50話『怪獣サインはV』に登場する怪獣である。
変なサブタイと思った諸君は正しい。そも、この話は『タロウ』放映当時に放送されていたドラマ『サインはV』とのタイアップ企画で、主演の坂口良子がゲスト出演している。
▽目次
概要
身長：57m
体重：2万9千t
突如空港に出現した宇宙怪獣。ジェット音が嫌いで飛行機を襲う。
武器は口から吐く火花。球体になって移動することもできる。
肩書きの通りボールが大好きで、ガスタンクだろうとバレーボールだろうと見境なく手に取って遊ぼうとする。
ストリウム光線にも耐えられる防御力を持つが、基本的にジェット音さえなければ大人しい怪獣である。
関連人物
演：坂口良子
田舎からCA（当時はスチュワーデス）を目指して上京してきた女性。看護師の経験もある。
とにかく破天荒で、
暴れる怪獣やZATであろうと遠慮なく怒鳴りつける。
一方で面倒見は良く、作中で様々な人達の癒しになっている。特技はバレーボール（いろんな意味で）。
弱い方に味方する主義で、この精神が終盤である奇跡を呼ぶことに……。
ユキが怪獣騒ぎに巻き込まれて偶然知り合った人達。彼等の世話をしている内に懐かれてしまい、バレーボールを通して絆を深める。
ちなみに老人達は子供を守るためには槍で武装する等、意外と武闘派である何で老人ホームにそんなのあるのかは突っ込んではいけない。
本編での行動
ある日、空港に突然謎の球体が降ってくる。それは怪獣ガラキングとなり暴れ始めた。
現場に駆け付けた
光太郎は逃げ遅れた子供（もっちゃん）を抱えながら怪獣を怒鳴る女性、ユキと出会う。
すぐ
逃げるように注意する光太郎だったが、ユキは全く取り合わず口論になってしまう。
怪獣はZATによって撃退されたが、弱い者に味方するユキは残念そうにしていた。
そのまま避難先の老人ホームで厄介になったユキは、その面倒見の良さから（仮病を使われてまで）そこで働く事になる（本人曰く「試験の日まで」）。
そこで子供達と老人達にバレーを教えながら過ごしていたが、そこに再びガラキングが現れる。
ガラキングにボールを奪われたユキは、
「コラ怪獣！ボールを返しなさい！」
と叫ぶ。それを聞いたガラキングはユキにボールを投げつける。それを再び打ち返すユキ。
今ここに、怪獣と人間のバレー対決が始まった…。
自分の40倍近くある大きさの怪獣が投げるボール平然とレシーブするユキ…。
最もタロウ世界にはこんな地球人は結構いるが、これには駆けつけたZATも、
「何だありゃ？」
「彼女は怪獣を食い止めてるんですよ」
と無理矢理納得する始末である。
そんなトンデモラリーがしばらく続いて、
「コラ怪獣、アンタなんかに負けないわよ、このサーブを受けてごらん！」
とユキの必殺サーブを2発受けてダウンしてしまうガラキング。これには満足気なユキ。
だが忘れてはいけない、これはバレーの試合でもないし相手は怪獣である。スポーツマンシップなど
あるわけがない。
激昂したガラキングは再び暴れ始める、そして光太郎は
ウルトラマンタロウに変身。
先手で撃ったストリウム光線は通じなかったが、格闘戦では終始タロウが優勢。
ユキとのバレー対決もありすっかりヘトヘトになったガラキングに再度ストリウム光線を放とうとするも、
「タロウやめて！殺さないで！」
ユキが叫ぶ。ボールを通じて友情が芽生えたのだろうか、これを聞いたタロウは球体になったガラキングを抱え上げ、宇宙の彼方へアタックサーブするのだった。
タロウ作中で倒されずに済んだ怪獣は多いが、その殆どは人間側に非があったり住処を追われる等理由はあり、
ガラキングのように本能のまま暴れた怪獣を救う事は割と珍しい。
彼女はどこまでも「弱き者」の味方だったのだ。
事件後、試験を受けるために旅立とうとするユキ。彼女を慕う人達はまた仮病を使って彼女を引き止めようとする。
困ったユキだが光太郎に諭され、老人ホームに残る決意をした。
「これからZATと試合よ！」
とユキは相変わらずの無茶ぶりをするのだった。（そう簡単に就職先変えていいのかと突っ込むのは野暮であろう）
追記、修正は怪獣とバレーで対決してからお願いします。
- 海野さんといいユキといい、タロウ世界の地球人は強すぎる件 -- 名無しさん (2017-11-11 20:05:49)
- ↑1 子供ですら、果敢に立ち向かっていくもんな。 -- 名無しさん (2017-11-11 20:13:35)
- DVDレンタルで観たが、光太郎ですらそのお転婆ぶりに呆れてぼやいてたなあ。しかもユキ本人曰く「怪獣ってかわいいから好き（意訳）」らしいが…ベムラーやタイラントみたいな狂暴・獰猛でかわいさや愛嬌のかけらもない奴相手にはどうなんだ？そんな甘い事言ってられんぞ。 -- 名無しさん (2023-02-09 11:12:01)
最終更新：2025年01月14日 22:04
