境界騎士団(黒猫のウィズ)

登録日:2018/01/11 Thu 16:37:18
更新日:2023/02/06 Mon 19:11:56
所要時間:約 7 分で読めます




境界騎士団とは、魔法使いと黒猫のウィズに登場する組織。
ユーザーからの俗称は「騎士団」。……の割には馬に乗っている人はほとんどいない。

概要

黒猫のウィズのメインの舞台となる「クエス=アリアス」は常に「異界の歪み」の脅威にさらされている。
その「異界の歪み」からはこの世界には本来あってはならないモンスターが湧き出してくることがある。
それらのモンスターを討伐し、歪みを閉じることを目的として結成されたのがこの境界騎士団である。
そのメンバーの多くがクエス=アリアスの外からやって来た「異界人」で構成されているのが特徴。

魔導士協会とは別の組織だが、互いに協力関係にはあり、主人公も主にモンスター討伐において参加することになる。
ゲームシステム的には「レイドイベント」関係で登場することが多い。

歪みの最前線で戦うこともあり、再び歪みに飲み込まれて行方不明となってしまうメンバーも少なくないが、それでも彼らは無辜の市民を救うべく日夜戦っている。

以下主要なメンバー。

セドリック・ブラン(CV:江越彬紀)

真面目な団長。
常に冷静沈着かつ的確な指示を飛ばす皆の頼れる団長でもある。
そして同時に「秘宝剣・涅槃虹鏡」という剣技を操り最前線で戦う剣士でもある。

アネモネ・フラル(CV:西田望見)

事務処理などを担当する副団長。
通常レイドの案内人も担当しているので、騎士団内では顔を見る機会が多い。

ロベルト・カウズ(CV:伊丸岡篤)

やる気のない口調の不良中年団員。双剣を操って戦う。
かつては将軍の地位にあったらしいが、今は一介の隊長。だが本人はこの方が気楽でいいとのこと。
妙に所帯じみた台詞が多い。
しかし、いざという時の度胸と剣技は本物。

ルートヴィッヒ・ロメオ(CV:川上晃二)

ロベルトと同じ異界からやって来た青年で互いに旧知の間柄。ロベルト隊の副官を務める。
主に無茶をやらかすロベルトの尻ぬぐいを担当しており、度々やらかす彼への愚痴も多い。
だが、ロベルトの能力自体は信頼しており、コンビネーションも抜群。

エステル・モカ(CV:木野日菜)

魔法部隊を率いる魔導士。自らを「大天才」と言ってはばからないが、それにふさわしいだけの実力を持つ。
度々毒舌を吐く。
アネモネとの関係がかなり怪しい……。

オルハ・ゲート(CV:小原好美)

直接戦闘を担当することはないが、境界騎士団の最重要戦力である人物。
異界の歪みを閉じることができる という唯一無二の特殊能力を有しており、歪みから現れた魔物を戦闘部隊が討伐した後、オルハが歪みを閉じるという流れが基本となっている。
本人は至って温和な修道女然とした正確。

各種イベントでの活躍も多く、戦闘力も高い彼らの存在感は黒ウィズプレイヤーにとっては非常に強く、多くのプレイヤーの印象に残っている。
まさに黒猫のウィズの影の主役たちと言っても過言ではないだろう。































嘘ニャ。



……いや、別に嘘ではない。彼らの設定およびシナリオはとてもシリアスであり、さらにキャラクターもキチンと立っている。
だが、同時に彼らは どうしようもないネタキャラ としてもプレイヤーの間で知れ渡っているのである。

理由としてはまず第一に 精霊としての性能がショボイ
一応登場当初は十分一線級の能力だったのだが、 その後のインフレの波に呑まれ続けた 上、特に強化もされなかったため、最終進化Lでも 使い道が皆無 というのが定説だった。

セドリック

雷戦士、AS特攻、SSエンハンス(リーダー配置時さらに強化)。
スキルセット自体は悪いものではないが、どちらも今の時代からすると倍率がイマイチ。
リーダーにしないと最大倍率が出ないというのも競合する精霊が手に入ると悩ましいところ。

アネモネ

水戦士、ASエンハンス、SSエンハンスのエンハンス特化。
どちらも「戦士ならさらに強化」の一文が付いており、戦士特化構成にしないと最大限生かせずデッキ構築が縛られる。
初心者ぐらいしか使わないのに初心者だと水戦士自体の手持ちが乏しいと言うジレンマ。

ロベルト

雷戦士、AS特攻連撃、SS自傷大魔術。
SSの倍率がかなり良く、騎士団の中では比較的使えた方。まぁそれも過去の栄光だが…

ルートヴィッヒ

火戦士、AS快調攻撃、SS多弾魔術。
スキルセットは良いがやっぱり倍率が低い。
特に快調攻撃は「HP80%以上」というかなりの高水準のHPを求められる割にはイマイチ。

エステル

火術師、AS回復、SS全体自傷大魔術。
回復と攻撃という非常に珍しいスキルセット持ち。
しかし、結果的にどちらも中途半端になってしまい使い勝手は悪い。

オルハ

雷術師、AS回復、SSリジェネ。
回復に特化した構成で、かなり後期まで十分採用できた数少ない騎士団の良心。
このタイプのスキルセット持ち精霊を「オルハ型」と呼ばせるまでに普及した。
あといい加減レポート提出しなさい

エルロウ

オマケ。元境界騎士団だが、歪みに呑まれて某異界に飛ばされる。
火/光戦士、ASチェイン攻撃、SSチャージ斬撃魔術。
シナリオ的にはとても重要なのだが、敵として登場するクエストが バーニング(最初からSS使用可能)かつエルロゥのHPが40万しかない ため、SS連打で速攻クリア可能。
ついでに性能的にも、スキルセット自体は優秀だが中途半端なステータスと微妙な潜在能力と 外伝キャラながらしっかり騎士団している

なお、該当イベントの主役であるラディウスも騎士団出身だが、こっちは 普通にそこそこ強い ためあまり話題にはならない。


単に「弱い」というだけなら「ガチャのハズレ」としてどんなゲームにも存在しているため大して話題にはならなかっただろう。
だが、彼らには前述のシナリオでの高い戦闘力という矛盾した演出に加え、 ガチャブロッカー という大変ありがたくない役目も課せられているのだ。

セドリック以外の騎士団員は「初期レア度S(他の通常精霊はA)」なのだが、このゲームの仕様として「10連ガチャの確定枠に入るのはレア度S以上」というものがある。
……もうお分かりだろう、「限定精霊狙いで10連を回すと確定枠に騎士団が紛れ込んでくる」のだ。
一応オルハなどは「使えなくもない」性能だが、正直一体いれば十分な性能なので何度も何度もガチャから出てこられても困るのである。

結果的に「騎士団」と言えば半ばネタ半ばガチで黒ウィズプレイヤーの憎悪を集めることになったのである。

公式もこんな状況を是とするわけがなく「騎士団は強化します」と常々言い続けていたのだが……



2017年11月、遂に覚醒


騎士団員全員がLからさらに進化するLtoLを達成。
さらに通常LtoLはイラストに変化はないのだが、 騎士団全員に新規書き下ろしイラストが与えられる という特別待遇。
オマケとしてボイスまで追加された。

性能が大幅強化された他、全員に潜在能力「境界騎士団の覚悟」が追加されている。
これはレイドバトル限定の潜在能力で「バトル開始時デッキ内の全精霊を強化」「自分が死亡時一度だけデッキ内の全精霊を蘇生」の効果を持つ。
通常クエストでは全く意味がないが、レイドバトルでは非常に役立つ唯一無二の能力なので騎士団の株が大きく上がった。
まぁ2体以上当たってもしょうがないからブロッカーとしてのポジションは健在だけどな!

セドリック

SSが最近流行りの「純属性強化」にパワーアップ。
初回0ターンから撃てる上にリーダー時の強化も健在なので、雷推奨レイドではセドリックが大流行中。

アネモネ

水/火属性の複属性構成に変化。
エンハンス対象が「水/火属性」に特化した代わりに倍率は大幅アップ。
デッキ構成は縛るが、熟練者でも十分使えるように。

ロベルト

純粋強化型であり、SSに反射無視が付いたのが大きな変化点。
セドリックと組み合わせて使える雷単なのが嬉しい。

ルートヴィッヒ

火/雷属性に変化。スキルセットは同じだが、快調攻撃をHP50%で維持可能に。
SSが初回3ターンで撃てる10連多弾魔術なので、鉄壁や多段バリアに強い。

エステル

ロベルトと同じく純粋強化型。
だが、正月レイドでは「お供を潰さないと4ターン目に即死攻撃が飛んでくる」ことを逆手に取り、 境界騎士団の覚悟を使い即死前提でお供を殴らない という荒業に使われるようになった。

オルハ

雷/光属性に変化。この属性はとにかく層が厚く、有用キャラが多いため組み合わせやすくなったのは嬉しい。
あとようやくレポートが提出された

ようやくパワーアップし時代に追いつけた騎士団たち。果たして今後はどうなるのか、注目である。

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最終更新:2023年02月06日 19:11