登録日:2018/09/24 (月) 03:45:18
更新日:2024/11/30 Sat 01:47:10
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出典:はたらく細胞、第5話『スギ花粉アレルギー』より、2018年7月8日から9月30日まで放送、
david production、アニプレックス、講談社、
©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction。
■概要
『記憶細胞』とは人間の体内にある細胞の一つ。ここでは『
はたらく細胞』の記憶細胞について解説する。
白血球の一種であるリンパ球の一つ。『メモリーB細胞』とも呼ばれている細胞。
一度完治した病気になりにくいのは体内の記憶細胞が働いているからである。
B細胞が抗原と出会い戦った後、敵の再度の侵入に備え抗原の情報を覚えた『記憶細胞』として残ると言われている。B細胞版メモリーT細胞である。
通常B細胞は抗原提示およびヘルパーTの指示がなければ抗体を作れないが、
記憶細胞はかつて戦った情報があるため迅速に大量の抗体を作れる。つまり既知の相手には
最強の免疫細胞と言える。
この状態を獲得免疫(後天的に得た免疫)といい、
予防接種というのは予防したい細菌やウイルスの抗体を覚えた『記憶細胞』を大量に作るのを目的としている。
当然ながら記憶細胞自身にも寿命があるうえ、作中と異なり一つの記憶細胞につき一つの抗体しか記録できないため、
彼らが自然消滅する前に再びその抗原に接触、
その知識で撃退することで新たな記憶細胞が誕生し……を繰り返すことで人体は抵抗力を維持している。
しかし何かの拍子にこのループが崩れてしまうと、予防接種したのに感染してしまうといった事が起きる。
出典:はたらく細胞、第5話『スギ花粉アレルギー』より、2018年7月8日からから9月30日まで放送、
david production、アニプレックス、講談社、
©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction。
本作で登場する記憶細胞は黒いワイシャツに灰色のベストを着た男性。
その知識量も膨大だが、同時に感情の起伏が激しくリアクションも過剰な男であり、
赤血球AE3803と並ぶ本作の顔芸要因である。
作者曰く「記憶細胞は雑に扱った方が輝くキャラ」
本作のメモリーT細胞は、現実の細胞と同じく
キラーTが再遭遇した敵と戦う際にメモリーTと呼ばれるようになるのに対し、
メモリーB細胞こと記憶細胞はB細胞がそう呼ばれるようになるのではなく、始めから記憶細胞として独立として存在している。
つまりB細胞はウイルスと初体面だろうと再遭遇だろうとB細胞のままで、記憶細胞に分化しないのだ。
そのかわり抗原提示された情報は記憶細胞に全て集約されており、
ウイルスが侵入するとそれが自分の記憶にあるウイルスかどうか確認し、記憶にあればB細胞にその情報を渡し抗体を作る役割を持つ。
そのため本作の記憶細胞には敵と戦う力はない。したがって普段からB細胞と共に行動している。
しかしその抗原データを自分の記憶に入れているのではなく、本や『言い伝えメモ』頼りなうえ、
忘れっぽいうえに思い込みが激しいので、過去の記憶を未来予知と勘違いしてしまい対処に遅れたこともある。
なお『はたらく細胞シリーズ』では記憶細胞がいる作品と、メモリーB細胞の方がいる作品の二作品に分けられる。
前述の通りはたらく細胞の記憶細胞はB細胞とは別に独立していると言ったが、作品によっては現実同様にB細胞が活性化してメモリーB細胞になる作品があるのだ。
記憶細胞がいる作品は原作・BLACK・フレンド、メモリーB細胞の方はLADY・BABY。
樹状細胞のアルバムによればB細胞の育成をしていたようだ。
投稿作『細胞の話』から登場。髪型は同じだが性格と服装は別。
今は登場するたびにB細胞と一緒にいるが、本作ではB細胞とキラーTと仲が悪く、キラーTが死にそうと知ったら「ざまぁって言っといて」と軽く言うほど。
■本編の活躍
初登場は1話の扉絵。
本格的に登場したのは
花粉症の回からである。
記憶細胞に伝わる言い伝えを
1146番たちに伝えたが、これが
好塩基球並みに回りくどく当の本人も何が起きるか分かっていなかった。
ようやく全貌が分かった時には時すでに遅かった。
次のメイン回は13話の獲得免疫の回。
ある日世界が終わるような壮絶な内容の夢を見たため、未来予知と考える。
そして時を同じく夢で見たウイルスが実際に現れたためこれを未来予知と断定し、再度未来を予知しようと頭を壁にぶつけたり色々しているが、
B細胞に記憶細胞なんだから過去を思い出せと頭を本で殴られたため、
実は未来予知ではなく自分が見た過去の映像である事を思い出し、謎のウイルス……ムンプスウイルスを退治する事に成功。
しかしB細胞にウイルスに苦戦する羽目になったのは記憶細胞がど忘れしていたせいとバラされてしまい、皆から怒られた。
紆余曲折あったが、かくして世界はおたふく風邪の危機から救われたのだった。
痛風回で登場。服装は同じだが金髪の髪をオールバックにしている(アニメではブラウンの髪になっている)。
かなり優秀な記憶細胞であり、なんと本編の記憶さんがメモと本を駆使して割とあやふやな言動を繰り返しているのに対し、
この記憶さんは多数のディスプレイを備えた情報端末を常備して既知の敵か未知の敵かを見極め素早く回答していた。もしかしたら度重なる襲撃で鍛えられたのかもしれない。
しかしそんな記憶さんでも相手が尿酸塩結晶であると見抜くことまではできず、痛風になることを阻止できなかった。
■はたらく細胞フレンド
8話で登場。本家の記憶細胞を初老にしたような男性で記憶探偵事務所を構えている。
しかし初っ端からキラーT細胞を好中球やM細胞と間違えキラーTに信用されなくなった。
その後もやっぱりおじいちゃんなので歩くのが遅い、食ってる最中に寝るなどキラーTを不安がらせた。
相棒のB細胞は11話で登場するがこちらはいかにもパリピなチャラい若者である。が、案外上手くやっている様子。
追記・修正はメモを読みながらお願いします。
- リアルだとトップクラスに長生きな細胞らしい -- 名無しさん (2018-09-25 03:42:48)
- まあ本編の方は外の人kが未成年の可能性高いので、まだまだ未熟なんだろうなーと思う -- 名無しさん (2018-09-25 11:52:07)
- 「顔がうるさい」ってこういう事なんだろうなあw知識豊富だけど性格のせいで生かしきれてない -- 名無しさん (2018-09-26 18:09:02)
- 樹状さんの写真を見た感じ、性格が今の記憶さんと多少違うように思えた。過去編?とかやらないかな -- 名無しさん (2018-10-20 11:27:19)
- 1期での冒頭のナレーションに出たときは穏やかな表情で本を読んでるのでパッと見知的キャラにも見える(でも喋ると…) -- 名無しさん (2021-03-15 06:46:11)
- ちなみに現実でも予防接種したのにガッツリ風疹などにかかる人は稀におり、ポンコツなのは本当にいることがわかる。いや単に定着しなかっただけなんだろうけどね。 -- 名無しさん (2021-03-18 12:00:33)
最終更新:2024年11月30日 01:47