クロ(最悪なる災厄人間に捧ぐ)

登録日：2018/10/16 Tue 06:08:00
更新日：2024/07/27 Sat 22:34:33
所要時間：約 28 分で読めます

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みそキナコクロクロ＝かわいい(豹馬談) ソフトクリームパラレルワールドループロリ依存命は投げ捨てるもの小鳥遊ゆめ平行世界最悪なる災厄人間に捧ぐ納豆自殺豆乳豆腐

「君は、ここにいる。私も、ここにいる」

CV：小鳥遊ゆめ

クロとは、KEMCO・WaterPhoenix制作のADV『最悪なる災厄人間に捧ぐ』に登場するヒロインの総称。

総称と記したのは、本作では舞台設定のひとつとして『平行世界』が登場し、作中で様々な『クロ』が登場するからである。
6歳の頃にそれぞれの世界で主人公である豹馬と出会い、交流を深めることで世界ごとに個性を持った『クロ』へ成長していくが、豹馬と出会う前の過去は全員共通している。

本項目では、ある『クロ』を除いて、作中に登場する全てのクロの人物を紹介する。

また、ネタバレが多分に含まれているので注意されたし。
閲覧は本編を完全クリアしてから見ることを強くお勧めする。

出会った頃のクロ

「私は君と……どこにでも、いく」

【プロフィール】
好きな色:無し
好き:無し
趣味:無し
苦手:暗所／閉所／孤独
豹馬への秘密:生い立ち
特徴:透明人間。6歳。

全ての平行世界の『クロ』のベースであるクロ。
黒髪ロングの美少女で、両サイドをツーサイドアップにしており、黒いドレスのようなワンピースに身を固めている。首には錠付きの赤い首輪が巻かれている。

姓は明かされていないが、名前は漢字で書くと『光無』*1。

口癖は「……ん」

大きな特徴は、他の人間からは認識されず、すり抜けてしまう透明人間である。
これは5歳の時、豹馬やクロの住む街に伝わる『神隠しの扉』をくぐったから。
クロを認識及び触れる事ができるのは同じく神隠しの扉に関わった人間と自殺した幽霊のみ。

普通の人間だった頃は母親に虐待されており、人間以下の扱いを受けていた。そのため、6歳ながらも自虐的な面が見え隠れする。
自宅の地下室に閉じ込められていたため、暗くて狭いところが大のトラウマになっている。透明人間になってからは残飯を食べて生きてきた。

クロとは真逆に、周囲の人間や動物が見えない豹馬と出会ったことで、彼のサポートをすることになる。
そうして豹馬と過ごしていくうちに次第に心を開き、優しくて献身的な本来の性格を見せていくようになるのだが……。

学校や幼稚園にも通っていないが、豹馬から教えられた言葉を覚えたり図を描いて自分の身の周りで起きた状況を伝えるなど頭はかなり良い。

透明人間になった理由は、母親の虐待に耐えようとした結果、
自分を苦しめる原因(＝クロ自身)を殺しちゃえ、と考えるようになり、自殺を図ろうとした結果神隠しの扉が現れ、透明人間になった。
また意図してなかったとはいえ、豹馬の視覚と聴覚が神隠しの扉の向こうに『持ってかれた』原因。
自分のような透明人間を生み出さないために扉をガムテープで封印したが、覗き窓と伝声管を閉じなかったため自殺を図ろうとした人間が次々と周りの人間が透明に見えてしまう事態に陥ってしまった。

■5つの平行世界の『クロ』

ある日、出会った頃に豹馬から貰ったソフトクリームの味によって分岐した5つの平行世界。
それに通じる扉が見えるようになったことで、他の世界のクロとやり取りできるようになり、5人の『クロ』で力を合わせて豹馬を助けることに。
その結果、互いが影響しあって成長していくにつれて別々の個性を持つに至る。だが、豹馬を大切に思っているところはみんな一緒。

また、性格は違っていても「それも『クロ』の一面」と『クロ』たちは嫌悪することはあるものの、否定することなく受け入れている。

他の平行世界に移動することは可能だが、身振り手振りや筆談でしかコミュニケーションを取ることしか出来ず、触れると言った干渉することもできない。

ふー(豆腐好きなクロ)

「私が、私の教えてくれた君の事をたくさん教える」
「君が教えてくれた君の事を、」
「たくさん、たくさん伝える」

【プロフィール】
好きな色:赤
好き:豹馬／豆腐／すき焼き
趣味:料理／手芸
苦手:なわとび(よく転ぶ)
豹馬への秘密:たまに豹馬の布団に忍び込み、添い寝していること
特徴:とうふソフトを貰ったことで豹馬君も元気にしたい、と思った

豹馬から「とうふソフトクリーム」をもらった世界で成長したクロ。
大きな変化もなくストレートに成長しており、他の世界のクロからも「一番元のクロらしい」と称されている。

リーダーシップがあり、事件や何かしらの出来事が起きる場合、彼女の世界から始まりになることがほとんど。
率先して母親からの呪縛ともいえる首輪を外すために母親の元へ向かい、
一度は心が折れかけるもクロたちと豹馬の支えで母親に立ち向かうことで、首輪を外すことに成功する、といった主人公のような活躍も見せる。

意外と食いしん坊。

災厄が始まった際、一番最初に犠牲になった『クロ』のため、ほとんど『災厄』や『幽霊』に関する知識も無いまま死んでしまった

キナ(キナコ好きなクロ)

ん……。私は……なっちゃんが嫌い
クロが、嫌い
それでも少しずつ……いろんなクロが好きになれたらいい、と思う

【プロフィール】
好きな色:白
好き:豹馬／キナコ／キナコ餅
趣味:勉強／掃除
苦手:なつ／ゲーム
豹馬への秘密:眠れない夜は、なつにオススメされた漫画を読んでいること
特徴:キナコソフトをもらった事で、しっかり者になりたい、と考えた

豹馬から「キナコソフトクリーム」をもらった世界で成長したクロ。
キナコソフトクリームの味を「上品」と感じたことから、自分自身も上品になろうとした結果、生真面目で大人びた性格に成長した。
5人の『クロ』の中でも一番頭がいい傍ら、自らを「薄汚れた自分」と卑下しており、自虐的な一面を持つ。
真面目に育ったのもそうした自分から抜け出すために努力した結果。
ジト目がチャームポイント。

子供っぽいなつとは同じ『クロ』でも相性が悪いのか、事あるごとにお説教したり追いかけっこを繰り広げることも。
だが、彼女にオススメされた漫画を読んだり、なつのリアクションにいちいち突っ込みを入れるあたり、なんだかんだで仲がいい。

とうふ世界の豹馬の助けで最初の災厄から抜け出すことが出来、ふーの死を乗り越えたものの、災厄人間になってしまったキナコ世界の豹馬が起こした災厄で死んでしまう
その後、ループしてキナを助け出そうとするが、キナの死を覆す事は出来ず、
次の平行世界に災厄の阻止を託すために自殺を決意した豹馬を一度は止めようとするが、キナ自身も災厄による死を受け入れて後のことを他の『クロ』と豹馬に託す

みー(みそ好きなクロ)

「私たちの生き方で世界さえも左右するなんて、」
「すごいじゃないか。壮大だ。格好いい！」

【プロフィール】
好きな色:青または水色
好き:豹馬／みそ／みそ汁
趣味:ランニング／スポーツ観戦
苦手:じっとする事
豹馬への秘密:クマのぬいぐるみが欲しいが、ずっと言い出せないでいる事
特徴:みそソフトをもらった事で、もっと強くなりたい、と考えた

豹馬から「みそソフトクリーム」をもらった世界で成長したクロ。
半袖のシャツに短パンとボーイッシュな見た目で、口調も男のそれに寄せている。
これは『強くなりたい』とみそソフトを貰った時から考え、
自分にとって強くてかっこいい存在である豹馬を真似て強くなろうと決めたから。男のような口調も、豹馬を真似たもの。

身体を動かすことが好きで、時には(他の世界も含めた)豹馬やクロを巻き込んでスクワットやランニングをすることも。
みそが好きすぎるあまり、夜中に起きてみそを舐めていることがあり、他のクロと比べて食い意地が悪い部分がある。

だが、そんな前向きな性格とは裏腹に、自分の母親のことや災厄で死んでいった人たちの人生が一瞬で消えるあっけなさを考えたり、繊細で思慮深ところがある。

自分の世界にじわじわとやってくる災厄の原因を特定することが出来ず、
豹馬に『災厄に殺されず、カッコよく生き続けるため』に自ら豹馬から離れる。本当は自分が災厄に殺されるところを豹馬に見られたくないため。
ループ後、何故か『クロ』の母親に関する記憶や存在が消えてしまう理由を災厄に紐づけて探す途中、
災厄の原因が『目標が無いこと』と『豹馬が母親へ抱いた憎悪』であることを知り、他の世界にアドバイスするため豹馬と一緒に死ぬことを選ぶ
その後、納豆世界の豹馬や『クロ』たちに涙ながらに「本当は死にたくない」、
「豹馬のせいではなく、自ら世界の礎になった、という形にしたかった」と自分の想いを明かして、災厄で死ぬために元の世界に帰った

なつ(納豆好きなクロ)

私と君は、明日からコイビト同士ってコトで。
ヨロシク！

好きな色:ピンクまたは黄色
好き:豹馬／納豆／自分
趣味:ゲーム／漫画／アニメ／通販
苦手:たいくつ／勉強
豹馬への秘密:ベッドの下に隠している物すべてが秘密
特徴:納豆ソフトをもらった事で、もっと自由になりたい、と考えた

豹馬から「納豆ソフトクリーム」をもらった世界で成長したクロ。
陽気でお調子者な性格で、『クロ』の中でも幼さが印象に残りやすい。
そうなったキッカケは夏祭りで透明人間であることを利用して射的でイカサマしたことや、
その翌日に風邪をひいた際に「もっと自由にしていい」「もっとずるい方が君らしい」と言われたため。

真面目なキナとは正反対の性格で、ちょくちょく突っ込みを入れられたり、ケンカすることも少なくない。
また、子供っぽさが前面に出ている一方、彼女なりの視点で物事を見たり、
「『クロ』は『クロ』。人間じゃない」と自分の根底にある気持ちも口に出すため、裏表がない。そのため、キナと大喧嘩したことも。

今回の災厄の原因が、『豹馬が自分に依存しているから』と察知し、
恋人ごっこや偽物のラブレターで豹馬を確かめるが、実際に豹馬は他人に関わらず、『クロ』ばかりしか見ないことを実感する。
そして、思い出の場所である学校の屋上で豹馬にその気持ちを伝え、豹馬自身が『クロ』だけでなく、透明になってしまった周りの人にも接するように祈りながら豹馬の目の前で自ら命を絶つ
その後、手紙で豹馬に『幽霊と仲良くするように』とエールを送った。
ちなみに、納豆世界の豹馬は「可愛いという言葉はクロのために存在している」「クロの財布にもATMにも銀行にもなってみせる」と、
他の世界の豹馬以上に自分の世界のクロを溺愛しており、この豹馬にとり憑いた幽霊はかなりドン引きしていた。

にゅー(豆乳好きなクロ)

みんなでのんびりと、過ごしていこうね

好きな色:緑
好き:豹馬／豆乳／ロールケーキ
趣味:睡眠／散歩
苦手:運動
豹馬への秘密:他のクロより体重が多いのでダイエットしている事
特徴:豆乳ソフトをもらった事で、豹馬君を包み込みたい、と考えた。

豹馬から「豆乳ソフトクリーム」をもらった世界で成長したクロ。

穏やかでのんびりとした性格で、口調も仕草もどこかゆっくりとしている。
気が付けば寝ていることがあり、多少のことでは動じず、なつとはまた違うマイペースさを持っている。
6歳の頃は母親に好き勝手に起こされたため眠りが浅かった時期があったが、お泊り会で豹馬から励ましを受けて眠ることが出来るようになった。

他の豹馬や『クロ』の犠牲から得た情報も相まって、唯一、災厄や幽霊によって死なずに済んだ。
しかし、18歳の誕生日を迎えてもループは止まらず、豹馬やリーダーと協力して幽霊を説得しても現状が変わることはなかった。
その後、幽霊の正体を知り、その真意に絶望して自らの命を絶とうとする豹馬の前に現れる。

■他の平行世界の『クロ』

『私は、君の知っている、どのクロとも違う』

『ここにいる私と、この世界の君は「初めまして」だよ』

物語の舞台である災厄の起きる5つの平行世界とはまた違う平行世界の『クロ』たち。
5歳に透明人間になり、6歳で豹馬と出会ったことも共通している。
5つの平行世界の『クロ』たちのように見た目も様々。だが、5つの平行世界は繋がらないため、母親に立ち向かうことはなく、全員首輪をしている。
性格も多少の差異はあるが「ふー」に近いが、ソフトクリームをおごらない世界も存在する。

あるタイミングでのみ『クロ』を別の世界へ移動できる力を持つ『リーダー』の力で、災厄に追いつめられる豹馬の前に現れて声をかけ、手を差し伸べる。
彼女たちは黒幕である幽霊に自分の世界の『豹馬』を殺されており、
会いに行く目的も共通して『一目、豹馬君に会いたいから』『豹馬とクロが一緒に過ごせる世界を作るため』。

だが、災厄世界に移動した時点で自分たちも『災厄』の影響を受けて死んでしまうため少しの間しか豹馬とコミュニケーションを取れない。
災厄世界におけるループは巻き戻しではなく、再構築であるため、豹馬がループ繰り返すたびに様々な『クロ』が現れては豹馬にアドバイスして死んでいくことに。

ちなみに、ヒロイン紹介の項目の大半を埋めるためには、何回も間違った選択肢を選んでふーを死なせなければならない。
ふーハ犠牲になったノだ……トロコンすル……そノ犠牲にナ

人数が非常に多いので格納

ワンピースのクロ

「ねぇっ……覚え、て、る？」
「今日は、海に遊びに行こう……って、約束……してたよね」
「それなのに、君……急にいなくなっちゃうから」

好きな色:黒
好き:豹馬／納豆
趣味:切手収集
苦手:火
豹馬への秘密:無し(豹馬にすべて話している)
特徴:豹馬と海へ行く約束をしていたが、それは果たされなかった。

白いワンピースを着たクロで、ゲーム内で初めて姿を見せる。
この世界の豹馬は18歳の誕生日を迎える直前、何の前触れもなく苦しみだして死んでしまった。
そのため、リーダーの言葉を伝えるだけでなく、豹馬に会いに行くために現れる。

ワンピースと被っている麦わら帽子は豹馬が買ってくれたもの。

制服のクロ

私とリーダーは、}
君に何が起きて何が起きたのか知りたい。}
それを聞くために来た}

好きな色:白
好き:豹馬／キナコ／学校
趣味:カメラ
苦手:夜
豹馬への秘密:豹馬の写真をこっそり撮ってアルバムを作っていること
特徴:豹馬が通う高校の制服に似た物をネットで買い、毎日着ている。

2度目の災厄で豹馬の前に現れた『クロ』。
豹馬に何が起きて、どう思ったのかを知るために来た。
この世界の豹馬は、クロから誕生日を祝ってもらっている最中に幽霊によって電柱が倒れてきて死亡した。
というか、最初に「ふー」が死んだ時とシチュエーションが一緒で、死ぬ人物が逆転している。

マフラーのクロ

君は、私を……クロを助けようとした。助けようとする事が、できた

好きな色:紫
好き:豹馬／豆腐
趣味:映画鑑賞
苦手:ホラー映画
豹馬への秘密:恐怖したとき、顔を隠すためにマフラーをしている事。
特徴:豹馬を世間に関わらせるために、積極的に映画を見せた。

紫色のマフラーをした『クロ』。
リーダーからこの世界の構造を教えた後、豹馬に死を看取られる。

白衣のクロ

本当に……リーダーの言っていた通り、また、会えたね

好きな色:白
好き:豹馬／豆乳／化学
趣味:実験／読書
苦手:虫
豹馬への秘密:調子に乗って割った試験管を豹馬の机の下に隠している事
特徴:豹馬を普通に戻すため、様々な検証を行う。結果は出なかった。

白衣を着た『クロ』。
リーダーから、リーダー自身の能力や石板についての詳細を豹馬に伝えた。

ジャージのクロ

『豹馬君に必要とされて、頼られて、満更でもなかった』
『豹馬君が家の中に引きこもり続けてもいいとさえ、思ってた』

好きな色:青
好き:豹馬／みそ
趣味:探索
苦手:勉強
豹馬への秘密:豹馬と二人で遊ぶための秘密基地をつくっている事
特徴:ひきこもった豹馬のため、外から様々な物を持ってくる。

紺色のジャージを着たクロ。
この世界の豹馬は退院後初めて登校する日に車に轢かれ、
余計外の世界に怖くなって引きこもりになってしまい、豹馬を楽しませるために外へ出て拾ったモノを持ち帰っては見せていた。
彼女の着ているジャージはそんなクロを見て豹馬がおススメしたもの。
文字の勉強こそしたが、学校へは行かなかった。

亡くなった自世界の豹馬の代わりに、とうふ世界の豹馬に見せたかった白い石(プールの塩素剤)を見せた。

髪を下ろしたクロ

『のんびりした生活してたら、髪の毛も途中から縛るの面倒になってきて。今じゃこの通りだからね』

好きな色:紺
好き:豹馬／納豆
趣味:テレビ／ゲーム
苦手:掃除
豹馬への秘密:悪夢を見る豹馬を心配し、豹馬の寝顔を見てから眠る事。
特徴:再入院した豹馬と共に、病院で穏やかな日々を過ごした。

ツーサイドアップだった髪を下ろしてロングヘア―にしたクロ。
この世界の豹馬はうっかり両親の前でクロと喋ってしまい、入院生活に逆戻りしてしまったものの、
クロのことを豹馬のイマジナリーフレンドとして扱っていたため、その後も普通に会話に出していた。
クロの存在を隠すストレスが無いためか、わりとのびのびとした生活を送り、髪も上記のセリフの通り縛るのが面倒で下ろしてしまった

だが、幽霊によって豹馬は無理やり病院の窓から飛び降りさせられてしまった。
まだ気持ちの整理がついておらず、自分がこれから待ち受ける運命やとうふ世界の豹馬が苦しんでいることなどを頭に詰め込んだまま死ぬことを望んでいる。

Tシャツのクロ

『ん。豹馬君がやられた事を、そのまま返しただけだからね』

好きな色:深緑
好き:豹馬／納豆
趣味:イタズラ
苦手:真面目になる事
豹馬への秘密:豹馬のためのイタズラが、本気で楽しくなってきた事。
特徴:再び塾に通い始めた豹馬のために、様々なサポートをした。

白のTシャツとフリルのついた緑色のスカートを着たクロ。
もう一度通いなおした塾に行く豹馬について行き、
透明人間であることを利用していじめっ子たちにイタズラを仕掛け、豹馬自身もいじめと向き合った結果、いじめが無くなった。

浴衣のクロ

『ん。いつか、この世界のクロに教えてもらえるように頑張ってほしい、って事かな』

好きな色:赤
好き:豹馬／わたがし／豆腐
趣味:金魚の観察(豹馬が祭りで掬い、飼い始めた)
苦手:射的(財布を空にしたから)
豹馬への秘密:自分で金魚すくいをしたいこと
特徴:夏祭りで浴衣を着たら気に入ったため、私服にした。

黒い浴衣を着たクロ。
夏祭りの日から浴衣が気に入ってずっとそのまま着ていた。
とうふ世界の豹馬に『クロ』たちが会いに来る日がどんな日なのかを問いかける。

ヘソ出しのクロ

『だから、私はもうこんなに元気だよ！　こんな格好でも風邪ひかないよ！　ってアピールしてるんだよ』

好きな色:黄
好き:豹馬／おかゆ
趣味:ジョギング／筋トレ
苦手:寒さ
豹馬への秘密:強がっているが、本当は寒いので厚着にしたい事。
特徴:豹馬に風邪を心配され、健康アピールのためにへそ出しを始めた

ヘソを出したシャツとホットパンツといった大胆な服を着たクロ。
他のクロは出会ってすぐに豹馬の存在に気付いたものの、彼女の場合はすぐに気が付かず、何日かして風邪を引いた時に豹馬と出会った。

露出の高い服を着ているのは、クロに風邪を引いた印象を持つ豹馬に『寒くない』というアピールをするために着たもの。

ちなみに好きの欄に大豆関連の代わりにおかゆが入っているのは、
おそらく風邪をひいてアイスクリームの代わりに介抱した豹馬がおかゆを食べさせたからだろう。

スーツのクロ

『ねぇ。豹馬君は……どんな気持ちだったのかな』
『私がいなくて。一人でこっそり夜食をつくって。それを一緒に食べようと思って、待っていて……』
『それなのに、結局一人のまま死んでしまって……』

好きな色:赤
好き:豹馬／豆腐／豆腐ハンバーグ
趣味:お手伝い
苦手:書類整理
豹馬への秘密:両親の手伝いをするつもりで、逆に仕事を増やしてしまった事がある。
特徴:豹馬の両親の仕事をこっそりと手伝っていた。

レディースの黒スーツを着たクロ。
透明人間であることを活かして豹馬の両親の手伝いをしており、形から入るためにスーツを着た。
この世界の豹馬は両親に負い目を感じており、豹馬の代わりに親孝行をしてあげる事に加え元々仕事に興味があることも相まって手伝いをすることになった。

豹馬自身も夜食など作ってクロを支えていたが、幽霊によってナイフとフォークを頭に突き刺されてしまい、死亡した。

パーカーのクロ

『ねぇ。私を動物に例えるなら、なに？』

好きな色:黒
好き:豹馬／ソフトクリーム
趣味:散歩
苦手:魚(ネコっぽくなるために食べたいのに、食べられないから)
豹馬への秘密:猫の鳴き声を練習している事。
特徴:出会った時の状況により。豹馬から「猫っぽい」と言われた。

ネコミミのフードが付いたパーカーを被ったクロ。
出会った頃からすぐに豹馬と仲良くなった他の世界のクロと違い、
大声を掛けられたことが怖くなって逃げ出してしまったが、追いかけっこを何日も繰り返していくうちに恐怖心が取り除かれた。
後に、その時のクロが「懐かないネコみたいだった」という印象を受けた豹馬が、パーカーをプレゼントしたもの。

首輪に関しては「クロは人間じゃない」という考えがある一方で、
豹馬の「ファッションにすれば気にしなくていい」というアドバイスを受けて、「『クロ』の証じゃない。ネコっぽい格好をするための一部」と考えるようになった。
ちなみに、パーカーを着るとき邪魔になるからか髪型はショートヘアになっている。

この世界の豹馬の死因は恐らく、誕生日にクロの服選びの際に天井が落下して死亡したと思われる。

メイドのクロ

『私は、豹馬君のお世話をすると決めました。ずっと、お手伝いしなきゃいけないんです』
『豹馬君も、それを受け入れてくれました』
『だから、生きているはずなんです。死んでしまったなんて、あり得ません』

好きな色:白
好き:豹馬／豆腐
趣味:豹馬のお世話／勉強／テレビ
苦手:遊ぶ事
豹馬への秘密:豹馬に恋している事
特徴:豹馬の世話をするため、まずは形から入ろうと服をした。豹馬の死を受け入れられていない。

その名の通り、メイド服を着たクロ。
タメ口のクロと違って常に敬語で、その理由は小学校で敬語を知り、
敬う相手である豹馬のために一夜漬けで勉強したことから。そのためか、君付けやちゃん付けが抜けてないためどこか中途半端。
メイド服はテレビでメイドの存在を知り、素晴らしいメイドを目指すために決意表明として、それっぽいコスプレ衣装を買ってもらったもの。
メイドの認識が戦ったりするものでなくて良かったというべきか残念だったというべきか

この世界の豹馬は急に落ちてきた鉄骨によって腹部に重傷を負い、そのまま失血死した。
しかし、このクロは豹馬の死を受け入れられず、『豹馬君に会えるなら死を覚悟してでも世界を移動してもいい』と考えてとうふ世界の豹馬に会いに行った。

甘ロリのクロ

『豹馬君は、そうやって、私を必要としてくれた』
『誰にも見てもらえない私を、豹馬君だけは見てくれた』
『だから、豹馬君に見てもらえるのなら、それでいい』

好きな色:ピンク
好き:豹馬
趣味:豹馬を見る事／見られる事
苦手:動く事
豹馬への秘密:食事さえ面倒に感じており、生きる気力があまりない事
特徴:豹馬から、主に観賞用として愛でられ、様々な服を着た。

甘ロリータの服を着たクロ。
この世界の豹馬にとってのクロは観賞用で、その理由は神隠しの扉に触れた際、たまたま聴覚をもってかれなかったため、クロの声が聞こえなかったから。
なので会話をする際もいちいち文字にしなければならず、コミュニケーションも困難でお手伝いもしなかった。
やがて、豹馬もクロを見ているだけで満足になり、その気持ちがエスカレートした結果、
次第に一日中ご飯とトイレ以外はお互いを見つめ続けて過ごす日も多くなっていったという若干ヤバい関係を築いている。

しかし、それでもクロは嫌がらず「豹馬の目の届く範囲にいる」ことを自分の存在理由と受け入れている。
そのためか、表情の変化も乏しく、一枚絵でも他のクロと違い笑みを浮かべず目もどこか輝きが無い。

とうふ世界の豹馬と出会った後は、彼に自分から目を逸らさないようお願いした後に死亡した。

スカーフのクロ

好きな色:茶
好き:豹馬／ウエハース
趣味:ボードゲーム
苦手:裁縫
豹馬への秘密:手を使うことが不得意な事
特徴:出会った時、ソフトクリームのアイスクリーム部分を落としてしまった結果、コーンの部分が好きになる。

※リーダーが代弁している時のみの出番のため特に活躍せず

眼鏡のクロ

好きな色:青
好き:豹馬／豆乳
趣味:勉強／サッカー
苦手:勉強
豹馬への秘密:伊達眼鏡をかけている事。
特徴:豹馬の勉強についていけず、とりあえず眼鏡をかけてみた。知的になった。と信じている。

※リーダーが代弁している時のみの出(ry

グレースーツのクロ

好きな色:灰色
好き:豹馬／豆乳／コーヒー
趣味:ピアノ／音楽鑑賞
苦手:甘味
豹馬への秘密:豹馬の音痴を隠している事。
特徴:豹馬の世界を少しでもにぎやかなものにしたいと思い、音楽に興味を持った。

※リーダーが代弁している(ry

エプロンのクロ

好きな色:黄緑
好き:豹馬／納豆／野菜
趣味:ガーデニング
苦手:パン(※納豆パンは口に合わなかった)
豹馬への秘密:庭で大豆を育てている事。
特徴:迷惑をかけないように自給自足を試みた結果、趣味になった。

※リーダーが代弁して(ry

短髪のクロ

好きな色:水色
好き:豹馬／豆乳／海
趣味:水泳
苦手:雨(※過去、雨の日の海で溺れかけた)
豹馬への秘密:こっそり水着を新調した事。
特徴:よく海に行って泳ぐ。豹馬に心配される事が多い。

※リーダーが代弁(ry

ちなみにパーカーのクロも短髪の他、キナも一度だけ短髪になった事がある。

タートルネックのクロ

好きな色:クリーム色
好き:豹馬／豆乳
趣味:お絵描き／パズル
苦手:運動全般
豹馬への秘密:ネットで絵を公開している事。
特徴:豹馬がさびしくないように、人や動物の絵を描き続けていたらお絵描きが好きになった。

※リーダー(ry

コートのクロ

好きな色:赤
好き:豹馬／キナコ／甘いもの
趣味:喫茶店巡り
苦手:コーヒー
豹馬への秘密:コーヒーが苦手な事
特徴:魚や肉が食べられないため、甘いものが主食になった。コーヒーは格好つけて飲んでいる。

※リー(ry

マリンコーデのクロ

好きな色:水色
好き:豹馬／みそ
趣味:買い物／水族館
苦手:タコ／イカ
豹馬への秘密:豹馬の小遣いが足りない時は、イルカの看板を見続けている事。
特徴:豹馬に魚の絵を描き続けているうちに水族館にハマり、毎日通う。

※リ(ry

黒ワンピースのクロ

「ん。わかってる。こうなったら言う約束……だよね」

好きな色:黒
好き:豹馬／みそ
趣味:占い／オカルト
苦手:現実
豹馬への秘密:黒猫を飼いたいと考えている事。
特徴:趣味の事もあってリーダーの説明をすぐに信じるが、その直後、目の前で豹馬を失ってしまう。

黒いワンピースを着たクロ。
幽霊が『豹馬』の殺人を止めるために、リーダーが最初に接触を図った。
豹馬を殺そうとする幽霊とそれを阻止するリーダーの攻防を見て、元々の趣味も相まってリーダーを信じ、言葉を代弁する。
しかし、努力もむなしく目の前で幽霊に豹馬を殺されてしまう。

リーダー

「私は……諦めたく、ない。どんなにクロを……自分を死なせても。君を助けたい」
「私の世界の君じゃなくても。どんな君でも、それが豹馬君なら、助けたい」

好きな色:黒
好き:豆腐
趣味:料理／手芸
苦手:かまってもらえない事
豹馬への秘密:豹馬の想像以上に豹馬が好き。
特徴:自世界の豹馬を殺されたため他の世界の豹馬を守ろうとする。クロの世界移動を可能にした。

ある方法で『私はまだ豹馬君といたい。すべての世界の豹馬君の傍にいたい』と願ったことで、『クロ』を災厄世界のとあるタイミングで移動させることが可能になった、特別な『クロ』。
物語の鍵を握る『クロ』で、この世界の構造についても詳しく、災厄世界たちの豹馬にたびたびアドバイスを送っている。

『クロ』たちからは『リーダー』と呼ばれ、リーダー自身もクロたちに指示を送っている。
本編では直接その姿を現さないが、『クロ』達はその存在や意識を感知することが出来、更に憑依することで言葉や文章などで代弁させることが出来る。

他のクロと同じく、自分の世界の豹馬も幽霊によって殺されており、その後様々な世界の豹馬が殺されていることを初めて察知したクロである。
その後はリーダーが他の世界の『クロ』に呼びかけながらこれ以上豹馬が殺されないようにサポートするものの、結果的にはほとんど殺されてしまっている。

そして今回、災厄世界の豹馬を自殺させることが幽霊の目的と知ると、他のクロを送り込みながら豹馬に情報を教えつつ、幽霊の目的の達成を阻止し続ける。
『クロ』を通して代弁する以外に豹馬に干渉する方法が無いものの、
それでも他のクロを犠牲にする覚悟で『豹馬』と『クロ』が一緒に生きる世界を作るために他世界のクロと一緒に心の支えになろうと努めていく。

...

(その全貌(※クリア後のネタバレ注意！))

「『豹馬君』は凄い！　格好良い！　素敵！」
「間違いなんておかさない！」
「私の……私だけの神様！」

・「自殺したクロ(リーダー)

好きな色:マフラーに付着した赤(豹馬の血液だから)
好き:豹馬
趣味:豹馬
苦手:豹馬を悪く言う存在全て
豹馬への秘密:自殺した事
特徴:豹馬を神と崇め、褒め称え、豹馬以外に興味がない。

幽霊によって自世界の豹馬が殺された後、自ら命を絶って幽霊になったクロ。
死んで幽霊になったためか、見た目は影のようなものになっており、
6歳の頃のクロが着ていた黒いワンピースの上に、自世界の豹馬の血で染まった赤いマフラーを巻いている。

人柄は一言で表すなら狂信者、あるいはヤンデレ。
『豹馬』を「私だけの神様」と崇め、『豹馬』はカッコよくて完璧な存在と思い込んでいる。
口を開けば『豹馬』を褒め称える言葉を並べて幽霊の精神を削ってくる。

だが他の世界の『豹馬』も自分の世界の豹馬もひっくるめてひとつの『豹馬』と認識しており、自身にとっての『豹馬』像を他の世界の『クロ』や『豹馬』に押し付けてくる。
それどころか、とにかく『豹馬』が『クロ』の中から消えなければいいため、平行世界の『豹馬』や『クロ』が何人死のうがお構いなし、という、
多少なりとも『豹馬』を殺すことに罪悪感を覚えていた幽霊と比べるとかなりタチの悪い性格をしている。*2

幽霊の殺人を止めるのも、ずばり神隠しの扉をくぐった人間が再度自殺することで受ける『償いの試練』*3によって、
『豹馬』という存在がクロの記憶から消えてしまうことで、今まで『豹馬』がいることで成り立ってきた自身の存在意義がなくなってしまうため。

『豹馬』を十分にお手伝い出来ていない『クロ』に対してかなり冷たい態度を取り、ふーに対しても「ダメな存在」「ゴミみたい」と吐き捨てた。
同時に、『豹馬』が自分に依存しているという欠点を指摘した「なつ」とは相反する考えのため、
同じ『クロ』でも「苛立つなんてかわいいものでは済まさない」ほどの嫌悪感を抱いており、向こうも向こうで「『豹馬君』を押し付けているだけ」と反論している。

クリア後のエピソードにて、自世界の豹馬が殺され、その後を追って自殺した後、『償いの試練』を受けている幽霊の豹馬の前に現れ、平行世界の『豹馬』の殺害を妨害してくる。
自殺したクロにとって、幽霊が平行世界の『豹馬』を殺害する考えが理解できず、それどころか『豹馬』なら永遠の孤独ぐらい耐えられるはず、と言ってくる。
しかし、『クロ』と出会わず、自身を最低な存在と卑下する幽霊の豹馬にとってはとんでもない発言であり、
なんとか反論するもののクロは幽霊の行為を「孤独が怖いフリをしてる」「疲れているだけ」と一蹴すると、説得という名の精神攻撃を開始する。

ちなみに、自殺したクロは他の世界の『クロ』を殺さなかったため、無の世界に永遠に存在することが確定しているが、
「誰よりも強くて美しくて神々しい『豹馬君』の事を、永遠に考えていられる(原文ママ)」とのたまい、幽霊を戦慄させた。

そして、幽霊が最後の平行世界の豹馬を殺そうとするも、それを阻止し続けた結果、クロの狂気に圧され、
更に制限時間がないことに焦りを覚えた幽霊が「豹馬が自殺するような孤独で、不幸な世界になれ」と願ったことで、5つの平行世界が形成されてしまった。
つまり、意図せずとはいえ今回の『災厄世界』を作り上げた元凶の一人ともいえる。
同時に自殺したクロも『私はまだ豹馬君といたい。すべての世界の豹馬君の傍にいたい』と願ったことで、
自分が死んだ日である豹馬が18歳になった誕生日にのみ、他の世界の『クロ』を移動させることが出来るようになった。
5つの平行世界の『クロ』たちも移動できるようになったのも、その影響を受けたため。

その後、{首輪を外すイベントで豹馬を褒め称えているところを幽霊に突っ込まれるコントを繰り広げたり、
なつと納豆世界の豹馬が恋人ごっこをしているところを見てハッスルしながら、}
豹馬を殺された他の世界の『クロ』を災厄世界に送り込み、5つの平行世界の『豹馬』たちに幽霊の正体をわざと隠しつつ*4サポートする。

しかし幽霊にとってはいくら合意の下とはいえ、平行世界の『クロ』達を殺してでも、
絶対に諦めないという自殺したクロの執念を目の当たりにし、精神的にかなり追いつめられる事になった。
とどのつまり、ループを繰り返すたび、どうしても幽霊とリーダーは顔を合わせなければならず、
幽霊の意志をガン無視したリーダーの説得を聞きながら、何度も何度も『クロ』が死んでいく様を見続けていく羽目になってしまった。

だが、なつの自殺や豆乳世界の豹馬がリーダーの言葉ではなく、にゅーの説得で自殺を止めたことに同じ『クロ』なのに違いがあることに嫉妬を覚える。
自身の考えとは相反する感情に戸惑い、更に『豹馬』と『クロ』はどの世界でも同一な存在ではない事実を突きつけられ、
次第に本当に『豹馬』は『クロ』を愛しているのか葛藤するようになる。*5
そして、自殺したクロが取った行動は……。

ちなみに自殺したクロの世界の豹馬は神隠しの扉に視覚と聴覚だけでなく、右手も持っていかれたため、右手限定だがクロに触れることが出来た。
そのためか、他の世界のクロと比べるとかなり親密な関係になっていた。
だが、それに嫉妬した幽霊によって全身を切り刻まれ、失明させられ、右手も切り落とされるという残酷な最期を迎えた。

また、プロローグでは彼女のモノローグらしきものが流れ、クロに声をかけるか否かの選択肢を選ぶシーンがあるが『声をかける』を選び続けると……。

追記・修正は全ての『クロ』を見てからお願いします。

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