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ダイエット

登録日:2011/05/26 Thu 12:35:35
更新日:2026/07/21 Tue 19:48:11
所要時間:約 16 分で読めます




※ご自身の健康問題については、専門の医療機関に相談してください

ダイエットとは「きっちりしたもの」と言う意味の英単語である。
ダイエット単体で使うと食事と言うニュアンスが出る


日本では主に肥満の防止・解消のために取り組む食事制限の意味で使われるが、本来は健康促進・体調改善の為に行う体重調整を指す。
つまり、痩せ過ぎている人間が太るために行う事もダイエットである。


テレビや雑誌などで様々なダイエットが紹介されるが、方法や加減を間違えると身体に負担を強いる事になったり、逆に太りやすくなったりという展開になるので、注意が必要である。

ちなみに、自分が痩せているかどうかを知る方法として、BMI式がある。

計算式は
体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

ちなみに、25以上が太り気味、18未満が痩せ気味となるので、気にしてみるのもいいかもしれない。

ただし中学卒業までなら「ローレル指数」の方がより適切であるし、BMI式は体脂肪率までは考慮していないため、ボディビルダーやフィジーカーといった筋肉量が多いため身長と比べて体重が重い方々も一律に太りぎみとして判断されてしまう難点もあるので、トレーニングに励んでいる方々には全く参考にはならない。
また、筋肉よりも体脂肪の方が密度が低く軽い為、体重が減ったからといって痩せたとは限らず、むしろ肥満になる場合もある。

基本的に体脂肪率を注意したい。
体脂肪率を測れる体重計も市販されているため、これをダイエットの指標にしたい。

ちなみに成人男性だと10%~20%程度が標準で、21%を超えると少し太り気味、30%を超えると肥満である。
スタイル等を気にするなら15%程度が良いだろう。
成人女性であれば20%~30%程度が理想とされる。
ちなみに男女ともに未成年だともう少し下がる。


ダイエットの種類


カロリー制限


これが一番のスタンダード。1日に摂取するカロリーを、消費するカロリーよりも少なくなるようにする。
入るエネルギーより出ていくエネルギーの方が多ければ痩せるのは当たり前なのだ。
これを行う前に一週間ほど普通に食事をして、自分が普段どの位カロリーを摂取しているか知ると、後々楽になる……かも。

基礎代謝」という言葉を聞いたことがあるかもしれないが、これは何もしなくても生命維持のために消費されるカロリーのこと。これに、家事や仕事など体を動かすことで消費されるカロリーを加えたものを「活動代謝」と呼び、ダイエットにおいてはこれが基準となる。
20代男性の1日の活動代謝は約2100kcal。女性の場合は約1800kcal。
なお、これはデスクワークなど身体をあまり動かさない仕事の場合で、営業などの仕事なら+400、ハードな力仕事などは+800を目安に足すといい。
もちろん現在の年齢や身長、体重、体質によってもそれなりに前後するので、きちんと把握したいのならば計算サービスを用いたり、体組成計を購入することをお勧めする。

脂肪を1kg減らすには7200kcalを消費する必要があるので、例えば1ヵ月で1kgを減らしたいとすると、単純計算では1日の摂取カロリーを活動代謝より240kcal少なくすればよい*1
とは言え減らし過ぎると体に不調をきたすため、健康を損なうことなく痩せるのならば活動代謝の9割ほどのカロリーは摂取するようにしたい

カロリーや脂質の吸収を抑える飲料やサプリもあるが、あくまで気休め程度の効果しかないので過信しないように
ただししっかりと栄養管理をした上で服用すればある程度の+αが期待できる。
因みに1000kcal以下で過ごすのをVLCD、ベリーローカロリーダイエットと呼ぶが、これは大会前のボディビルダーやフィジーカーが最後の追い込みでやるようなものなので一般人が絶対に真似しないように。
病院送りになっても責任は取れない。

これが行き過ぎると下記の絶食ダイエットになってしまうので要注意。最低でも基礎代謝を下回ることはないようにしよう。
スムージーや栄養食だけで行う断食ダイエット(ファスティング)の場合も、必要最小限の栄養を確保できる食品を用意し、更に専門家の注意をちゃんと理解したうえで行うこと。

昨今ではカロリーをさらに分割した「糖質+脂質」制限*2もある。
運動も併用するなら特にタンパク質はしっかり取りたいところ。
各種ビタミンミネラルの摂取もダイエットを確実に補助してくれるので意識してしっかりと摂取するべし。
ただし塩分には注意。にはカロリーがないものの、摂り過ぎると体が塩分濃度を下げるために水分を溜め込むので、その分の体重が増えるしむくみも出る。
脂肪が付くわけではないので厳密には「太った」とは違うが、そう見えてモチベーション低下に繋がるし、そもそも血圧の上昇など普通に体への悪影響もあるので、低カロリー高タンパクだからとしょっぱいサラダチキン等をバクバク食べるのは控えよう。

常にカロリーを抑えていると体が低燃費モードに入って痩せにくくなるため、月に1回か2回は「チートデー」と呼ばれるカロリーオーバーな食事を取り入れよう。
ただし、チートデーだからといって好き放題食べてると、逆に体重が増えてしまうことがあるのでほどほどに
また、食べ過ぎた次の日は基本的に過剰にお腹が空いてどか食いをしたくなるが、これはあくまで偽物の空腹なので惑わされず軽食でお腹を整えよう。
一度どか食いを繰り返すと癖になるのはこれが原因である。
ただし空腹を我慢するのが良いかと言われるとそうでもなく、空腹状態で我慢すると筋肉が優先的に分解されてしまい代謝減少及び肥満の原因になる。
高タンパク&低脂質&低糖質&低炭水化物な食べ物を適量食べて、空腹状態を長く続けない様に気を配ろう。


ちなみに日本人は昔、食べ物の少ない土地で暮らしていたため、少ない食べ物でも暮らしていけるような身体の作りになっているらしい。
つまり、ぶっちゃけ太りやすいということ。
その割に欧米人のほうがピザ体型が多いのは単純に太るものを食い過ぎだからで、アメリカ人はなんと一日に平均4000kcal近く食う。
大食漢になると日本のプロレスラーくらいは食う。
というか世界の国別平均摂取カロリーランキング上位は大体白人が占めてる。そりゃ寿司がヘルシーとか言われるわ*3


有酸素運動


酸素を取り込んで脂肪をエネルギーとして消費させる運動。エアロビクスともいう。
体温上昇と発汗を促し基礎代謝を高め、1日に消費するカロリーを増やす。
ウォーキング、ジョギングやランニングがある。
上記のカロリー制限と並ぶ最もポピュラーで効果的なダイエット方法にして運動の基本。
近年はスマホに勝手に歩数を計測してくれる万歩計が入っているので意識せずともやりやすいだろう。
これ以外にも自転車で走る(サイクリング)、水泳(スイミング)など様々な種類があり好きなものをやると良い。

厚生労働省によると、一日に男性は8000歩強、女性は7000歩強を勧めている。
意識してダイエットを行うなら一日1万歩程度を目安にするのがおすすめ。

短距離に近いランニング(無酸素運動)をすると下記の筋トレになる。
やりすぎるとリアルカモシカの足になる……と思うかもしれないがそれにはかなりの距離を歩き、かつ長い期間が必要なのでそれほど気にする必要はない。

多少ダイエット知識を齧っている人がよく「ダラダラ歩くだけでは無意味、20分以上やらないと無意味」などと言っているが、そんなことはない。人間の体は動けば動いた分だけカロリーが消費される。
もちろんきちんと意識して体を動かす方が効率よくカロリー消費できるが、意識高めの運動は続かなくなりがちなので、ダラダラやる方が性に合ってると思うのなら無理をする必要はない。
一ヶ月でやめてしまうウォーキングより、一年続く散歩の方がよっぽど値打ちがあるのだ。

勘違いする人が多いが、有酸素運動でも体の筋肉を使うことには変わりがない為、たんぱく質はある程度摂取しておかない筋肉が分解されてしまうので体に悪い。
また、長時間やり過ぎても筋肉の分解が始まるので、一度にやるのは1時間程度に抑えるのが無難。

なお太り過ぎた人がいきなりウォーキングを行うと膝などに大きな負荷がかかり関節が壊れる原因となってしまう。
そういった人は水中ウォーキングの方がよく、水の浮力によって関節への負荷を減らし、水の抵抗で全身へ負荷をかけるため消費カロリーも増えやすい。
気軽にプール等に行けない人は、せめて散歩のような負荷の少ない歩行をするといいだろう。体重が100kgあるならゆっくり1km歩くだけでも100kcalは消費できるのだ。

また、野外で行う場合は熱中症や日焼けなどに注意すること。
特に水分補給は適度に行うこと。


無酸素運動


呼吸を止めて体を動かし、筋肉をつける運動。アネロビクスともいう。
腹筋、背筋、腕立て伏せなどが一般的。
重さとして筋肉>脂肪*4なので、やりすぎるとマッチョになって逆に体重が増えるが、それには相当な量のトレーニングと栄養管理が必要なのでそれほど気にしなくて良いだろう。
というか筋肉による体重増加は基礎代謝も高まり非常に健康的な上に、しっかりと筋肉があった方がスレンダーに見えるのでむしろ歓迎すべきと考えられる。
筋肉は脂肪と比べると簡単には付かないのでぶっちゃけそこまで負荷がかからない運動を短期間続けたぐらいでマッチョにはならないが。

しかし負担も比例して大きくなるので、体力や健康に自信が無いなら無理はせず、アイソメトリクスなどの静的運動をした方が無難。
事実、運動不足で不健康な人が急に強い運動をして高血圧→死亡の黄金パターンは毎年恒例。
健康のための運動で死んだら目も当てられない……
特に40代以上の人は無理をしないように気をつけよう。

近年はテレビゲーム等でも気軽にガッツリトレーニングも可能なので、家トレしたい人は試してみると良いだろう。
体幹の筋肉(インナーマッスル)は鍛えることで姿勢も良くなり、鍛えるにはアイソメトリクス系の運動の比率が高いため、こちらからやるといい。

カロリー制限をすると体は体脂肪をエネルギーにするだけでなく、筋肉を減らしてエネルギー消費を抑えようとする。
このため、カロリー制限だけで痩せようとすると筋肉量も減ることになり、体重が減ってもまた太りやすくなる。
タンパク質を摂取して筋トレも継続し、筋肉量を維持する方が痩せやすくなる。

ちなみに「筋肉が減ると基礎代謝が落ちるから太りやすくなる」とよく言われるが、実は筋肉1kgあたりの1日の基礎代謝量はたったの13kcalしかない。
これは1粒300mのグリコにすら満たず、ゆっくり5分ほど歩くだけでもペイできるレベルである。
ではなぜ筋肉量低下で太りやすくなるかというと、筋肉がないと疲れやすくなり、この最低限の運動すらも億劫になってしまうからだ。
運動習慣を失わないためにも、多少の筋肉はつけておくことが望ましい。


上記が代表的かつ最も適切なダイエットであり、この3つを組み合わせて無理なく行うことが効率良く健康的に痩せる秘訣となる。
加えて湯船に浸かったり、サウナを楽しむのも代謝アップとカロリー消費に大きく貢献してくれる。
トレーニング後の銭湯などは健康的なダイエットの黄金パターンと言えるだろう。
ただしサウナはくれぐれも無理をしないように。脱水症状で死ぬぞ。
あとサウナからのいきなり水風呂にドボンといった無理な温冷交代浴は血管にダメージが行くし、血圧の乱高下で最悪意識を失うこともあるのでやめておこう。



間違ったダイエット方法


W A R N I N G !

以下のダイエットは一見非常に高い効果を示すように見えますが、非常にハイリスク超ローリターン……否それ以下となっており、下手をしなくとも大半の場合逆効果となってしまいます。できる限り行わない事をオススメします。


絶食、極端な食事制限


間違いダイエットの代表格。カロリー制限と異なり何も食べずに、あるいは水だけで生活して、無理矢理に体重を減らす。
生きるための食事を放棄するので、必要な栄養も0になり栄養失調による肌荒れ・頬痩け・集中力低下・ストレス増加・免疫力低下、女性の場合は加えて生理不順によるホルモンバランスの大きな乱れ、最悪の場合拒食症に移行し年単位苦しむなどのマイナス要素もてんこ盛り。下手すれば餓死する
更に人によっては絶食状態でも生き抜くために体質が変化(ホメオスタシス:恒常性)して、代謝低下・低燃費の体内ため込み型になる。
そのためせっかく減量に成功しても、普通の生活に戻した途端リバウンドが……という悪夢も。
大昔はダイエットと言えばこれのイメージだったが、栄養学の進んだ現代においては基本的に否定されている

自分は大丈夫だと思っていても大丈夫じゃない場合が多いので基本的には避けたほうが良い。
Twitter等でも極端なファスティングをしている女子が自慢のボディを公開していたりするが、身長160cm程度に対し体重40kg以下がザラだったりと、明らかに不健康である。
外見も痩せてる……というより明らかにやつれて骨と皮状態になっており、人によっては閲覧注意な状態になっていることも。

また絶食とまでいかなくても急な無理な食事量の制限も危険。食事制限をするならばカロリー計算と栄養バランスを考えた食事は必須である。
仮に痩せたとしても筋力等も衰えてしまい痩せ続けるために必要な運動すら行えなくなる場合もある。

2010年代以降、キュレーションサイトなどで安易に長期の断食を推奨する記事が雨後の筍のように乱立し、若い世代が「 人間は1週間や10日間といった長期間の断食が出来て当たり前 」という勘違いを起こす原因になっている。
本当に長期間の断食の経験のある人が書いた記事であれば「これが今時のダイエット!」などとは軽々しくおススメ出来ない筈である。よって、 ほとんどが妄想による作り話の記事 と言って良い。
そもそも長期間の断食にはリフィーディング症候群という断食終了後のリスクがあってだな…


極論や自己流に基づく糖質制限

総カロリーの中で糖質の摂取割合を減らしてタンパク質や脂質の割合を増やせば、ケトン体質となって痩せるという理論である。
これ自体は事実であり、古くはマッスル北村が植物性油脂や魚介性油脂を使った「オイルダイエット」を減量期に取り入れていた。

だが一部で
  • 「『カロリー理論』は嘘で、本当に正しい理論は糖代謝や糖質摂取量が肥満になるかどうかの絶対条件である『糖質理論』」「糖質制限すれば摂取カロリーや運動に一切関係なく痩せる」
  • 「脂肪は細胞膜を作るのに必要で、余剰分は便として排出されるので、脂肪はいくら摂取しても問題ない」
という極論が唱えられている。
これは「 じゃあ何故刑務所暮らしの犯罪者は米中心の食生活なのにスリムで、刑務所暮らしに肥満体 がいないのか。ということはカロリー理論が正しいじゃないか」と論破されている。
そもそも「脂肪が便として排出される」という状態は 只の消化不良 である。
「人間の体に一番良いのは脂身たっぷりの肉」「人間の祖先は脂身を主食とした肉食動物であった」という極端な糖質理論に「根拠」を与える言説も、大体において野生動物と家畜の資質の量が根本から違うことを考慮しない詭弁である。

実際にやってみると分かるが「総摂取カロリーの内、脂質90%・タンパク質10%の食事が理想」という極論に基づく糖質制限は、ものの数日で盛大に腹を壊す上に内蔵の数値がおかしくなる危険なダイエットであり、そもそも絶対的に糖質が足りないため満腹感がいつまで経っても得られないので逆効果である。
そもそも医療用ケトジェニック食事療法においても 普通に現役の医師の監修があった場合ですら失敗することが少なくない ので、自己流の糖質制限は論外である。


サプリダイエット


絶食、断食の亜種。
必要な栄養はサプリでOK!と言う人が行ったりするが、あくまでサプリは補助的な存在に過ぎない。
サプリ単体で飲んでも、全部栄養として吸収されるわけではなく、サプリだけではタンパク質などが致命的に不足している
CMやネット広告などを鵜呑みにしない方が良い。

プロテインでタンパク質を補充する人もいるが、飲み過ぎは肝臓に負担をかける可能性もあるので飲み過ぎ注意。

エネルギー効率を上げる栄養素であり、日頃あまり意識して摂取する機会がないビタミンB1やビタミンDのサプリメントは購入する価値あり。こちらは栄養補助食品として薬局にも売っている。
ダイエット意識してない人も日頃この栄養摂ってないなと感じたらマルチミネラル、マルチビタミンを摂取するのもいいだろう。

脂肪の吸収を抑える系のサプリもあるが、ドカ食いをなかったことにするような効果は無いので頼りすぎないように。

また、どんなサプリにしても過剰摂取には注意であり、飲み過ぎるを害を及ぼす場合もある
何の栄養素を、どれくらいの量を摂取したのかを(食事での接種分も含めて)計算しながら使用することが望ましい。


やせ薬


薬と言えば効果的で良いイメージが浸透しているが、「劇的に痩せる=身体に強く影響する=重篤な副作用が起こり得る」であり、注意が必要。
また、高額なだけで効果がない怪しいサプリメントも多数販売されている。

海外などから医薬品を個人輸入する者もいるが、特定の疾患の治療薬の副作用などを利用しているような場合もあり、ダイエットにおいては「やせ薬=劇薬」の認識で大体合っている。
下手したら肝臓や腎臓などの臓器に甚大なダメージを受けて痩せるどころの次元ではなくなる。

近年では、ネットを通じて個人が輸入を代行・斡旋する、仲介に立つなどして「売る側」にもなれるようになった……いや、なってしまったため、トラブルは後を絶たない。
なお、無許可で医薬品を販売すると違法行為として処罰されるため、くれぐれも個人輸入した医薬品などを転売しないように

高額な割に効果が期待できないサプリメントも多数販売されている。つまり詐欺商品である。
肝心の広告も「宿便がドババ!」とかいう意味の分からないもの*5や、「脂肪がドババ!」という一体何がどこからドバーっと出てるのかすらわからないもの等明らかに怪しいシロモノが多く、大半の人は胡散臭いと気付くだろう。
こうした商品を買ってもお金を無駄にする可能性が高い。正直なんで広告主が逮捕されないのか不思議なレベル。
こうした怪しいサプリメントはドラッグストアやディスカウントストアなどでも結構売られており、いずれにしても効能がハッキリ記載されていない物はあまり期待しない方が賢明である

中性脂肪などを減らす医薬品などもあるが、長年かけて副作用などを検証しており、医者や薬剤師の管理のもとで服用するならば概ね安全である*6
また、そうした医薬品であっても短期間で劇的に、しかも運動も食生活の改善も無しでダイエットできるものではない
それを「すぐに、劇的に効果が出る」なんて謡う薬品がどんなシロモノなのか直感で理解できるはず。安易に薬に頼ろうとするのは危険である。

また、覚せい剤やMDMAなどの違法薬物などにも手を出してはいけない。
抵抗を薄れさせるために、売人が「やせ薬」と称して販売しているケースもあり注意が必要。
購入、所持すれば逮捕されるだけでなく、依存症や急性中毒などの取り返しのつかない問題が起こる可能性もあり、絶対に手を出してはいけない。


宗教、マルチ、カルト、ネットワークビジネス


修行、自己研鑽と称して集団で運動したり、みんなで上述のサプリなどを服用させるタイプ。
一人で行うのは不安だし長続きしないが、仲間がいるのは頼もしい……という心理の裏を突いた罠。
最初はただのヨガ教室、運動クラブだったはずなのに、仲間に囲まれて高額なサプリを買わされた、しかも仲間だと思っていた人々が全員グルだった……なんてのはバブル時代からも存在する常套手段である。
近年では「事業家集団」*7という起業を目指す若者たちの社会人サークルがこの手の集会を開き、最終的に洗脳したり仲間意識に強く訴えかけるなどして高額なサプリを買わせるなどと言った事例が報告されている。
一人でジムでトレーニングしてる人間に話しかけてきて、一緒にフットサルやりましょうとか言い出した人間はまず間違いなくクロなので相手にしないこと。
都会の公園でテントサウナを開いている連中とかも怪しい。
近年の悪徳商法を纏めた漫画『カモのネギには毒がある』などでも、こうした例が紹介されているので興味があれば読んでみよう。


オナニー/SEXダイエット


ある意味、これが本当のハイリスク・ハイリターン。
オナニーSEX中は、地味に体温が上がり、消費するカロリーが高いためなかなかの成果が期待できる。
それを題材にするマンガもチラホラあるので、アニオタ民なら聞いた人も多いのではないだろうか。
ただし、これはヤリすぎると男性の場合はEDやテクノブレイク、腹上死などなりかねない。
女性は妊娠に注意。生でポンポンヤらないように!

因みに、この方法は体内の性ホルモンを活性化させるため、女性は肌の艶が良くなったりと特典も多い。
男性の場合、男性ホルモンの活性化となり、薄毛(髪)・剛毛(髪以外)・タンパク質を筋肉に………

………ダンディーな人になれるね!

まぁ、性ホルモン関係は個人差が激しい上に俗説も多いため、薄毛や剛毛などの話はあまり当てにならないが。
あと精液には亜鉛などのかなり重要な栄養素も含まれており、いたずらに射精しまくるとガチでこれらの栄養不足に陥る可能性がある
一日10回くらいヌけば栄養不足でやつれてハゲるかもしれない。本気でオナニーダイエットをするならこのあたりの栄養素もちゃんと意識して摂ろう。
また性的興奮によって分泌される男性ホルモンの中には皮脂の分泌も促進させる効果があるので、ニキビとかができやすくなったりする。洗顔などのケアもしっかりと。
また、真夜中にオナニーやセックスをすること自体が、生活習慣の面で良いとは言えないので注意しよう。


余談

女性の場合ある程度の脂肪は子育ての観点上必要な為、無理に体重を減らすと体温調節が下手になったり、排卵日がズれ、最悪子供が産めない体になってしまう。十分気を付けよう。
もちろん男性であっても脂肪の減らし過ぎは身体に毒である。
徹底的に脂肪を落とすボディービルダー等は免疫が弱く風邪をひきやすいのは近年よく知られている。
そこまで極端でなくても、ある程度の減量経験がある人には「冬がつらくなった」「寒い日の外出が億劫になった」という人は多いだろう。

なお、よく美容系インフルエンサーなんかが「部分痩せ」と口にするが、これについては現代医学で不可能と言われている
理由は簡単で、筋肉と異なり体脂肪は部位毎に分かれておらず、全て繋がっているから。
増える時は全体的に増えるし減る時は全体的に減るだけである。
部分痩せができると称してアップされている写真は大抵加工してあるかビフォーアフターで別人の写真を使っているだけである。
ちなみに女性のバストも脂肪なので、当然ながら痩せると小さくなる。

日常でダイエットと言う単語をよく耳にするが、それはただ単に金になるからである。
現代人、特に思春期に入ってからは、他人の目が非常に気になるようになる。
特に少し太っていると、同年代のネタにされたり、場合によってはイジメの原因にされたりする。それは痩せすぎていても起こる。
それを笑い飛ばしたり、自分の持ちネタとして個性という長所に変える強さがあればいいが、どうしたって耐えられない人間はいる。

だって、人間だもの

そういったコンプレックスを抱えた人間を食い物にするため、悪い大人たちは動き出すのだ……



コッチヲミテゴラン……?




これをすれば、アナタも簡単にダイエットが出来る!?




サア、オイデ……


上記のような重い理由でなくても、現代はスタイルがいい=モテる=痩せているという思い込みが強いため、ダイエットに興味を示す人間は多い。

そのため、安易なダイエットサプリや、特定の食べ物を使った○○ダイエット、ダイエットマシーンなどが氾濫することとなる。

ただ、(特に一昔前の)雑誌やテレビ、怪しいインフルエンサーのSNSなどで紹介される物、などは、大抵が眉唾ものであったり、体調を悪くするものが多い。

食べ物を限定する類のダイエットは、栄養が偏って脚気などの病気になる恐れがあるので、個人の判断でやるのは止めた方が正解だろう。


まぁ、確かに体重は減るとは思うが、それは「痩せた」というより「やつれた」だけ。

だって、必要なエネルギーにまず足りてないし。
残念な事に、マスコミは幾ら身体に悪くても、そういったマイナスイメージを伝える事はほとんどしない。
視聴者だって、辛いことは見たくないよね?

まぁぶっちゃけ、そんな事伝えたら売り上げとか視聴率に響(ry

また仮に効果があったとしても個人差があるし、結果が出ているとしても使用者の状況が違えば当然効力は変わってしまう。
極端な例えだが、食生活が非常に悪い人がダイエットサプリの接種で痩せたとして、ダイエットサプリの効果ではなく食生活がそれによって改善されたから痩せた……可能性もあるということ。


ダイエットをする際、キツいメニューを組んでもストレスとなって長くは続かない。
また、ダイエットの効果も個人の体質で全く変わってくるため、自分に合った方法を探す必要がある。
昨今人気のダイエットのほとんどは「それでちゃんと痩せられるの?」というくらい緩いものも多いが、むしろそれがダイエットとして正しいと言える。
大半の人にとってはその方が長く続くのだから、ハードなメニューより余程効果的なのだ。
ダイエットは一日にしてならず。月に500gしか減らなくても、一年続ければ6kgになる。

自分の性格と相談して、ストレスのかからないメニューを決めて付き合っていこう。

そもそも太るということは生活習慣の中に太る要因があるためであり、ダイエットをするということは日常生活の習慣を修正するものと考えた方がいい。
痩せたところで、太る生活習慣に戻しては元の体重に戻るのは時間の問題である。
体重を減らすパートが終わったら、その体重を維持するパートを一生続ける気持ちでいた方がよい
言い換えれば、ダイエットは「一生レベルの生活改善」と言えるだろう。

そうでなくとも成人を超えると年齢と共に体力も落ちていくのが人間の常であり、そういった要素を考えて生活習慣を調整したい。





最後にこの項目を見ている(かも知れない)ダイエット中の方へ…




近年は極端に瘦せ型のインフルエンサーなどが人気を博しているが、「極端な痩せ型」になる必要があるのかをしっかり考えよう。
特に近年はマスメディアやネット等で無責任な情報やマウントが飛び交っており、そういった声に影響されて極端なダイエットに手をだしてしまう者も後を絶たない。
だが、スタイルばかりを気にして健康を損ねてしまっては本末転倒である。
特に女性は男性より痩せすぎによって被る健康被害が極めて大きいため、あまり周囲の声に惑わされず健康的なダイエットを行う事を徹底した方が良い。

また、アニメやマンガにでてくる女性ヒロインの体型なども参考にしてはいけない(特に萌え系・ギャルゲーの大半)ほとんどの場合、痩せすぎである。
身長160㎝で体重40㎏ちょっと……場合によっては30㎏台というBMI的には明らかに不健康を示唆されるレベルなのに「巨乳」「むちむち」扱いされているなど「アンタのそのお肉はどこから湧いて出てきてるん?…ま、まさか体重さs…あ、ご、ごめんなさい、失言でした…」な展開になっちゃうくらいにおかしいキャラも少なくない。
アレは都合の悪い物理法則だけそっちのけに出来る二次元だから成立するのであって、現実だと九分九厘痛ましいくらいにやつれた体型になる。
近年ではそんな指摘を受けてか、比較的現実的な体重設定の美少女や体重を明かさない女の子も増えつつある。


命を削ってまで痩せる必要など何処にも無いのだと言う事を忘れないで欲しい


追記、修正はカロリー計算しながらお願いします。

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最終更新:2026年07月21日 19:48

*1 体重が減れば負荷が減った分筋肉も落ちるので、そこまで単純な話ではないが。

*2 カロリーのみだとタンパク質も含まれるため

*3 当たり前だがコメに甘いすし酢を混ぜたシャリは結構な糖質爆弾であり、そこにトロやサーモンなどの脂質を加えているので普通に高カロリーである。

*4 同じ体積だと脂肪より筋肉の方が1.2倍ほど重い。

*5 医学的に(ダイエットで意味あるような)宿便は存在しない。

*6 副作用が一切ない訳ではない。

*7 チーム、環境とコロコロ名前を変える。上の連中はなまじ頭がいいので、この手のネット対策は万全なのである