ラチェット&クランク3のガラメカ一覧

登録日:2019/02/18 (月) 20:33:22
更新日:2025/03/23 Sun 09:44:16
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ラチェット&クランクの第三作、「ラチェット&クランク3 突撃!ガラクチック レンジャーズ」に登場するガラメカを
武器の特性および大まかな使い勝手の説明および評価をここに記す。


【ガラクトロン製ガラメカ】

今回の舞台は初代と同じズガガ銀河なので、ガラクトロンが主流となる。


  • ショックブラスター→ショックキャノン
初期装備のショットガン。性能・外見共に前作のブリッツガンとよく似ている。メガコープに対抗したのだろうか?
V2以降から溜め撃ちが可能になる。
素の威力はレンチに毛が生えた程度と、武器ガラメカとしては最低の数値なのでまともに火力を発揮するなら溜め撃ち前提で使うことになる。

ショックキャノンにアップグレードすると、ブラスター時点では威力と攻撃範囲が広がるだけだったのに対し、
一直線上になぎ倒すような破壊光線を放射するようになり、順当にプレイしていれば最初にアップグレードするであろうガラメカ。
入手当初~順当に進めばだいたいダックスあたりまでではまず耐えられる敵はいないといっていい。
しかし、ブラスター時点では溜め撃ちでも消費する弾薬は1発だったのに対し、
キャノンまでアップグレードすると一気に10発も消費してしまい、フルチャージで5発撃てば弾切れになるので注意。
威力そのままにグレードをお好みで調整できればよかったのになガラメカその1。

なお、一周目では溜め撃ちでも次第に威力が物足りなくなってくるが、メガウェポンになると一転、溜め打ちしたときの威力は全ガラメカ中最大になるのがおもしろい。
またフルチャージ時は放出時間も少し延びるので薙ぎ払い攻撃のような使い方もできる点を覚えておけば10発消費に相応しい攻撃性能を発揮できる。


  • ナイトロボーン→ナイトロンガバー
初期装備のグレネードランチャー。初代から連なる爆弾投擲系武器。
前作のワイドボーン同様、序盤では大物狙いで活躍するが、次第に火力を求めるならスナイパーライフル、攻撃範囲を求めるならバウンダー、両方が同時に欲しくなればディスクガンやプラズマに出番を取られがち。
同じグレネード系ガラメカのバウンダーとの差別化点として、バウンダーがある程度タイムラグがあるのに対し、こちらは瞬間火力で勝る。
特にぜんめつバトルショーで、敵が出てくるところを読んで扉にめがけて撃てば一瞬で一網打尽に出来る*1ので、
それさえ活かせれば活躍の幅は広がるし、他の強力な武器ガラメカの弾薬の温存も出来てお得である。
一周目ではだいたい墜落現場あたりから威力不足を感じ始めてくるだろうが、二周目でメガウェポンになると他のガラメカに決して引けをとらない火力を確保できるようになり、ますます使い勝手は良くなって行く。
進化して行くと爆弾炸裂時にエネルギーミサイルが飛び出し、爆発範囲から離れた敵にも攻撃可能になるが、こちらはほぼオマケと考えて良い。


  • プラズマロープ→カンタムロープ
周囲360°を薙ぎ払う鞭型の接近戦用ガラメカ。弾数制限が付いた代わりに攻撃範囲が広がったレンチと考えて良い。
つまり同じ接近戦用ガラメカでも、パンチングラブと違って弾薬の概念がある。
威力そのものは溜め無しショックブラスター並み、つまりレンチに毛が生えた程度しかないが、もともとレンチ一発で死ぬ程度の雑魚を一網打尽にするためのものなので威力の低さはほぼデメリットになっていない。
しかも連続で振れば敵を怯ませ続けられるため、ある程度の耐久力を持つ雑魚だろうと、怯んでいるうちに連続攻撃で倒せてしまう
さすがにガードボット・ヘビーガンナーやジャイアント・メガボット、ティラノイドテトラなどの大物や空中の敵相手にはムリな相談だが…。
レンチと同じく投擲も可能。弾薬一発で複数回のダメージ判定があるため、ぜんめつバトルショーの「きゅうきょくロープマッチ」では弾薬節約に重宝する。
最初に訪れる惑星・フロラーナで手に入り、本体、弾薬の価格も非常に安い。ベルディンの時点で稼ぎを怠らなければ、フロラーナに到着した時点で購入可能になっているだろう。
だいたいティラノイドどもを欠かさず全滅させ、箱もくまなく壊せば足りるくらいのお手ごろな値段である。
進化して行くと衝撃波を放ち、遠方の敵にも攻撃する事が可能になる。衝撃波の威力はかなり頼りないため、あくまでザコ掃討や牽制用の機能であるが。
アップグレード後は威力の向上や衝撃波が出る様になる他は鞭の色がオレンジから紺色に変わるだけで、使い勝手は大差ない。

メガウェポンになると、二周目特有の倍率を稼ぐために適当に雑魚を蹴散らしていけば
あっという間に最大の20倍まで膨れ上がる、まさに「最初から最後まで頼れる」万能ガラメカと言っても過言ではない。

オマケとして、装備していると手元が明るくなるため、暗所で使用する事で足元の確認ができるという副次効果がある。
……その必要がある機会は極少ないが……


  • N60ストーム→N90ハリケーン
おなじみのマシンガン系。
アップグレード後の見た目は前作のヘビーランサーにちょっと似ている。
やたら数値上の威力が高く設定されているが、これは5、6発当てた合計だと思われる。
確かに弾数は多いが、弾薬の値段が歴代のマシンガンガラメカに比べ、微妙に高い。
跳弾(V2以降)、ロックチューン(V3以降)、ショックチューン(V4以降。電磁誘導で隣の敵を巻き込む)が付くことにより初代のマシーンブラスターよりだいぶ使いやすくなったが、
それでも雑魚相手にはプラズマロープ、真っ直ぐ飛ぶガラメカにしてもランペイジャーの方が使いやすくとどめにショックチューンならプラズマコイルという強力ガラメカの壁が立ちはだかり、あらゆる意味で序盤用武器の域を出ない。

一応、スナイパーが手に入るまでは貴重な遠距離攻撃手段なので、一周目の中盤までなら役に立つ。
中盤以降は力不足な感が目立ってくるが、序盤の攻略のために買っておいて損は無い。


  • ガスプッシャー→ガスボーン
敵の脳みそをナノウィルスで汚染し、ウィルスの毒素によってスリップダメージを与えながら同士討ちさせる。
ちなみに感染させても他に敵が居ない場合攻撃はそのままラチェットのままだが、数秒後に敵が即死する。
具体的にはどうやら致死ダメージを与えてはじめて同士討ち行動を始めるようになって時間経過で倒れる仕組みのようだ。

一部のドSプレイヤーは、コートニーのバックダンサー相手に撃つリョナプレイを好むようだが、
それにしたって、まともにプレイするならホーダインとアクマンを合わせた上で、ロープやナイトロンでなぎ払ってしまったほうが数倍効率的なのは言うまでもない。

アップグレードすると、ボーンの名にたがわず、爆弾状にナノウィルスをばら撒き結果的により広範囲に感染させることができるようになった。
最終ステージ・マイロンのスキルポイントのひとつ「プッシュプッシュプッシュ」は事実上、アップグレードさせないと不可能と断言していい。
なぜなら、ナノウィルスの感染性能は、前述の感染の仕様から攻撃力に依存するので、攻撃力が低すぎると感染すらしないからだ。
無論二周目で使うつもりなら、メガウェポンにしないと話にならないのは言うまでもない。

なお、ガスプッシャーの発射音はオゲェッ、ガスボーンの爆弾の爆発音はベチャアッと、お世辞にも気色が良いとは言い難い音なのが隠れた難点。


  • サックキャノン→ボルテックスキャノン
初代から帰って来たガラメカその1。
元々はブラーグが開発した武器のはずだが、本作ではガラクトロンが「人気に応えて復活」として売っている。デザインが初代と比べて大幅に変わっているのはその関係だと思われる。
ブラーグ一味は既に滅んでいるとはいえ、もしコピー品だとしたらガラクトロンも中々ブラックである
性能は初代同様、小さな敵……のみならず、箱まで吸い込めるようになった。
弾薬箱を吸い込んでも普通に弾薬が手に入り、また爆発箱を吸い込んでもダメージは無い。爆発箱を安全に処理しつつ弾薬にする事ができるのも隠れた利点。
また、1発でも敵を吸い込んだ状態では吸い直しができなかった初代と異なり、本作では一度レンチを振ってから装備し直すとその瞬間だけ追加で吸い込むことができるようになったのもありがたい。

まず購入当初から、吸い込める数が10個(匹)と初代のなんと倍になっており火力もナイトロボーンに次ぐ……と、お金を節約するならしばらくの間これ一本でやっていけないこともない代物。
一周目ではだいたいオバーニ・ドラコあたりが限界だろうか?
二周目以降は全体的な平均火力上昇に伴い、最後まで十二分にイケる。

また、小さい敵なら問答無用で吸い込める以上、コーロスから現れる小型ザコとして逸脱した攻撃力*2を持つドローンボットの処理にはもはやこの上ない最適解であり、
なんなら1周目はさすがに威力自体力不足とはいえ、2周目のメガウェポンであれば同じく群れて沸いてくる強敵、コマンダー・バトルボットも前述の上昇した火力で軽く撃破できてしまう。

さらに言えば、基本的に飛び道具はV3以降にロックチューンが付くのが普通なはずが、このガラメカには例外的にロックチューンがつかないのだが、打ち出されるザコ=弾の当たり判定が見た目以上に大きく、カス当たりに見えても直撃扱いなので、想像以上に命中率も高いのも強みである。

ボルテックスキャノンになると、吸い込まれた敵が炎上した状態で打ち出される。
ただし、サックキャノンでは、箱を吸い込んで、壁に向かって吐き出してはわざと入水自殺すると箱は復活する仕様から、
無限にボルトを稼ぐことが出来たがボルテックスキャノンになるとその裏技が使えなくなってしまう。(自殺しても箱が復活しない)

威力そのままにグレードをお好みで調整できればよかったのになガラメカその2。


  • ヒドラスピッター→メデューサー
複数の対象をまとめてロックオンして電撃を放射する。
威力そのものは決して低いわけではないのだが、少なくとも一周目では火力不足を感じるし、
そもそも複数を相手取るならプラズマロープかナイトロボーンで良いという結論になりがちで、基本的にいらない子扱いされがちな不遇なガラメカ。
そもそも一度にロックオンできる数も問題で、V1時点ではたったの3体しかロックオンできず、メデューサーになってやっと7体と実用範囲内な数になるのだが、
その頃には主に火力面で他のガラメカに出番を奪われがちなとことん可哀想なガラメカ。ラチェクラの「電撃属性武器は強い法則」の例外


  • アクマングラブ→マオーングラブ
初代から帰って来たガラメカその2。
V1の時点では突進して自爆する小型ロボを4体召喚するだけだが、その時点でやたら威力が高い。
さらにV2以降ではレーザーキャノンを装備し、援護射撃をするようになる。もしかしてメガコープのシンセノイドの特許を借りたのだろうか?
頼りない火力だったシンセノイドとは異なりこちらはかなり強力。

マオーングラブになると、宙に浮くようになり、空中の敵にも対応するようになっただけでなくメガウェポンにしなくても二周目で十二分に通用する鬼のような火力を発揮する。
参考までに、他の火力自慢のオメガウェポン(V8。最高グレード)≒マオーングラブV5である。無論メガウェポンにしたらの火力はこれ以上は説明不要な領域である。


  • スナイパーライフル→スプリッターライフル
パルスライフルの血を継ぐ、その名の通りの狙撃銃。見た目も使い勝手も弱点もあちらとほぼ同じ。
狙撃系ガラメカという特性上流石に万能とはいかないが、プラズマロープとは違った意味で「最初から最後まで頼れる」ガラメカである。
まず威力が全ガラメカ中最強クラスで、ガードボット・ヘビーガンナーやらジャイアントメガボットやら大物どもが、これ一発であっさり轟沈していく。
むしろちょうどこれが発売されるダックスでヘビーガンナーに殺られまくって足踏み喰らっていたところ思い切ってこれを買ったらあっさり突破できたというコマンドーも多いだろう。
腰だめでもエイムアシストがないだけで発砲自体は出来るので、腕に自信があるなら硬い敵に腰だめで撃つのもアリ。
当然だが、狙撃系ガラメカである以上、射程は最長である。
後述のホロングラブとの組み合わせは相手にとっては最早理不尽以外何者でもない
進化すると貫通効果を持つがオマケに近い。


  • ランペイジャー→バーサーカー
おなじみのバズーカ系。

本作では素の威力こそスナイパーライフルに大きく劣る反面連射が利き、ロックチューンのおかげで取り回しがいいので、バズーカというよりアサルトライフルみたいな感覚で扱ったほうがいい。
つまり今までのバズーカ系のように一発にかける一撃必殺ではなく、むしろ手数で勝負する一味も二味も違う使い勝手なのは頭に置いておこう。弾数も連射型相応に多め。

アップグレードすると、当たった箇所から、小型ミサイルがそれぞれ独立してターゲットを追いかけて攻撃するが、ぶっちゃけこれもオマケ程度ととらえたほうがいい。

一周目でも「ぜんめつバトルショー」のスコルピオを30分を狩り続ければバーサーカーまで進化する。手早く強化したいならこれがオススメ。
名前はアップグレード前が「暴れん坊」、アップグレード後が「狂戦士」という意味で、以降もバズーカ系は「○○er」というネーミングが伝統となる*3


  • ホロングラブ→ホロダイングラブ
前方に平たく丸いシールドを展開する防御用ガラメカ。アップグレード後の名前がホーダイングラブと非常に紛らわしい。
攻撃力の数値は、厳密には耐久力の数値だと思われる。
アップグレード後は、隣接した敵の体力を吸収するようになり、それは主にぜんめつバトルショーで活かされるようになる。
ガードボット・ヘビーガンナーの攻撃をこの盾で受けさせ続ければあっという間に成長し、意識して経験値を稼いでいくと(順当に進んだ場合)恐らくショックブラスターの次くらいにアップグレードすると思われる。
そしてこのガラメカの恐ろしいところは敵の攻撃は完全にブロックしておきながら、ラチェットの攻撃は問題なく素通しすることである。
これを貼っておけば、弾幕飛び交う危険地帯でも問題なくスナイパーライフルをスタンバイでき、
正面からの攻撃を無効化しつつ、自分は超火力の一撃を叩き込むという敵にとっては理不尽な戦法を取れる。

ダメージが限界に近付くとシールドの端がチカチカするので、ホロンシールドを盾に狙撃中はよく見ておこう。


  • ディスクブレーダー→マルチディスクガン
名前どおり円盤の刃物を撃ち出すガラメカ。
前作で言うシュリケングラブにあたるガラメカだが、入手は後半なので威力も相応に高くなっている。*4
V2以降は壁に跳ね返るとき、物理法則を無視して敵を追尾するようになるので、何も考えなくても勝手に攻撃が当たってくれる。
おまけに射程もスナイパーライフル並みに長いので予想外のところで攻撃が届くことも多々ある。

アップグレードすると、壁に跳ね返るたび最大16枚まで分裂し、その分裂したディスク一つ一つが敵を追いかけるという、
一昔前のゲームなら処理落ちどころかフリーズしかねないような異常事態をさらっと平気で引き起こす恐ろしいガラメカ。
閉鎖空間ならコレを連射しながら走り回るだけで敵を全滅させられるという凄まじい性能にア然とするだろう。


  • ブラックホーラー→ブラックスラッシャー
文字通りブラックホールを発生させ、敵を吸い込む。
進化して行くとブラックホールから低威力の電撃を放つ様になる。
基本的にサックキャノン同様小さな敵しか吸い込めないが、アップグレード後はブラックホール同士が融合して膨らませて巨大化させることができ、大きな敵も吸い込むことが出来るようになる。
普通に使う分にはスナイパーでブチ抜くなりディスクをバラ撒くなりした方が早いのでステージ攻略中は使いにくいが、
ブラックホールは一定時間その場に残り続け、その場を離れても敵を吸い込み続けてくれる性質から、バトルアリーナや防衛ミッションの様な、一定範囲で大量の敵と戦い続け、かつ敵の出現位置がある程度分かっているシチュエーションで強みを発揮する。
ブラックホールを設置した方面をしばらく放置でき、かつ同時に他の敵に攻撃できるため便利。

なお、その性質上、攻撃力の数値が何を意味するのかは全く不明である
またこのテの武器としては珍しく、ブラックホールに敵を吸い込んでもお金はしっかり吐き出してくれるので獲得資金が減ったりはしない。


  • メルモクワッガー→クワッグブリッツァー
おなじみメルモ系。今回は敵をアヒルに変えて無力化する。
少なくともV1の時点ではブラックホーラー同様攻撃力の数値が何を意味しているのかは全く不明である
一説には変換速度では?という声もあるけど、それにしてはやけに数値が高く(1000、ナイトロンガバーV5を軽く上回る)、やはりいまいちよくわからないことになっている。
V2以降はタマゴばくだんを産むようになる(もれなくメスのアヒルに変換するのだろうか?)ので
攻撃力の数値はそのタマゴのものと思われるが、それにしたって規格外な威力である。

クワッグブリッツァーになると、最初の一体目でフェニックスを召喚する
その火の鳥は敵に向かって自動的に体当たりし、耐久力が続く限りボロ雑巾になるまでこき使うことが出来る
さらにメルモ系である以上、弾薬の概念がない、つまり無限である。
なお、フェニックスは一度に一匹のみで、それ以降の変換した敵は初代のバルルングラブよろしくデコイ(囮)機能を持ったオレンジ色のアヒルとなる。
もちろんタマゴばくだんは健在である。
当たり前だが、ぜんめつバトルショーでは八面六臂の活躍を見せる。

二周目以降はメガウェポンにしてないと露骨に変換に時間がかかるようになるので、なるべく速やかかつ優先的にメガウェポンにしておきたい。

1周目の値段はやけに高かったのに、メガウェポンは幸い安価な方なので、本格実用するなら早い段階でケチらず買ってしまおう。


  • ナンバー9→ナンバー9サウザンド
おなじみRYNO系。1周クリアするとショップに出現する。
今回は本体のみならず弾薬もぶっちぎりで最高額。
敵を複数体ロックオンし、高威力の誘導エネルギー弾を一斉発射するというRYNO系としておなじみの性能……だったのだが、
アップグレードすると撃ち出した弾が空中で光球を形成し、破裂して画面内の敵を灰にして全滅させるという、効果そのものとしてはむしろ前作のゾディアックに近い立ち位置のガラメカとなる。
殆どの雑魚なら一掃出来るし、ゾディアックと違ってボスにも効くので産廃というわけではないのだが、一発撃ってからダメージが発生するまで微妙にタイムラグがあり、V4までと比べるとDPSは若干落ちてしまう、「最強武器」と思って扱うと微妙なガッカリ感のある残念な武器。
威力そのままにグレードをお好みで調整できればよかったのになガラメカその5。

なお、このガラメカのみ唯一メガウェポンという概念がない。


【メガコープ製ガラメカ】

基本的にアクエイトスにあるひみつショップXにて購入することになる。
2のデータがあると、なんと問答無用で無料になる。(フィジージェット会長の贈り物って設定らしい)

  • ホーダイングラブ→マホーダイングラブ
援護射撃する砲台を設置する。
メガウェポンになると何気に全ガラメカ中ナンバー9を差し置いて最高の数値を記録するのだがこれも複数回当てたときの合計だと思われる。
何気に隠し氷属性
砲台が基本的に地べたに固定という特性上、忙しなく次から次へと進む通常の冒険・探索には向かないが、
特定の狭いエリアで戦うことになるぜんめつバトルショーやボス戦などでは八面六臂の活躍を魅せるのは言うまでもない。敵の攻撃を物陰に隠れて凌ぎつつ砲台に攻撃させる戦法も便利。
ただし、一度に展開できるのは4つまでなので、それ以降は幾ら出しても弾薬を無駄に消費するだけなのは頭に置いておこう。

前作のバルルングラブ同様、壁抜けに使われる事も多い。


  • マグマイザー→リキッドフリーザー
今回のバーナー系。「開発者は悪魔」なガラメカその3。
ノズルからマグマを吹きかけて敵にぶっかけるというとんだSMプレイを敢行する
ぐるぐる回れば、当然360度攻撃も可能…なのだが、それだったらプラズマロープ使ったほうが早いという結論に落ち着きがち。
今回のアップグレードは前作から全くの別物となり、ガッカリ性能だったメテオキャノンとは打って変わってアップグレード前そのままな使い勝手で運用できるようになったのだが……
何を血迷ったかノズルから液体窒素を噴射と属性が見事なまでに逆転してしまう
メテオキャノンも温度はむしろ下がっちゃったとは言われてたが、いくらなんでも温度下がりすぎである。
今回は単純かつ純粋なパワーアップを遂げているので、マグマイザーの独特の使い勝手を楽しみたかった人には嬉しい仕様と言えよう。プラズマの方が早いとは言ってもこちらが弱い訳ではない。

ラチェット&クランクの世界では基本的に属性相性という概念がないので気にする必要はないのだが、どうにも釈然としない進化論である。
喰らった敵は液体窒素で凍らせたバラの如く氷漬けになって粉々に砕け散るという、
アップグレード前とは違う道を行く残虐ファイトを敢行することになる。
前作のサーミネーターといい、ホーダイングラブといいメガコープは氷属性に定評があるようだ。

因みにマグマや液体窒素を噴射しながら二段ジャンプもできるため、空中で回転している時には空中に向けて発射される。
つまり、ティラノイド輸送機の真下で噴射しながら二段ジャンプすれば輸送機をダイレクト凍結できる。
ランペイジャーやらスナイパーライフルやら撃ち込んだ方が早い? ごもっとも。


  • バウンダー→ヘビーバウンダー
グレネードランチャーの亜変進化系。クォークアジトQQQに到達すると入荷する。
ラチェット達は10%OFFで購入したらしい。(それでも前作のデータがあればタダになってしまうが)
爆発した瞬間に次から次へと小型爆弾がクラスター爆弾のように次から次へと炸裂し、敵に多段ヒットによる追加ダメージを与える。
その特性上、何度攻撃されても、地べたを這いずり回ってでもしぶとく生き残るクォークボット相手に大活躍することになる。
メガウェポンになると、一発あたりの威力がナイトロンガバーに劣る。
多段ヒットか、瞬間火力かでお好みのほうを選ぼう。


  • プラズマコイル→プラズマストーム
プラズマボールを発射し、着弾すると近くの敵にも電撃でダメージを与えるガラメカ。最終ステージ前のコーロスに到着すると入荷する。
前作でも最強武器の一角だったが、その理由となる圧倒的威力と制圧能力は健在。
まず、威力が頭おかしい。V1の時点でスプリッターライフル並みとか普通じゃない。
当然ガードボット・ヘビーガンナーだろうがジャイアント・メガボットだろうがコロリコロリと即死させていく。
おまけにショックチューンがデフォルトで付いているので隣り合った敵にも無慈悲に頭おかしい威力の電撃が飛んでくる。
アップグレードすれば着弾せずともプラズマボールから近くの敵に電撃が走る仕様にパワーアップ。

こんなチート銃が前作のデータさえあれば問答無用でタダで手に入るのは破格。
(ひみつショップX曰く、中古品だったらしいが、それを差し引いてもタダで手に入れちゃったラチェットたちには当然文句を言う。そりゃそうだ)

ただ、さすがにメガウェポンはタダでは手に入らず値段もナンバー9に次ぐほど高価である。
しかし、威力はプラズマストームV5≒他の火力自慢なオメガウェポンなので、メガウェポン化は全然後回しで構わない。


  • シールドチャージャー→テスラバリアー
シールド発生装置。マイロン(最終ステージ)到達で入荷する。
ひみつショップX店員をして「あれ便利だったよね」と言わしめる使い勝手の良さは前作からそのまま引き継いでいる。

武器選択画面から選んだ瞬間ラチェットの周囲に敵の攻撃を完全に無効化するバリアーを張り、そのバリアーは身を守るだけでなく敵に体当たりすればそれだけでもダメージを与えることができる。
なお、攻撃力の数値は、ホロングラブのように耐久力の数値ではなく純粋に体当たりの攻撃力だと思われる。

アップグレードすると、敵は近寄っただけで感電する電撃を浴びせられ、威力そのものはタメなしショックブラスターすら下回る最低のモノとはいえ、小さい敵はほとんど寄せ付けないプレイが可能になる。
ただし、バリアーに守られている間でも、敵の攻撃に触れたら倍率はリセットされてしまう
フロラーナのスキルポイントのひとつ「おもいコンダラー」もこれに守られていようと、敵の攻撃に接触したら満たせないので、やはり悪いことは出来ない。
ちなみにアリーナのノーダメージ系チャレンジでは強制的に弾薬が0(使用不可)になる(チャレンジ終了後戻る)。前作でやりすぎた反省である。





追記・修正はオメガウェポントロフィーを取ってからお願いします。


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最終更新:2025年03月23日 09:44

*1 ぜんめつバトルショーの雑魚程度なら問題なく確殺出来る程度の火力はある

*2 順当に進んだ段階だと4、5発も喰らえば死ねる弾を弾幕のようにバラ撒いてくる

*3 初代のロケットバズーカは原語版では「Devastator(破壊者)」、2のコンパクトバズーカ/グレートバズーカはそれぞれ「Minirocket Tube」「Megarocket Canon」なので、厳密には元鞘に収まったと言うべきか

*4 ただし表記上の攻撃力は2、3回ほど連続で当たった合計だと思われる