SCP-1735

登録日:2019/05/27 Mon 11:48:42
更新日:2019/08/25 Sun 23:03:01
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なんとしてもあれを取り出すんだ。

SCP-1735は、シェアード・ワールドSCP Foundationに登場するオブジェクト (SCiP) である。項目名は『突破不能の障壁』。
オブジェクトクラスはSafe。

概要

まずこいつが何かというと、ニューファンドランド島の砂浜(北緯??.0000°、西経??.0000°)に存在する静的で移動不可能な目に見えない障壁……要するにバリアである。このバリアは球形をしており、中心から半径0.70メートルに広がっているようだ。
このオブジェクトが発見されたのは、2004年に起きたダートバイクの死亡事故の科学捜査を地元警察が行っている最中であった。バイク事故の原因がこの障壁だったのである。この捜査に関わった民間人にはAクラス記憶処置が施された。
財団がさらなる調査をした結果、SCP-1735との衝突によって生じた死亡事故は複数存在しており、最も過去のものは200年近く前、1823年3月12日になることが分かった。さらに、なんと漁船の転覆事件も1738年に発生しており、この障壁はまだ土地が砂浜になる前、海であった頃から存在していると推測されている。
なお、これらが超常的要因による事故であるということを示す報告は2004年が初めてであった。

特別収容プロトコルとして、障壁の天頂、天底、子午線の部分に工業用塗料を用いて太さ70ミリメートルの印を付けて目視可能にしており、砂浜一帯には一般人の立ち入りを防ぐ為に電気柵と2人の警備員が配置され、区域一帯はつねに監視下に置かれている。
なお現在付けられている印には触れることが出来ないため、再度印が付けられることは決してないとのこと。

さて、バリアとは基本的に何かを守る為の代物だが、こいつもある物を守っている。その守っている物とは――

――レジ袋である。

……意味がわからないって? 財団もわかっていないから安心してくれ。
とにかくこのSCP-1735は、レジ袋を中心として展開されている。内部のレジ袋は常に浮かびながら風の影響を受けているかのように揺れているが、外へ出てくることはない。
このレジ袋がいつから障壁内に存在するのかは不明。レジ袋の開発は古くとも1970年頃であり、もし300年前から存在していた場合明らかに時代を無視しているが……。

さて、このレジ袋が異常性の基点かもしれないと考えた財団は、レジ袋を障壁内から取り出そうと考えた。が、結果は全て失敗
財団の持つありとあらゆる手段で障壁の突破を試みたが、全く太刀打ちできず、突破は不可能であった。

「無理に突破しなくとも掘ってみればいいんじゃね?」と考えた財団はSCP-1735の周囲を掘り出してみた。ここで障壁が球形である事が判明したようだ。
掘り出しの結果、障壁内の砂などの内容物はすべて落下した。……がレジ袋は障壁内に留まったまま落ちてこなかった。なんでや!
その後、落ちてきた砂を障壁内へ戻そうとしたが、失敗。内から外への一方通行らしい。
この「障壁内からレジ袋を取り出そうプロジェクト」は現在も進行中であり、財団はその叡智を結集してなんとしてでもレジ袋を手に入れようと奮闘している。

変化

財団がSCP-1735の監視を続けていたところ、2010年1月27日に事件が発生。
風に乗って飛んで来た新しいレジ袋が、なんとSCP-1735の障壁を一切の抵抗なく突破
結果、以前のレジ袋と新たなレジ袋、二つが障壁内に存在する状態となった。
「レジ袋なら障壁を突破できるのか?」と考えた財団がレジ袋が障壁内に進入した環境の再現したが、結果は失敗。意図的に障壁内にレジ袋を進入させる事はできなかった。
このレジ袋の発生源の調査は現在財団の総力を以て進行中である。

追記・修正はレジ袋をバリアで完全防御してからお願いします。


CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-1735 - 突破不能の障壁
by 著者不明
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ttp://ja.scp-wiki.net/scp-1735

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