メン・イン・ブラック3(映画)

登録日:2019/06/14 Fri 21:32:20
更新日:2023/10/19 Thu 18:56:37
所要時間:約 5 分で読めます






私はZと40年仕事をしたが、1度も食事に招待されなかった。


家に招かれ、スポーツを見ようと誘われたこともない。


彼は私生活を一切打ち明けてくれなかった…














ありがとう。














MEN





IN





BLACK





3




■概要

メン・イン・ブラック3とは2012年に公開されたSFコメディ映画。前作、メン・イン・ブラック2から実に10年振りの新作。
監督は前作までと同じくバリー・ソネンフィルド。制作総指揮にはスティーブン・スピルバーグが名を連ねている。

シリーズの特徴であるブラックジョークやユーモア溢れる掛け合いは相変わらず、スタイリッシュなアクションに加えて思わずホロリとくる感動的なラストも持ち合わせる良作である。また、若き頃のKを演じたジョッシュ・ブローリン氏の、トミー・リー・ジョーンズの生き写しかと見まごう程のそのまんま感は非常に印象的。
舞台が60年代アメリカであるため、当時を知っている人ならニヤリとできる瞬間も多々存在している。



■あらすじ

MIBのベテランエージェントコンビ、JKはいつものように地球の平和を守るために任務をこなしていた。ある日、二人は通報を受けてある中華料理店に足を運ぶと、Kのかつての宿敵であるエイリアン、ボリスと遭遇する。なんとか敵を退けるとボリスは去り際に「お前はもう死んでいるんだ。」とKに吐き捨てる。

翌日、本部に出勤したJは皆がKの存在を覚えていないことに気付く。Oに詳細を尋ねると、Kは40年前にボリスに殺害され、すでにこの世にいないと知らされる。そして、Kが配備したアークネットも存在しておらず、ボグロダイト星人による地球侵略が開始してしまった。ボリスがタイムマシンを使って歴史を改変したことに気付いたJは、同じく1969年に飛んでボリスを始末し、地球を救うために奔走することとなる。
果たして地球とMIBの運命やいかに…!



■MIBとは

人間に擬態して地球に居住しているエイリアンたちを監視し、取り締まる秘密組織。外宇宙からの侵略などにも目を光らせている。組織の構成員になる場合はそれまでの人生を捨てるため、名前、住所、指紋などの痕跡を一切消去して一人のエージェントとして生まれ変わる。
技術もエイリアン由来の最新のモノを駆使しており、スペースガンやニューラライザーと呼ばれる記憶消去装置、飛行可能なハイテクカーなど様々な装備を所持。
69年の時点でもかなり大規模な組織形態を築いていた様子。
余談だが、海外における都市伝説が元ネタ。


■登場人物

●エージェントJ
演:ウィル・スミス
シリーズお馴染みの主人公。
かなりお調子者でお喋りな人物であり、エージェントとしての経験も深い。単純な技量ではKに及ばないが、持ち前のウィットに富んだ話術と咄嗟の機転で危険を切り抜ける。
Kとは長年コンビを組んでいるが、彼について知らないこともたくさんある模様。安月給。
上述の経緯で過去に飛ぶこととなり、地球を救うために過去のKやグリフィンと力を合わせてボリスと対決することとなる。父親は自身が幼いころに姿を消したことが語られ、形見である懐中時計を所持している。
60年代当時の差別思想にはかなり苦戦を強いられた。
「惑星ブサイクから来たみたいな顔してる。」


●エージェントK
演:トミー・リー・ジョーンズ
頑固でしかめ面なみんなお馴染み伝説のエージェント。
Jとのコンビ歴は長く、信頼関係を築いているようだが相変わらず呼び方は「小僧」やら「大将」やら散々である。もう結構な年齢ではあるが、エージェントとしての腕は衰えてないようだ。
中華料理店でボリスの宣戦布告を受け、過去にボリスを殺さなかったことを悔やみながら帰宅するが、突如として痕跡すら残さず消滅してしまう。
「答えを知りたくないことは質問しないほうがいい。」


●ヤング・エージェントK
演:ジョッシュ・ブローリン
過去の時代における若きエージェントK。この時代から既にMIBのエージェントとして勤務している。
現在の彼とは性格が大違いで、それほど無口でも無表情でも頑固でもない。実際に、未来から来たJを割とあっさり信用したり、一緒にエイリアンの頭でボーリングを楽しんだりした。Oとは結構良い感じの関係だった模様。任務中に行き詰まると落ち着くためにパイを食べに行く習慣がある。これは現代のKもしている。
29歳とのことだがぶっちゃけどう見ても中年。
未来から来たサイボーグレイシストでも、宇宙ゴリラでもない。


●グリフィン
演:マイケル・スタールバーグ
母星をボリスの一族によって滅ぼされたエイリアンの最後の生き残り。やけにモコモコした服装をしている。
過去、現在、未来を全て同時に見通しており、未来への無数の分岐を予知することができる。アークネットを所持しており、地球を救うためにJとKに協力する。
一般的に奇跡と呼ばれるものを「歴史のハイライト」と呼んで、好んで透視している。野球場のシーンは必見。


●ボリス・ジ・アニマル
演:ジュマイン・クレメント
Kの宿敵であるボグロダイト星人。目元にゴーグルっぽいレンズが埋め込まれている。片手に大きめの虫を飼っており、それを操って針を発射する。かなり短気で凶暴だが、あまり頭は良くない。
かつてKに片手を撃ち落とされて月面にある刑務所に収監されていたが、数十年の後に脱獄を果たした。その後、地球にいる電気屋さんのあんちゃんを訪ね、タイムマシンを入手。過去に飛んでKに復讐を果たし、仲間と共に地球侵略を開始する。…はずが、同じくタイムスリップしてきたJに阻止され、対決することとなる。
アニマルと呼ばれるのが気に入らず、呼ばれると「ただ、ボリスと呼べ」「ボリスだけでいい」反駁する。
「俺の意見は反対だ。」


●ヤング・ボリス
演:ジュマイン・クレメント
過去のボリス。Kを殺害することを画策するが、Jとのコンビに苦戦を強いられる。後に未来からの自分自身と手を組み、ロケット発射場での決戦に挑む。
未来のボリスに比べると心なしかシワが少ない。


●エージェントO
演:エマ・トンプソン
亡くなったZの後任としてMIBのリーダーになった女性エージェント。Jが時空断裂に関わっていることに気付き、タイムスリップで地球を救うよう命令する。Kとは親しい仲だった模様。
Zの告別式における彼女の感動的なスピーチは必見である。
「アァオ!アァオ!ァ!ァ!ァ!ア!」


●ヤング・エージェントO
演:アリス・イブ
若くて美人な過去のエージェントO。
当時はXの下で働いていた様子。Kとは良い感じの関係を築いている。未来ではそんな様子を微塵も感じさせないが。


●エージェントW/アンディ・ウォーフォル
演:ビル・ヘイダー
言うまでもなくアンディ・ウォーフォル。実はMIBエージェントであった。本人は別にアーティスト気質でもないようで、素は割と普通のおっちゃん。自身の仕事にはかなりうんざりしている様子。最近ネタ切れ気味。
「実に…超越的だ…」(投げやり)


●ジェフリー・プライス
演:マイケル・チャーナス
電気屋の兄ちゃん。恐らく地球人。
父、オバダイアから譲り受けたと思われるタイムマシンを2つ所持しており、ボリスに脅されて一つ奪われる。後になってJに説得されてタイムマシンを渡し、地球を救う希望を託す。
「あぁ~、これでいいかな。大体。」


●ジェームズ・ダレル・エドワーズ
演:マイク・コルター
ロケット発射場付近の警備を担当していたアフリカ系の軍人。アークネット配備のためにやってきたJ、K、グリフィンを捕縛して連れて行こうとするが、グリフィンによってある未来を見せられる。それによって心変わりし、一行に協力するように。
幼い息子がいるそうだが…。



■余談

  • 前作でもマイケル・ジャクソンによるカメオ出演があったが、実は今作においてもレディー・ガガやジャスティン・ビーバーらが少しだけ出演している。



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最終更新:2023年10月19日 18:56