怪魔族(妖怪ウォッチ)

登録日:2019/07/06 Sat 09:57:27
更新日:2025/08/15 Fri 13:09:34
所要時間:約 3 分で読めます




最凶〜♪最悪〜♪何が出てきても泣けてくる~♪


怪魔族妖怪ウォッチシリーズに登場する種族の一つ。
初出は『妖怪ウォッチ2』。種族が一新された『4』でも存続している。


【概要】

初出となる『妖怪ウォッチ2』の時点では、トキヲ・ウバウネの負の感情から生まれた妖怪で、ケータの時代には既に存在しないため、現代で開発された妖怪ウォッチでは姿を捉えることができないとされていた。

しかし、シリーズ展開が進むにつれて、ウバウネと関係のない怪魔族も登場し始めた。
いずれも発生源やエネルギー源など人間や妖怪の負の感情と密接に関わっている。

ゲーム的には同じランク帯の通常妖怪よりも高いステータス水準・とりつき耐性を持つ代わり、一部例外を除き装備枠が無いという特徴を持つ。また陣形による強化も無い。
ただしバスターズや等の外伝作品では装備枠無しの特性は無視されることも多い。
『妖怪ウォッチ3』ではステータスやとりつき耐性が大幅弱体化されている上に装備枠も塞がったままという救えないことになっている。

【怪魔族一覧】

◆首魁

正確には種族不明だが関係が深いため便宜上解説する。
人間や妖怪を争わせ、全てを滅ぼそうと企てた2のラスボスにして怪魔の親と呼べる存在。
かつては誰もが振り向くような美貌を持つ町娘だったが、冤罪により投獄され獄死し、死後に妖怪化。
未来を奪われた恨みにより、妖怪達をいがみ合わせゆくゆくは滅ぼそうと暗躍していた。

◆ウバウネ由来の怪魔

  • さまよう怪魔
  • たくらむ怪魔
  • ゆらめく怪魔
黒い体に赤い目が特徴の下級怪魔。
人間や妖怪に取り憑く能力を持ち、元祖陣営と本家陣営に潜り込み争いを激化させた。
取り憑かれた妖怪や人間は目元がアイマスクで隠れたように変貌するが、通常の姿に擬態することも可能な模様。

  • 河童・怪
  • えんらえんら・怪
  • ろくろ首・怪
  • 泥田坊・怪
  • あかなめ・怪
  • くだん・怪
  • ざしきわらし・怪
  • にんぎょ・怪
  • から傘お化け・怪
  • けうけげん・怪
上記の下級怪魔に取り憑かれた古典妖怪たち。ゲーム上別種の妖怪として扱われる。
河童なら近付く人間を溺死させ魂を奪う、人魚なら歌で船を沈没させて遊ぶなど、本来の性質を凶悪化させたり、反転させた性格に変貌している。実際のところ、河童や人魚は元ネタの民間伝承に近いのはむしろこちらである

『2』発売当初は友達に出来なかったが、アップデートで合成アイテム「怪魔の素」とオリジナルの古典妖怪を合成することで仲間に出来るようになった。どう考えてもサラッとエグいことをしてるが気にしてはいけない

ランクは元々Aの河童とえんらえんらを除き、全員1段階ずつ昇格し、ステータスも増加。その代わりに先述の通り装備枠が剥奪されているのだが、何故かろくろ首だけは1個装備可能。設定ミスだろうか?

◆上級怪魔

トキヲ・ウバウネの特に大きな負の感情から生まれた5体の強力な怪魔達であり、直属の部下として扱われている幹部格。
作中では人間に取り憑くほか、厄怪は平釜平原の監視、不怪、豪怪、難怪、破怪はウバ雲発生装置の防護と、いずれも重要な役目を与えられている。
「親」であるウバウネに対しては忠誠を誓っており、敗北から60年が経過した現代でもその帰りを待つほどだが、ウバウネ本人からはあくまで「優秀な駒」としか見なされておらず、作中業績が5体の中で最も低く使えないと判断された厄怪はにべもなくクビを言い渡された。

そのウバウネは「真打」での追加イベントで生前の恋人を思い出し改心するが、その際に自身が作り出した上級怪魔達の行く末を主人公に託す。
以降、それぞれ過去編で戦った場所と対応する現代のロケーションに上級怪魔達が出現し、専用クエストを経て友達にすることが可能となる。
どういう原理か分からないが獄中でウバウネが改心したことは全員知っているようで、それ自体は受け入れているものの目的を無くし路頭に迷っていた模様。

『妖怪ウォッチ3』ではきまぐれゲートから低確率で侵入可能な「修羅の間」の試練役として登場し、ここから友達にも出来る。
ただしレベルは50と高く進行度によるブロック等もかかっていないので、運悪くストーリー攻略中に当たったりすると死ぬ。

「SUKIYAKI」での追加クエストでは改心した「きれいなウバウネ」と共にニュー妖魔シティですき焼き店を経営しており、それぞれ専用クエストを経て友達にすることが可能。
またVer 2.0の追加コンテンツであるバスターズTのディープダンジョンの深層区画では野生で大量に出現する

  • 厄怪
ウバウネの「悲しみ」の感情から生まれた怪魔。
厄介に思われることに喜びを感じる性格。モチーフは鼠と思われる。
平釜平原で登場した際は元祖・本家両軍の大将である土蜘蛛・大ガマを軽く手玉に取る強さを見せつけたが、上級怪魔5体の中では最弱扱いされており、不意を突かれて敗北した後はウバウネに即切り捨てられて出番は終了と、扱いはかなり不遇なもの。とはいえ実力は本物である。
現代では実は友達という関係に憧れている事が判明した。
なお、先述した『3』のディープダンジョンでは厄怪だけ最終区画で出現しなくなる*1。原作再現かな?

  • 豪怪
ウバウネの「やけっぱち」の感情から生まれた怪魔。
何事も豪快でなければ気が済まない性格。モチーフは犀と思われる。
「怪魔一の力自慢」を自称している、見た目通りの典型的な脳筋。
上級怪魔の中でも一際ウバウネを「母」として慕う感情が強いらしく、現代では彼女が歪んでしまったことを悲観していた。
『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』では、これとよく似た巨大怪魔が登場している。

  • 不怪
ウバウネの「妬み」の感情から生まれた怪魔。
上級怪魔の紅一点で、不快な感情を愛し他人にも不快を分け与えようとする歪んだ性格。モチーフは蛇。
キツめの言動を繰り出すが、先述の性格から実際の快・不快は読み取りづらい。

  • 難怪
ウバウネの「疑い」から生まれた怪魔。
知力に長け、広範囲の人間と妖怪に怪魔を取り憑かせる黒雲「ウバ雲」を発明した。モチーフは梟。

  • 破怪
ウバウネの「怒り」から生まれた怪魔。
怪魔のリーダー的存在で、破壊を好む武人肌。モチーフは牛。

◆その他の怪魔

  • 大妖鬼ホゲホエール
映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』に登場する妖怪。
世界に吹き溜まった負の感情が、交通事故によって夢を閉ざされた少女・南海カナミの心の闇によって具現化した怪魔の一種*2
吠え声をあげるたびに、世界を実写とアニメに切り替える能力を持つ。

  • 鬼まろ
映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』に登場する、数千年に一度、宇宙から地球に飛来する小型の怪魔族の集団。
妖怪ウィルスに分類され、人間に取り憑き負の感情を増幅させることで増殖し感染を拡大させる。
取り憑かれた人間は最終的には「カオデカ鬼」と呼ばれる妖怪に変貌する。

  • 鬼まろリーダー
鬼まろを統率するリーダーであり、唯一人間大の鬼まろ。

  • オグ・トグ・モグ
鬼まろの内の三体。1つ目の個体がオグ、2つ目がトグ、3つ目がモグ。
月浪トウマの心の闇に目を付け統率者として選んだが、トウマに絆され彼の力になろうとするようになる。
そのためか羅仙による吸収を免れた。

  • 鬼王・羅仙
『鬼王の復活』に登場する、人間の悪意を喰らい自らの力に変える鬼の王。『ぷにぷに』では怪魔族に分類されている。

  • 空亡
  • 破天・空亡
恨みと憎しみの感情から生まれた大妖怪及び、アニメ『妖怪ウォッチ シャドウサイド』での変化形態。『妖怪ウォッチ4』では真魔族だが、『ぷにぷに』では怪魔族に分類されている。
空亡ウイルスを妖怪に感染させ、負の感情を暴走させ真魔に変える能力を持ち、
負の感情に染まった魂を取り込み自らの力に変える。




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最終更新:2025年08月15日 13:09

*1 「各階層区画には4種の妖怪が出現する」という規則のせい。

*2 『妖怪ウォッチぷにぷに』ではニョロロン族に分類されている。変化形態のクジラマンはフシギ族