トキヲ・ウバウネ

登録日:2024/12/13 Fri 09:42:18
更新日:2025/04/01 Tue 17:08:42
所要時間:約 34 分で読めるのだっヨ〜ン




※この項目は妖怪ウォッチ2及び以降のシリーズ、メディアミックス作品等のネタバレを含みます。


アタクシは トキヲ・ウバウネ。

怪魔をたばねる班長的な存在…
いや 課長… 部長的な存在…

いや ラスボス的な存在『だっヨ〜ン』!


『だっヨ〜ン だっヨ〜ン』



トキヲ・ウバウネは『妖怪ウォッチ』シリーズに登場するボス妖怪であり、妖怪ウォッチ2と劇場版1作目のラスボスでもある。

種族:ウスラカゲ族 (ぷにぷに)
CV:片岡愛之助
『2』の発売は同じく片岡氏がラスボスを勤めた別の作品の公開時期とメッチャ近いし『2』にはフルーツニャンとかいるけど開発時期を考えれば偶然というか完全に事故


【キャラクター】

黒い着物を着た老婆の妖怪で、杖を持っている。杖の持ち手はガラス状になっており、中には砂時計をあしらった造形が施されている。
怪魔を生み出した張本人であり、桜町三丁目の夕陽ヶ丘工場を拠点として、部下にキンギン*1ドウ*2と上級怪魔である怪魔五人衆(厄怪、不怪、豪怪、難怪、破怪)を従えている。
性格は冷酷で実利主義。これは部下である怪魔達に対しても同様であり、幹部の1人である厄怪が主人公に敗北して帰ってきた際は「もういらない」としてあっさりクビを言い渡し、即座にアジトから追放した。*3
ちなみに口癖の「だっヨ~ン!」はキャラ作りの為につけたらしい。

かつて人間達に人生の楽しみや幸福、すなわち「時間」を奪われた恨みから、復讐として人々から時間を奪う「人間と妖怪に取り憑いて、いがみ合わせて、ゆくゆくはほろぼしちゃおう計画」を実行しようとする。
この計画に先立ち、計画の障害となりうる主人公の持つ妖怪ウォッチを消そうとした他、怪魔を人間や妖怪に取り憑かせたり、更には一般妖怪に化けた怪魔を紛れ込ませることで元祖軍と本家軍の争いを過熱化させた。
まぁ肝心の争いの焦点は饅頭のあんこという傍から見れば平和というかしょうもないものだったが……

そして計画の最終段階として、主人公が厄怪と戦っている間に桜町全体に「ウバ雲*4」という全ての人間と妖怪に怪魔を取り憑かせる黒雲を撒き散らし、他の上級怪魔4人をウバ雲の発生装置に見張りをつけた挙句、主人公達を60年後の現代に強制送還してさくらニュータウン全体が怪魔によって支配された世界を見せつけた。
雲で覆って洗脳させる手法はまるで別作品に登場する暗黒物質の一族を彷彿とさせる。

一方、現代世界に送り返された主人公は過去へと戻るため、公民館近くに現れた妖怪サークルでうんがい三面鏡を召喚。*5
再び過去の世界に戻った主人公は怪魔五人衆を元祖本家軍の大将達と協力して倒し、ウバ雲の発生装置も破壊したがそれでも空の雲は晴れず、主人公達はウバウネのいる夕陽ヶ丘工場へ。
道中でキンとギンに阻まれてしまうが、ケイゾウ(フミアキ)とフユニャンがこの2人を相手にすると言い、主人公はウバウネの野望を阻止に向かった。

【怪魔に支配された影響】

第10章ではさくらニュータウン中が下級怪魔と怪魔に取り憑かれた人たちで溢れており、当然ながら主人公の両親や友人(クマ、カンチなど)も取り憑かれていた。
建物の中にも自宅とヨロズマート、そして何故か突如として復活したおもいで屋にしか入ることができないが、ヨロズマートで食べ物を調達することができる。(ただし店員も怪魔に取り憑かれており堂々と役目を放棄しているため、第2章のキークエストで近くのサークルに呼び出したひも爺が代わりに販売してくれている)
おもいで屋の方では装備品と漢方が売られているので、漢方が少ない時には購入するといい。
またうんがい鏡が機能しなくなっているのでワープも使えず、自宅で寝る際にも一時休憩の扱いとなって時間帯を変えることができなくなっている。行動範囲もさくら住宅街のみ*6

一方桜町では町中に怪魔に取り憑かれた古典妖怪が出没。
これらの「古典妖怪・怪」を倒すと取り憑いていた下級怪魔と続けてバトルすることになるので、エンカウントすると実質6体と戦わなければならない状況になる。
ただし経験値が割と多くもらえるので、レベルが足りない時はとにかく古典妖怪・怪とひたすらバトルしよう。
桜町駅から過去のケマモト村に向かうこともできるが、うんがい三面鏡が閉じているせいで現代のケマモト駅に戻ることはできない。

【攻略方法】

推奨レベルは37でHPは3200ある。
全体的に妖術技を多用するので、妖術対策をすれば楽になるがかなり厄介な技を持ち合わせている(後述)。
氷属性に対して耐性が強いが、炎属性が弱点なので炎の妖術を扱える妖怪がオススメ。
BGMはガシャどくろや元祖本家の大将戦でも流れた「VS和風な妖怪」が使用されている。

【使用技】

  • トキヲモドスネ
初回戦闘時のみ、HPが半分を切ると発動する強制イベント。
トキヲ・ウバウネは 弱っている………?!」と表示されたその直後、背後に巨大な時計が出現し体力を全回復させ、戦闘を強制終了させる
ウバウネ本人も自身は不死身であると豪語。この状態で再び挑んでもまた同じようなことをされるだけで何も進歩しない。
ちなみにこの技はチート込みで規格外の威力を叩き出しても発動してしまうのでどうしようもない。


  • 通常攻撃
杖から赤黒いビームを出して、単体に攻撃する。

  • アイスだっヨ〜ン
全体に氷属性の攻撃をする。

  • イナズマだっヨ〜ン
全体に雷属性の攻撃をする。

  • レベルウバウネ
トキヲ・ウバウネの最大の特徴と言っても過言ではない技。
対象となった妖怪のレベルを奪い、奪ったレベルに応じた強さの下級怪魔を召喚する。
呼び出すのは人型の見た目をしたたくらむ怪魔、炎のような見た目をしたゆらめく怪魔、蛇のような見た目をしたさまよう怪魔のうちのどれかであり、下級怪魔は場に2体まで召喚が可能。
レベルを奪われた妖怪はHP以外のステータスが大幅に低下し、その状態で戦闘に参加しなければならなくなる。
下級怪魔を倒すことでその妖怪の奪われたレベルが戻る。
しかしレベルを取り戻してもすぐに再び奪うので、奪われた妖怪は後ろに回してウバウネに集中攻撃をするという戦法も有効。
ウバウネ本人は大したことないが、レベルの高い下級怪魔に主力の妖怪を倒されてそのまま負けるといったケースが非常に多い。
ならレベルの低い妖怪を前方に出して奪って貰えばいいじゃんと思うかもしれないが、奪われ役が弱すぎるとウバウネの全体妖術で一掃されてしまうので加減が難しい。
とりわけさまよう怪魔とゆらめく怪魔は吸収や回復の妖術を得意とするためなんとしてでも処理したい。

  • トキヲかけるババア
必殺技
杖から禍々しい妖気を放出し、全体に攻撃+行動不能の追加効果を与える。
また与えたダメージ分のHPを回復する効果も持つ。
キャンセルは不可能な模様。

【報酬】

経験値:4000
お金:4300
アイテム:超けいけんちだま

撃破すると無事に倒せたと喜ぶ主人公達だったが…


くっ… おのれ… こうなったら!


【スベテ・ウバウネ】


「スベテ」うばってやるんだっヨ〜ン!


主人公に倒されたウバウネは計画を諦めずに桜町駅に移動し、町中の人間全員に怪魔を取り憑かせた。
桜町全体が黒くなるほど「ウバウネの呪い」が深刻な状況であり、時間が経つにつれて桜町の外にまで広がる可能性も浮上した。
桜町中から力を奪い続けたトキヲ・ウバウネは、禍々しい魔物のような姿となった第二形態スベテ・ウバウネへと変身し、計画の邪魔をした主人公達に復讐を誓う。
ウィスパー曰く妖怪不祥事案件でいうところの「ラスボスって大体2回目のバトルで変身して強くなっちゃうよね」とのこと。
主人公一向はガッツ仮面の「世界はトモダチ! ゼンブ守るぜ!」という名言に思いを込め、ウバウネとの桜町…いや世界を懸けた最後の戦いに挑む。

【攻略法】

推奨レベルは39でHPは3600ある。
狙える箇所は本体、左右にある青い竜のような力竜と妖竜の3箇所ある。
第一形態よりステータスが全体的に上がっただけでなく、奪う能力のバリエーションも増えているため対策が行き届いてないと勝利するのは難しい。
回復アイテムはなるべく補充したいところであり、現代のヨロズマートであいじょう天むすをたくさん購入しておくと楽になると思われる。
また弱点がなくなっているが、一方で得意属性もなくなっている。
ぶっちゃけ、レベルを奪われることもなければ増援の怪魔も来ないので第1形態より楽という声も少なくない。

【使用技】

  • 通常攻撃
大きな爪で引っ掻いて、全体に4回攻撃する。

  • チカラウバウネ
対象となった妖怪の攻撃を奪い、力のステータスを大幅に低下させ自身の力のステータスを上げてくる。
力竜を倒すことで奪われた力は戻るが、しばらくすると復活するので注意。

  • ヨウリョクウバウネ
対象となった妖怪の妖力を奪い、妖力のステータスを大幅に低下させ自身の妖力を上げる。
妖竜を倒すことで妖力は戻るが、力竜と同じようにしばらくすると復活する。

  • ヨウキウバウネ
対象となった妖怪の妖気ゲージを全て奪って0の状態にする。

  • コウドウウバウネ
対象となった妖怪の行動を奪い、その妖怪が使用するはずだった行動をしてくる。ガードを奪うこともある。
運が悪いと連続で使用して中々行動できなくなることも。

  • ウゴキウバウネ
黒羽を大量に繰り出し、全員の体の自由を奪い一定確率で行動不能になってしまう。

  • タマシイウバウネタマシイトンデイクネ
周囲に青い魂を召喚し、間を置いて一斉にランダムで特攻させる。
青い魂はピンで刺せば消すことができ、全て消せばノーダメージでやり過ごせるが、戦闘に時間をかけていると召喚数が増えるので、全て消すのが難しくなる。
ちなみに妖術攻撃。

  • アイテムウバウネ
アイテムコマンドを封じ、しばらくの間使えなくさせてくる。
回復役がいないと全滅の危機に。

  • ウォッチウバウネ
おはらいコマンドを封じ、しばらくの間使えなくさせてくる。
封印最中にウゴキウバウネを使用されると凶悪。
もし封印された時に取り憑かれた場合は、一度気絶して漢方で復活させるか、アライ魔将やおもいだ神などによるおはらい系必殺技、あかなめのスキルぐらいでしか直す手段がない。

  • ヒッサツウバウネ
味方の溜めた必殺技をキャンセルさせた後、自身の必殺技を即発動させる。
乱雑に必殺技を使用するのは自殺行為になるので、無意味な必殺技はあまり使わない方がいい。
基本的には全体攻撃の必殺技を力竜、妖竜が場にいるタイミングで放つのがベストだと思われる。
魅せプレイ最大の障壁

  • スベテ・ホロビルネ
必殺技。
ヒッサツウバウネで奪うか、ヨウキウバウネで約5回妖気を奪った後に使用する。
空に大穴を開けて大爆発を起こし、全体に大ダメージを与えてくる。
ダメージがデカいので追撃で落とされないようにしたいところ。
こちらもチャージ中にキャンセルさせることは不可能な模様。

【報酬】

経験値:4800
お金:5000
アイテム:ふか〜い漢方、神けいけんちだま

倒されると力が抜けた後、まるで空気の萎んだ風船のように高く吹っ飛ばされ上空で大爆発を起こした。
こうしてウバ雲が晴れ怪魔は消滅し、過去と現代の街の人々は全員正気に戻り、平和な時へと巻き戻せたのである。

クリア後、桜町駅に出現する妖怪サークルにおもいだ神を呼び出すといつでも再戦できる。
ふか〜い漢方の補充やムゲン地獄の攻略でレベルが足りなくなった時にはここでレベル上げをするとよい。

余談だがクリア後にスベテ・ウバウネにみがわり人形バグを使って逃げると、再び怪魔に支配された状態になる。
クリア後ならば再びスベテ・ウバウネを倒すことでこのバグは元に戻るが、クリア前の場合は詰むので注意が必要。

元祖・本家までなら話はここで終わるが、追加バージョンの真打では…

【クエスト「トキヲかけるババア」】

真打限定のクエストにてまさかの再登場。
歌舞伎座 スーパーステージにいるMr.ムービーンがウバウネを主役にした映画を作成することを考えており、主人公の力を貸して欲しいと頼んでくるので引き受けることでクエストを受注可能。
ウバウネはストーリーで主人公達に倒された後、「人間界と妖魔界のバランスを崩した罪」によって、ムゲン地獄の奥底「ウバステの間」に封印されていた。
ウバステの間でインタビューが行われ、監督はMr.ムービーン、撮影兼音声はロボニャンが担当の下で収録が行われた。

ウバウネのルーツは数百年前にまで遡る。
曰く、生前の彼女は町一番の美人で気立もよく、お嫁さんにしたい町娘ナンバーワンとして毎日幸せな生活を送っていた。
しかしある日、城で手伝いをしている最中に城主に贈られる珍しい時計を壊したという罪で投獄される。実際には時計は最初から壊れており、ウバウネは無実であった。
だが、いつまで経っても疑いが晴れることはなく、長年牢にぶち込まれたまま獄中死したという過去を明かした。

しかしこれを聞いたウィスパーとジバニャンは話を盛っているのではないかと疑う。
怒ったウバウネは自身の過去を証明するべく、かつて人間だった頃につけていたというクシを主人公に渡す。
これを持って桜町駅近くにいるうんがい三面鏡に話しかけると、ウバウネが生きていた頃の時代にタイムスリップできる。*8
その時代は何の因果か、ウィスパーがかつて妖怪軍師ウィスベェとして活動していた頃の戦国時代と同じ時代、同じ町だったのである。*9

そしてウバウネの前世と思われる人物「おトキ」を発見。
その風貌はウバウネが言っていた通り確かに美しく、疑っていたウィスパーとジバニャンも衝撃を受けていた。
主人公はおトキが着けているクシとウバウネから貰ったクシが同じということに気づいて、同じクシを持っている人を知っていると言ったが、おトキはこのクシは仙吉さんという職人で旦那さんになる予定の人が作ったものでこの世でたった一つしかないのだと否定する。

こうしてウバウネの語った話が本当だと判明し、ウバステの間に戻ろうとしたが、直前でキンとギン、そしてドウに妨害されてしまう。
ストーリーで倒されたかに思われたキンとギンだったが、生き残っていた残党のドウが密かにマキモド石で2人を復活させており、ウバウネを取り戻そうと立ちはだかったのだった。


勝利してもなおマキモド石で完全復活しようとするキン・ギン・ドウだったが、その際にドウがうっかりマキモド石ではなくイチジテ石を使用してしまう。
そのせいで3人まとめて返事がない、ただのジジババになり、最後の戦いはなんとも呆気なく終わりを迎えるのだった。

ウバウネの元に戻ると特別にMr.ムービーンが編集前の映像を見せてくれる。
当のウバウネはまだ怒っている様子だったが、仙吉の映像が映ると大きく驚いた様子をした。
ムービーン曰く、仙吉はおトキ、もといウバウネが捕まった後も命を落とすまで帰りを信じて待ち続けていたのだという。
これを聞いたウバウネは人間を憎む余り最愛の人すらも忘れていた自分が愚かだったと自らの行いを後悔・慙愧する。
その結果、身も心も浄化され、語尾がなくなり言葉遣いが良くなった「キレイなウバウネ」へと生まれ変わった。
更にその後、ウバウネを主役にした映画「トキヲかけるババア」を宣伝するPVムービーが流れこのクエストは終わりを迎える。

ただしそれだけで話は終わらず、キレイになったウバウネから上級怪魔の5人を助けて欲しいと頼まれる。
ウバウネから上級怪魔は自分が人間を憎んだ心から生まれてきた存在で、60年前に主人公と戦った場所で眠っていると明かされる。

そして真打のエンディングムービーではMr.ムービーンの映画の授賞式に出席しており、改心したことでムゲン地獄から解放されたと思われる。

【真・バスターズ】

真打限定のボスとして登場。推奨レベルは黒鬼と同じ55。
解放するには鬼玉の総数が4000個を超えた上で、先述のクエスト「トキヲかけるババア」をクリアする必要がある。
桜町駅に現れた巨大な時計から颯爽と登場した。演出を見るに恐らくはマキモド石を用いて現れたものと思われる。
第一形態は杖で突き飛ばしたりビームを撃ったり、つられたろう丸のように雑魚キャラ(下級怪魔)を召喚してくるぐらいであまり大したことはない。
第二形態はまさかのコマンドボタンを奪うようになり、鬼爆弾と同じように特定の解除ポイントまで移動しないと能力が戻らなくなる。
攻撃技が残っているうちはギリギリ粘って、攻撃技がなくなったところで解除するのがいい。
その他にも雷攻撃でスタンさせてからのスベテ・ホロビルネのコンボがかなり凶悪であり、雷攻撃はなんとしてでも避けよう。
能力を奪う際にはモーションがあり、その最中に全力こうげきか、タイミングは難しいが爆裂の術を当てればキャンセルさせることができる。
特にトリプルボスラッシュに挑む時には、この2つの技で能力を奪われるのをキャンセルさせれば討伐時間が大きく短縮できるので是非とも有効に使おう。
撃破時に第一形態は巨大赤鬼玉、第二形態は巨大黒鬼玉をドロップするので忘れずにちゃんと回収しよう。

ガシャは出てくる妖怪がブキミー族のみの「特濃ブキミーガシャ」。
おおもり神社の妖怪ガシャでは滅多に出てこないふじみ御前女郎蜘蛛をともだちにするチャンス。

【熟魔女ソラミ】

アミダ極楽の第4階層で待ち構えているトキヲ・ウバウネの強化版。『妖怪ウォッチ2』にのみ登場。
長年妖術の研究を続け、熟しに熟した魔女っ娘妖怪らしい。
名前や技のネーミングからおそらく元ネタはこの作品だと思われる。
憎きウバウネの亜種ということもあってか、戦闘前の会話でここまでふざけていたウィスパーが急に真剣になっている。
他の強化版同様、オリジナルとの実質的な違いはステータスが上昇している点のみで行動パターンは同じ。やはりレベルを奪って召喚する下級怪魔に一番警戒するべきである。
推奨レベルは72でHPは5800だが、この次に控えている裏ボスはかなりの強敵で、こいつにギリギリ勝てたぐらいの強さでは速攻で返り討ちに遭うので、レベルや技レベルを最大まで上げるぐらいの余裕は欲しいところである。

なお、大辞典によると道端の空き缶に化けて蹴られるというかなりアレな趣味をお持ちらしい。
本作から新たに追加された缶蹴りイベントで空き缶を蹴った際に低確率で「アァ~ン」という汚い声が聞こえる場合があるが、これはその缶にコイツが化けて遊んでいるものと思われる。聞きたくなかった

以下は変更された技名。特に効果は変わってない。

トキヲ・ウバウネ 熟魔女ソラミ
アイスだっヨ〜ン 氷だっは~ン!
イナズマだっヨ〜ン 稲妻だっは~ン!
レベルウバウネ レベルちょ~だい!
トキヲかけるババア ソラミファド~ン!

BGMは「和風な妖怪」の方となっている。

【報酬】

経験値:9000
お金:10000
アイテム:必殺の秘伝書、伝説のおまもり

【バスターズ1】


アタクシは 現在・過去・未来とトキヲかけ
何度も何度も よみがえるんだっヨ〜ン!

赤猫団限定ミッション「トキヲかけるババア(リメイク版)」で登場する。(白犬隊はイカカモネ議長が同じポジションになっている)
極モードについてはバスターズの 真の裏ボス よりも凶悪とされる程の理不尽な難易度で有名。
第一形態については技の数が少なく発生スピードもそこまで早いわけではないので、回避に慣れたプレイヤーなら余裕で撃破できるだろう。
撃破後ウバウネは三丁目の夕陽ヶ丘工場に逃走し、そこに向かう必要があるが、工場の前には上級怪魔が立ちはだかり全員を倒さないと工場に突入することはできない。
超以上のモードで挑むと当然周りの敵も強化されるので、ソロで挑んだ場合はよほど鍛えていない限りはここで詰むことが多い。
特にその中でもガードによる鉄壁とスキル「超クリティカル」による超火力を併せ持つ豪怪は正面からまともに相手するのは困難。1体ずつ確実に相手しよう。
ここまででもだいぶ絶望的だが、真の地獄は第二形態にある。(後述)

使用技

  • ウバッチョの杖
通常攻撃。
杖で正面にぶん殴る。

  • ウバッチョ光線
前方に杖からビームを発射する。

  • 怪魔だっヨ~ン
下級怪魔を召喚する。


以下は第二形態の技。
  • ひっかきむしり
通常攻撃。正面に爪で引っ掻く。
第二形態の数ある技の中で唯一の癒し。

  • シビレサセルネ
ターゲットと自分の左右に雷を落とす。
HPが半分を切ると雷を自機狙いで10連続も落とす。
スタン効果を持つので、追尾型に被弾すると逃げれず即死不可避。幸い、攻撃範囲マーカーは出るので回避自体は楽。

  • タマシイスイトルネ
吸収攻撃。
通常モードの場合は大した威力じゃないのでそこまで警戒しなくてもいい技。
しかし極モードになると話が変わり、えげつない攻撃力で耐久系の装備なしのターゲット1人を確実に葬る驚異的な技に変貌する。
技の出がかなり早く、防ぐには発動させた一瞬にすぐさま怯ませるか、回避系の技で避けるしかなくタイミングも非常にシビア。
一応、装備もしっかり整え極限まで鍛えたタンクであれば耐えることはできる。

  • ナニカウバウネ
警戒技。
ジャンプ後に確定で使用し、ターゲット1人に追尾する霊魂を放つ。
これに触れてしまうとAXYのうちのボタン1つ、アイテム、視界、全ステータスのいずれかの能力を奪う。
これによって回避系の技を奪われてしまうとタマシイスイトルネに対処することができなくなり、ソロで挑んだ場合は確実にゲームオーバーになってしまう。
奪われた能力を戻すには戦闘から一定時間後中央に設置される溶鉄をウバウネにぶつけさせることで落とすマキモド石を取ることで能力が戻る(その際ついでにチャンスタイムになる)。
しかし一度に落とすマキモド石は二個までなので多くの能力を奪われたキャラに対して優先的に拾いたいところ。
一応他にもグレート化や一度気絶して蘇生してもらえれば解除される。
霊魂については逃げ続けても消えることはなく、疾風ステップがないキャラは何かしら失うと思えばいい。

  • ナニカウバウネW
HPが半分以下になった時に使用する。
一度に霊魂を2つ出すのでより多くの能力が奪われる。

  • スベテホロビルネ
必殺技。
円形の広い範囲に大ダメージを与えてくる。
必殺技にしては技の出が早く、すぐに反応できないとそのまま被弾する。
どうでもいいが原作から中点が無くなっている。


耐久系の装備がないと確実に一撃で消し飛ぶので、疾風ステップと回避を両立したに太古の赤白根付に加えて百鬼姫(むらまさ)の魂を装備させた状態ならば、大きく楽になると思われる。
極限までチームを鍛えればソロでも極ウバウネの撃破は可能。この際にもタンクやヒーラー等、チーム全体の装備と役割をしっかり意識しておくことが必要。

B魂の効果は全員にかかったよいとりつきの効果が長くなるといったもの。

報酬

左側に書いたものは赤猫団、右側に書いたものは白犬隊で出やすい。
  • ノーマルモード
大当たり:ウバウネの憎しみの羽、ウバウネの憎しみの塊
中当たり:ブキミーのカタマリ、フシギのカタマリ
小当たり:メラメラボム、ようりょくのおふだ
ハズレ:フシギエキス

  • 超モード
大当たり:ウバウネの悲しみの羽、ウバウネの悲しみの塊
中当たり:ウバウネの憎しみの羽、ウバウネの憎しみの塊
小当たり:スーパーメラメラボム、ずのう的なおふだ
ハズレ:フシギの宝玉

  • 極モード
大当たり:ウバウネのB魂、生命のおしろい
中当たり:ウバウネの幸せの羽、ウバウネの思い出の塊
小当たり:ウバウネの悲しみの羽、ウバウネの悲しみの塊
ハズレ:フシギの宝玉


また追加コンテンツの月兎組で追加されたミッション「ラスボス再戦!赤のババアと白のイカ!」で再び登場。
第一形態はムゲン地獄のボスマップで戦うことになり、基本的な技構成は特に変わらないがイカカモネと同じで超モードになっているので油断しないように。
そして最終戦では第二形態に変身し、第二形態のイカカモネと同時に襲いかかってくる。
ウバウネに回避系の技を奪われたところをイカカモネのドリルで串刺しにされて致命傷を喰らうのがよくあるパターンになるのでウバウネを早期に撃破しよう。
今回のステージでは溶鉄が出現しないのでチャンスタイムに持ち込むことができないが、ウバウネがジャンプした際に一定確率でマキモド石を落とす仕様に変更されているのでそこは安心を。

余談だが本作から妖怪大辞典でボス妖怪達も名前を言うようになったが、ウバウネのみ妖怪大辞典やビッグボスミッションのカットインで自身の名前は呼ばないのである。
恐らく中の人の都合かと思われるが詳細は不明。

【3】

Ver 2.0アップデートで追加されたクエスト「ババアのスキヤキ繁盛記」にて登場。
時系列的には『2』のクエストの後で、本作は上級怪魔とニュー妖魔シティで「SUKIYAKI 浄土」を経営して、すき焼き店のオーナーになっており、彼女に話しかけるとすき焼きを販売してくれる。

すき焼き店を経営したのはいいものの、ライバル店の「SUSHI 輪廻」と「TEMPURA 大往生」によって客足に悩んでいた。
ライバル店の客を減らすために不怪は料理に毒を入れようと考えたり、破怪は店を破壊しようとした。どちらも難怪が注意したため未遂に終わったが。
平和的な解決策として新しいメニューを作ることをケータは提案し、上記のクエスト「ババアのスキヤキ繁盛記」を受注する。
このクエストで各上級怪魔に指定された材料を渡すことで各上級怪魔を全員確定で友達にすることができる。
Ver 1.0時点だと上級怪魔はきまぐれゲートの低確率で発生する「修羅の間」に出現するイベントバトル個体が一定確率で友達になる、しか入手方法が無かったため、このクエストで上級怪魔を全員入手した人もいるだろう。
まぁVer 2.0で追加された禁断の果実を使えば「修羅の間」経路の入手ハードルは大きく下がるし、バスターズTのヌーピラミッド終盤層ではこいつら雑魚として大量にエンカウントするが。
しかし中には別のクエストをクリアしていないと貰えないアイテムもあるので注意。


材料を集めると「究極スキヤキ・怪」が完成し、無事店は大繁盛した。
しかし上述した寿司店と天ぷら店の店長をしているイカカモネ議長改めイカカモネ店長が「売上が下がった」とクレームを押し付けてきたが、かつて更生して心が綺麗になったウバウネは売上を争うのではなく、罪を償いここに来た妖怪達を笑顔にする目的があると諭し、イカカモネを説得させることができた。

【映画】

1作目「誕生の秘密だニャン!」で登場。
頭の良くない怪魔に手を焼いてたり、ジバニャンをカバニャンと言い間違えたりするなどゲーム版と比べると多少コミカル寄りになっている。
目的はゲーム版と同じだが、新たにジバニャンを誘拐したり、屁と同時に豪怪に似た巨大怪魔を召喚したりした。
キン、ギン、ドウが倒されると怒った*10が、直後にバクロ婆に取り憑かれたことで無実の罪で投獄され牢獄でポックリと逝ってしまった過去を話した。
喋っているうちにこの恨みが甦ったからか、怒りのままに周囲の怪魔を吸収して、触手を生やした紫色の蛇のような姿をした怪物となった巨大ウバウネに変貌した。
拡大してよく見ると計100万体のスベテ・ウバウネによって構成されており、100万体同時に全て倒さなければ倒すことはできないのである。
ケータとケイゾウが召喚した友達妖怪の攻撃を受け付けず、桜町に向かって全てを破壊しようとしたが、ダークニャンとブチニャンの連携によって放たれたブチニャンの必殺技「百万倍返し肉球」でまとめて倒され消滅し、桜町の平和を守ることができた。

【コロコロコミック】

本作ではケイゾウの秘密基地に直接襲撃しに来た。
攻撃方法はビーム以外にもパンチやキックといった物理技を使うパワー系のキャラになっている。
時間を巻き戻す巨大時計をデカニャンの鼻息でデカくなったジバニャンの水筒の水がかかったことにより壊されると怒り、キン、ギン、ドウとさまよう怪魔を吸収して巨大ウバウネへと変化した。
劇場版とは違ってウバウネをただ大きくしただけだが、桁違いなレベルにまで戦闘力が増強しているのは勿論のこと、なんと知性を保てているのである。
更に「人間への憎しみ」で妖怪となったためか、怒りと憎しみのこもった攻撃を完全に無効化したりと防御面においては抜かりない性能をしている。
しかし、「人間を守る想い」を持ったジバニャンがデカニャンの鼻息で巨大化した際に放った「百万トン肉球」を食らったことで倒されケマモト村の平和は守られた。


余談

名前の由来はそのまんま「時を奪うね」だが、「(うば)(老女の意)」も掛かっていると思われる。
封印場所である「ウバステの間」は「姥捨て山*13」の捩りと考えられる。
必殺技の「トキヲかけるババア」は言うまでもなく時をかける少女のパロディ。

英語版における名称は「Dame Dedtime」。スベテ・ウバウネは「Dame Demona」。ちなみにDemonaは百鬼姫の英語名でもある。何故そこと被せたのか……
ちなみに『だっヨ〜ン だっヨ〜ン』の口上は「Dun, Dun, DUUN!(ダン、ダン、ダーン)」。







かつて アタクシはWiki籠りに項目の追記を…
修正を… ぜ〜んぶされた。

だから アタクシだって!
この項目から追記と修正をするのだっヨ〜ン!

この項目が面白かったなら……\だっヨ〜ン/

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  • 所要時間30分以上の項目
  • 老婆
  • トキヲかけるババア
  • 女キャラだが男性声優
  • だっヨ~ン
  • 元人間
最終更新:2025年04月01日 17:08

*1 それぞれ元ネタは「きんさんぎんさん」。100歳を超えても元気な姿から注目され、没後も2020年代になるまで双子として史上最高齢記録を誇っていた。なお、ゲームでは均等にダメージを与えたとしても元ネタとは逆にギンの方が先に倒れる。

*2 ドウは『真打』及び劇場版のみ。

*3 一方でキンやギンが倒された際には損得勘定抜きで怒っているようにも見えるが、彼女ら(及びドウ)との詳細な関係性については作中では語られないため不明。

*4 難怪が人間と妖怪を実験台にして開発した雲

*5 怪魔憑依イベント中、「さくら住宅街の外に出てしまうと危険」という理由でケマモト駅から過去の世界に行くことは出来なくなる。

*6 ガチャと合成は桜町側で可能

*7 ご丁寧にフユニャンのみHPが削れた状態でスタートする。

*8 曰く「これを持ってうんがい三面鏡をくぐれば、クシに込められたウバウネの想いが生きていた時代に導いてくれる(意訳)」とのこと。

*9 ウィスベェが仕えていたのは石田三成なので、ウバウネのルーツは近江国、現在の滋賀県にあることがわかる。

*10 ちなみに、ケータ達はこの時の呼びかけでドウの名前を知ることとなった

*11 妖怪が発症すると長い時間をかけて他者との交流の記憶を忘れ、周囲からも忘れ去られてしまう病気。人間が発症すれば妖怪よりも極めて短い期間で記憶が消えてしまう。簡単に言えばこれ

*12 交流が断たれたことにより妖怪たちは人目を気にする必要がなくなり凶暴化、現在のシャドウサイドを獲得することとなる。

*13 口減らし等の理由で若者が高齢の親を山に捨てようとするが……という日本の民話。幾つかの類型がある。