スタンリー・イプキス(MASK)

登録日:2019/10/22 (火曜日) 14:40:15
更新日:2019/11/11 Mon 05:45:05
所要時間:約 6 分で読めます




夢を叶える色は……グリーン!

スタンリー・イプキスとは、ダークホース・コミックス『MASK』の登場人物。及びそれを原作として作成された映画・アニメの主人公。

演:ジム・キャリー
吹き替え担当声優:山寺宏一



■人物像
どの作品でも一貫して『自分にあまり自信の無い、心に鬱憤を溜め込んだ冴えない男』として描かれている。ひょんなことからロキの力を宿した仮面を手に入れ、それを被ることで怪人『マスク』へと変身し、自分の欲望を解放する。
ただし原作ではキャシー、映画ではティナ、アニメではペギーと必ず恋人ないし親しい女性がいるorできるので、単なる甲斐性なしというわけではないようである。



■原作でのイプキス
原作漫画においてその欲望は殺人という形で解放されており、某夢魔を彷彿とさせる残忍な闇のコメディアンと化している。通称は「ビッグヘッド」。
徐々にイプキス自身も『マスク』の人格に近くなっていき、罪悪感に苛まされ、恋人であるキャシーに殺されるという結末を迎えた。
しかし、ロキの仮面は健在であるため、新たな所有者が更なる惨劇を繰り広げていく…。

…とまあ原作はホラー漫画だったのだが、コメディ作品として制作された実写映画があまりにも好評かつ人気となったため、原作の方も後にコメディとして路線変更している。
ただし、原作のホラー要素は完全に消えたわけではなく、悪人が『マスク』に変身すると原作さながらの邪悪な存在と化す。下記のトーキンヘッドは『マスク』となった自分を「この世に生まれ出でた悪魔そのもの」と評した。



■映画でのイプキス
映画でのイプキス及び彼が変身する『マスク』は、『自分にあまり自信の無い、心に鬱憤を溜め込んだ冴えない男』、『マスクに変身するとハチャメチャな行動を取る』という点こそ漫画をなぞっているものの、お人好しで強い正義感を持つ。自動車修理工のケツにパイプ突っ込んだり銀行から紙幣盗んだりしたけど。
ギャグのノリと勢いで自分のペースに巻き込んで相手を翻弄するという戦闘スタイルはまさにハジケリスト。決め台詞は「絶好調!」

職業は銀行員で、アパートに愛犬マイロとともに生活している。娯楽はアニメ観賞。
上記の通りかなりのお人好しで、
  • ナンパ目的で二枚のチケットを入手→その相手が「友達と一緒に行きたい」と言うのでチケットを二枚ともあげる。
  • ロキの仮面を川で溺れている人間と勘違いし、助けようとして飛び込む。
といった行動を取る。
その一方で善行が報われることがなく、とことんツイてない。そのため『マスク』に変身すると鬱憤を晴らすかのように暴れまわる。ただし『マスク』当人はスーパーヒーローのつもりらしく、キルスコアは一応0人。(とばっちりで死んだ人ならいる)
最終的には晴れて憧れのティナと恋人同士となったことで『マスク』を捨てている。しかしロキの仮面はマイロが回収してしまった。

ジム・キャリーは実写映画で冴えない男イプキスとはっちゃけた男『マスク』を見事に演じわけ、一躍大スターとなった。吹き替え版では、これにあの山寺宏一の声が加わったのだからインパクト絶大である。



■アニメでのイプキス
概ね映画と同じ設定。OPの歌詞によれば「笑顔で決める。それが俺の基本スタイル。誰もが目をそらさない」「目立つことにかけては誰も敵わない。とにかくNO.1。型破りな俺だぜ」とのこと。こちらでは「決めたぜ!」「誰にも止められない!」が決め台詞。
映画に比べるとヒーロー要素が強くなっており、様々なヴィランと戦いを繰り広げる。
その一方で『マスク』としての自分に疑問を感じており、時折「『マスク』を捨てるべきではないか」と漏らす。
一度は『マスク』寄りの明るい性格になろうとするが、冴えない男を卒業すると『マスク』に変身できなくなり悪と戦えなくなってしまうため冴えない男のままである。
なお、一度事故でロキの仮面が真っ二つになってしまい半身イプキスで半身マスクの
半分こ怪人半端な変身になってしまった事があり、その際に変身前の状態でマスクの奇行を体験して「いつもこんな事してんの!?」と焦っていた。なお、マスクは「そう!僕ちん偉いでしょ!」とドヤ顔をしていた。その際の山寺氏の気弱な声とハイテンションな声の演じ分けに関しては見事の一言。



■関連人物
特に関わりが深い者を抜粋。

  • キャシー
原作漫画における恋人。彼女へのプレゼントを買うために立ち寄った店でロキの仮面を見つけてしまう。
最終的にイプキスは彼女にも暴力を振るってしまい、耐えきれなくなってキャシーに殺される末路を辿った。

  • ミッチ・ケラウェイ
警察官で階級は警部補。原作漫画においてはイプキスに次ぐ新たな『マスク』となってしまったが、映画・アニメでは『マスク』に振り回されるかわいそうな人になっている。
彼と『マスク』や部下ドイルとのやり取りは、もはやコント。

  • マイロ
イプキスのペットのジャック・ラッセル・テリア。映画・アニメ共にイプキスの忠犬であり、健気。時に『マスク』となり暴れまわる。
イプキス「半分ワニになっちゃった…」

  • チャーリー・シューマーカー
映画ではイプキスの同僚で彼の良き理解者。しかしアニメではイプキスより格上で威張ることも多い。
イプキスやケラウェイ程ではないが、彼もけっこう損な役回りである。

  • ティナ・カーライル
映画におけるヒロイン。チャーリー曰く「三時の方向にダイナマイト。ぶっ飛ぶような美人だ…!」
当初はドリアンの手先として銀行の下調べを行う悪女だったが、『マスク』の強烈すぎるアピールとイプキスの優しさ・誠実さに惚れ込む。

  • ペギー・ベラント
女性記者。映画ではお金欲しさにイプキスを裏切ってしまうが、アニメではイプキスの理解者の一人となっており、イプキスは彼女に何度か『マスク』について相談している。

  • ドリアン・タイレル
映画でのメインヴィラン。エッジシティで最大のギャングになるという野望を持つが、『マスク』に計画の邪魔をされたことで彼に恨みを持つ。
しかし最終的にイプキスの罪を全部被ることになってしまったのでちょっとかわいそうかも…。
終盤では素の状態のイプキスに一方的に殴られていたので、身体能力はそこまででもない模様。

  • トーキンヘッド
アニメに登場するヴィランの一人。生身なのは頭部だけで体はサイボーグ。
無敵の軍団を作るために『マスク』の力を狙う。

  • モンスケ
トーキンヘッドの手下。『マスク』のギャグ補正を力業で粉砕することができる凄まじいパワーの持ち主。
が、典型的な脳筋のため、だいたい『マスク』にやり込められる。



■原作がホラー漫画だったとは思えぬ『マスク』の台詞集

  • 映画

「逆立ちして踊っちゃう。どうして? 女の子のパンツ、見たいもん!」

「見てーママー! お煎餅になっちゃったー! アーハハハハー!」

チンピラ「よう兄ちゃん。時計持ってるか?」
「あーあるとも。お肉のかったまーりちゃーん」
「これ見てぇ。きっかり2秒後おまえの鼻をつまんで頭に自分のパンツ被せてやるぜ」

「息吸い込んで歯ぁ食いしばれ! 俺がおまえらを修理してやる! オーバーホールだ!」

「待ってろ俺のヴィーナス! 今日は骨の髄までしゃぶしゃぶしてやるぜぇ!」

「なして……なたしてあたしを撃ったの……?」

「彼女ってばシャイなのね……燃えちゃうぜ!」

「我がトゲは固~い一本トゲ。トゲは抜かねば。抜いてくれるな? その柔肌に、いざ我がトゲを!」

ケラウェイ「フリーズ!」
ケラウェイ「手を上にあげろ」
「でもフリーズって言ったじゃ、あーりませんか」
ケラウェイ「わかったわかった。溶けて良し!」

ケラウェイ「マーガレット!? よくも人の恋女房を!」
「あれぇもっとユーモアのある人だと思ってた。何故かって? あのブスと結婚したから!」
ケラウェイ「だー!」

(ダイナマイトを丸呑みして一言)「火薬が一匙、足りなかったーぜー!」


  • アニメ

「ミュータントとしても出来損ない。魚としても出来損ない」
「そしておまえ! 海を汚すんじゃない! 環境を汚染するやつはポイしましょ!」

「さぁ、私の影を返しなさーれメンソーレこの悪たーれ」

「やぁトーキンヘッド。僕たちお揃いのおできだよーん」

「嘆くな娘さん。モンスケはあれぐらいじゃあへこたれない」



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