登録日:2019/11/07 Thu 02:36:13
更新日:2025/04/16 Wed 17:11:01
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ギャルアッド・スワンパクティとは、タイでも人気の
漫画タフ・シリーズに登場するキャラクター。
【人物】
タイ出身のムエタイの達人であり、
キー坊の好敵手の一人である。
「鋼鉄のムチ」と称されるほどの鋭く堅牢な足技が特徴。
タイでは余り強すぎて賭けが成立しないという理由で対戦相手がいなかったほどの実力者であり、ようやく日本で組んでもらえた試合に出場するために来日していた。
使用技
カウンターに合わせて前蹴りで動きを止め、相手の意識を下に向けさせて、相手の死角から入るように上からの変則的膝蹴りを入れる。
全身バネのような肉体をしていないと使えない大技である。
かつてのタフスレでは、「しゃあっ コブラ・ソード!」の定型文だけでスレを回していた時代もあった。
コブラ・ソードを上回る奥の手。
相手の足に自分の足を絡めて固定し、そこから超高速の回転ヒジを当てる。
【活躍】
高校鉄拳伝タフ
初登場は第一部『高校鉄拳伝タフ』の15巻。
キー坊が武者修行に行く予定だった空手道場で、十人以上の空手家を血祭りにあげた謎の男として登場。
道場破りなんぞしてた理由は不明。
おそらく喧嘩の相手を探していただけだと考えられる
本格的な顔見せは次話、キックボクシングの会場において登場。
2年前にプロデビューしてから公式試合において17戦16勝1敗のノーランカーであり、キック・ボクシングのフェザー級日本王者の噛ませ犬として来日。
客の目には、日本王者の猛攻にタジタジになっているように見えたが……
日本王者の攻撃を全て見切っており、本気を出したら2撃でKOという圧倒的な実力を見せ付ける。
その際にギャルアッドがノーランカーなのは強すぎて対戦相手がおらず、タイでは賭けが成立しないと試合が組まれないという事実が明かされる。
しかも戦った相手17人中15人を再起不能にしたという曰く付き。更には1敗すらも金的に入っての反則負け、再戦では再起不能にした。
VS.キー坊
試合後の控え室でマネージャーから叱責を受けるが、そこにキー坊が登場。
ファイトマネーが出ない試合はやらないと追い払おうとしたギャルアッドだが、関節を極められたり頬を叩かれたりといった挑発を受けて闘争心に火が入る。
当然止めに入ったマネージャーだがギャルアッドの腹パンをくらって気絶人生の悲哀を感じますね
舞台を移して戦いに入ろうとした所で、横入りしてきたおっさん(道場破りした空手道場の館長)を又しても
でKO。キー坊との対戦が再開される事となった。
ムエタイの達人のギャルアッドに、ムエタイの技を極めるために寝技を封印したキー坊は苦戦を強いられるが、
必殺のコブラソードを掠めるにとどめたキー坊に本気の殺意を見せた所で、警官達の横槍やマネージャーが見せたクル・プルアン!(仏像の入ったペンダント)で冷静になり戦いはお開きとなった。
タイへの帰国予定日になり、日本を去ろうとするギャルアッドだったが、キー坊との決着を付けるべく街に戻る。なおマネージャーは空港に置き去り。人生の悲哀を感じますね
店で暴れる巨漢外国人を苦も無く瞬殺すると、再戦する約束をキー坊と交わす、警察を呼ばれると困るので戦うのは日と場所を改める事になった。国家権力には逆らえないんだ、悔しいだろうが仕方ないんだ。
VS.キー坊(再戦)
キー坊との再戦においては、ムエタイの強さで最初はキー坊を圧倒するも、
などギャルアッドの
必殺技を幾つもくらいながらも立ち上がり、強さが進化していくキー坊に対応されていき途中からは、
と自分の
必殺技を返され、今度は自分が追い詰めら、ダウンを奪われる。
更にふらふらになりながらも立ち上がるも、キー坊が事前におとんから体で会得していた灘神影流奥義「螺子拳」にて再びダウン。
決着はついたかに思われた…
しかし薄れる意識で、同じムエタイ選手だった友人がギャルアッドに敗北後、自分で自分の足を切断をし乞食としての生計を立てる道を選んだ…哀しき過去を思い出し奮起。
おとんすらも予測できなかった復活で、完全に油断し切っていたキー坊に圧倒的な連撃を叩き込み勝利を掴んだ。
なお、キー坊は今回の敗北で、直前に行われた
アイアン木場戦に続き二連敗を喫している。
まさか主人公がぽっと出のムエタイ使いに黒星をつけられると予想していた読者はいなかったのではないだろうか。
傷も癒えた後はキー坊とまた戦う事を約束し、日本を去っていった。
「日本人が嫌いだった…」
「吐き気がするぐらい日本人が嫌いだった…」
「それなのに…日本を離れることがこんなにさびしいものになるとは…」
ちなみに上記の&哀しき過去の親友は出世してバンコクでタイ料理の店をやっており、ギャルアッドのオススメスポットである。
またギャルアッドのクル・プルアンも彼から受け継いだものであった。
美しい友情に感動しております…(ズズッ)
VS.ガルシア
タイに帰国後にギャルアッドはタイトル・マッチを組んでもらうという条件でヘビー級とのハンディ・キャップ・マッチを受ける。
その対戦相手は
アイアン木場を圧倒した
ガルシア。
試合開始後、ローで動きを止められ、ミドルで肝臓が割れる。加えてアッパー、ストレート、駄目押しのミドルを割れた肝臓に叩き込まれて悶絶KO負け。
しかし、TDK決勝においてガルシアの打撃を恐れるキー坊が勇気を取り戻したのはギャルアッドを思い出したからであり、意趣返しの
が発動するなどその足跡は小さくはなかったのだった。
ともかく、
猿空間送りににされたどっかの
ポメラニアンと違い、悲劇的な結末で物語から退場するのに人生の悲哀を感じますね…。
追記は怖くない、怖いのは修正だけだ…
ギャルアッド・スワンパクティをリングに放てっ
龍を継ぐ男
なんとおよそ数十巻の後、第三部『龍を継ぐ男』にてまさかまさかの再登場。
ガルシアに内臓破裂させられてから、血の滲むようなリハビリの末に復活。
組み付き・投げ・頭突き・金的もありという世界一過酷なラウェイという競技をやっている事が判明した。
VS.キー坊(再々戦)
ファイターとして復活した以上、親友でも勝ち逃げは許さんというキー坊と再戦。
ギャルアッドのワン・ツーを避けたキー坊は、
をギャルアッドにくらわせて失明させる。
しかし、それでもなおギャルアッドは盲目のまま戦えるように自分を磨き上げ、日本まで追い掛けにいく執念深さを見せ、暗黒武闘会にて「レジェンドM」の名で知られるように。
VS.長岡龍星
そして、これまたキー坊を追っかけて暗黒武闘会に参加した長岡龍星との死闘の末。
「"コブラ・ソード"をより進化させた"シン・コブラ"とでも言いたいのか?」
コブラ・ソードにコブラ・ソードを返されて敗北。
敗北後
控え室でキー坊…「NEO
宮沢熹一」と再会。
闘う事をやめて奥さんや子供の元へ戻り、静かに暮らさせるために失明させたと言われるが…
乱暴すぎるだろうがよ えーーーっ
ギャルアッドはファイターとしての道を選択してしまう、それなら目が見えなくても闘える場所を探してここまで来たら、その時は本気で""ぶっ殺す""しかないと待っていたNEO坊に顔面を鷲掴みにされ、
の声のみを残し猿空間送りにされた。
ちなみにこの後に長岡龍星は、メチャクチャ機嫌悪かったNEO坊に人中突きされて脱糞、タフスレの住人からウンコ・スターの愛称を付けられる事となる。
"追記・修正"をより進化させた"シン・追記・修正"とでも言いたいのか?
ギャルアッド・スワンパクティを猿空間から放てっ
その後
11巻において、あの後どうなったかが判明している。
真実はギャルアッドの嫁が、ラウェイを続けるのを止めさせるために頼み、それを受けたキー坊がギャルアッドを一時的に失明させて闘者の道を諦めさせようとしたそうだ。だから乱暴すぎるだろうがよ えーーーっ
しかし、逆にギャルアッドの闘争心に火がついて、結局、日本にまで闇試合をしに来てしまった。やる気マンマンやのォ
顔面を鷲掴みにされたのは灘神影流マジックで視神経を回復する方法だった事や、ギャルアッドの嫁の屋台や、ギャルアッドのムエタイジム開設に資金援助をしていた事も判明。
ギャルアッドも蟠りを無くしたようで、タイに帰ってからキー坊のようなファイターを育てると、トレーナーの道を選んでいる。
うあああああ(PC書き文字)とか、あの後のNEO坊がメチャクチャ機嫌悪かったのは何でなんスかね?
展開に無理な部分はあるが、タフ・シリーズにおいて真っ当に物語から退場できた数少ないキャラクターと言えるだろう。
しゃあっ 追記・修正!
- NEO坊の機嫌が悪かったのは自身は活法がからっきしなのを知ってて不安だったからだと考えられる -- 名無しさん (2019-11-07 08:50:16)
- うぁぁぁぁ ギャ・・・ギャルアッドの項目が練り立ってる -- 名無しさん (2019-11-07 10:52:52)
- 心身共に非常に危険な状態のギャルちゃんを支えた奥さんは人間の鑑でどっかのメスブタを超えたメスブタとは大違いっスね、忌憚なき意見ってやつっス -- 名無しさん (2019-11-07 14:42:23)
- 肝臓が音を立てて割れるシーンが怖すぎる。強いところをきちっと魅せたうえで引き立て役になる、バランスが良いキャラクターだった -- 名無しさん (2019-11-07 19:51:23)
- 特に説明のなく存在が消えるキャラ多数の猿漫画の中でも、ギャルちゃんって本当にまっとうな退場できたキャラっスね -- 名無しさん (2019-11-09 20:38:36)
- ウィキ・ペディアといい しゃあっ コブラ・ソード! が正式な技名みたいになってるのはルールで禁止っスよね? -- 名無しさん (2019-11-10 16:33:28)
- 高校鉄拳伝から全ての時代でコブラ・ソードとして登場できたあたり屈指の優遇キャラと考えられる -- 名無しさん (2019-11-26 17:31:30)
- 猿空間送りされるキャラが多い中で、ストーリーから無事に退場できた唯一の勝ち組 -- 名無しさん (2020-01-30 16:18:00)
- ↑これが最後の出番だとどうして言えるんだ えーーーーーーっ -- 名無しさん (2020-02-16 13:54:22)
- 途中経過はともかく最終的にまともな退場ができたとか、タフシリーズを含めた猿漫画全体の中で唯一のキャラじゃないっスかねこの人 -- 名無しさん (2020-10-02 16:13:25)
- しれっと格ゲーの鉄拳でもコブラソードがでてたりするw -- 名無しさん (2021-01-18 10:15:47)
- しゃあっ、レジェンドM! -- 名無しさん (2022-05-11 12:50:12)
- 追加効果の無い足技だとコブラ・ソードは未だに強い扱いな気がするんだ -- 名無しさん (2023-06-06 14:04:29)
- コブラ・ソードは知名度バツグンで活躍してるのにスパイン・ウィップはそんなになんて。こ、こんなの納得できない....! -- 名無しさん (2024-09-26 17:44:32)
- 今週のリカルドの惨状を見ると、猿空間から復帰した後に無事に物語から退場できたギャルアッドがとんでもなく勝ち組に見えるのが俺なんだよね -- 名無しさん (2025-02-03 20:21:04)
- 鉄拳伝でキー坊に勝利したキャラだけに龍継ぐで再登場した時は驚愕させられたよ....。再登場せんかった方が良かった気がするけどなブヘヘヘ。 -- 名無しさん (2025-02-03 21:04:37)
- レジェンド・Mがマスクを取った瞬間、周りの全員がギャルアッドに詳しくなるのがモンキー・クオリティなんだよね -- 名無しさん (2025-04-16 17:11:01)
最終更新:2025年04月16日 17:11