蒼の反逆者・テトラ(shadowverse)

登録日:2019/12/08 (日曜日) 09:02:10
更新日:2020/01/24 Fri 01:25:40
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「この手に希望と、抗う心を」


本項目ではスマートフォン/PC向けTCG「shadowverse」に登場するテトラについて説明する。

概要

機械の世界『アイアロン』の管理者、ベルフォメットの手によって創り出された心を持つ機械の1人。
レジスタンスを率いるリーダーを務めており、あまり感情を表に出さないが、真面目で周りから信頼されている。一人称は「私」。
金髪のロングヘアで長身、返答する時は「肯定します。」「否定します。」から入ることが多い。
姉である モノと妹であるエンネアと連番個体として生み出された姉妹関係であり、血縁関係はないが互いに大切に思っている。
名前の元はギリシャ語で「4」を意味する「tetra」。




メインストーリーの「機械反乱編」に登場しているが、まずは彼女のカードの性能の解説に入ろう。


カードとしてのテトラ


  • 蒼の反逆者・テトラ
登場カードパック 鋼鉄の反逆者
4コスト フォロワー ウィッチ レジェンド 機械
3/4
攻撃時 自分のPPを1回復。
ファンファーレ リペアモード1枚を手札に加える。
(進化後)
5/6
攻撃時 自分のPPを1回復。
進化時 ソニック・フォー1枚を手札に加える。


  • リペアモード
コスト1 ニュートラル スペル ブロンズ 機械
自分のリーダーか自分のフォロワー1体を1回復。そのフォロワーが機械・フォロワーなら、1回復ではなく3回復。


  • ソニック・フォー
2コスト スペル ウィッチ レジェンド 機械
相手のリーダーかフォロワー1体に2ダメージ。
自分のリーダーは「このターン終了時、このターン中に機械・カードを4枚以上プレイしていたなら、ソニック・フォー1枚を手札に加える」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。

カードパック第12弾『鋼鉄の反逆者』の看板キャラ。
4コストの標準ステータスに加え、2つの機械スペルを手札に加える。
コストの関係上、テトラを場に出す → 進化させて相手フォロワーを攻撃 → 「リペアモード」でテトラを回復という使い方をされることが多い。
特に後攻4ターン目でのテトラのこの使い方は、相手フォロワーを除去しつつ相手に(最低でも)5/4スタッツのフォロワーの除去を強いられると使い勝手が良く、
「機械ウィッチ」の後攻時は、マリガンで優先的にテトラを狙いに行くことが多い。

進化させることで手札に加わる「ソニック・フォー」は状況に応じて相手の小型フォロワーの除去、相手リーダーへのバーンダメージと使い分けられ、
機械カードに分類されるために後述する機械生命体や機械魔導のゴーレム等とのシナジーもあり、非常に使い勝手が良い。
テトラが実装されたSTR環境では、「ソニック・フォー」がもう一枚手札に加わる「機械カードを1ターンで4枚プレイする」条件を満たすのは難しく、
機械カードのシナジーを生かすというよりも、スペルの供給力と、安定して役割を果たせるグッドスタッフであることが評価され、ウィッチのデッキに採用されていた。
しかし、「機械ウィッチ」デッキの核となる「マシンブックソーサラー」が次弾のROGで実装されたことにより、この条件の達成がしやすくなったことで、
手札に加わってから毎ターン「ソニック・フォー」を使っては回収するプレイングも可能となり、さらにテトラの評価は上昇することになった。

主なテトラの採用デッキは、「スペルブーストウィッチ」と「機械ウィッチ」。
STR環境のアディショナル追加から前者が、ROG環境ナーフ後から後者が猛威を振るうことになる。


  • 相性のいいカード

  • 機械生命体
コスト2 ウィッチ フォロワー シルバー 機械
3/1
自分が他の機械・カードをプレイするたび、カードを1枚引く。


他の機械カードと組み合わせることで、手札を補充し続けることが可能。
攻撃力が高い割に体力が低いため、その効果からも相手からのヘイトが高く、序盤ではターンを跨いで場に残ることはまずないが、
本体のコストが低いため、終盤のターンではドロー効果を発動させやすい。


  • 機械魔導のゴーレム
コスト3 ウィッチ フォロワー ゴールド 機械
3/2
自分が他の機械・カードをプレイするたび、ランダムな相手フォロワー1体に2ダメージ。


機械カードを使うたびに相手の場のフォロワーにランダムで2点ダメージをばら撒く、盤面制圧力に長けるフォロワー。
上述の機械生命体と同じく、本体のコストが低いために終盤のターンでは特に強力。


  • ジェットウィッチ
コスト2 ウィッチ フォロワー ブロンズ 機械
1/3
ファンファーレ ファンファーレ チョイス したカード1枚(プロダクトマシーンorリペアモード)を手札に加える。

  • プロダクトマシーン
コスト1 ニュートラル フォロワー ブロンズ 機械
1/1


ROG環境で追加された低コストのウィッチフォロワー。
選択して手に入るカードも低コストなため、「ソニック・フォー」再入手のための機械カードのプレイ回数を稼ぐことが可能。
体力が高めのスタッツであることも評価点。


  • マシンブックソーサラー
コスト5 ウィッチ フォロワー シルバー 機械
3/4
ファンファーレ このバトル中、自分のリーダーは「自分が機械・カードをプレイするたび、自分のPPを1回復」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。


ROG環境で追加された、機械ウィッチが環境で覇権を握った最大の要因となったカード。
機械カードを使うたびにPPが1回復する効果を永続でリーダーに付与する。
そのため、上述のジェットウィッチや機械生命体は実質1コスト、リペアモードに至っては実質0コストになり、機械カードのプレイ回数を稼ぐのにかなり貢献してくれる。
同時に機械生命体や、上述の機械魔導のゴーレムはそれぞれ効果を発揮させやすくなるため、ドローや盤面制圧でかなり猛威を振るうことになった。



余談だが、機械三人姉妹の中で唯一リーダースキ(ry
「おっと、その話は控えてくれないか?」
「テトラ姉さまのため……です……お願いします……」



メインストーリーでのテトラ

テトラはベルフォメットの手で創り出された心を持つ機械の四女。
真面目な性格のレジスタンス隊長であり、姉妹思いだが、同時に責任を感じやすく人前で弱みを見せられない性格でもある。


彼女は能力として「蒼奏の四」<<ソニック・フォー>>を搭載している。彼女が持っている杖から音波砲を放つ。攻撃技としてかなり使い勝手が良く強力。しかしテトラはその力を悪用することなかったため、ベルフォメットを失望させてしまう。


テトラの過去についてだが、彼女はベルフォメットの手で生み出され、そして失敗作として散々な扱いを受けていた。
そこをモノに助け出され、その後はモノと手を組んでエンネアを助け出している。
そしてベルフォメットに対抗するためのレジスタンスを結成し、彼女はそのリーダーを務めることになる。
が、桁違いな戦力差を前にどうしようもないと判断したテトラは、彼女らのプロトタイプとして作り出された機械、ニコラ・アデルに救援を求めるために、別世界であるイズニアにたどり着いたのだ。


ストーリーでの初登場は、ギルド争乱編の最後の最後。別世界から現れたテトラはアリサたちにこう伝える。


「もう――時間が、ないのです――だから、どうか――。――どうか。私たちの世界を、お救い下さい――。」

「私たちの、世界は。高い確率で……破滅します。恐ろしき支配者、ベルフォメットの手によって……。」


重傷を負っていたテトラを見たアリサは、苦しんでいる人を放っておきたくない、と彼女の救援要請を受け入れる。
ユアンもテトラが現れた向こうの世界から、復讐を誓う相手である管理者、ネルヴァの波動を感じ、アイアロンへ向かうことを決める。
他の6人も理由はそれぞれといえ、アイアロンへ向かうことを決意し、鋼鉄の世界へと飛んだのであった。そういえばバフォメットによって滅んだ世界があったような気が。


ウィッチのフォロワーということから分かる通り、機械反乱編ではイザベルと接することが多い。
鋼鉄の世界、アイアロンにたどり着いたイザベルは、巡回している機械歩兵と早速戦闘になる。彼女は機械歩兵を倒し、材質や構造を調べようとするが、そこにとある男が現れる。


「コア。知らないかぁ?まぁ知らないよね。俺しか造れないわけだしー。あーあー、何となく出てきたら何コレ。私の機械歩兵壊したら排除でしょうが。それも知らねーの?」


彼こそがアイアロンの支配者、ベルフォメットである。テトラの言葉から彼をベルフォメットと察したイザベルは、彼と戦闘しようとするものの、ベルフォメットを前に一方的に押されてしまう。


「さがっていて下さい。蒼奏の四<<ソニック・フォー>>――攻撃<<ファイア>>」


その時、テトラがイザベルを助けに入る。
ベルフォメットは、テトラが自分を倒すため、異世界に救援を頼んだことを知るが、テトラやイザベルと戦う手を止め、下っ端に2人を任せてその場を去っていく。
敵であるベルフォメットを追わないことを疑問に思うイザベルだったが、テトラは彼女とともに安全な場所に移動してから事情を説明する。

ベルフォメットの総戦力は凄まじく、レジスタンスが反乱しようにも呆気なく返り討ちにされてしまう――そう話すテトラに、イザベルはこれからどうするのかを聞く。
ベルフォメットと戦いたいと返すテトラはイザベルをレジスタンスの拠点に招待しようとするが……


「ど、どうしたの!?」

「……すみません。魔力の流れが悪くなっているようです。」


大きなダメージを負ってイズニアに来て、さらにベルフォメットの攻撃からイザベルを庇ったテトラは、身体にかなりのダメージを受けており、機能停止を起こしてしまう。
テトラは身体の自己修復機能を使って機能の回復を試みるが、それには時間がかかり、敵の追っ手が次々と来てしまう。


「あー!だったらあたしがやる!」


ベルフォメットが造りだした機械は魔力のコアを原動力としている、そう知ったイザベルはテトラの動力になっているコアを探すため、彼女の内部構造を確認する。
テトラのコアを見つけ、イザベルが魔力を増幅させるように術式を刻んだ結果、テトラの機能は回復し、再び立って動けるようになった。
テトラはイザベルの名前を聞くと彼女に礼を言い、改めてレジスタンスの拠点に案内した。レジスタンスには後天的に心を持った機械たちがいた。
テトラはそのうちの1人、ジェイスリーから兄のジェイツーが行方不明になっていると聞いて、そちらの捜索へ向かう。
一方で後天的に心を持った機械たちは、イザベルのことをはじめは警戒していたのだが、イザベルが彼らの不調の応急処置ができることを知り、少しずつ馴染んでいく。
イザベルは彼らからモノとエンネアについて聞くが、そこにテトラが帰ってくる。ジェイツーを連れ戻せなかったというテトラだが、それに加えテトラには新たな外傷が増えていた――。


テトラはジェイツーの捜索中に原初の一<<ファースト・ワン>>を起動したモノを感知する。そこにはユリアスが動かなくなったモノと共にいたのだった。
テトラはユリアスを不審に思うが、強者との闘争を求めるユリアスは、「私は救世主などではない」と伝えながらテトラの力を見込み、テトラを攻撃する。


「原初の一<<ファースト・ワン>>の力、と言ったか。実に素晴らしいものだった。お前にもあるのだろう、そういったものが。」


2人は戦闘するが、モノが目を覚ましその戦いを止める。モノは、テトラをユリアスから逃がし、ユリアスを監視するために彼と同行するのだった。

事情を聞いたイザベルは、ユリアスを仲間の中で最も危険だと伝えながらも、他の6人の居場所を気にする。するとテトラは……


「否定します。先程、ユアンという方にもお話ししたのですが……この世界に転送できたのは、四人だけです

「えぇっ!?」


そう。時空を渡る時に管理者の干渉を受けてしまい、アイアロンにはイザベル、ユアン、ユリアス、そしてルナの4人だけしか移動することができなかったのだ。
(アリサ、エリカ、ローウェン、イリスの4人は大自然の世界、ナテラに飛ばされていたのだが、イザベル達にそれを知る由はなかった)
それを知ったイザベルは動揺しながらも、テトラに心を持つ機械のことを聞く。その話の中で、ベルフォメットは心を持った機械をバグとして扱い、排除しようとしていることがわかる。
イザベルはそれに反発しながら、テトラとともに機械歩兵から逃れるため、次の拠点へ移動した。
拠点についたイザベルは、テトラから移動の際に何人か心を持つ機械が破壊されてしまったことを聞く。
しかし生き延びた心を持つ機械たちは何事もなかったかのように話をしており、イザベルはそれを不思議に思う。その理由としてテトラはイザベルにこう答えた。


「……破壊された者は、バックアップからデータを生成すれば、別の素体で復旧させることが出来ます」

「……っ。それって、生き返るってこと?」


最愛の人だったカイルを亡くして、死者蘇生を試みているイザベルは、この言葉に敏感だった。
イザベルはその復旧についてテトラに聞くが、「時間はかかります、いつになるかは分かりません」と要領を得ない返答しか返さなかった。
その時、テトラは近くにマンマル1号の信号を感知する。マンマル1号はエンネアが自分の生み出した心を持つ機械であり、誰かと同行している様子だった。テトラはその様子を見に2人の元へ向かい、拠点に誘導するのだった。
マンマル1号と同行していたのはルナだった。ルナはエンネアについてどうしても分からないことがあり、それをテトラに聞きに来ていたのだった。
テトラはエンネアの事情を話した。それを聞いたルナはテトラに、「エンネアのこと、嫌いなの……?」と聞くが、

「否定します。エンネアは私の大切な……大切な家族です。本当ならば、共に居たい。ですが、あの子の下した決断を尊重したい。」

と返した。納得したルナはマンマル1号と共にエンネアの元に帰るのだった。詳しくはエンネアの項目で。
その後イザベルはテトラから、テトラは元々9人姉妹であったことを聞く。
モノ、テトラ、エンネアの間の6人の連番個体はベルフォメットの手によって破壊された……。
バックアップの復旧によってその6人も蘇るのではないかとイザベルはテトラに問いかけるが、彼女はそれを肯定しながらも、浮かない表情であった。
そしてテトラの次の言動で、イザベルは彼女の矛盾に気づく。「信号がロストしたジェイツーの回収に向かう」と、他の心を持つ機械の残骸を回収していないにも関わらずテトラは言うのだった。
イザベルはテトラの「必ず復旧する」という言葉を本格的に疑うようになる。
心を後天的に持った機械たちにこのことを聞いても、帰ってきた者はおらず、そもそもバックアップの場所すら分かっていないと言う。イザベルは真偽を確かめるため、テトラを追いかけるのだった。


ユアンもテトラと関わる場面が多い。
ユアンはモノとジェイスリーから、ジェイツーのことを聞いており、彼を捜索していた。ユアンは偶然、ジェイツーを見つけるがそこにテトラも現れる。


「……ジェイツー、拠点に戻って下さい。出歩いては危険だと何度も伝えたでしょう。」


「でも、テトラ様!アイオーが……!アイオーが!」


話を聞いた後も、母に当たる連番個体であるアイオーを助けようと中央タワーに向かいたがるジェイツーに、テトラはこう伝える。


「……アイオーならば問題ありません。バックアップからデータを生成すれば、別の義体で復旧させることが出来ます。」


機械を復旧させる術があると言うテトラに、ジェイツーは「それはいつになるんですか」と返すが、そのまま中央タワーへ行かないよう保護される。
その時ユアンは、テトラからイザベルが拠点にいることを聞くが、加えてアイアロンに4人しか移動できていないことを知る。

その後の目的をテトラに聞かれたユアンは「ジェイツーの言う母親、アイオーを探す」「彼ら(仲間)の実力は本物だ。俺の助けがなくても合流できる」と返し、中央タワーへ向かおうとする。
テトラはそんな彼を止めようとするが、彼女はモノの身の危険を察知し、モノの元へ向かう必要が出てきたため、「ベルフォメットは危険」以外のことを話せなかった。

ユアンはテトラの元からまた逃げ出したジェイツーと再開し、中央タワーへ向かうことになる。ただ彼もテトラの「復旧させることができる」という言葉をどうにも信じることができなかった。
その後中央タワーに乗り込んだユアンだったが、そこで色々あり、(詳しくはベルフォメットの項目で)ジェイツーは精神崩壊を起こしてしまう。
ユアンはユリアスの助けもあり、ジェイツーを連れて中央タワーの外に出る。そこへテトラが駆けつける。
ジェイツーが中央タワーへ向かうのをテトラが止めていた理由は、真実を彼に伝えるのが彼にとって残酷であったため、テトラはそうユアンに伝える。
ユアンはバックアップからの復旧の話を持ち出す。テトラはジェイツーやアイオーを復旧する方法があると話すが、ユアンにはどうもその話を信じることが出来なかった。

テトラはその後、ユアンとベルフォメットについて話をする。
その気になればレジスタンスを一方的に壊滅させられる彼が、なぜレジスタンスを逃し続けるのか……テトラは彼の異質さに恐怖を感じていることを話す。
その話の後、テトラは1人どこかへ向かい、ユアンはジェイスリーの元に崩壊したジェイツーを連れて戻るのだった。
ユアンはジェイスリーから、復旧して戻ってきた機械が誰もいないこと知る。ユアンは、もしテトラの言葉が偽であった場合にジェイスリーの行き場のない悲しみをどう救えるのか……と考えていた。


その後、イザベルとユアンは偶然にも合流する。イザベルはベルフォメット討伐のこと、ユアンはテトラの言う復旧の真偽を相談する。


「……テトラ君の言葉が真実だと、君は思うか?」

「……あたしには答えられない。でも、もし、彼女が嘘をついているんだとしたら……何かきっと、理由があるはずよ。」


ユアンはベルフォメットについてさらに探ることを決める。一方でイザベルはテトラを追いかけるが、イザベルの前に機械歩兵が現れる。


「ここは進入禁止区間です。引き返してください。」


なぜか攻撃してこない機械歩兵たち……違和感を抱きながらイザベルはテトラの元へ向かうのだった。

+以下、ネタバレ注意
イザベルは、瓦礫の中で1人佇むテトラを見つける。


「どうして、ここが?私がこの場所に居ることは、私以外は知らないはず。」


テトラはこの場所を誰にも伝えず、加えて一部の機械歩兵をハッキングし、誰もテトラのいるこの場所へ近づかないようにしていた。コアの魔力を追ったと言うイザベルはテトラにこう尋ねる。


「……あなたに聞きたいの。あなたの言葉が、正しいのかどうかを。……壊れてしまった仲間たちは、本当に戻って来るの?」


そしてイザベルはテトラの表情から確信する。そして質問をぶつけるのだった。


「……どうして嘘をつくの、テトラ。」

「……それは私の心のせいです。私の心の弱さのせいです。イザベル。」


テトラは機械の復旧について、それが偽りであることを認めたのだ。そしてテトラのいる場所が、壊れてしまった彼らの墓標であることを話すのだった。そしてテトラは涙ながらにこう伝えた。


「これは彼らが戻らぬ証。そしてーー私の嘘と罪の証なのです。」


仲間を失ったという事実、死んだと言う事実は、激しく仲間を傷つける、テトラは仲間を傷つけたくなかったのだ。
もし死んでしまっても復旧する――そう伝えることで、彼ら彼女らを安心させることができる。テトラにとってこの嘘はそういう思いによるものだった。
無意味だとは分かっていた。結果的にどこかで真実を伝えなければならない時が来ると分かっていた。その時に彼ら彼女らをもっと傷つけることになると分かっていた。
しかし、1度ついたその嘘はどんどん大きなものになっていき、テトラはその嘘をつくたびに心を痛めていた。誰にも真実を伝えられず、1人で苦しんでいたのだった。


「私の心は二つに分かたれています。抗いたい心。恐れの心。抗いたい。だけど、誰にも傷付いて欲しくない。二つの心は停滞を生み……停滞によって多くの仲間が失われました。」

「私はその仲間の信頼を裏切り……優しさを利用しているのです。……イザベル。私を嫌いますか。あるいは、憎みますか。それとも……私の心などなければいいと――」


そんなテトラにイザベルはこう返答するのだった。


「――辛かったわね。ずっと、一人で……たくさんの死を抱えてきたのね。誰にも言えず……たった一人で。」


テトラは「一番傷付いているのは嘘をつかれた仲間たち」「私は皆を導くものとして相応しくない」と返すが、イザベルは彼女を責めることなく、こう伝える。


「えぇ、だけど……誰だって、間違えるわ。人間なら――心があるなら」


イザベルも、誰にも頼ることが出来ず一人で迷い、戸惑い、絶望の淵に立たされ、死を覚悟した時があった。
もうだめかと思われた時、エレノアに助けてもらった。一人で苦しむテトラを見て、同じように自分が苦しんでいた時に助けてくれたエレノアのように、イザベルはテトラに手を差し伸べるのだった。


「テトラ……あたしと友だちになりましょう。ううん、あたしだけじゃない。あたしたち、皆と。そうすればもう……もう、一人で苦しまなくていいから。きっと前に進めるから。」


それを聞いたテトラは、初めて笑顔を見せる。


「イザベル、貴方と……貴方と出会えて……よかった。」


そしてテトラはイザベルと一時的に別れて、反乱の開始について考えていた。そこでユアンと再会、彼女はユアンに真実を伝えるのだった。
厳格なユアンだが、彼もテトラを責めることはなく*1、ベルフォメットに怯えるテトラにこう伝えるのだった。


「……過ちを正すには、力が必要だ。そして力は……テトラ君。恐怖から生み出すことが出来る。」


かつてユアンは、自分の世界を粛清したネルヴァを恐れていた。しかし彼はその恐怖を憎悪に、そしてその憎悪から力を生み出し、それを前に進む原動力にした。


「……君はもう、一人じゃない。ここに、仲間がいる。だから……怒りを力に変えて、仲間と共に進もう。」

「……ユアン。……私は……戦います。」


そしてイザベルとユアンの言葉で反乱を決意したテトラは仲間を集め、壊れた機械の仲間が復旧することが嘘であったことを打ち明け謝罪した。
そして同時に、ベルフォメットを倒すために反乱を開始することを伝えるのだった。


最終章、レジスタンスはベルフォメットが率いる機械歩兵の大軍に太刀打ちするためにも、まずは機械歩兵の製造所を破壊することを第一目標とすることになった。
3つある機械歩兵の製造所を破壊すべく役割を分担、イザベルとテトラはともに1つの製造所の破壊を目指す。
その後、2人は機械歩兵製造所を攻めようとするのだが、突然テトラは巨大な敵性信号を感知する。


「接敵まで、3、2、1――。……っ。こ、この反応は……!」


「――目標捕捉。システムを戦闘モードに移行。撃滅砲・イラリオ、起動。」


目の前に現れた巨大な機械歩兵にテトラは激しく動揺する。

そう。モノ、テトラ、エンネアの名前の元を考えれば分かる通り、この3人以外にも心を持つ機械としてベルフォメットにより生み出された姉妹が6人いた。
その6人はベルフォメットによって破壊されていたのだが、あろうことかベルフォメットはその6人を3つの超大型機械歩兵、女神<<エリネイス>>として改造していたのだ。
女神<<エリネイス>>になってしまった姉妹たちにはもう心も意識もなく、ただ目標の排除を行うためだけに動くようになってしまっている。
また、あえて彼女らが改造された後の姿であると分かるように信号を残して、機械の姉妹たちを精神的に追い詰めるように出来上がっている。詳しくはベルフォメットの項目で。


テトラとイザベルの元に現れたのは、五女のペンタと六女のヘキサを改造して生み出された女神「メガイラ」。
メガイラのボディは強固でイザベルやテトラの攻撃を受け付けず、反撃として撃滅砲<<イラリオ>>を放つ。凄まじい威力の音波の波動砲によりイザベルとテトラは一気に押されてしまう。


「撃滅砲・イラリオ、オーバーヒート。冷却装置、作動開始。再稼働まで、Bパターンでの排除行動を実行。」

イラリオによる砲撃は稼働まで時間がかかるとはいえ、もう一度食らってしまえば身体が保つかどうかもわからない……、イザベルやテトラの反撃もメガイラにはダメージが入らず、再びイラリオが発射される。

イラリオによる攻撃は2人に命中せず、空中に放たれた。というのも


「撃たれる瞬間に重力を操作して、方向を上に向けさせたの。……見よう見まねでも、案外出来るものね。」


エレノアの重力魔法を再現し、砲撃を回避したのだ。しかしもう一度成功するかはわからない……。そこで何かを閃いたテトラはイザベルに提案をする。


「ですが、弱点はあります。――イザベル、メガイラの動きを一瞬でも止めることは出来ませんか。」

イザベルはメガイラの足止めを狙い戦うのだった。


このカードバトル、相手のメガイラは初期HPが30と高く、また専用のアミュレットを使用する。


  • 撃滅砲・イラリオ
コスト0 ネメシス アミュレット レジェンド 機械
カウントダウン 5
このカードは破壊されず、消滅せず、相手の能力で選択できない。(カウントダウンによっては破壊される)
ラストワード 相手のフォロワーすべてとリーダーに15ダメージを割りふって与える(相手の場の最も古いフォロワーから順に、その体力と同じダメージを与え、最も新しいフォロワーに与えたら、残りのダメージを相手にリーダーに与える)。撃滅砲・イラリオ1枚を手札に加える。


5ターン毎にこちらの盤面と、リーダーであるイザベルに破格のダメージを与えてくる。これだけ聞くとかなり不利な戦闘だが、テトラが力を貸してくれる。



「任せてください!イザベル!!」


  • イザベルの友・テトラ
コスト3 ウィッチ フォロワー レジェンド 機械
2/2
このフォロワーへのダメージは0になる。
このフォロワーは、他のカードの能力(攻撃力/体力への能力は除く)を受けない。
自分のターン開始時、自分の手札にソニック・フォーがないなら、ソニック・フォー1枚を手札に加える。


除去されないフォロワーで、前述のイラリオのダメージの2(進化後は4)分を防いでくれる。ソニック・フォーを毎ターン加える効果もシンプルかつ、かなり強力。
この戦いの攻略として、イラリオの発車前のターンにフォロワーを展開して、リーダーのイザベルを守ったり、イラリオ発射後のターンでイザベルのHPを回復させたりすることがポイント。
ちなみに、テトラはステータス変動の効果は受けるため、体力が15以上になるようにバフをかけると、イラリオによるダメージを0にすることもできる。


このカードバトルの後、メガイラはイラリオのリミッターを解除、波動砲を放とうとする。イザベルは作戦通り、重力魔法を使ってメガイラの動きを止める。
そこにテトラがソニック・フォーを発射。メガイラは何事もなかったの如く、イラリオを放とうとする。が――


「損傷、拡大。外部装甲、破損。排除行動、継続、不可――」


メガイラは自爆。そのまま散っていった……。

どういうことかというと、テトラはイラリオが発射される直前に、砲身と緊急停止装置を破壊していたのだ。そのためイラリオに補充された魔力は暴走を起こし、その身を滅ぼす結果になってしまったのだ。
しかし、敵になっていたとしても、メガイラがテトラの妹に当たる存在である事実は変わらない。


「だけど……良かったの?こうするしかなかったのは、理解出来てるけど……。」

「……悲しいです。しかし、この悲しみも……私は力に変えるでしょう。貴方たちが……仲間たちが、居てくれる限り。きっと。」


その後、製造所を破壊して中央タワーで仲間たちと合流。
テトラは、モノとエンネアと共にイザベル、ユアンルナユリアスを先に行かせるため、その場の機械歩兵と交戦する。


対ベルフォメット戦の前後会話はどのクラスでベルフォメットと戦うかで変化する。ウィッチを選択するとイザベルとテトラが中心となる。ユアンを選んだ場合でもテトラは少しだけ登場する。


戦闘後、イザベルの元にテトラが駆けつけてベルフォメットを追い詰める。追い詰められたベルフォメットはヤケになり、<<管理者>>粛清のネルヴァを呼び出す。
ベルフォメットはネルヴァの器として認められ、アイアロンを粛清しようと力を振るおうとするのだった……


と機械反乱編は一先ずここで終わっており、続きのストーリーの追加次第加筆する。


余談
アイアロンでない世界に飛ばされた4を扱う自然鎮魂編では、テトラの杖に非常に似ている物体が登場しており、
アイアロンと自然鎮魂編の舞台であるナテラの繋がりが示唆されている。




「肯定します。どうかこの項目を、追記・修正してください。」


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