秘密結社アウトレイジ

登録日:2020/06/20 Sat 15:47:56
更新日:2024/04/05 Fri 18:08:03
所要時間:約 2 分で読めます






ブータン 「おいおい、オレ様を置いていくなブー!」

カツドン 「なんや、ワレが遅いだけやんけ」

五朗丸 「あいつら、また喧嘩してるんじゃな」

ロビー 「それも仲良い証拠でアリマス」

ニケ 「※◯%%#※」


秘密結社(チームエグザイル)アウトレイジ》とは、デュエル・マスターズのカードである。
初出はエピソード3最終弾、オメガ∞マックス。

概要

秘密結社(チームエグザイル)アウトレイジ UC 火文明 (4)
呪文
G・ゼロ−バトルゾーンに自分のアウトレイジがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は、このターン「パワーアタッカー+1000000」を得る。

エピソード3の主役たちである5人のチームエグザイルが最終決戦の出で立ちで描かれている。
効果は自分のクリーチャー1体に「パワーアタッカー+1000000」を与えるシンプルなカードで、自分のアウトレイジがバトルゾーンにいることを条件としたG・ゼロも備えている。

ぶっちゃけていうとカードとしては非常に微妙である。
というのも、デュエル・マスターズにおいてパワーとは「相手のクリーチャーとのバトル」や「効果、能力の対象に選ばれるときの判断基準」でしか参照されない数値であり、しかもパワーアタッカーは攻撃中にのみ適用される強化能力のため、実質「相手のクリーチャーとのバトルにほぼ負けない」としか書いてないのと同義である。
どれだけパワーが高くても、シールドを1枚しかブレイクできないのであれば、それは同じコストのバニラカードと役割としてはほぼ同じ働きしかできない。
デュエマ史上初めて「パワーアタッカー+1000000」を持ったクリーチャーである《百万超邪 クロスファイア》は環境レベルで大暴れの活躍を見せたが、それはあくまで「緩い条件でノーコスト召喚出来るスピードアタッカー持ち2打点」という点を買われての事であり、パワーアタッカー+1000000はほぼおまけテキストである。
「クリーチャーのパワーが勝利条件に直結していない」デュエル・マスターズだからこそ出せたカードであり、それ故にこの呪文はほぼ活躍の場もなく、ストレージですら見向きもされないカードとして、ひっそりと忘れられていった。

アニメV3では勝太がヨミ戦で使用。《無法秘伝 悪・即・斬》と併用しヨミのクリーチャーを次々と倒していったが切り札の《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》は耐性で倒せなかった、とそこそこの活躍を見せていた。



追記・修正は百万パワーでお願いします。

















































The attached creature gets...




"powered breaker".





































【秘密結社アウトレイジ】

登録日:2020/06/20 Sat 15:47:56
更新日:2024/04/05 Fri 18:08:03
所要時間:約 7 分で読めます





【秘密結社アウトレイジ】とは、デュエル・マスターズのデッキである。

成立は超天篇中期、完成は超天篇末期。文明は主に火と水で組まれる。


デッキの概要

その名の通り、上記《秘密結社アウトレイジ》を主軸としたデッキである。
しかも、ただ《秘密結社アウトレイジ》を突っ込んだファンデッキではなく、最速3ターンキルも可能な超速攻デッキである。

「ぶっちゃけ微妙」と言われた《秘密結社アウトレイジ》を地雷級デッキにまで押し上げたもの、それがこの能力。

パワード・ブレイカー:このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする

冒頭で上げた「クリーチャーのパワーが勝利条件に直結していない」というデュエマの特徴を覆す、「クリーチャーのパワーと勝利条件≒『シールドをすべてブレイクして直接攻撃を決める』を直結させる」ブレイク能力である。

例えばパワー2000で「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーに《秘密結社アウトレイジ》で「パワーアタッカー+1000000」を与えると、1002000÷6000=167、つまりシールドを一度に167枚までブレイクできる計算になる。

かつて3ターンキルといえば《轟く侵略 レッドゾーン》《蒼き団長ドギラゴン剣》のデッキが存在したが、前者は2ターン目からのブレイクを含めての3ターンキル、後者は《団長》の能力でSAを付与する事が多いため、《団長》を除去してしまえばとりあえず3ターンキルは防がれる。

なので「3ターン目に一撃ですべてのシールドをブレイクする」というのはかつての3ターンキルデッキでは成しえなかった強みであり、トリガーさえ踏まなければあとはもうそのままダイレクトアタックである。

主要カード

P.R.D. クラッケンバイン SR 水文明 (3)
GRクリーチャー:トリックス/ワンダフォース 2000+
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
自分の墓地にある呪文1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。

超Ω級 ダルタニックB SR 水文明[ジョーカーズ] (4)
GRクリーチャー:ジョーカーズ/ワンダフォース 1000+
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
自分の手札のカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
このクリーチャーが攻撃する時、Jトルネードしてもよい。そうしたら、カードを1枚引く。(Jトルネード:自分の他のジョーカーズを1体、手札に戻す)

フォー・ユー R 水文明 (1)
GRクリーチャー:トリックス/ワンダフォース 0000+
バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札に含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に置く)
パワード・ブレイカーは超天篇で新登場した能力であるため、パワード・ブレイカー所持者はGRクリーチャーが多い。
デメリットナシのGR召喚カードの下限コストは2であるため、2ターン目にこれらのGRクリーチャーをGR召喚できれば、次のターンにアウトレイジを出して《秘密結社アウトレイジ》を唱えればもう勝利は目前である。
しかしこのパターンでは3ターンキルは難しいため、2ターン目はまずアウトレイジを出すパターンが多い。

TOKKO-BOON! R 火文明 (2)
呪文
GR召喚する。このターン、そのGRクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。このターン、そのクリーチャーが攻撃する時、攻撃の後、それを破壊する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
このデッキにおけるメインのGR召喚手段であり、3キルルートの要。
2ターン目にアウトレイジを出せれば、3ターン目にコイツで出したパワード・ブレイカー持ちGRクリーチャーにSAを付与して殴りかからせることができる。

そしてこのデッキを大幅に強化したのが、3つ目の黒箱こと、謎のブラックボックスパックである。


黒箱の新規達

激竜王 P 火文明 (7)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 25000
ガイアール流激烈竜王破・滅 P 火文明 (1)
呪文
このターン、自分のクリーチャー1体に「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
かつて存在した最強のバニラクリーチャー、《激竜王》がツインパクトになって登場した。
注目すべきは呪文面で、1マナでパワード・ブレイカーを付与できる。
これによりGRクリーチャーでパワード・ブレイカー持ちが捲れなくても、アウトレイジにパワード・ブレイカーを付与して殴らせることが出来るようになった。

GRの犬 ワンワンワン P 自然文明 (2)
GRクリーチャー:アウトレイジ犬 1111+
D・ソウル
《GRの犬 ワンワンワン》は、2枚より多く超GRに入れることができる。
バトルゾーンにある自分の他のアウトレイジ犬1匹につき、このクリーチャーのパワーを+1111する。

このデッキを超絶強化に導いた犬。

コイツの最大の強みは種族がアウトレイジであること。
つまり先ほど挙げた「2ターン目にアウトレイジを出さないと3ターンキルは厳しい」というこのデッキの弱点を解消することに成功した。
しかもコイツは2枚以上超GRに入れることが出来るため、12枚すべてを犬で埋め尽くすこともできる。
その場合は「パワード・ブレイカー」を素で持つGRクリーチャーが入れられなくなるが、このデッキはドローソースに《海底鬼面城》を採用しているため、《ガイアール流激烈竜王波・滅》と《秘密結社アウトレイジ》を無理やり引き込むことも不可能ではない。

これらのカード達によって安定性が増したことにより、3ターン目に相手のシールドをすべてブレイクすることが容易になった。

しかし、ここまでやっても乗り越えなければならない壁は存在する。
それは「如何に後続を護るか」の問題である。
「一撃ですべてのシールドをブレイクする」という動作を挟む以上、S・トリガーの恐怖は常に付きまとう。
ダイレクトアタッカーは基本的に2ターン目に出したアウトレイジであるため、最後の一押しを行う前に除去されてしまうことは十分に考えられる。

もうひとつは「露骨なGRクリーチャーメタ達の存在」である。

十王篇に入ってウィザーズは環境を支配するGR召喚を封じ込めるために、過剰なまでのGR召喚メタクリーチャーを投入してきた。

U・S・A・BRELLA UC 火文明 (3)
クリーチャー:ビートジョッキー/チームボンバー 4000
相手のコスト4以下のクリーチャーが、手札以外のどこからでもバトルゾーンに出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。
コスト4以下の呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。

リツイーギョ #桜 #満開 UC 自然文明 (2)
クリーチャー:トリックス/チームウェイブ 3000+
相手のクリーチャーがバトルゾーンに出る時、そのターン、相手が自身の他のクリーチャーを2体以上バトルゾーンに出していれば、相手はかわりにそれをマナゾーンに置く。
相手のターン中、このクリーチャーのパワーを+4000する。
これによりGRクリーチャーをメインアタッカーに据えるこのデッキは「ついでに対策される」デッキとなってしまっている。
とはいえこのデッキは「GRクリーチャーを大量展開し、それらの能力をトリガーとしてアドバンテージを稼ぐ」環境のデッキたちと異なり、「出てきたGRクリーチャーを呪文で強化してワンショットを狙う」デッキであるため、大量展開自体を抑制する《リツイーギョ》ならメタとして機能しないという抜け道もある。


このように《秘密結社アウトレイジ》はカードプールの変遷によって、ストレージで眠るカードから地雷デッキのキーパーツにまでのし上がった。
一見使い道がなさそうなカードであっても、後に登場するカードとの組み合わせによって強力なコンボが発見されることは時々あるため、何かしらの特異な動きや能力を持つカードは頭の片隅に置いておくといいかもしれない。


追記・修正は《GRの犬 ワンワンワン》で相手のシールドをすべてブレイクしてからお願いしますワン。

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最終更新:2024年04月05日 18:08