フュッセン(ミストトレインガールズ)

登録日:2021/01/02 Sat 10:23:00
更新日:2023/11/25 Sat 00:32:17
所要時間:約 5 分で読めます





「王に仕えることを特別に許可してあげよう。光栄に思うといい。」

フュッセンとは、DMMゲームズで配信されているブラウザゲーム「ミストトレインガールズ」の登場人物である。

【プロフィール】

武器種:鞭
種族:人間
所属:アイゼングラート
誕生日:8月25日
星座:乙女座
好きなもの:芸術品、愛らしいもの
嫌いなもの:俗物との交流、一般庶民の義務
趣味:芸術品の蒐集
特技:下級の魔物を使役できる
長所:確かな審美眼を持っている
短所:世間に関わる気が無い


【概要】

自らを「『旧き偉大なる血』を継ぐ常世の王」と自称する傲慢な女性。
現在は貴族の一員という扱いであるが、傲慢さだけは王レベル。
世界全体の敵「ミストモンスター」に対抗するためにアイゼングラートの貴族が特鉄隊(プレイヤー部隊)に所属する事となったので、彼女もアイゼングラート貴族として協力する事となる。(アイゼングラート政府から丁重に扱うように、というお察しがついていたが)
傲慢さ相応の実力の持ち主でありトレインナイトとしてはかなり優秀だが、協調性は皆無であり、プレイヤーかつ部隊のリーダーである車掌に対しても「貴様」「下僕」と呼びこき使おうとする。
また使役しているドラゴン型の魔族「シンデレラ」も粗相をすれば徹底的に調教(物理)するなど、一見「腐った貴族」のように思えてしまう。
事実、アイゼングラート軍人、特に軍の上層部である「カールスルーエ」は彼女の事を悪趣味でバカな貴族と考えており、子供の行方不明事件が起こった際には真っ先に疑っていた。
勿論フュッセンの方もカールスルーエを嫌っている。貴族という事を無視し自分たちだけの都合を押し付ける軍人は犬猿の仲なのだ。
また事あるごとにトラブルを起こしているためか政府からも覚えは悪い

しかし全く人情が無いわけではなく、意外にも子供には優しい。
また一般庶民を「下民」と呼ぶが、自分の贅沢だけの為に徴収、徴税等は余り行わない。
そして嫌いなはずの軍人に対してもカールスルーエ以外には邪険にしない。彼女に常にくっついているライプツィヒに対しても多少バカにするものの嫌っている様子はないし、向こうからも普通に接してくる。
…というかフュッセンからすればライプツィヒに構う理由は皆無なのだが、それでも構ってしまう辺り律儀というかなんというか。海馬瀬人城之内克也のような間柄か。
プライドの高さに見合った律儀さも持っており、失言したらしっかりと謝罪するし、命令を聞かない理由を問うたらしっかり答えてくれる。その答えが常人に理解できるかはともかく。
ファーストコンタクトは最悪であるが、血筋に物を言わせた腐りきった貴族様では決してないのだ。

主人公の車掌に関しては扱い自体はぞんざいであるが、実は割と気に入っている節がある。
また傲慢さの塊であるが余り不機嫌になったりはせず、多少の無礼なら口注意で済ませてくれる。
配下のシンデレラもフュッセンに対しては慇懃無礼に接しており多数の失言をしているが、よほどの事が無い限り彼(?)に当たり散らすことはない。

その性格や魔物を使役する能力は印象に残りやすく、傲慢な性格や何かを使役する存在が現れると誰かが彼女のことを言及している。

理由は不明だがやたらと公式4コマ漫画「どんこう!みすとれ劇場」に登場する。
と言っても自分以上に回復役として役立つテルミニを相手にし泣き出す
攻撃を無効化するカラマチに悪口を言いまくったら精神攻撃は無効化できない事に気付き全力で謝り倒す*1
ヴェルニゲローデにちょっかいを掛けたら満面の笑みを見せられて浄化される(画面外でカールスルーエも浄化されていた)。
…等とキャラ崩壊が非常に激しい。


【性能】

割と吹っ飛んだキャラではあるが、性能自体はわかりやすく落ち着いている。
A、S、SSレイヤー全てにおいて有能かつ使い勝手の良いスキルを覚える。
手に入りやすいAは攻撃系スキルが揃っており初心者向け。
Sレイヤーはなんと相手全体に気絶(数ターン行動不能)を付与するスキルを扱う。
また物理スキルが多いが魔法スキルもそれなりに使えるため、相手を選ばない強みはある。
そしてSSレイヤーは、このゲームでは数少ない回復スキルを会得できる。
またSSレイヤーのみが使える奥義「Sスキル」はなんと味方全員の回復という、性格からは考えられない回復特化キャラである。
しかもこの性能で配布キャラ。いわゆるパネルミッションをクリアするだけで手に入るという寛大なキャラである。

…実は元々SSレイヤーは「試練の塔」という一ヶ月に一度しかクリアできないコンテンツにて「塔ガチャチケット」を手に入れ、それによって行えるガチャのみでしか排出されなかった。
つまり、最悪でも課金しガチャをし続ければいつかは登場する他のキャラクターとは違い、彼女だけは引く回数をどうやっても上限以上に増やせない。貴族だから金の暴力が通じない。
幸い250個集めればレイヤーとして召喚できる「ミストギア」が定期的に交換所に補充されるため、それを集めて召喚するという手も無いわけではない。…が、一週間に一度、20個ずつしか補充されない上彼女のギアが並ぶのも稀という始末だった。
だが2021年9月のアップデートにて上記の仕様に変更となり、他の回復キャラが手に入りにくい限定ガチャもしくは性能の劣るSレイヤーのみという状況な為まさかの初心者向けキャラとあいまった。

時を同じくして[淑やかな祝杯を]フュッセンも限定ガチャで実装。
こちらは攻撃スキルばかりであるが、追加効果が基本的に味方のバフ
適当に殴ってるだけで味方がバリバリ強化されるという、こちらもわかりやすい性能となっている。
彼女本人は孤高を気取っているが、一番輝くのが仲間のサポートというのがなんとも。

以上の事から、相手へのバステ、味方の回復、強化等割と何でもできる。
特にほぼ無料で手に入る[王の前に跪け]は何の考えもなくパーティに入れても回復役として活躍してるだろう。
しかし逆に言うと若干器用貧乏である。
彼女を採用するのであれば何をやらせるかは明確に決めた方が良いだろう。

2023年10月24日には新たな限定ガチャユニットとして[シンデレラの背に乗って]フュッセンが実装。限定ガチャに定評のあるSS余様
火属性と衝属性の複合攻撃を持ち、敵に水エレメントが付与しているとエレメントバーストに加え火力が更に上昇するガチガチのゴリラアタッカーである。


ちなみに2022年7月に実装されたムルマンスクのSスキルに水着姿で登場している。ちなみにフュッセンの水着はここで初披露。
スイカ割をするムルマンスクをフェルクリンゲンと共に応援している。
もしかしたら今後彼女も水着で登場するのかも?



【関連キャラクター】

車掌

いわゆる主人公。下僕と呼びこき使ってはいるが、他の庶民とはまた違う特別な部下と思っている。
車掌もフュッセンの事は大切に思っているが、それでも子供が屋敷にいた際は連れ込んだと勘違いし自首を勧めていた。

シンデレラ

フュッセンが使役している魔物。シンデレラ…という名前だが性別は不明。
礼儀正しく忠実だが、意外と毒舌家であり、また変なところで気が回り過ぎる。フュッセンはこいつの毒舌には余り怒りを見せない。
一応シンデレラなりにフュッセンの事は大切に思っているが、相談も無しに色々と策略した際はかなり鞭で痛めつけていた。(尤も傷だらけにはなった割には平気な顔を見せていたが)
名前の由来は、フュッセン地方にある城が「シンデレラ城」のモチーフだからだろう。

実はコイツ、本音のところでは人類の味方ではなくむしろ「敵」に近い言える存在である。
となると彼の言動はいわゆる慇懃無礼に当たる。
だがそんなシンデレラが人間に危害を加えないのは、フュッセンの家族が衣食住…特に定期的に「食事」を与えているからである。
その食事の内訳は「霧に侵されていない魔物」である。
しかしあくまで「衣食住を与えられているかわりに人間を襲わない」だけであり、逆に人間の歴史に介入しようとも考えていないようだ。
だが主人を背中に乗せて移動したりたまに援護したりとそれくらいはしてくれるので、一応はフュッセンの味方と言えよう。

カールスルーエ

犬猿の仲の軍人で特にやりやっている仲。フュッセンの家を知っており、無許可で突入してくる。
基本的に仲は悪く顔を合わせたら口喧嘩ばかりしているものの、互いの質問にはしっかりと答える。
よってこの二人の会話は漫才世界観や状況説明になりがちである。

ライプツィヒ

カールスルーエに付き従うトレインナイト。
若干直情的で融通が利かない性格をフュッセンには苦言を呈される事はあるが、ライプツィヒが物事を余り考えない性格なので険悪にはならない。
基本的に関係は悪くはないが、良好とも言い切れない奇妙な関係である。
ただし貴族であるフュッセンは本来は一兵士である彼女を気に掛ける理由はない。それでも声を掛けるという事は多少は気になる存在なのだろう。

フェルクリンゲン

短所:すべて
自分の為なら目の前の子供ですら(罪悪感を感じながらも)見捨てるミストレ界のクズ
フェルクリンゲンはフュッセンの事を「お姉さま」と慕っている。
だがフュッセンは貴族としての心得を忘れてしまった彼女を軽蔑しており、畑仕事等の庶民がするような労働を命じている。
曰く「ここで断れば彼女もまだ貴族としての目がある」との事だが、残念ながらそうはならなかった。

ムルマンスク、ヤクーツク

軍人であるが見た目は10代前半の少女のようなトレインナイト達。
基本的に子供に優しいフュッセンは彼女たちのような子が好みらしく、色々と手を焼く。
尤もヤクーツクを挑発しその反応を楽しむといった小悪魔的な一面も持つが…。
ちなみにムルマンスクは本当に子供っぽい性格であるが、ヤクーツクはお化けが怖い事を除けばそんじゃそこらのトレインナイトより遥かに大人である。
しかし美しさを追い求めるフュッセンにとっては見た目もまた重要なのだろう。
なおヤクーツクの見立てでは「コロンビア*2よりマシ」との事。

フランクフルト

挑発的な言動を繰り返しながらも実はドMでいじめられたい願望持ちの少女。
とある作戦で彼女の父と偽装結婚することになったが、フランクフルト本人には割りと嬉しがられていた。
彼女に対しては思うことがあったのか少し引いた位置から見ていた。

パッスィ

フュッセンの趣味を理解する同志。
「友達がいない」と煽られたフュッセンが彼女の名前を挙げて反論していたことから友達と思っているようだ。

両親

メインストーリーでは自分の領土に近づきたがらないから嘸かし仲が悪い…と思われていたが、3つ目のSSレイヤーのキャラクエストでは照れながらも仲が悪い様子を見せなかった。
…だが娘を呼びつけるために上記のフェルクリンゲンを閉じ込めたり、ついでのようにシンデレラの「食事」をしたりといちいちやることが派手
なので嫌っているわけじゃないが「相手するのは面倒」と言った間柄なのだろう。



【余談】

元となった駅は「フュッセン駅」
ドイツ連邦共和国南東部のバイエルン州シュヴァーベン行政管区のオストアルゴイ郡に属す市。
駅自体はそれほど大きくはないが、シンデレラ城のモチーフとなったノイシュヴァンシュタイン城やホーエンシュヴァンガウ城と言った城郭が有名である。




追記修正はフュッセンを「ヒュッセン」と間違えない人がお願いします。























「ふんふふ~ん、ムルマンスクたんには大好きなご本♪ ヤクーツクたんには―」



【性癖】

しかし完全無欠な貴族のお嬢様であるが、彼女の最大の欠点がある。それはロリコン
そう、概要の部分で話した「意外にも子供には優しい。」というのはうそ偽りではないのだが、幼い少女を前にすると普段の威厳が消え去り、涎を垂らした情けないお姉さんモードと化す。
特に見た目が幼いアイゼングラート軍人のムルマンスクはかなりのお気に入りで、任務と称して自分の部屋に招こうとした程。
しかもシンデレラにムルマンスク役をやらせ、彼女を口説くための練習をしていたほどだが、流石にこれはシンデレラも「キモいです」と言い放ってしまった。
メインストーリーでの初登場シーンは同じく見た目がロリっぽいヤクーツクとの口喧嘩であるが、その理由は(彼女自身通したい要求があったのもあるが)可愛いからいじめたかったというもの。変態だ―!!!
他にも好きな子の髪の毛を蝋漬けにして保存するなど筋金入りである。本人を蝋漬けにしないだけマシだが。
なおこれらのロリコン趣味はよりにもよって一番手に入りやすいAのキャラシアターではおくびにも出さない。S以降は爆走するが
上記でカールスルーエが「子供の行方不明事件が起こった際には真っ先に疑っていた」というのは、貴族趣味というよりかはフュッセンの性癖を疑っての事である、彼女のロリコン趣味はあちこちに知れ渡っている。
さすがに犯罪に手を染めて迄少女と添い遂げたいわけではなく、上記の誘拐に関しては濡れ衣であったが。
しかし高い地位にいる為一瞬だけ貴族権限を使って領地の少女を集めようとは考えたらしい
だがストーリーなどではヤクーツク以上に見た目が幼いヨシノに対しては絡まず、パディントンにも粉をかけた程度と不可解な言動を見せることもあったが
後に身体は成熟しているが心が幼子の「カターニア」に興奮していたことから、内面が幼い少女に反応することが判明した。
「プウネネ」に関してもちょっかいを掛けており、その友達のホノルルには「女好き」で知られていた。
また彼女たちと色々と議論した事があるらしい。

しかし性癖抜きでも子供に優しいのは事実であり、屋敷に迷い込んだ男の子には優しく接していた。
そして彼女曰く、子供の中に車掌が紛れていたら「ややこしい」との事。つまり車掌は少女ほどではないが彼女基準では魅力的に見えるのだろう。
エッチなゲームなので車掌ともエッチするし。
他にもこんなのであるが領民には慕われているらしい。

どうにも彼女がこうなってしまった理由だが、やはり両親が関係していた。
…というのも家族の愛情を過剰なまでに受けてしまったヒュッセンはそれを面倒と思いつつ、幼い少女に同じような愛情を向け方をしているというからくりらしい。

またAレイヤーのキャラクエでは美男子…もとい美男子同士の恋愛にも興味を抱いている描写もある。
パッスィは彼女の影響を受けて腐り、プウネネに連鎖した。その事に関してはフュッセンは少し気に病んでいた。
それと見た目が幼いキャラの多いまいてつコラボの際には4コマでぶっ壊れていた。
「クソがぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!!」(本編上で絡みがないとパディントンに言われた際の魂の叫び、しかもポーズが完全にウゾダドンドコドーン!のアレ)
なお確かに本編では絡まなかったもののやっぱり見えないところでちょっかいを掛けてた事がれいなの台詞で判明している。
更に4コマでオハナ、ブラックフライア、キングスクロス、ヴィクトリアの体がロリになった姿を見たときはセリフはないものの目を光らせて興奮するという完全に変態不審者そのものだった
中身まではロリ化していないのだが大丈夫なのだろうか

そして念願かなって対魔忍RPGコラボで遂に別作品のロリッ娘にちょっかいを掛けることに成功した。
…なのだが保護したのがよりにもよってフェリシアであり、殺したがる彼女に手を焼いているようにも見えた。


またフランクフルトの父親と偽装結婚することになった際、その父親はクズorクズだった為結婚は嫌がっていたが、母親を求めるフランクフルトに対しては情けない表情を見せていた。




【余談】

DMMゲームズで配信されている美少女ゲームには、理由は不明だが彼女のようなロリコン、ショタコンキャラが多数増えている。
例:カルダミネ・リラタ(FLOWER KNIGHT GIRL)*3、エマ・シャブリエ(ガールズシンフォニー)、吉田郡山城(御城プロジェクト:RE)、クラウディア(グランブルーファンタジー)etc…
勿論世界観もゲーム層も違うのだが、ソシャゲの変態キャラの話題になるとしょっちゅう話題に上る。

彼女がこんな性格になったのは、ノイシュヴァンシュタイン城を建築したバイエルン王ルートヴィヒ2世が元になっている説がある。
彼はかなりの同性愛者であるが、ただ一人だけ惹かれた女性がいたという。




追記修正はロリコン趣味を疑われてからお願いします。

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最終更新:2023年11月25日 00:32

*1 なおフェルクリンゲンも一緒に悪口を言ってたがこちらは謝罪してない。そういうとこだぞクズ

*2 自分が世界の主人公だから自分は誰からも愛されるべきと言う考えを持つ「作られた英雄」。一応他人の話を聞くフュッセンと違い彼女は自分だけで突っ走る為、従者でご主人にも容赦なくツッコミを入れるウォーキングがいなければまともなコミュニケーションも取れない

*3 何の因果か運営がミストレと同じ会社となってしまった