城之内克也

登録日:2011/03/06 Sun 11:09:58
更新日:2025/04/14 Mon 17:06:50
所要時間:約 20 分で読めます


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AGO イワーク エロ戦車 ギャンブラー ギャンブルカード シスコン デュエリスト フラグクラッシャー ペガサス曰く5本の指に入るデュエリスト リアルファイター レッドアイズ 不良 人造人間-サイコ・ショッカー 仲間思い 元不良 光落ち 凡人 凡骨 凡骨の意地 初代遊戯王 友情 名勝負製造機 城之内 城之内ファイヤー 城之内克也 城之内君 妹思い 実験ネズミ 恐れを知らぬ 決闘者 愛すべきAGO 愛すべきバカ 本当は優しい人 根はいい奴 森川智之 毒親育ち 炎のデュエリスト 熱血漢 真紅眼の黒竜 童実野高校 裏主人公 複雑な家庭事情 複雑な経歴 親友 負け犬→馬の骨→凡骨→真のデュエリスト→凡骨 遊戯王 遊戯王デュエルモンスターズ 遊戯王登場人物項目 金髪 馬の骨 高校生 高橋広樹



けっ、技の名前はオレが決める!
ラヴァ・ゴーレムの攻撃!
城之内ファイヤー!



遊☆戯☆王の登場人物。
武藤遊戯の親友のひとりであり、生涯の友である。

プロフィール

誕生日 1月25日
星座 水瓶座
身長 178cm
体重 62kg
血液型 B型
好きな食べ物 カレーライス
嫌いな食べ物 特になし
CV 森川智之(東映版)、高橋広樹(遊戯王DM)


概要

温和で気弱なゲームオタクの遊戯とは対照的な、喧嘩っ早い不良学生。だが義理人情には厚い。
当初は本田と一緒に遊戯を「男の腐ったヤロー」としていじめており、千年パズルのパーツをプールに投げ捨てたりしていた。
本当に最初の最初、作品としては1話の冒頭だけとはいえ、現在の城之内からは想像もできないクズぶりである。

しかし、権力を振りかざす風紀委員長の牛尾さんから自分を(いじめられていると思ってすらおらず)友達だと言って必死に庇う遊戯の姿に心打たれた城之内は、プールの中からパーツを探し出して密かに遊戯のもとへ返した。
そして翌朝、後々まで引っ張られる「見えるんだけど見えないもの」発言で友情を誓い、本当の友達として接するようになった。

その後も遊戯と城之内は様々な困難、強敵を共に乗り越え、無二の友情を築いてゆく。
2人の頭文字を組み合わせると「ゆうじょう」になるのは有名。
それ故かは不明だが、家族くらいにしか下の名前で呼ばれず、基本的に親しい人間からも含めて「城之内」もしくはフルネームで呼ばれる。

その分、海馬とはかなり仲が悪く(凡骨、負け犬、馬の骨などと呼ばれ)かなり見下されている。
特に「凡骨」は、アニメで多用されたこと、一般的にあまり使われない言い回しで特徴的なこと、変換しやすいことなどからファンの間でもすっかり彼の愛称として定着してしまった。

あの有名なエロ戦車を開発したのは彼。
『エロ戦車、突撃ー!!』
原作初期は上に加え、遊戯にエロビデオを貸したり水泳の時間女子を潜水で追いかけたりと好色家な一面も垣間見えた。
文化祭の出し物にキャバクラなんて提案するのはエロゲ以外じゃこいつくらいだろう。(もちろん女子達からはフルボッコにされた)

だが妹の静香が絡むようになってからは女性好きな面は鳴りを潜める。
「ゲロマブ美女」とまで呼んだ舞からの好意もスルーし、カードデッキも女性モンスターは皆無である。*1
まあ記憶編でも周囲の人間に自分たちの姿が見えないのをいいことに覗きをやりたい放題なのを思いついて杏子にメチャクチャ怒られたりしているのだが。

喧嘩の実力はかなりのものでリアルファイト要員にもなりうる彼だが連載初期の頃は噛ませ犬の様なやられ役のポジションに徹する場面も多かった。遊戯王は主人公の遊戯が悪人を懲らしめる漫画なので彼が悪人をフルボッコにしてしまうとシナリオが破綻してしまうので仕方のない事なのだが…。


【経歴】

両親が離婚し、妹の静香と別れて現在は父と二人暮らし。
中学時代は今から想像できないほど荒れており、蛭谷という不良とツルんでいた。
本田とはこの頃からの付き合い。

当時から酒乱で働かないダメ親父の代わりに新聞配達で生活費や学費などを自分で工面して生計を立てながら父親の借金を少しずつ返済している苦学生*2*3
親父がロクデナシなのは遊戯王ではよくあるパターン。
しかしその割には高額なゲームやガレージキットの知識が豊富だったりする。
特に後者は持ち主がいなくなった少しの間に一つ作り上げるほどである、どこで学んだのだろうか。

決闘者王国へ出場したのも、賞金を妹の目の手術代に充てるためである。
その割に高級スニーカー「エア・マッスル」に10万以上のカネをポンと出していることは秘密。
まぁぶっちゃけると設定が固まっていなかったからなのだが…。
今後もバイトを続ける上で高くとも頑丈な靴が欲しかったとか、苦学生だが学費、生活費を差し引いても趣味嗜好に使う金は余裕がある*4とか、中学時代からコツコツと貯めていたとか妹が目を患っているのは知っていたが、多額の資金が必要な手術を受けるのが必要なレベルとは思っていなかった等と考えれば納得できない事もない。

結果的にスニーカーは半額の5万で手に入れるが、色々あって穴が開いて紐もボロボロになってしまう。
だが城之内はそのスニーカーを紐だけは直して劇場版に至るまで履いている。
余程欲しかった事と他に履く靴が無い*5という理由もあるかもしれないが「遊戯が勇気を出して取り戻してくれたから」が一番の動機であろう。

【性格】

義にあつくケンカに強い理想の不良学生。
仲間のために自らを犠牲にする事もいとわない、非常に漢気のある性格。
何度も自らの命をかけて遊戯を救い、バトルシティ編ではを助けるために命がけで闇マリクに勝負を挑んでいる。

だが、人を疑う事ができない性格ゆえに、作中では何度も騙されて罠に嵌っている。
海馬とは違う方向で大のオカルト嫌い。
お化けの類には滅法弱く、DEATH-Tの第2ステージや王国編の墓場ステージでは恐怖のあまり失神している。

「自分より強いデュエリストと戦う」「始めた勝負からは絶対に逃げない」という信念を持ち、精神面では一度敗北すると中々立ち直れない豆腐メンタルな王様を上回る面を見せる事もある。でもオバケは苦手だが。
王国編では海馬に完膚なきまでに叩き潰されて、事あることに彼の「負け犬」という言葉が頭の中で反芻するほど落ち込むが、彼がメンタルダメージを受けたのはその時くらいである。

強敵との戦いの中で徐々に成長していき、持ち前のド根性と強運で逆境を幾度も乗り越えていった。
この辺りはある意味で遊戯よりも主人公らしいキャラである。

【活躍】

【王国編】

妹の静香の手術費を稼ぐために、遊戯にスターチップ1つと《王の右手の栄光》*6決闘者の王国に飛び入り参加。
王国までの道中、羽蛾により海に投げ捨てられたエクゾディアパーツを取り戻そうと海に飛び込むも、回収できたのは2枚だけだった。
なお飛び入り参加故に持っていなかったスターチップを収めるグローブは遊戯に敗北・脱落した羽蛾から奪った。

デッキは雑多な戦士族・獣族・獣戦士族のモンスターが詰め込まれたもので、有力選手とは言い難い状態だった。
しかし遊戯から貰った「時の魔術師」のギャンブル効果をことごとく成功させる強運、
ダイナソー竜崎からアンティで真紅眼の黒竜を手に入れるなどのデッキ強化もあり、
孔雀舞キース・ハワードといった強敵を次々と撃破した。
ちなみにこの後遊戯王Rでは「タイムマシーン」を貰い*7、アニメでは「メタル装甲」をちゃっかり頂いてる。リボルバードラゴンも頂けとか言ってはいけない

漫画では遊戯との決勝戦は行われず、「ペガサスに遊戯の手の内を晒すだけだ」として辞退。
アニメではオリジナルのデュエルが行われ、遊戯との決勝戦を行った。
ともに互いの手を尽くして熱戦を繰り広げ、最終局面では時の魔術師の効果を成功させて城之内が勝機を掴む。
だが、ブラック・マジシャンのまさかの進化により敗北している。

最終的に敗北はしたものの「決闘者の王国 準優勝」「実力派プロゲーマー相手に実力で勝利」という成績を収め、
「町内8位」という前評判からは想像もつかない実力となった。

孔雀舞とは少し良い関係になったように見えたが、馬の骨には女心がまるで理解できず、
結局作中での舞との関係は友情止まりであり、深い所まで掘り下げられなかった。
いわゆるフラグクラッシャーというヤツである。


【バトルシティ編】

バトルシティは本来決闘者レベル5(最高レベルは8)以上にしか参加資格のない大会であるが、
彼の決闘者レベルは「レベル2」(アニメ版では「レベル2 馬の骨」)。
だが、彼の持つ真紅眼の黒竜を狙うグールズによってデータが改竄され、運良く(?)参加資格を得る。

……(出場方法を除けば)実力でもって「決闘者の王国 準優勝」を成し遂げている決闘者なのだが、レベル2だったのは社長のいたずらだったのだろうか?
ちなみに海馬はこの件について、原作では「出くわした瞬間失格にしてくれる」と豪語していたが、アニメでは当人と出くわしたものの「まあいい」とスルーした。
しかし本来なら海馬にとっては記憶の片隅にも残らない相手のはずが、比較的気にしているところから口では馬鹿にしつつも気に入ってはいたようだ。

その後、グールズのレアハンターに狙われ、当然のごとくレアカードの真紅眼の黒竜を奪われてしまう。
真紅眼の黒竜は程なくして王様が奪還したが、城之内は「自分が真の決闘者になるまで預かっていてくれ」と、真紅眼を遊戯に託した。

ここでもエスパー絽場インセクター羽蛾梶木漁太と強敵を次々に撃破。
彼らからアンティとして手に入れたカードによりデッキを強化してゆく。

しかし、遊戯の友人としてマリクに目をつけられてしまい、洗脳されて遊戯と互いの命を賭けた決闘を強要される。
だが、表遊戯の発動したエクスチェンジによって見せられた魂のカードであるレッドアイズによって自分自身を取り戻し、最終的に2人とも無事に生還を果たした。
「城之内くん…大好きだ…!!」

その後、パズルカードをキッチリ揃えて決勝トーナメントに進出。
リシドとのデュエルではトラップカードを駆使した戦術と切り札の聖獣セルケトに蹂躙され、敗北寸前まで追い詰められる。
しかし、マリクの命令でリシドがレプリカのラーを召喚しようとしたことで、神の天罰が下る
城之内とリシドが共に気を失ってしまったことで「先に立ちあがった方をデュエルの勝者とする」という判定が降りる。
結果、城之内のみ立ち上がったことで、幸運にも勝利することができた。もし、続いてたら死んでた可能性が高かったが……。

ちなみに、この時にマリクがリシドに神を使わせたのは、
今デュエルを行っているリシドがマリクの正体であると周囲に印象付けるため(この時のマリクはナムという偽名を使って正体を隠していた)。

城之内は遊戯とのデスマッチを仕組まれた一件もあってマリクのことを憎んでいたが、正々堂々と戦うリシドの姿を見て、この男はマリクではないと看破。
マリクは疑惑の矛先が向けられることを恐れてこのような演出を目論んだわけである。まあ、結果は裏目に出てしまったわけだが。

辛くも準決勝に進んだ城之内は、対戦の組み合わせを決めるバトルロイヤルにて、自身との対戦を望む闇遊戯の気持ちをも差し置き、闇マリクに敗れたことで罰ゲームを受けた舞を助けたいとの想いから闇マリクと対戦することを望み、最終的に自身もその後に脱落するのを承知の上で闇マリクのライフを0にして彼との対戦が決まる。
闇マリクとの決闘では、ラヴァゴーレムやヘルポエマーなどを使ったねちっこい戦術と闇のゲームによるリアルダメージに苦しみながら少しずつ闇マリクを追い詰めていく。
しかし、最終局面でラーの翼神竜に焼かれて「城之内 死す」してしまった。(冒頭の「城之内ファイヤー」発言はこの決闘中のもの)

……ただし。
さすがの城之内でも神の攻撃には耐えられないと踏んだ闇マリクだったが、なんと城之内は倒れなかった。
現実に苦痛を感じる闇のデュエルであり、万力モンスターで想像を絶するほどの激痛を受けていて、
しかも神の攻撃ともなればダメージも尋常ではないのだが、驚くべき精神力で城之内は耐え抜いたのである。
これには闇マリクも「ありえないぃ」と本気で驚愕し動揺していた。
海馬もこの後はいつものように小馬鹿にするが、神に立ち向かってみせた事実は認めざるを得ず、彼なりに褒めてはいる。

闇マリクのライフは残りわずかであり、あと一撃与えれば勝利という絶好のチャンスが到来。
勝負を決める最後の一撃を加えようとするのだが、その寸前で意識を失ってしまい、そのまま敗北となった。

とはいえタイトルで死す扱いされるのもハッタリではなく、意識不明の重体に陥る。
だが治療を受けている途中、遊戯が召喚したレッドアイズブラックドラゴンに呼応するように復活。結果「城之内死す」は嘘予告となった。
以降は賑やかしに徹した。
とことんひどい目に合った凡骨だが、完治した静香と再会したり、遊戯と更に絆を深めたりと逆境から得るものも多かった。
大会結果は海馬と並び第3位(アニメでは海馬との3位決定戦に敗れ第4位)。

しかも、闇マリク戦での敗北もいわばラーによる負傷退場であり、そのままターンが回っていれば凡骨の勝利だったのである*8
ラスボスに事実上勝利とは、少々やりすぎとも言える優遇っぷりである。
リシドには実質敗北したものの、それでも寸前まで自らの力不足と負けを潔く認めていた部分は彼の成長を思わせる一面だろう。バトルシティで高めたデュエリストの魂の高潔さは、そのリシドからも「お前と戦えたことを誇りに思う」と賞賛された。

ちなみにギルフォード・ザ・ライトニングをこのデュエルから使用しているが入手時期や過程が不明である。
原作本編での能力と城之内自身の発言から察するにレアカードではあるようだが、
バトルシティ開始時には真紅眼と時の魔術師しかレアカードを所持していない旨の発言をしているので、バトルシティ途中で入手したと考えるのが自然だろう。
大会中は40枚デッキのみで途中で構築を変更する事が禁止されていたのに対しアンティルールが採用されているバトルシティでは大会中にデッキ構築を変更する事が認められているので梶木戦後~マリクに洗脳される直前までの間に何等かの手段で入手したと考えられる。
余談だが、彼だけでなく基本的に遊戯王はカードの入手経路について描写されることは少ない*9

なお、決勝トーナメント直前のアニオリ回では舞との関係が一歩進展するのではと言われたが、結局本人がアレなのでやはりそんなことはなかった。
女好きだった男が変わったものである。


【乃亜編】

BIG3大岡筑前と対戦する。
彼の凶悪なデッキマスター能力に苦しめられた上、頼みの綱であるギャンブルでも致命的な失敗を重ねてしまい、
「運にすら見放されてしまった」と戦意喪失しかかるが、乃亜の乱入によりギャンブル失敗の理由は大岡の仕掛けたチートと判明、
先程から一転して奮起すると共に一世一代のギャンブルを仕掛け、そのクソ度胸とハッタリを武器に敏腕弁護士を相手に心理戦で圧倒、逆転勝利を収めた。

原作ではリストラされてしまった王国編のエース「炎の剣士」もここぞとばかりに使用していた。
その後も遊戯とのタッグデュエル、モクバ捜索中のリアルファイトなどで活躍。


【ドーマ編】

伝説の竜「ヘルモス」に選ばれ、ドーマとの闘いに遊戯達と身を投じていく。

なんと舞がドーマ側に寝返っており、敵として戦うことになる。
いつの間にか真紅眼を遊戯から返してもらっており*10、モンスターの装備カードにした。

果てには儀式魔法によって真紅眼座の聖衣としか思えない鎧に変化させて自身に装備
レッドアイズの影霊衣と化してリアルファイトを繰り広げるという意☆味☆不☆明な絵が楽しめる。*11
その後、疲労困憊のまま孔雀舞との連戦となり決闘に敗れてしまう。
魂を奪われてダーツに利用されるも、ダーツの決闘後にはいち早く復活した。
ちなみにこのときの城之内はやたらガチカードを使用している。詳しくは後述。

なお彼のもの凄い猪木アゴの画像が出回っているが、それは舞戦においてギャンブルを成功させた時に感極まって見せたシーンのキャプである。


【KCグランプリ編】

今回でようやく大会に正式に参加できた。大会前の磯野の紹介は「炎のデュエリスト、凡骨こと、城之内克也!」。
遊戯が使った魔法カード「凡骨の意地」に妙に反応したり、ジーク戦で手札事故を起こしたり凄まじい顔芸を披露したり、ネタキャラが板についている。
バトルシティ編、乃亜編、ドーマ編と命を懸けたようなデュエルばかりやってきたせいか、
「デュエルを楽しむ」というのを忘れかけてたがある人物とのデュエルでその心を思い出した。

アニメではジークとの対戦がラストデュエル。
またもや(準)ラスボスをあと一歩まで追い詰め、誰をも見下しているジークに本気を出させたが、健闘むなしく敗北。
「命が掛かってないと本気を出せない」とまで言われてしまうが、負けを引きずらないほど成長した彼を見て、仲間たちは優しく微笑むのであった。


遊戯王R

遊戯・本田とKCビルに突入するが、序盤にて落ちていたカードを拾いに行った結果見事に罠に嵌り、
城之内を追いかけて行った本田に遊戯とはぐれてしまう。
だが、1人で何人ものカード・プロフェッサーに勝利、高い実力を見せつけた。
遊戯には10万ドル(約1200万円)の賞金が掛かっていたが、彼の賞金は10ドル(約1200円)
その賞金の低さやその所為で対戦相手から「お前を倒した賞金なんか小遣いにすらならねぇ(要約)」などとあからさまにナメられるなど、
またしても嫌がらせ染みた扱いに怒りを燃やしていた。なおカードプロフェッサーを次々に打ち破った事で賞金は徐々に上がっている。

【デッキ破壊】の北森玲子に巧みな話術で攻撃を仕掛けさせ勝利した所は賛否両論だが、
これはデュエルの基本である「モンスター同士のバトル」を怖がり、対戦を楽しめていなかった彼女への発破という側面が強く、
実際に玲子からも感謝されている*12
玲子が自身の戦術に誇りを持って堂々と戦っていたりしたら、さすがの城之内もこういう言動はしなかったと思われる。
まあ、アニメでのリシド戦を含めた他のデュエルでの言及的に一度はツッコむかもしれないが。

城之内ファイアーに変わる必殺技「城之内クラッシャー」が生まれたのもこの時。
ちなみにこの時も王国編のように、敵からデュエルディスクを借りている。
今回借りた相手は羽蛾のような卑劣な奴じゃないので、ちゃんと色つけて返却はしているが。


【記憶編】

前世の人物に該当する人物がいないために、あまり深くは関わっていない(ゲーム『封印されし記憶』では一応、ジョーノというそっくりさんがいる)。
決闘を諦めかけた表遊戯を激励したり、原作では王国編以来の真紅眼の黒竜を召喚してゾークと戦ったりしている。


【闘いの儀】

表遊戯とアテムの決闘がメインなので当然ながら活躍する描写はないが、
彼の表遊戯に対する台詞は彼への信頼と友情を強く感じさせるものとなっている。


【デュエルの実力と使用デッキ】

当初は杏子にも負ける位にデュエルが弱かった。
デッキに「見た目が強そうな」モンスターばかり入れて、
「なぁにこれぇ」
と遊戯にコメントされたのは(中の人の棒読みっぷりもあって)有名な話(ちなみに原作だと「うわっ! なんだコレ!」)。
しかも魔法・罠カードを入れていればまだよかったのだが、原作・アニメともに40枚全部戦闘タイプのモンスターである。

今でこそ高い能力値と数多くのサポートによって通常モンスター(バニラ)の価値は見直されているが、当時としてはローパワーどころではない紙束デッキである。
遊戯の《エルフの剣士》《幻獣王ガゼル》を筆頭に切り込み要員と言えば攻撃力1400~1700前後であるが、
城之内の同ポジションのモンスターは《ランドスターの剣士》の攻撃力500や《格闘戦士アルティメーター》の攻撃力700とかなり低い。
但し、原作効果の《天使のサイコロ》やアニオリで使用した《1ドル銀貨》など、低攻撃力モンスターとの連携を図ったカードも投入されている。

後に、彼や関連カードの影響で通常モンスター主体のビートダウンを行う【凡骨ビート】が登場するなど、当時は誰も想像していなかった……。

当初は「なぁにこれぇ」なデッキ構成だったが、「決闘者の王国」出場のため猛特訓。
炎の剣士》《魔導騎士ギルティア》《ガルーザス》《アックス・レイダー》《ワイバーンの戦士》《タイガー・アックス》といった、
攻撃力1800前後の戦士・騎士系モンスターを中心としたデッキで王国に挑戦した。
ドラゴン族使いの印象を持たれたり、ゲーム作品では実際にそのような扱いである事もあるが、
ベビードラゴン》や「真紅眼」の印象が強く残りがちなだけで実際に使用したドラゴン族モンスターはその程度である。劇中でも戦士族の使い手として周囲から認知されている。

バトルシティでも《鉄の騎士 ギア・フリード》《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》《ロケット戦士》といった戦士系モンスターを愛用している。
炎の剣士やギルティア等については生け贄召喚のルールが新設されたため出番はほぼなくなった*13
また途中入手した《伝説のフィッシャーマン》も度々使用されているが、原作ではレベル4なのに対してOCGではレベル5であったため、
アニメ版及びアニオリでは代役として、原作ではレベル6故に王国編で出番が終了していた《アックス・レイダー》の出番が増えている。
「炎の剣士」はその後も何だかんだで使用している。なお原作とのすり合わせか、炎の剣士はカードの枠の色が通常モンスターの黄色になっている。

とはいえ、つい先日までずぶの素人だった城之内のこと、決してデッキの地力は高いとは言い難い。
例えば、ほとんどのメインキャラが使用している「死者蘇生」を原作では所有している様子がない(アニメでは使っている)。
同じく原作で多用された「魔法解除」*14もなく、魔法カードを除去するには「ハリケーン」を使用している。OCG的にはそっちの方が強いが

そんな彼を助けた最大の功績者は各種ギャンブルカード
「時の魔術師」(+「ベビードラゴン」)、「ランドスターの剣士」+「天使のサイコロ*15」等の運頼みのカードを多数使用。
異常な強運によって良い目をことごとく引き当て、何度も逆転勝利につなげた。
余りに強運すぎてギャンブルカードが全部失敗するイカサマを仕掛けられたりギャンブルカードメタを使われるほど。
Rでは本田に「デュエリストというよりギャンブラーだな」と呆れ気味に評されている。

また、「墓荒らし」「ものマネ幻想師」で相手のカードを奪うのも得意な戦術の1つ。
カード資産の不足を補うと同時に、相手の戦略を逆利用して幾度となく強敵を罠にはめている。
リシド戦では「おろかな埋葬」で彼の墓地にサイコ・ショッカーを送りつけてから墓荒らしを用いるというこの戦法の発展版も登場。

更に、王国・バトルシティ通じて「アンティルール」で多くのレアカードを入手、デッキを大幅に強化している。
真紅眼の黒竜人造人間-サイコ・ショッカーはその代表格である。
ちなみに「ベビードラゴン」「サラマンドラ」「右手に盾を左手に剣を」「鎖付きブーメラン」はアニメではトレードで手に入れている。

バトル・シティ以降は、どこで手に入れたのか攻撃力2800の「ギルフォード・ザ・ライトニング」(城之内曰く「最強のしもべ」)を所有しているが、
おろかな埋葬と墓荒らしコンボなどで目立つサイコ・ショッカーの方が切り札としての印象が強いだろう。

防御カードは主に《スケープ・ゴート》と《マジックアーム・シールド》、《悪魔のサイコロ》*16
スケゴはアニメ版ではパンサー・ウォリアーのOCG効果に対応する為に生け贄要員として使用される事も多かった。
落とし穴》も城之内が主に使用していたカード。
原作効果とOCG効果がかなり異なるためアニメ版では《串刺しの落とし穴》となっており、後にこちらのバージョンもOCG化した。
《鎖付きブーメラン》もそのトリッキーな特性を十全に活かした戦術を披露していた。

墓地の有効性にも気付いており「おろかな埋葬」「クイズ」といった墓地利用カードなんかも多い。
「墓荒らし」も相手の墓地を利用したものであり、今では当たり前の「墓地を利用したデッキサーチ」を有効に使いこなしている。

アニメオリジナル、特にドーマ編以降では何か開き直ったのかガチカードを大量使用し始めた。
「ファイバーポッド」、「ゴブリン突撃部隊*17」、「切り込み隊長」、
魔法罠では「奈落の落とし穴」「戦士の生還」「早すぎた埋葬」「はたき落とし」、
オリジナルカードでは効果でモンスターが特殊召喚された時にそのターンを終了する罠カード「誕生の祝福」や、
サイコロを振って出た目だけカードをドローし、同じ枚数デッキから除外する「運命の宝札」といったカードなど、
現実のOCGでも規制を経験したor間違いなくOCGになり得ないガチカードを多用している。
また、「ハーピィの羽根箒」も所持はしていないが、使用したことがある。
他にも「魔導ギガサイバー*18」「サイバティック・ワイバーン」「ネコマネキング」なども使用しており、どのカードも効果やステータスを最大限活かしている。

単純で熱くなりやすい性格に加え、経験の少なさとカードプールの乏しさから、対戦したデュエリストからは(少なくとも初見では)総じてナメられがち。
が、実際の対戦では上述したとおり相手のカードを利用する、戦術や盤面を逆手に取って逆転するなど、イメージとは裏腹にかなりトリッキーな戦術を取る(アニメDMでは海馬に「馬鹿を挑発し過ぎると何をしでかすかわからん」「奴の思考はKCのコンピューターでも予測不能」と言われている)。
闇マリク戦で《天使のサイコロ》を相手モンスターに使用し、敢えて攻撃力を上げる事で《機械複製術》*19の対象外にする奇策はその好例。

ギャンブル頼みの悪運が強いデュエリストという印象とは裏腹に、戦局を捌くセンスはかなり高く、またギャンブル展開に持ち込む時も、きちんと自分にとって分のいいギャンブルになるよう盤面を作りながら持ち込む為、地力も相応には高い。
加えて洞察力も鋭く、バトルシティ編予選では戦った相手全員からイカサマを仕掛けられるが、デュエル開始前に仕込んできた羽蛾のイカサマ以外は全て最終的に看破しており、羽蛾のイカサマについてもその穴を地力で見出して乗り越えている。
彼と同行していた双六も既に城之内がデュエリストとして高い領域にいる事を認める発言をしていた。
総じて闇遊戯が彼といずれ真のデュエリストとして矛を交える事を楽しみにするのも当然と言える程度には強いデュエリストである。

アニメ版でのオリジナルデュエル「遊戯VS城之内」では、闇遊戯、表獏良、ペガサスから「力押しの闘い」だの「パワーの城之内ボーイ」だの言われているが、
実際のところ、王国編だけ見れば遊戯よりも城之内の方がトリッキーな技で逆転するデュエルが多い。
事実直前のキース戦では圧倒的カードパワーで圧倒してくるキースに対しテクニックで応戦し、彼の一瞬の隙を突いて勝利した。
余談だがこの試合の城之内は異様なほど冷静。
戦う前は魔法が効かないことや罠を警戒せずに炎の剣士を犠牲にしたりといつも通りだが、先鋒のメタル・デビルゾアを倒した後は挑発をしながらも相手の攻撃を次々と対処。
また「地獄を見たことがあるか?」という「口撃」すらも、無言で睨みつけるのみの反応を示す等、冷静かつ徹底的に処理していた。
その時の彼の顔は言うなれば普通の表情なのだが、命のやり取りをするキース以上の恐ろしさを感じさせた。
この時の試合は「こいつ(キース)に勝てば事実上目的が果たせる」為、対戦相手を直接見ていた城之内と、「こいつ(城之内)をさっさと倒して、ペガサスを倒すのが目的」の為対戦相手を見ていなかったキースとの差が勝敗を分けたと言っても過言ではないだろう。

また、遊戯とのタッグ戦は原作・アニメを併せて2回だが、そのどちらにおいても相互フォローで勝ちをもぎ取る見事なコンビネーションを見せている。

ただし、主要戦術は再三繰り返すように「相手のカードや戦術を利用してのビートダウン」であり、ロック系の相手は苦手。
防御カードのほとんどは「ライフが0にならなければ良い」といういかにも城之内らしいカード内容となっている。
具体的なラインナップは《体力増強剤スーパーZ》や《ハイパーフレッシュ》*20《1ドル銀貨》*21等。

また、その真価を発揮するのは主に「守らねばならない/助けねばならない何かを背負っている時」であり、逆にその手の背負うものが何もない=負けても何も失わない普通のデュエルでは運命力が低下しがち。
これは前述の通りKCグランプリ編で本田にツッコまれていることから作中でも承知の事実のようだ。

他にも羽蛾に仕込まれたイカサマカード、《寄生虫パラサイト》を羽蛾戦後もうっかり抜き忘れ、次戦でピンチに陥るなど詰めが甘い点も目立ちがち。
そして最大の弱点は戦略的なデュエルスタイルとの致命的な相性の悪さ。
使用カードの傾向やデュエルの推移を見れば一目瞭然だが、生来の熱くなりやすい性格も相まって、長期的な視点でデュエルを進めるのが非常に苦手。基本的に出たとこ勝負の場当たり方式で戦っており、目の前のピンチをしのいで切り返すのは得意だが、それゆえに少しずつ布石を打って最後に勝利を狙うタイプの相手には非常に弱い。*22

要するに闇遊戯や海馬、マリク、リシドと言った強豪中の強豪達とことごとく相性が悪く、特にリシド戦では我慢比べに陥った際にこらえ切れず攻撃を仕掛け、案の定大ピンチに陥っている。

【余談】

上述の通り、城之内は海馬に様々なあだ名を付けられている。
当初は「負け犬」だったが、決闘者王国の決勝トーナメントまで残ったことで、
「馬の骨」に昇格し、バトルシティで「凡骨デュエリスト」にさらなる昇格を遂げた。

どれもひどい言い草だが、意味的には「敗者」→「無名な人」→「普通の人」であり、(海馬の中では)随分と城之内の株は上がっているようである。
勘違いされがちだが「凡骨」自体は悪口ではなく、海馬が悪口として使っているのは自分が優れているという思い込みからである。
アニメ版では一度、ポンコツに格下げされたこともあった(アルカトラズと絡めての言葉だと思われるが)。

凡骨以降も状況によって変えられてはいるが基本的には凡骨で通している。
例:雑魚、実験ネズミ、実験ネズミにもならん実験バエ、誇りある実験ネズミ、雑魚、三流、etc……。
ラーの翼神竜の攻撃に耐えきったことでついにデュエリストとして認められる。(アニメ版では3位決定戦が行われたからかまた凡骨ともいうようになったが)

TFSPの海馬シナリオでは直接対決することになり、馬の骨からすっとばして「城之内」に特進している。
それに対する返答は「お前に言われるまでも無く俺は城之内だ!」
確かに。
そしてデュエルリンクスのDSOD城之内でDSOD海馬に勝った際にはついに「お前も真のデュエリストだったか…」と認めてくれる。負けたら町内大会がお似合いだと煽られるが。


KONAMIもそれを気にいったのか、遊戯王OCGでは「凡骨の意地」や「馬の骨の対価」など、明らかに城之内を意識したカードが作られている。
効果はいずれも「通常モンスター(特殊能力のないモンスター)」をサポートするものであり、
プレイヤーの間では「凡骨」とは「通常モンスター」を意味する単語として認識されている。
実は社長の嫁こと青眼の白龍も「凡骨」の一員であることは密に、密に。

とはいえ基本海馬にとって城之内は相手にする必要も無い存在の筈である。
なのにここまで挑発する理由は不明だが、同じ兄でデュエリスト、そして父親に苦しめられた者かつ不屈の心の持ち主といった共通点にシンパシーを感じたからかもしれない。
もしくはモクバと仲が良いからか。

GBで発売されたゲーム版遊戯王の『4』は「遊戯バージョン」「海馬バージョン」「城之内バージョン」と無理矢理3分割されて発売されており、それぞれのバージョンごとに使用可能なカードが異なる。
大体原作で使用していたカードに沿っているのだが、そのせいで使用可能カードでは城之内バージョンがぶっちぎりで強いという有様に。
ちなみに遊戯バージョンはトラップや魔法が貧弱で一番使いにくい主人公なのに……
ただ、原作の時点で稚拙なプレイングを強力なカードと豪運で乗り切るプレイスタイルだったため、鋭い人は城之内バージョンを選んでいたようだが。
OCG準拠のゲームではデメリットアタッカー中心の【戦士族】にギャンブルカードを添えたデッキを使うことが多い。性質上低レベルながら高攻撃力のモンスターが多いためデッキが軽く、一発逆転のギャンブルも怖い。
そのため、当時まだサポートが少なかったブラック・マジシャンや青眼の白龍を腐らせやすい遊戯や海馬より強いという声も少なくなかった。

また、遊戯王のアニメで初めて手札事故を起こした人物でもある。*23
しかし、そんな彼もGXの時代にはあのペガサスから直々に、武藤遊戯(アテム)、海馬瀬人エド・フェニックスヨハン・アンデルセンと並んで才能のあるデュエリストと評されている。

遊戯王GXの最終回においても、新聞の記事にて顔のみ登場した。
何故かファンには有名な猪木顔で写っている。
スタッフ狙ったろ。

実は原作初期に一度、作者に名前を「友也」と間違えられたことがある。
作者の高橋和希先生も気付いたのか、コミックスの幕間にてセルフツッコミしている描き下ろしが書かれている。

学校の成績は非常に悪く、テストの成績は400人中392番
ただ彼よりも下が8人はいることから、少なくともテストは真面目に受けて、全部0点というわけではないのだろう。

偶然かどうかは不明だが、「墓地利用」「ライフが0にならなければ負けではない」という戦法は現在のOCGにて最善の考えである。
もしかしたら彼は原作の時点で一番M&Wを理解していたのかもしれない。



完全復活!
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最終更新:2025年04月14日 17:06

*1 ただしこれに関しては特に初期に見られた「とにかく見た目が強そうなモンスターを入れる」という彼のデッキ構築スタイルもあるものと思われる。また、彼をモチーフにしたストラクチャーデッキには入っている場合もあるが、これはシナジーを狙った実用的側面や、原作ネタの再現などメタ的な理由が大きい。

*2 本田曰く、「中坊の時から『新聞配達をする無法者』として評判だったほど」とのこと。

*3 無断バイトの杏子とは違い、学校から特例として正式な許可を得て行っている。

*4 前述の通り高額のガレージキットの知識と製作経験がある他、TVゲームの知識にも明るい描写がある。

*5 ちなみにこのスニーカーゲット直前まで履いてた靴は「穴が開いてたから捨てた」とのこと

*6 決勝トーナメントへの参加と優勝賞金と引き換える為に必要なカード

*7 どちらかと言えば対戦後に忘れられていたのを預かっていたと言うべきか。再戦後にちゃんと返却しているし。

*8 もっとも、闇マリクは初めから闇のゲームの効果で相手をノックアウトすることを意識していて目論見通りではあるため、「戦術的には勝っていたので闇マリクは反則勝ちのようなもの」というのも極論である。

*9 数少ない例の一つがバトルシティ編突入直前に遊戯は杏子とのデートの中でブースターパックを1つ購入したシーン。この時遊戯は《光の封殺剣》を引き当て、デッキに投入している。

*10 原作でもバトルシティ編エピローグでデュエルしており、その後の展開で使用しているのでその時返却されたと思われる。原作後の時系列である劇場版ではデッキに投入していた。

*11 ちなみにこれ自体は1ターンで終わり、実際にリアルファイトに使用したのはアニメオリカの「オーラアーマー」という罠。

*12 本田くんには「上手く攻撃を誘って汚くねーか?」とツッコまれたが。

*13 デッキには入っているらしく、梶木戦では生け贄召喚され、Rでは玲子戦で融合素材になった

*14 原作では相手の魔法カードにチェーンしてその発動と効果を無効にするという、ノーコストの《マジック・ジャマー》に近い効果。

*15 原作では攻撃力500以下のモンスターにしか使用できない。代わりに攻撃力上昇幅は「サイコロの出目分倍(出目が4なら4倍。ランドスターの剣士が対象なら攻撃力500から2000にアップ)」とかなり大きい

*16 天使のサイコロ同様、原作ではサイコロの出目分相手モンスターの攻撃力を割る。出目が4なら1/4とやはりOCGと比べてかなり凶悪。

*17 レベル4で攻撃力2300は十分高く、デメリットも使い捨て攻撃要員と割り切れば軽いため、OCGでもかなりの使用率を誇った。アニオリにて御伽とのブースタードラフト戦で引き当て使用しており、その有用性を認めて自身のデッキにも投入したのかもしれない。

*18 ちなみにこれもエスパー絽場が使用したカード、気に入ったのだろうか

*19 原作では永続魔法で、対象モンスターの攻撃力が500以上になった瞬間にデッキから呼び出した分は破壊される仕様だった。

*20 自分のライフが相手モンスターの総攻撃力の半分以下の時に発動でき、現在の数値分ライフを回復する。

*21 自分フィールドの攻撃力1000以下の表側表示モンスターが相手モンスターの攻撃対象になった時に発動できる。その攻撃を無効にする。このカードで一命を取りとめたことも。

*22 逆に羽蛾や竜崎、舞、キースなど「序盤から速攻をかけてペースを握り、そのまま押し切る」タイプの相手にはめっぽう強い。

*23 KCグランプリ編でのジーク戦。