Xuse(ゲームブランド)

登録日:2021/01/13 Wed 18:01:58
更新日:2024/10/20 Sun 05:52:33
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Xuse(ザウス)とは日本のアダルトゲームメーカーである。


概要

元々は「ユースノゲームハオモシロイ」のCMで有名であり、クソゲー(『百鬼夜行』など)が多かった株式会社ユースが名義をXuse(ザウス)に変更してできたブランド。
メーカー名の由来は18禁の「X指定」と元々のブランド名「ユース(USE)」を組み合わせた模様。

処女作『ねいちゃあトリップ』は1999年と、エロゲメーカーとしてはかなり古参の部類になるのだが、作品の知名度に対して、作っているブランドはわからないという人が多い何故か微妙なメーカー。
しかし、行っている事はかなり派手なことをしており、名作『永遠のアセリア』の舞台上演や、キャラフェスで和太鼓のパフォーマンスがあったりする。

ゲームには(全てではないものの)お酒の種類で区分分けすることがある。
【本醸造】はADVとRPG要素が取り入れられたゲーム性重視の作品、【吟醸】は陵辱要素の強い作品、【純米】は純愛要素が強い作品、【発泡】は定価5000円と他作品より低価格の作品となっており、ゲームを買うときに参考になる。

2021年5月26日に株式会社T.N.G並びに株式会社ユース共々、東京地方裁判所から破産手続開始決定を受け、その4日後の同年5月30日に公式SNSにて廃業が発表。
ユース時代から通算すれば30年以上もの歴史に幕を引く事となった。
なお、『永遠のアセリア』始めとする永遠神剣シリーズの権利については、元スタッフの高瀬奈緒文氏に譲渡する形となったとのこと。


代表作

①【本醸造】

ザウスの出世作かつ、最高傑作という意見も多い作品。
神剣などの設定の粗などがあるものの、理解すれば戦略性のあるSRPGパートと、異世界での出来事が展開されるADVパート両方に面白さがある。ファンディスクあり。

  • 聖なるかな
『永遠のアセリア』の次回作。
プレイ時間のあまりの長さや主人公が無双状態なことに不満を持つプレイヤーが多くなってしまった為、『アセリア』の方が好きというファンも多い。

2014年度KOTYe大賞受賞作。詳しくは所要時間30分の個別記事を参照。
鈴木一也がいたのに…どうして…。

②【純米】

重厚な世界観と舞台設定が魅力だが難解すぎるシナリオには注意。田中ロミオが関わっているという印象が強すぎてXuseの作品という風に捉えているプレイヤーは少ない。

③【吟醸】

タイトルがやばすぎるバカゲー要素も多いゲーム。Ⅱもある為、結構当時売れたのか…?
最終痴漢電車3』に匹敵する程度の知名度のある痴漢ゲーである。

④区分なし

  • 神様のゲーム -監禁された6人の男女-
小説家になろうにおいてR-18小説を執筆していた原作者「クロ」の同名作品を成人ゲーム化したもの。
前作『新世黙示録』が原因で原作改悪等を心配する人も多かったものの、近年では珍しいグロ描写も多く、完成度の高いデスゲームを題材にした作品となっており、
2chベストエロゲーランキングにも入った。
しかし、残念ながら原作者によると諸事情により続編をXuseから出すことは不可能となってしまい、別のエロゲメーカーから出せないか模索している模様。この諸事情というのはXuseの廃業が近かったからである可能性が高い。


有名なスタッフ(元も含む)

  • 人丸
『永遠のアセリア』などで有名な原画氏。
昔の作品は作風には合っているもののかなり癖のある絵を描くのでかなり賛否両論であった人物。現在は万人受けする絵になったが、以前の方が良かったという人も多い。

  • 座敷猫
2003年以降、ザウスでシナリオを書いていたシナリオライター。現在はフリーになった模様。

シナリオや企画を担当し、最もザウスに大きく貢献したかもしれない人物。彼がいなければ、永遠神剣シリーズは生まれず、経営が厳しくなったかもしれない。
後に退社し、ETERNALを設立。相変わらずゲームのプレイ時間の多めな非常に歯応えのある作品を世に出し続けている。



ツイキ・シュウセイヲオネガイシマス。

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最終更新:2024年10月20日 05:52