プリチケ

登録日:2021/05/14 Fri 16:39:56
更新日:2021/06/10 Thu 17:48:44
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プリチケとは、以下のものを指す。

1.タカラトミーが開発したゲーム筐体のこと。

2.1の筐体から排出されるカードのこと。プリティーシリーズにおける劇中アイテムでもある。

ここでは、1.のことを「(プリチケ)筐体」、2のことを「プリチケ」と呼称する。


概要

プリチケ筐体は女子向けタイトル『プリパラ』と男子向けタイトル『ブキガミ』の2種類をもって、2014年7月から稼働を開始した。

このプリチケ筐体から排出されるカードがプリチケである。
このカードの特徴は「大きいカードと小さいカードに切り離せる」ことと、「その場で印刷されたカードが排出される」こと。

プリチケの特徴といえば前者を語られることが多いが、後者の特徴も登場当時ではかなり斬新だった。
今では艦これアーケード三国志大戦などでお馴染みになった排出カードのオンデマンド印刷だが、プリチケ筐体はその先駆者と言っていい。


斬新な特徴を組み込んだプリチケ筐体の中でも、プリティーリズムの実質的な後継者として、大きな人気を攫ったのがプリパラである。

プリパラ作中でもプリチケはキーアイテムとして取り扱われ、プリパラの後継作品の『キラッとプリ☆チャン』でもそれは変わらない。タイトルロゴにも描かれている。

これ以降は主にプリティーシリーズにおけるプリチケにおいて解説する。

カードの解説

カード全体

プリチケが大きいカードと小さいカードに切り離せるのは上述したとおり。
カード素材は紙とプラスチックが合わさったものとなっており、切れる部分にミシン目が付いているとはいえ切り取ると言うよりかは「折る」感じで切り離す形になる。

切り離したカードのうち、小さいカードは「トモチケ/フォロチケ」と呼ばれ、他の人と交換する名刺のようなものとして使われる。
トモチケ/フォロチケを切り離して他人と交換することはパキると呼ばれている。

残った大きいカードは「マイチケ」と言われ、よくあるアーケードゲームのカードと似たような機能をする。
マイチケにはコーデが1種類印刷されており、ゲームの際にはこれを組み合わせた衣装でライブすることになる。コーデにはトップス・ボトムス・シューズ・ヘアアクセ、およびトップス・ボトムスを合わせた役割を持つワンピースと大別して5つのパーツがあり、1つのコーデを完成させるには当然3または4種類全て揃える必要がある。
ゲーム終了後に選んだコーデ1種類を印刷したプリチケが排出される他、更に追加でコインを投入することで追加でプリチケを排出することもできる。
また、「プリチケを買う」モードを選ぶことでゲームを遊ばずプリチケだけを手に入れることも可能。


プリチケはプリパラ、プリチャンである程度互換性があり、プリパラのマイチケはそのままプリチャンで使用でき、プリチャンのフォロチケはプリパラのマイチケとして使用できる。
また、現在は終了しているが、プリティーリズムにおけるプリズムストーンをプリチケに変換することも可能だった。

トモチケ/フォロチケ

プリチケのうち小さい方。プリパラでは「トモチケ」、プリチャンでは「フォロチケ」と言われる。

プレイヤーの名前・使用したコーデ・使用したマネージャー等々のプレイデータが記録されており、印字されたQRコードで筐体に読ませる事ができる。
ちなみにプレイヤー本人の写真もトモチケに印刷できるが、プライバシーの観点もあるのでここは任意とされている。誰もプリパラおじさんの顔なんてまじまじと見たくないだろうしね。

お友達のトモチケもスキャンできるよ!

ゲームにおいてはスキャンしたプレイヤーのキャラがゲーム内にそのまま登場して仲間として一緒にライブさせることができる。
「トモチケ/フォロチケ」と言う通り、当然ながらプレイヤーキャラクターのものは使用できず、交換した他の人のものを使用することになる。

トモチケ/フォロチケには他の人のプレイデータが記録されたものの他にも、アニメに登場するキャラクターのデータが印刷されたものも存在する。これはプレイヤーキャラクターにアニメのキャラを指定した場合や「プリチケを買う」モードを選んだ場合に排出されるプリチケに付いてくる。
なお、印刷されるキャラはプレイヤーキャラとは限らない。


マイチケ

プリチケのうち大きい方。プリチャンではここも「プリチケ」という名称だが、紛らわしいのでプレイヤーの間でそう言われることはほぼない。
トモチケ/フォロチケ同様にプレイデータが記録され、QRコードも印字されている。また、ゲーム内で獲得したコーデのデータも記録されている。

プリパラでは筐体にマイチケをスキャンすることで、自分のプレイヤーデータを使用してのプレイが可能になるため、マイチケがセーブデータとしての機能を果たしている。そのため、最新データでプレイするためには必ず一番最後に手に入れたマイチケをスキャンしなければならない。何もスキャンしない場合はアニメのキャラでゲームをプレイすることになる。
プリチャンではセーブデータを「プリ☆チャン会員証」に記録する方式のため、これをスキャンしても自分のプレイデータでプレイすることはできない。

コーデの数だけマイチケをスキャンしてね!

また、ゲームでライブをする時に、マイチケをスキャンすることでそのマイチケに記録されたコーデを使ってのライブができる。
主にプリチャンでのマイチケの役割はこちら。また、アニメのキャラでプレイした際に排出されるプリチケのマイチケ部分も、こちらの役割で使用することとなる。*1
この部分についても他人に貸し出す事ができるが、特にプレイヤーデータの入っているマイチケを使用する場合は取り扱いに注意。

ガチャチケ

黒歴史
上述の通り追加でコインを投入したり、「プリチケだけ買う」モードでプリチケを排出した場合には、トモチケの代わりにこのガチャチケが排出されていた。

アクセサリと「アゲアゲアイテム」はこちらでしか入手できなかったのだが、ゲームとは関係なくひたすらコインを投入してなお完全ランダムという鬼畜さもあってか批判の種になり、途中で廃止され、アクセサリはマイチケ側に移動し、「アゲアゲアイテム」についてはそのまま消滅した。

「アゲアゲアイテム」は後に復活したが、この時はトモチケを印刷するか「アゲアゲアイテム」のチケットを印刷するか選ぶことができる仕様となった。

アニメにも一応登場しているが、アーケード側で廃止されたプリパラ3rdシーズン以降は描写がなくなった。

レアリティ

アーケードゲームのカードなので当然なのだが、プリチケにもレアリティは存在する。

プリパラはN<R<SR<CR<PR、プリチャンではN<R<SR<PR順でレアリティが別れており、更に特殊レアリティのプリチケも存在する。

プリパラではスーパーサイリウムコーデ専用のレアリティであるSCR、ミステリーコーデ専用のレアリティであるMR、神コーデ専用のレアリティの神レア、時のコーデなどに対応するレアリティである夢レアと4種類存在する。いずれもゲームでは低確率でしか登場しないプリチケであり、アニメでもそれぞれキーアイテムとして使われた。

プリチャンではラミネート加工の「キラチケ」が稼働開始から特殊レアリティのプリチケとされている他、世代によってキラッとコーデ専用レアリティのKR、ジュエルコーデ専用レアリティのJR、イルミナージュ専用レアリティのIRとこちらも複数種類特殊レアリティのプリチケが存在する。低確率でしか登場しないのはプリパラと同様だが、キラチケについてはアンコールゲームの「キラッとチャンス」が発動すると確定入手可能になっている。

ドリチケ・ニコチケ

プリパラの稼働2年目当初、プリチャンの稼働2年目途中から導入された通常の倍のサイズのプリチケ。プリパラは「ドリチケ」、プリチャンは「ニコチケ」となる。

ドリチケは「ドリームチケット」の略称で、通常のゲームモードと異なる「ドリームシアターライブモード」でゲームをプレイした場合にのみ排出される。
ドリームシアターライブモードは通常モードの倍のコインがかかり、途中の弾で追加されたアンコールゲームも発生しない代わりに、排出されるドリチケは1枚でフルコーデになっている。
勿論、ドリチケは通常のゲームモードでも使用可能。

ニコチケも概ねドリチケと同じ仕様となっている。


アニメにおけるプリチケ

プリパラ


年頃の女の子に届くプリチケを使って中に入ったら、誰もがアイドル!

プリパラにおいては「年頃の女の子」にある日最初の1枚が突然届く*2ものとされており、これを使用することで夢のアイドルパーク「プリパラ」に入る*3ことが出来る。

プリチケが届く範囲は不明だが、どうやらプリパラという文化がない地域には届かない様子。そのため2ndシーズンから登場する、パルプス出身でプリチケがいつまでも届かなかったふわりは当初ひびきから渡されたプリチケを使ってプリパラに入っている。
ひびき自身も後にプリパラデビューしたため、ひびきについてはふわりに渡したもの(劇中描写を見るに紹介状扱いらしい)と自分用とで2枚のプリチケを持っていたことになるが、最後まで誰も突っ込まなかったため詳しい経緯は不明。
1stシーズンのプリチケ没収を巡るエピソードやひびきが当初男性と思われていた件と無理矢理辻褄を合わせるなら、紹介状となるプリチケ自体は誰でも発行できるけどプリチケが届く文化圏だと使えない……といった具合だろう。

劇中でプリパラに出入りしている人はプリチケを専用ファイルに入れてきっちり保管している人が多く、諸事情があってのこととはいえ三重のパックに入れた上で備長炭等で消臭してケースに入れるという厳重な管理をしていたアイドルもいる。
しかし、アイドルに無関心な者だと荷物の中に適当に放り投げられたり本のしおりにしてたりハエ叩きにされたりとめっちゃ適当な扱いをされている。でもどんなにプリパラが嫌いでもアイドルに興味なくても誰一人ごみとしては捨てていない*4
勿体ない精神なのか、あるいは何らかの理由で捨てられないシステムなのだろうか。


概ね機能はアーケードのプリチケと同じであり、最初の1枚を使用して入った後に、中でライブをすることで手持ちのプリチケを増やしていくことになる。
この世界には筐体に入れるようなコインはないので1ライブあたりどれだけの枚数のプリチケが手に入るかについては不明。
また、デザイナーやデザインマシンによって新しいコーデ用のプリチケを手に入れることもできるほか、ライブ後に登場する特別な存在から追加でコーデを授けられることもある。
ちなみに特に明言されてはいないが、一つのコーデはパーツを1種類入手すると残りのパーツも同時に入手しているように見受けられる。頼むからアーケードもそうしてほしかった


上述したトモチケをパキるという行為はプリパラにおいては特に重要なこととされており、友達の証として名刺交換のようにトモチケを交換するのは日常茶飯事であり、サイン会のような形で「パキり会」が開催されていたり、チーム結成のために必ずトモチケをパキる必要があったり、時にはトモチケをパキることで奇跡を起こすことだってあったりする。


しかし、実際の所アニメの中でトモチケをスキャンしたら何が起きるのかについては明確に明かされないままだったり。
チームメイトのトモチケをスキャンすることでステージに同時に上がれるようにするのだろうか。

プリパラに入るためのマイチケがどのような扱いなのかについても特に明かされなかったが、アーケードのマイチケの仕様とアニメ描写を考えると入場用のマイチケは徐々に更新されていくのは確実なようで、実際にらぁらのマイチケのデザインは話が進むにつれて1人→みれぃと2人→SoLaMi♡SMILEの3人と更新されていっている。
更に、アイドルタイムプリパラ1話ではプリチケが曲がったせいでバグが発生しらぁらはプリパラ内でアイドル姿になれなかったが、入場用の最新のマイチケを正常に読み込めずバグが発生したと考えれば辻褄が合う。


なお、古い時代のプリチケはミシン目のある紙とプラスチックを合わせたカードではなく切り取り線がある普通の紙のカードであり、ハサミを使って切り取ることから「パキる」ことを「チョキる」と言っていた。
また、この時代のプリチケにはプリパラ外の写真が印刷されていなかった。
さらに遡って古代プリパラ(現在のタイムガーデン)の時代には現在と同じ仕様のプリチケが使われていたが、紆余曲折の末歴史から忘れられた存在となったことで自然に廃れたと考えられる。ちなみに3rdシーズン時点で最も古いプリチケとされたのは石板。


男性版プリパラのダンプリでも同じデザインのプリチケが使われている。
パラ宿の男性に届いてる描写は一切ない*5が、そもそもパラ宿にはダンプリという概念が存在しないため、ダンプリ文化圏外と判定されて届いていないと推定される。プリパラが廃れて久しいパパラ宿やサパンナの女の子にはプリチケが届くことを考えたら、あまりに厳しすぎる。
あるいはそもそも届く仕組みが異なっていたり、実は裏で配られておりダンプリにも行っているパラ宿の男性もいるが、そのあたりの描写が一切合切カットされている可能性も考えられる。*6


キラッとプリ☆チャン


プリ☆チャンキャストにスキャンすればコーデを決めることも出来るし、友達とフォロチケをスキャンすれば、お互いにフォロ友になることもできるんだ

プリチャンではアイドルデビューする時にプリ☆チャンキャスト/ジュエルパクト/プリたまGO!!と一緒に渡されるアイテムとして登場。
プリチャンではプリパラほどの必携アイテムと言う訳ではないが、ライブする際にはプリチケが必須となっている。


トモチケをパキる…もといフォロチケ交換はプリパラとは別の形で重要なこととされており、こちらでは「世界中からの『フォロワー』とは違う、特別なフォロー」とされている。

プリチケはライブで手に入れることもできるが、デザイナーなどからプレゼントされたり、ライブ後に追加でコーデを入手することもあるのはプリパラと同じ。こちらもコーデのパーツを1種類入手すると残りのパーツも一度に入手しているかのような描写が見受けられる。
なお、キラッとコーデ・イルミナージュコーデについてはアーケードと同じくパーツ1つずつの入手になっている。

こちらの時代でも昔は紙製だったらしい。

KING OF PRISM


特に明言されてはいないが、この時代においては女子プリズムスタァはプリズムストーンを使う代わりにカードでコーデを管理しているとされている。

パキっと折るという言葉まで使われていることから、おそらくあの世界でもプリチケが普及しているものと思われる。


余談

  • プリティーシリーズのアニメでマイチケが登場するたびに配信サイトでは「マイタケはスキャンできないよ」というテンプレコメントが流れることがあるが、これはある理由で調子を崩したみれぃマイチケではなくマイタケを使ってプリパラに入ろうとするというとんでもない奇行をやらかしたのが未だにネタにされているものだったり。



追記・修正はパキンと半分こで友達コンプリートしてからお願いします。

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最終更新:2021年06月10日 17:48

*1 そのため、「コーデチケ」と呼ばれることも。

*2 実は配達人がいるのだが、誰に届けるかは完全に気まぐれ。

*3 一応女性であればチケットがなくても入れる。その時は「GUEST」「VISITOR」の腕章を付けて入ることになる。男性の場合はヤギに扮することで強引に入ることになる。

*4 正確にはアイドル引退を考えたみれぃがサイリウムチャームやファイル諸共自宅のゴミ箱に突っ込んだことがあるが、単に捨てたという事実以上に『そんな状態になるまで追い詰められていた』ことを示す表現の一環である。

*5 レオナについてはめが兄ぃの紹介を受けている様子が映画で描かれている。

*6 本編終了後の舞台『WITH by IdolTimePripara』ではとある準レギュラーがダンプリに行っている様子が見られる。