楪舞々

登録日:2021/05/27 Thu 00:00:29
更新日:2025/06/18 Wed 00:23:33
所要時間:約 5 分で読めます





(今日もマイマイ一番風呂!あったかいお湯はいつだって私ば待ってくれとるとよ!)


出典:ゾンビランドサガR、7話より、2021年4月放送中、
MAPPA、Ⓒゾンビランドサガ製作委員会


楪舞々(ゆずりはまいまい)』とは『ゾンビランドサガR』の登場キャラクターである。


概要

第7話「マイマイレボリューションSAGA」に登場。
佐賀県出身の女子高生で、黄緑色の眼と丸眼鏡が特徴。
源さくら同様に時折唐津弁が話し言葉に出る。

少し変わった名前なことと、転んだ拍子に眼鏡が割れても「万華鏡みたい」で済ませてしまうようなポジティブシンカーなことを省けば普通の女の子。

しかし、いつもの銭湯に行った際間違えて男湯に入ってしまい、その拍子に足を滑らせて後頭部を強打して死亡。

しかも、たまたま近くにいたとある先客が自分に殺害の容疑がかかることを恐れて遺体を持ち去ってしまい、そのままフランシュシュ7号に変えられてしまうのだった…


追記と修正は銭湯で転ばない人がお願いします。

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あの…死んで…るんですよね?

死んだんですか?私


本当の概要

死んだ…というのは、幸太郎の完全な早とちりであった。
実は彼女、フランシュシュの熱狂的ファンであり、さくら達でさえステージから認知しているほどであった。
その為、彼女らがゾンビィ状態でも容易にその正体を見抜き感激。
彼女達の秘密を口外しないことを条件に、そのままフランシュシュ唯一の生者メンバーとして加入することになるのだった。
但し、ちゃんと生きているので実家からの通い制である。

人物像

上記の通り大のドジっ子だが、同時に簡単にはめげないポジティブ思考&ちょっとやそっとでは動じない鋼メンタルの持ち主。
フランシュシュの正体を知っても一切動揺しない等、彼女らへの愛は本物。
また、その大ファンの肩書は伊達ではなく、彼女らの持ち歌の振り付けは完璧に暗記しているという筋金入り。
…なのだが、如何せんダンス経験ゼロな上に運動神経もほぼ無いに等しいので、頭ではわかっていても体がついて行かないというアイドルとしては致命的な欠点の持ち主。お陰で始めの頃は体が絡まってしまっていた。
そんな有様故かよく転んでは眼鏡のレンズをバキバキに破壊している。
しかし、鋼メンタル故に努力家でもあり、水野愛をコーチに据えた初レッスンの日でも、どれだけ転びまくってもめげずに立ち上がってみせた。

彼女がここまでフランシュシュの活動に入れ込むのは、佐賀への思いの強さの故である。
舞々は生まれ故郷である佐賀にポテンシャルを感じながらもそれに誰も目を向けない現状に失望していた。
そんな中で偶々手に取ったサガジンでフランシュシュの存在を知り、「佐賀でアイドル」という事実に驚く。
そのままアルピノライブ(前作の最終回)に足を運び、彼女らの雄姿を見たことで感動したのだった。

同級生の親友にピンク髪の「藤子」(CV:田村ゆかり)と、黒髪ロングの「駒子」(CV:堀江由衣)がおり、藤子からは「マイマイ氏」と呼ばれている。
3人でフローズンタピオカを飲みに行くのが日課らしいが、駒子曰く「フロタピ永世竜王」らしい。

妙案を思いつくと「かっきーん!」と叫ぶのが口癖。
たまごっち(勿論カラーになった最新版)をバッグに付けて持ち歩いている。

趣味は銭湯巡り。

一騒動の結末

学園祭実行委員でもあった舞々であったが、目玉になりそうな企画がまるで思いつかない。
委員の1人(CV:下野紘)が喚き倒す中、舞々は自身も所属するフランシュシュを招き、ライブを開催することを決意する。
勿論幸太郎からはOKされ、他の面々も満足に遅れなかった高校生活に興味津々。
しかも、幸太郎はそのライブを「フランシュシュアイドル八賢人爆誕ライブ」という舞々こと7号初お披露目の場とし、舞々を主役に据えるのだった。

今まで転ばずに踊り切れていないことが懸念点ではあるが、それでも舞々は諦めなかった。
通学中も振り付けを必死に覚え、何度転んでも立ち上がっての血の滲むような特訓の末、本番二日前にして仕上げることに成功した。

そして本番前日。
星川リリィの頼みもあってメンバーに学校見学へ連れていく中で、教室でさくらと二人きりになった舞々は、彼女の生前や今までについて聞いた。

何をしても上手くいかず冷めていたこと、ファンだった愛を見て勇気を貰えたこと、応募前に死んでしまってもフランシュシュとして再び挑戦できるようになったこと、また駅スタライブにリベンジすること…

舞々はそこまで聞いて、大爆死した駅スタへの再挑戦に驚くが、さくらは「それがフランシュシュやけん」と笑って返した。


失敗するとは怖かけど。私たちが一緒なら、絶対に乗り越えられる。それよりもっともっと怖いとは…諦めて、ただの動く屍になっちゃうこと。何度でも…何度でも立ち上がって。死んでも夢を追いかけるとが、私たちが生きるってことやと思うけん


その言葉を受けた舞々は突然魂が抜けたかのようになってしまい、そのままさくらの呼びかけにも耳を貸さず帰ってしまった。

迎えたライブ当日。
当然舞々の加入など何も聞かされていないファンや同級生達はその新メンバー発表に仰天。
そんな面々を後目に、舞々こと7号は「大切なお知らせ」をした。


私、フランシュシュ7号は…このライブを以て、フランシュシュを卒業します!


まさかの引退宣言だった。
各々が困惑の中「光」を歌う中で、シーンはその後の舞台裏に移る。
今まで、佐賀を救う為に活動するフランシュシュと佐賀の将来を想う自分に何の違いも無いと思っていた舞々。
しかし、さくらの言葉を聞いてそれは違うことを悟った。


顔色が悪いとかそういうことやなくて…きっと皆さんはそれぞれの時代で、必死になって短い人生を生き抜いたんです

皆さんの輝きは死んでしまってもなお立ち上がって…今度こそ人生を生き抜いてやろうっていう、そういう強さなんです

皆さんみたいに輝くためには…まずは私もこの佐賀でちゃんと生きんと。だから私はフランシュシュを卒業して、この令和を、一生懸命に生き抜きます!

以上!楪舞々でしたーえんやー!マイマーイ


そうして彼女は、まずは自分の人生を全うすることを決めたのだった。

ライブ後、友情の証として愛用のたまごっちを二階堂サキに譲り、メンバーから温かく手を振られながら別れ、彼女の短いアイドル人生は幕を閉じたのだった。


追記修正は、今の時代を生き抜いてからお願いします。

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楪舞々
最終更新:2025年06月18日 00:23