登録日:2021/07/18(日) 18:23:15
更新日:2023/04/10 Mon 18:05:14
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『スーパーリアル麻雀PⅥ』とは、1996年にセタで製作され、当時のゲームセンターで稼働していた
脱衣麻雀ゲーム。
概要
登場ヒロインは前作の
スーパーリアル麻雀PⅤから一人増えて四人になっている。
また、本作では
麻雀の打ち方(具体的には高い役でアガっていたか)で対局したキャラからの評価や印象、好感度等が大きく変化する『ドキドキエモーションシステム』が導入された。
しかしこのシステムはプレイヤーの知識やテクニックで成績が変化するクイズゲームや
パズルゲーム等のジャンルならともかく、プレイヤー自身の力ではどうしようもない
運に大きく影響される麻雀ゲームとは相性が悪く、
『こちらが苦労して勝利した後に対局したヒロインから(最低評価ということで)辛辣な評価や言葉を浴びせられる』というケースが多かったようで、それが理由で評判も決して良いとは言えなかった。そのためかこのシステムは本作限りとなっている。
あらすじ
ある日、主人公(もちろんプレイヤーであるキミのこと)は香山藤兵衛という老人を助けるのだが、助けられた藤兵衛は彼に自己紹介をすると「感謝の気持ちとしてどうかお礼をさせてほしい、さあ、何でも望みを言ってみなさい。」と言ってくる。
特に望みも願いもない主人公はその申し出を断るのだが、藤兵衛はそれに納得できずしつこく食い下がるので困ってしまう。そこで主人公は『無茶ぶりな事を言えばこのお爺さんも諦めさせてやろう』と思って「お嫁さんが欲しい!」と口走ってしまう。
これで藤兵衛も諦めるかと思ったら、「よし分かった。ワシも明治の男じゃし、あんたにはとびっきりのカミさんを紹介してやろう。約束じゃ。」と承諾してしまう。
翌日、藤兵衛は実家である香山邸にて自分が教えている麻雀の弟子であるタマミ、ゆかり、真理の三人に事情を話して「彼のカミさんになってやってはくれんか」と頼むのだが、当然三人には猛反対されてしまう。
だが藤兵衛も泣き落としをしたりで話し合った結果『(主人公を)気に入るかどうかは実際に自分が会って決めるし、その時には師匠である藤兵衛に教えてもらった麻雀で相手をする』という事になる。
自分の知らない所でこんな会話があったとは知らず、藤兵衛に呼ばれた主人公は香山邸の門をくぐるのだった……。
(以上、スイッチ版の公式サイトでのストーリーより引用)
登場キャラクター
【
香山タマミ】
CV:
豊嶋真千子
16歳 県立城西高校1年
一番目の相手で、名字で分かる通り主人公が助けた老人である藤兵衛の孫娘。
ソフトボール部に所属しているだけあって、本作からかなり後に発売されたネオジオポケット専用ゲームソフト『スーパーリアル麻雀プレミアムコレクション』の公式サイトでは好きな男性のタイプは
イチローと説明されていた。
(『
スーパーリアル麻雀P7』までの間では)全キャラの中で最も胸が小さいキャラクターだったのだが、後に自分より更に胸が小さい後輩ができた。その後輩については前作である
スーパーリアル麻雀PⅤの記事を参照。
【
来宮ゆかり】
CV:
大塚瑞恵
19歳 国立信越大学
農学部1年
二番目の相手で、三つ編みに眼鏡と地味な印象の娘で、タマミと同じく彼女も藤兵衛から麻雀を学んでいる。
三人目の対局相手で、彼女も前述の二人と同じく藤兵衛から麻雀の教えを受けている。
そして明るく優しく、スタイルも含めた容姿の良さもあって、勤め先の
幼稚園で園児達にもとても人気がある保母(今風の言い方をするなら
保育士)さん。
また、園児達だけでなくその父親達にとってはアイドル的存在でもあり、彼らからは密かに「マリリン」と呼ばれている。
更に料理上手の子供好き、そしてお世話好きの尽くすタイプとお嫁さんに欲しい要素をいくつも兼ね備えているのだが、男性との付き合いが長く続いたことはないようで、
「自分は男運がないのでは……」と気にしているようである。
【クリス・ガーランド】
CV:
小山裕香
23歳 国立信越大学人文学部留学生
本作における
隠しキャラ及び
ラスボス的存在な女性。(アーケード版が稼働するまでは公式でその存在は隠されており、
ゲーム中でも真理に勝利した後、身体どころか顔すらもコートで隠した姿で現れ、彼女に一度勝利して初めてコートを脱ぎ去ってその容姿や姿を晒す演出がされていた。)
名前で分かる通りシリーズ初、そしてスーパーリアル麻雀シリーズで唯一の
外国人である日本に留学に来た金髪ロングで巨乳な女性。
正式なフルネームは
『クリスティーヌ・ガーランド』で、彼女も前述の三人と同じく藤兵衛から麻雀の手ほどきを受けており、タマミの家に居候している。
外国人であるが
日本語は非常に流暢で、喋る台詞の中に英語が混じることはあるが訛りはなく、「○○デース」や「○○マース」といった言葉遣いはしない。
【
香山藤兵衛】
CV:
八奈見乗児(ただし
ゲーム中はボイスなしで、後に発売されたドラマCD版によるもの)
年齢不詳 ご隠居
主人公が善意で助けた老人で、前述の通り主人公とヒロイン達が出会うきっかけを作った張本人。
ゲーム中では姿を見せず、エンディング(厳密にはスタッフロールで表示されるグラフィック)にしか登場しない。
余談だが、『スーパーリアル麻雀プレミアムコレクション』では作中で開催される大会の主催者ということで出番があり、全ルートをクリアした後にプレイできる隠しルートでは彼と対局する事ができる。
家庭版について
ゲームセンターでアーケード版が稼働してからの二か月後の1996年5月17日に
セガサターン版が発売された。
こちらは前作の
スーパーリアル麻雀PⅤと同じく、アーケード版の脱衣が忠実に再現されているだけでなく、それに加えて本作からタイトル画面に『ごほうびの部屋』の要素が導入され、
麻雀をせずして、作中の脱衣シーンが好きな時に見れるようになった。(ただし『ゲームをクリアする(エンディングを見ている)』という条件を満たしている必要がある。)
それから時は流れ、2019年5月23日にはPⅤと同じく本作も
Nintendo Switch版が発売された。
内容は
セガサターン版を元にしているが、今のご時世に合わせた規制がされており、各キャラの脱衣シーンでは「謎の光線」により胸の先端が隠れて見えなくなっている。
そして更に時が流れ……2020年12月25日にはスーパーリアル麻雀の
PⅡから
P7までの全ての作品をまとめた『スーパーリアル麻雀LOVE 2~7!(らぶに~な)』のPC版こと『スーパーリアル麻雀 LOVE 2~7! for PC』が発売され、そちらでは脱衣シーンは謎の光線によって胸の先端が隠れていないため、新規でプレイするならこちらを購入しよう。
「ねぇ、一つ加筆・修正してほしいところがあるの 引き受けてくれないかしら?」
最終更新:2023年04月10日 18:05