リガトロン

登録日:2021/07/22 Thu 04:35:30
更新日:2023/01/25 Wed 00:34:28
所要時間:約 2 分で読めます





もう一度……もう一度人間として生きるんだ!!


リガトロンは『ウルトラマンティガ』に登場する怪獣。

【データ】

種別:複合怪獣
身長:65m
体重:7万7千t
出身地:木星付近
声:佐藤正治

【概要】

第4話「サ・ヨ・ナ・ラ地球」に登場する単眼の怪獣。
元々は木星の衛星軌道上に現れた未知のエネルギー体で、ある時「木星探査船ジュピター3号」とその乗組員に接触。
ジュピター3号と乗組員を取り込み、彼らの恐怖の感情を読み取って作り出した。
頭部にはジュピター3号のコンピュータが内蔵されており、両手の鎌状の爪をタンクに突き刺しエネルギーを吸い取る。
また、ジュピター3号の乗組員の知識を利用して高純度エネルギー備蓄基地の防衛システム「DCS」にアクセスし、セキリュティシステムを解除して機能を停止させることができる。

武器は両手の鋭い爪から放つ波状レーザーと、目から放つ爆撃。
背中のロケットブースターで空を飛んだり敵を吹き飛ばしたりできる。
何よりの特徴は防御力で、ウルトラマンティガのハンドスラッシュやデラシウム光流にも余裕で耐えきる。
劇中ではレナから「難攻不落の要塞」と例えられた。

その強さは『ティガ』どころかウルトラシリーズの序盤に登場する怪獣の中でも上位に入る。

【来歴】

エネルギーを求めて地球に飛来し、頭から海に突っ込むと宇宙開発局の高純度エネルギー備蓄基地を襲撃する。
その後は鶴ヶ崎発電所を襲撃し、ダイゴとシンジョウが搭乗するガッツウイング1号を墜落させる。記念すべき「墜落コンビ」誕生の瞬間。
さらに、ウルトラマンティガとの戦闘でも圧倒的な防御力から徐々に追い詰め、撃破は不可能かと思われた。

しかし、シンジョウの機転により事態は急転する。
GUTSを通じてジュピター3号のコンピューター内に乗組員の家族の写真を送信し、彼らの意識が覚醒したのだ。
「外側からの攻撃が駄目なら内部から」という逆転の発想である。


エネルギーを奪うんだ!

奴の蓄えているエネルギーを…君達が使って、逆に怪獣を倒すんだ!


シンジョウは、リガトロンの正体を知った直後はリガトロンを倒すことに反対だった。
同じ人間を殺すこと、何より残された家族の気持ちを踏みにじりたくなかったから。
だが、今はGUTSの一員としてリガトロンを倒し、乗組員達を救う為に必死に呼び掛ける。

それは、取り込まれたエザキ博士達も同じだった。
「これ以上愛する地球を壊したくない」と思う彼らは、命がけでリガトロンから分離しようと試みる。

そして、遂に乗組員達はリガトロンの内部エネルギーを奪って脱出する。
抜け殻となったリガトロンは先程の強さが嘘までのように、ティガのゼペリオン光線であっさり破壊された。

その後、解放された乗組員の魂は「人間を超えた光の生命体」となって、宇宙の何処かへ旅立っていった。
タイトル通り、地球にサ・ヨ・ナ・ラしたのだ。
「人間として」家族と過ごす事にはならなかったので手放しに喜べる結末ではないが、あの時彼らの意識が覚醒しなければティガは負けていたのかもしれない、
そういう意味では、間違いなく「地球を救ったヒーロー」となるだろう。

【余談】

リガトロンの元となった無機物と融合して怪獣化するというエネルギー体の特性は、後継作『ウルトラマンダイナ』に登場するスフィアに類似している。
実際、後の調査でリガトロンやガイガレード、バゾブ、スヒュームなどの宇宙怪獣にスフィアと同様の生体反応が認められたとされる。
スフィアとこれらの宇宙怪獣(リガトロンのオリジンに至っては実体すらない)が同種とは思えないが、おそらく宇宙には近似した特性や遺伝子を持った生命体が多いのだろう。

円谷プロの公式SNSで展開された「円谷プロ大怪獣カード」ではNo.20で登場。
某有名カメ怪獣にも劣らぬ背中のロケットブースターで飛翔する姿が実に印象深い」とコメントされている。



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最終更新:2023年01月25日 00:34