Prototype(ゲーム)

登録日:2021/07/24 Sat 21:58:29
更新日:2021/08/02 Mon 22:08:25
所要時間:約 17 分で読めます




「Prototype」は、海外のゲーム制作会社Radical Entertainmentが開発、Activisionが販売したアクションゲームである。某ギャルゲーメーカーは関係ないし、ガンダムのED曲でもない。
続編の「Prototype2」も存在する。

開発 Radical Entertainment
販売 Activision
プレイ人数 1人
ESRBレーティング M(17歳以上対象)
プラットフォーム Xbox360,PS3,PC

◎概要

超常的な能力を持つ主人公を操り、ウイルス汚染で混迷を極めるニューヨークを駆け巡るオープンワールドアクションゲームであり、特殊能力を駆使した多彩なアクションで敵を蹴散らす爽快感を味わえる。
ただしグロ描写がきつく、身体欠損や一般人の殺傷描写が頻出するゲーム性から日本向けの公式ローカライズは行われていないためプレイするにあたってのハードルは高め。
ストーリーやセリフについてはネット上で有志による翻訳が行われているので、興味のある方はそちらを参照していただきたい。またPC版には日本語化のユーザーMODも存在する。
一応、目的地や標的を表示するガイド機能やチュートリアルなどは充実している*1ため、ストーリーがわからない程度の英語力でもクリアは可能である。

◎ストーリー

主人公は、ある時目を覚ますと遺体安置所におり、解剖されかかっていた。
記憶も失っていたが、自分を解剖しようとしていた検死医たちの会話から自分の名前が「アレックス・J・マーサー」であるらしいと知ることができた。
わけもわからず逃げ出すアレックスだったが、すぐさま謎の兵士たちからの激しい攻撃に晒される。だがそのとき不思議なことが起きた
銃でハチの巣にされ、ロケット砲で吹き飛ばされても尚死なず、それどころか壁を駆け上がり、車を投げ飛ばすなど超人的な力を発揮、そうして逃げおおせたアレックスは戦うことを決意する。
失った記憶を取り戻し、自分を怪物へと変えた者に復讐するために。

◎キャラクター

Alex Mercer(アレックス・マーサー)
主人公。フードを被った姿が特徴的な男性で、言語以外の記憶の殆どを失っている。ちなみにフルネームは「Alexander J Mercer(アレクサンダー・J・マーサー)」らしい。敵兵士からは「Priority Target(優先目標)」と呼ばれることも多い。
気がついた時には凄まじい打たれ強さ異常なまでの身体能力に加え、捕食吸収した対象の記憶と容姿を奪う能力を獲得していた。
妹のデイナによるとバイオテクノロジー企業「GENTEK」に勤めており、何か重大な事実を掴んでいたらしいのだが…?

Dana A Mercer(デイナ・マーサー)
アレックスの妹で、新聞記者。アレックスの指示で一ヶ月ほど前からGENTEKについて調べていたが、その前は5年ほど会っていなかったとのことでアレックスの身辺には詳しくない。
何故か兵士によって捕らえられていたが、アレックスに助けられてからはニューヨーク市内に潜伏しながら情報収集を再開する。

Elizabeth Greene(エリザベス・グリーン)
アレックスがデイナに送った資料で存在が判明した少女。GENTEK社研究所に監禁され、何らかの実験に参加させられているらしいが…?

Peter Randall(ピーター・ランドール)
ウィルス汚染に対処するためニューヨークに派遣された極秘組織「BlackWatch」の司令官。作中では「GENERAL RANDALL(ランドール将軍)」と呼ばれる。
過去にアイダホで起きたアウトブレイクに対処した経験があり、非情な命令を下す覚悟を持つ。
アレックスを「ZEUS」というコードネームで呼び、人間扱いしないよう部下に念を押している。

Robert Cross(ロバート・クロス)
ランドールの部下。階級は大尉で、もっぱら「CAPT.CROSS(クロス大尉)」と呼ばれる。作中ではボスキャラ。
まともな人間のくせにアレックスと正面から殴り合うバケモノで、スタンロッドとグレネードランチャーに加えて分裂ミサイルまで携行する。
ランドールの指示でアレックスを追う。

Karen I Perker(カレン・I・パーカー)
アレックスの元恋人。遺伝子学博士で、アレックスと同じくGENTEKで働いていた。
序盤にアレックスと再会するが…

Raymond F Mcmullen(レイモンド・F・マクマレン)
遺伝子工学博士。バイオテクノロジー企業「GENTEK」の創設者で、主任研究員も兼任。
アレックスとカレンの直接の上司でもあり、GENTEKの秘密を知る人間としてアレックスに狙われることになる。

Bradley Ragrand(ブラッドレー・ラグランド)
元GENTEK職員の医師。遺伝工学博士で、その能力はマクマレン博士からも評価されるほどだったが、GENTEKの進める計画に賛同できず袂を分けた。
現在はマンハッタン市内の病院で働いており、街に未知のウイルスが蔓延しつつあることを掴んでいた。
ウイルスで亡くなった遺体の調査をしていたところへアレックスが現れ、協力を求められる。


◎用語類

・Blackwatch
極秘の対生物兵器特殊部隊。メリーランド州フォート・デトリックを拠点とする。
元々は生物兵器開発を行う部隊だったが、現在は「米国内における未知のウイルス汚染への対処」が主任務。
全員が全身黒ずくめの戦闘服にガスマスクという出で立ちで装備も充実しており、装甲車に戦車、攻撃ヘリ等をこれでもかと繰り出してくる。

・GENTEK
遺伝子関連の技術研究を主業務とする企業。本作の物語はニューヨークのGENTEK本社ビルで始まる。
本社ビル内でバイオハザードが起きていたり、少女が監禁されていたりとどう見ても真っ当な会社でないのは間違いないが…


◎アレックスの能力

戦闘で敵を倒す、ミッションやチャレンジ*8を完了する等によって入手できる「EvolutionPoint(EP)」を消費することで、体力や移動速度の強化、技や特殊能力の解禁を行える。
中にはストーリーの進行が条件だったり、特定のサイドミッションをこなさねばならないスキルもある。
その一部を以下に紹介する。

▽Powers(変身能力)

アレックスの体を変形させ、戦闘に役立つ効果を発生させる。

▽Movement

移動速度や機動性を向上させるスキル群。

▽Combat

戦闘技能。能力というより体術と呼ぶべきものが多い。
対人間専用の技も多いが、人間は大抵アレックスの攻撃で即死するのでその大半はただの魅せ技となっている。

▽Devastaters

体力を消費して放つ必殺技。スキルの「Criticalmass boost」を強化すると使用可能回数が増える。
ゲーム中では上記「Combat」カテゴリに収まっているが、ここでは別枠で紹介する。

▽Disguise

擬態能力関連。アレックスは吸収した相手の記憶を奪い、衣服も含めて容姿を完全に再現できる*10
吸収・擬態能力そのものは最初から持っており、弱い相手はいつでも、耐久力の高い相手は瀕死にしてから吸収できる。


◎余談

  • 2015年に、リマスター版となる「Prototype Biohazerd bundle」が発売されている。プラットフォームはXboxone,PS4,PC。
    内容は本作と続編の「Prototype2」、およびDLCをまとめて、画質やフレームレートの改善などを施したものとなっている。

  • 台湾版は「原型兵器」、中国版は「虐殺原型」というタイトルがつけられている。


追記修正は、ヘリコプターに飛び蹴りをかましながらお願いします。

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最終更新:2021年08月02日 22:08

*1 そもそも近年のゲームの例にもれず詳細な説明書などは無く、ゲーム内での説明を充実させた仕様になっている

*2 再会した時にはアレックスに協力するつもりだったようだが、アレックスの態度の変化によって「これはアレックスの姿をした別のものだ」という結論に至っていた模様

*3 この研究テーマ自体は継続していたようで、続編のPrototype2でも「特定人種を”駆除”するウイルス」の開発を続けているGENTEK社員が登場する

*4 ゾンビ(walker)化した住民の大半はBlackwatchによって射殺されたはずなので、おそらくゾンビ化を死亡としてカウントした数字と思われる。

*5 発症まで3年を要した理由についてははっきりしていない。作中で「まるでウイルスが機を伺って待ち続けていたかのようだ」とは言われているが…

*6 Blackwatchはこの子供を「Pariah」と呼んでおり、エリザベス・グリーンから隔離して実験に供したらしい

*7 「Walker」と呼ばれる、ゾンビのような怪物になる

*8 マンハッタン各地に配置されているタイムアタック等のミニゲーム

*9 飛び蹴り等でもヘリジャックは可能だが、攻撃を命中させる必要がある上にボタン入力のタイミングがシビアで実行しにくい。Whipfistを使うと、無傷のヘリを奪うことが可能になる。

*10 遺伝子レベルで再現するため、生体認証も意味を成さない