登録日:2021/08/02 (月) 00:08:02
更新日:2025/01/07 Tue 14:01:58
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『
LoveR』は角川ゲームスから発売された
PS4用の恋愛シミュレーションゲームである。
▽目次
概要
キミキスからレコラヴまで続いているエンターブレイン(現『KADOKAWAエンターブレインブランドカンパニー』)開発の恋愛シミュレーションシリーズの一作。2019年3月14日発売。
プロデューサーは従来通り杉山イチロウ氏が、キャラクターデザインは
ラブプラスでお馴染みの箕星太朗氏が手掛けている。
『
フォトカノ』『レコラヴ』の流れを汲んでおり、写真撮影を通してヒロイン達との親睦を深める
ゲームとなっている。
ゲームシステムやストーリーの進め方の大枠も
フォトカノなどと一緒で、「校内で移動先を選択」→「遭遇したヒロインとの会話で好感度を上げる」の流れを繰り返していく形式。
今作では移動先を選ぶ時に、目当てのヒロインとの
エンカウント率が表示されるようになった。
過去作同様
エンカウント率を操作する手段もあるため、「いつまで経っても狙った相手と遭遇しない」といった事態に陥りづらくなっている。
恋愛シミュレーション初心者でも比較的プレイしやすい作品。
後にリメイク版の「LoveR Kiss」が発売された。
登場人物
伊澄 一樹(いずみ かずき)
今作の主人公。
篁 莉里愛(たかむら りりあ)
CV:
近藤玲奈
今作のパッケージヒロイン。主人公よりも一学年上。
舞台となる学校の理事長の孫娘であり、育ちの良い才色兼備な
お嬢様。そんな立場なので学園中の男子から高嶺の花扱いされており、誰からも告白された事が無い。
とはいえ彼女自身は気さくで話しやすく、全く壁を感じさせない人柄をしている。
部活は新体操部。主人公とも部活に励む姿をこっそり盗撮されていた事がきっかけで出会った。
Switch版では一番
パンチラを目にする機会が多い人。
日向寺 南夏(ひがでら ななつ)
CV:
伊藤かな恵
幼馴染ポジションの明るい元気系キャラ。
主人公とは小学生の頃からの付き合い。
ゲーム開始時点で既に気の置けない間柄で、日頃からよくつるんでいる。
水泳部に所属しているため、水着姿を撮影する機会が多い。
とにかく身体を動かすのが大好きで、よく泳ぎよく食べる。
CV:伊藤かな恵の幼馴染キャラだが主人公を攻略してくるヒロインではない。
生野 C 香澄(いくの クリスタ かすみ)
CV:石見舞菜香
中等部2年の帰国子女。ロシア系カナダ人とのハーフのため、シリーズでも珍しい銀髪キャラ。
大人しく物静かで、言ってしまえば内気な子。
主人公よりも前から写真撮影に興味を持っており、常にカメラを持ち歩いている。主人公ともカメラがきっかけで仲良くなる事に。
とある理由から、白黒の写真しか撮ろうとしない。
仲座 ろみ(なかざ ろみ)
CV:
高田憂希
転校してきて間もない高等部1年の後輩。
勝ち気で自信家な性格をしており、先輩なはずの主人公にも初対面から特に遠慮なく接してくる。
部活はダンス部。入部した途端、元々チアリーディング主体だった部の活動をスクールアイドルに改革してしまった。
姫乃樹 凜世(ひめのぎ りんぜ)
CV:
石川由依
初等部5年生。今作における
犯罪ロリ枠。
年齢に対してかなり大人びた雰囲気の少女。
色々と人間関係に問題を抱えており、大体いつも1人で過ごしている事が多い(その割に他のヒロインとは普通に交流している)。
部活は体操部。
前作に登場した妃月凜世とは名前も容姿も声もそっくり。
優美菜(ゆみな)
CV:
花守ゆみり
シリーズ恒例の主人公の妹。高等部1年生だが、年齢の割に言動は比較的幼め。
シリーズで一番と言っていいほどの
ブラコンキャラ。血の繋がりなどものともせず積極的にアピールしてくる。
テニス部に所属しているせいか、1人だけ
神風イベントが2種類(制服とテニスウェア)存在する。
冴稀 陽茉利(さいき ひまり)
CV:
丹下桜
大卒2年目の教師。担当科目は化学で、主人公や南夏のクラスの担任を務めている。
人間の恋愛感情を科学的に分析しようとしており、今まさに恋愛中な主人公やヒロイン達を実験に巻き込んでくる。
『LoveR』ではサブキャラクターとしての登場だったが、リメイク版の『LoveR Kiss』にて攻略対象に格上げされた。
ゲームシステム
会話の話題は基本的に「マジメ」「カッパツ」「ナカヨシ」の3種類。
会話が始まるとランダムに7個の「話題ジュエル」が横並びに表示される。これを選択していく事で会話が進行する。
もし隣り合った話題ジュエルが同じ種類だと2つが合体してスタックが上がり(最大3まで)、より好感度を上げやすいジュエルに変化する。
スタックが4になるとジュエルの種類が「ラッキー」に変化する。
どの種類のジュエルを選択するかによって発生するイベントは変わるものの、好感度自体はどれを選んでも上がる様になっているため、シナリオを進めるだけなら会話の難易度は相当低め。
神風イベントなどのちょっとエッチなイベントを見るためには「ラッキー」を選択する必要があるので、そこだけは意識的にジュエルを捌いていく必要がある。
過去作にもあった写真撮影モード。この
ゲームの肝。
ヒロインにポーズをとってもらい、主人公が場所を移動したりカメラアングルを変えたりしながら写真を撮影していく。レコラヴに引き続き動画撮影も出来る。
撮った写真は「
Beautiful」「
Erotic」の2種類のポイント制の評価がされ、ポイントによって隠し要素が解禁される。
最初はヒロインが恥ずかしがるせいで高ポイントの写真は撮りづらいが、好感度が上がるにつれてどんどん大胆な写真を撮れる様になってくる。
据え置き機になった事で、過去作と比べモデリングがかなり綺麗になった。ヒロインの表情、ポーズ、動作のバリエーションも大幅に増えている。
シリーズでお馴染みの
パンチラ撮影も可能だが、昨今の規制強化((
CEROの都合)によるものか、パンツのデザインは非常に地味なものとなっており、三角座りなど一部の露骨過ぎるポーズはスカート衣装では実行できない仕様になっている。
とはいえ他のポーズがスカートでも安心かと思うとそうでもない模様。
ちなみにPS4のヘッドセットに付属のマイクを使用すると、自分の声で女の子に「こっち向いて!」などといったポーズの指示などができる。
このゲームの告白イベントはリエル祭(主人公達の学校の
文化祭、学園祭的なもの)中に行われるのだが、告白の前に主人公が写真部の展示会で自分の撮影した写真をヒロインに披露するシーンがある。
この時展示される写真はどれもプレイヤーが実際に撮影した写真の中から選ばれるため、プレイスタイルによっては
文化祭で自分のパンチラ写真が大量かつ大々的に展示されているのを見てヒロインが感動するといったツッコミどころ満載の状況が出来上がる。
告白前の光景としてはシュールな事この上ないので、良い雰囲気でエンディングを迎えたい人は「パンツの映り込まない構図で高評価を狙う」「パンチラ写真をお気に入りから外す」などの対策をしておこう。
逆にそういうシチュエーションに興奮する人は徹底してスカートの中を狙えばいいと思います。
クリア後の特典。攻略済みのヒロインと自室で交流できるモード。
ゲーム機本体の時計と連動しており、現実の日付や時間帯に応じてヒロインのいる場所や会話が変化する(昼間は制服姿、夜はパジャマ、みたいな感じ)。
ちなみにゲームをプレイしない状態が長期間続くと、起動した時にヒロインが不機嫌になっている。
彼女達に寂しい思いをさせないためにも、定期的に会いに行ってあげよう
リメイク版について
2020年2月27日にリメイク版となる『LoveR Kiss』が発売された。
リメイク版はPS4用に加えて
Nintendo Switch用のバージョンも発売されているが、このSwitch向けの仕様がオリジナルと大きく異なっている。
サブキャラクターだった先述の化学の先生「冴稀 陽茉利」がヒロインに昇格。これに伴って「化学室」が撮影場所に追加された。
シナリオの進行が他のヒロインとは異なり、ストーリー開始時点で既に付き合い始めている主人公と先生が過去の思い出を回想する形で進んでいく。
ヒロインを2人並べて撮影するモード。
ポーズの指定なども従来通り出来る他、2人モード限定の動きやポーズも存在する。
コンセプトを無視して百合っぽい写真を撮る事ももちろん可能。
ヒロインのパンツのデザインが日替わりで変化するシステム。
月曜日から金曜日の間、毎日ヒロインが異なるパンツを穿いてきてくれる様になる。
個人差はあるものの、どのヒロインも概ね週末に近づくにつれてよりセクシーなパンツに移り変わる。
元々は各ヒロイン1枚ずつだったパンツのバリエーションが、このシステムの為に一気に5倍に激増した。
Switch版はインナーディティールが強化されており、ヒロインの穿いているパンツの柄や模様がより細かく見応えのある仕様になっている。
その一方で一部の遠景が省略されるなど、オリジナルからグレードダウンしている部分もある。
端的に言うと
「スカートが捲れやすく、胸が揺れやすく」なっている。
中でもスカートの翻り具合は大きく変化しており、オリジナルではパンツがギリギリ見えない程度の捲れ方だった
神風イベントが、Switch版では一瞬だけだがパンチラどころか丸見えになるぐらい大きく舞い上がってしまう。
特に一部のヒロインは振り返る動作を行うだけでスカートがフワッとなってしまうため、登校中の主人公と遭遇する度にパンチラを見られる(見せつける?)羽目になる。
ハードの問題なのか、PS4版では可能だった録画機能が無くなっている。
レコラヴのムービー撮影に慣れ親しんでいたユーザーには寂しい変更点といえる。
またSwitchにはマイク機能が備わっていないため、音声入力操作が出来なくなってしまった。
ボタン入力によって同様の操作は可能だが、プレイヤー自身が声を発してポーズの指示を出したりイチャついたりする楽しみは失われてしまっている。
PS4版、Switch版共に一長一短といったところ。
手持ちのハードにもよるが、どちらも持っている人なら、
ムービー撮影に拘りたい人→PS4版
パンチラの質と量を重視する人→Switch版
を購入すると良いだろう。
追記・修正はカメラを構えながらお願いします。
- 果たしてこれに続く作品は出るかな -- 名無しさん (2021-08-02 00:53:34)
- つい最近このゲームのアプデが来たみたいだし、続編の流れはあると思いたい -- 名無しさん (2021-08-02 01:10:08)
- PS4無印版とSwitch完全版両方買った身としては下着撮影できるって点でソニーといざこざがあったんだろうな、スタッフも断腸の思いをしたんだろうなと思ってしまう -- 名無しさん (2021-08-02 01:21:23)
- eb恋愛ゲーは出てほしいけど正直システム的には大分マンネリなのが辛いところよね -- 名無しさん (2021-08-02 01:45:02)
- 続編が出たらまたヒロインが使いまわされたりして -- 名無しさん (2021-08-02 10:43:15)
- 気になってはいたけど(好きな人には申し訳ないが)キャラのモデリングがあまり可愛くないのがな... でも凛世ちゃんは可愛いと思った -- 名無しさん (2021-08-02 20:05:27)
最終更新:2025年01月07日 14:01