登録日:2021/11/08 Mon 18:08:00
更新日:2025/04/30 Wed 02:30:20
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イリーガルカードとは、『
流星のロックマンシリーズ』でバトル時に使用するバトルカードの種類の一つ。
『流星のロックマン3 ブラックエース/レッドジョーカー』に登場する、
カードライブラリに登録されない(世界観上は)
非正規のカード群のことである。
イリーガル(Illegal)は英語で「違法、不法」の意。
概要
『流星のロックマン3』では「ノイズ」がテーマの1つとなっており、ノイズの影響でストーリーやバトル中で様々な現象が発生する。
『
ロックマンエグゼシリーズ』の「バグ」に相当するものと考えてもらえれば分かりやすいだろうか。
イリーガルカードはその中でもノイズチェンジに並んで象徴的なノイズ要素として存在する。
なんと、リザルト画面で
倒したウイルスから入手するはずだったバトルカードが全くの別物に変化するのだ。
『流星3』のキャッチコピー「予測不能なノイズに挑め」を分かりやすく体現するようなシステムでもある。
そしてこの仕様のせいでまだ見ぬ強敵達のネタバレが相次いだ。
これによって入手できるカードは『流星1』『流星2』に登場したバトルカード、既存のバトルカードの強化版、そして完全新規のバトルカードと様々。
どこか厨二的な格好良さを醸し出すフレーバーのみならず、バトルの戦略性を広げることにも一役買っている。
入手方法
入手可能になるのは、シナリオ中盤でノイズの力を制御するためのプログラム(アビリティ)「エースPGM/ジョーカーPGM」を入手した後。
それらを装備した状態でノイズ率100%以上を維持した状態で敵を撃破すると、リザルト画面で通常のバトルカードの代わりに入手できる。
ただし必ずしもバトルカードが出現するとは限らず、ノイズのかけらが手に入る場合もある。
またバスティングレベルSかつノイズ率が200~299%の状態で倒すと2枚、更にノイズ率が300%以上の状態で倒すと3枚を一挙に入手できる。
このため「
無属性の攻撃でまとめて、素早く倒す」ことが効率的な収集のカギとなる。
基本的にはゲーム後半のエリアのウイルス、およびグレードの高いボス(
Rボス除く)ほど強力なイリーガルカードを落とす。
他にもわざとファイナライズをするなどで低ノイズ状態で敵を倒し続けていると、次に高ノイズ率で倒した時のドロップのレア度が上がる仕様がある。
なおウォーロックの装備武器「コレクターアイ」を装備しておくと、イリーガルカードへの変化を無効化して本来のリザルト通りの報酬が獲得できる。
イリーガルカード一覧
スタンダードクラス
プラズマガンXやドリルアームXなどの、通常のバトルカードの強化版。
いずれも青紫がかった色合いに変化しており、通常のバトルカードではないことを感じさせる。
特に
エドギリブレードXはただの威力強化に留まらず、同種バトルカードの水増しとして使い勝手の良さに貢献している。
- インパクトキャノン/ビッググレネード/ジャイアントアックス/プラチナメテオ/ハリケーンダンス
いずれもGA(ギャラクシーアドバンス)で使用可能なバトルカードだが、イリーガルカードでは通常のバトルカードとして入手が可能。
GAとしてはある程度総威力が上がる程度だが、バトルカード1枚で出せる威力としてはいずれも高水準であり強力。
- グリーンインク系/スタンナックル系
- ブレイクサーベル/レーダーミサイル/バルカンシード
元は『流星1』のバトルカード。ブレイクサーベルとバルカンシードにはX版も存在する。
- ヒートグレネード系/エレキスラッシュ系/ジャングルストーム系
- デスサイズ/ケサランパサラン/ダバフレイム/ボボボンボム/スノーボール/ピラニアキッス/コガラシ
元は『流星2』のバトルカード。下列のものはX版も存在する。
特にデスサイズは『流星2』時代より格段に使いやすくなり採用しやすくなった。
エリアイーターとの併用しないと攻撃が最奥列まで届かなかったのだが、『流星3』ではサポートユーズでエリアイーターが標準搭載になったためである。
様々なソード攻撃を連続で繰り出す。X版も存在する。
この滅多斬りにする攻撃方法とノイズシステムの相性が良い。当てる度にノイズ率がガンガン上がっていくのは爽快。
攻撃時間の長さ故にカウンターも取りやすい。
更にジェミニノイズやブライノイズとのシナジーでとんでもない火力を発揮できる、強バトルカードの一角。
ただし対戦では闇雲にぶっぱすると隙を晒す事にも繋がるので、乱用はご注意。
通常は威力140のブレイク性能付きアッパーで奥1マスを攻撃する平凡な性能。
だが対戦ではステータスガードを始めとする、状態異常無効化アビリティ各種を破壊する効果を発揮する。
マヒなどの状態異常を基軸とするならほぼ必須となるバトルカード。
なお何気にシナリオ上のステータスガード持ちボスにも刺さる。
HPが下がるほど威力が上がり、最大500まで上昇する呪いの刀。
ただ『流星3』はインフレで能動的に威力300やら400がポンポン出せてしまうため、少々影が薄い。
奥3列に合計21発の炎属性のメテオが降り注ぐ。
ホワイトメテオ系に似ているが、エリアイーターで手軽にヒット数が上がるため使いやすい。
各穴パネルから最大9個のマヒ効果持ちのサンダーボールが出てくる。
穴パネルを大量に作れるシリウスとの相性は抜群。
ブライのウィザードであるラプラスが剣状態でフィールドを斜めに横切る。
カウンターを取られない点が優秀だが、少々攻撃範囲に癖がある。
一定時間ウォーロックアタック中に完全無敵状態になり、かつ発動したカードには対インビジブル性能が付与される。
攻撃を中断されなくなるし、カウンターを取られる心配もない。
特に対戦では無敵時間を良いことに相手の攻撃モーションに突っ込んでいって、一方的にカウンターを狙える。
効果時間は12秒と決して長くはないため、クイックゲージと併用したいところ。
ゲージの貯まる速さを変化させる。
クイックゲージで回転率を上げるもよし、ヘビーゲージで耐久するもよし。
HPバグと引き換えにバスターの能力値が最大になり、スーパーアーマーも付与される。
得られる効果は大きいが、HPの減少速度が割と速いため早期決着を心掛けたい。
なおHPバグ無効化能力を持つコーヴァスノイズならデメリットを踏み倒せるため、完全に使い得なバトルカードである。
穴パネルをコストに、1つ前に使われたボスを召喚するバトルカードをコピーする。2連打は不可能。
例によってシリウスとの相性がいい。
全パネルを毒沼パネルにしてしまう。
もっとも『流星3』のシナリオ後半だと浮いているウイルスやボスも多く、対戦に至ってはフロートシューズは装備していて当たり前の環境。
ポイズンストームと併用でもしないと活用しにくい。
それぞれ1つ前に選んだ対応した属性のバトルカードの威力を上げる。
多段ヒットのバトルカードと組み合わせたい。
メガクラス
通常のメガクラスの強化版。青紫色がかった色合いはスタンダードクラスと共通。
メガクラスには属性などが変則的なバトルカードは存在しないため、以下のイリーガルカードの全てにもX版が存在する。
- リブラバランス/オヒュカスクイーン/ジェミニスパーク/キャンサーバブル/クラウンサンダー
『流星1』のボスのバトルカード群。
ノイズを媒介としているからなのか、いずれの作品でも味方サイドになったハープ・ノートのイリーガルカードは存在しない。
ただ今回はボスとしても出ないため、結果的に歯抜けになってしまっている。
- イエティブリザード/ブラキオウェーブ/コンドルジオグラフ/オリガジェネラル
『流星2』のボスのバトルカード群。
ちなみに『流星1』のも含めてカードだと中点が無いのは、カードとしてのグレードを後ろに付けるための都合でもある。
スペード・マグネッツの突進技のバチとカード版。威力はブレイク性能かつX版で340となかなか高い。
ミサイルも付随するが、威力は100と控えめ。
ダイヤ・アイスバーンのハンマーによる打撃のバトルカード版。単体攻撃特化だが、その分ブレイク性能かつX版で370と威力はトップクラス。
見た目と異なり実は無属性。
クラブ・ストロングの棍棒攻撃のバトルカード版。左右のマスで発動すると2列にしか攻撃できず、結果的に総威力が上がる。
ギガクラス
「流星1」で登場したギガクラス。前者は対インビジブル、後者はマヒ付与があり使いやすい。
ジェミニサンダーは最奥列で広がる仕様なので悲しいことにはならない。
- ナダレダイコ/ゲキリュウウェーブ/フライングインパクト/ブライブレイク
「流星2」で登場したギガクラス。いずれも広範囲攻撃で使いやすい。
ナダレダイコは凍結、残り3つは(ゲキリュウウェーブのみ条件付きだが)ブレイク性能付きで相手のガードを破りやすい。
3マス前方にクイーン・ヴァルゴが現れ、光の柱で周囲を攻撃する。ボスとして使用する攻撃のバトルカード版。
ただし出現位置が固定という『流星3』においては洒落にならない欠点があるため、エリアイーターを使う/使われるだけで機能不全に陥ってしまう。
ジャック・コーヴァスが現れ、奥3列に合計12発の火炎弾で攻撃する。ボスとして使用する攻撃のバトルカード版。
通常時はライトオブセイントよりも更にアレな性能だが、エリアイーターによって火炎弾の出現範囲が狭まるため、2回使えば相応の火力が期待できる。
余談
場所によって出現素るイリーガルカードのクラスが変わるという仕様なのは前述の通り。
特にシナリオクリア後に行く場所ではX版などが出やすく、行きやすい序盤のマップでは○○1や2などが出やすい。
そのため3段階目のカードだけ揃っていないことがそこそこ起こりやすい。
なお最高ランクのバトルカード集めには
- 遭遇条件が最高ランクボスの中でも比較的緩く、シンボルエンカウントなので連戦が容易。かつ前作から弱体化したブライZZ
ボッチブライノイズ勢にはクイーン・ヴァルゴV3
が目を付けられ、無数に撃破されるはめになった。
追記・修正は、イリーガルカードをコンプリートしてからお願いします。
- 序盤でシリウスXが手に入るのは正直どうかと思った。 -- 名無しさん (2021-11-09 19:39:27)
- 実は、っていう程でもないしみんな知ってるけど、ノイズ率表示状態でノイズ率100%以下で何回かバトルすると入手できるイリーガルカードのレアリティあげられるんよな だから粘ればコダマタウンでもスタンダードXくらいなら取れる -- 名無しさん (2021-11-09 23:37:59)
- ↑の仕様とあとV3でのドロップは全ボス共通であることを踏まえると、乱獲対象には最序盤のエリアでエンカできるスペード・マグネッツV3も挙がるかと。特にウルフノイズにとっては格好のおやつ -- 名無しさん (2022-10-16 01:03:13)
最終更新:2025年04月30日 02:30