エドギリブレード(流星のロックマン)

登録日:2011/11/08(火) 15:18:25
更新日:2025/01/23 Thu 04:16:56
所要時間:約 4 分で読めます





エドギリブレードとは、『流星のロックマンシリーズ』に登場するバトルカードの一種である。
『流星のロックマン3 ブラックエース/レッドジョーカー』で通常のカードとして入手する事ができ、1〜3とXの4ランクがある。

さて、肝心のその効果は……

目の前1マスをソードでぶった切る。

その威力はそれぞれ以下の通り。
カード名 威力
エドギリブレード1 110
エドギリブレード2 140
エドギリブレード3 170
エドギリブレードX 200
これだけ。

一応ソード系の中では発生が速く、カウンターを狙いやすい。攻撃力もそこそこ。
だがイリーガルカードも存在する『流星3』の環境においては、スタンダードクラスでも攻撃力200越えぐらい珍しくない。
数多あるカードの中ではブレイク性能もない正面1マスだけの攻撃など微妙なところ。

正直大して使い道はない……



と思うじゃん?


エドギリブレードには3つの重要ポイントが存在する。


その1. 複数選択による強化

実はこのバトルカードは少々特殊な効果を持つ。
テキストに「おなじカードを つづけて えらぶと つよくなる ソード!」とあるように、続けて使うととんでもないことが起きるのだ。

カスタム画面で同じエドギリブレード(1~XのランクはバラバラでもOK)を複数枚選ぶことで、本領を発揮。
そのターン選んだエドギリブレードの全てが強化されていくのだ。

2枚選択した場合

  • 1枚あたり威力+50
  • 攻撃範囲が目の前の1マス→目の前の3マスに増加

3枚選択した場合

  • 1枚あたり威力+100
  • 攻撃範囲が目の前の3マス→目の前の3×2マスに増加
  • 対インビジブル性能と風性能付与
というとんでもない強化が起きる。

  • 連続選択時の性能まとめ
カード名 通常威力 2枚選択 3枚選択
エドギリブレード1 110 160 範囲が目の前の横3マスに変化 210 範囲が目の前の横3×縦2マスに変化
対インビジブル性能
風性能
エドギリブレード2 140 190 240
エドギリブレード3 170 220 270
エドギリブレードX 200 250 300

例えばエドギリブレード1をカスタム画面で3枚選んで全ヒットさせると、総威力は(110+100)×3=630となる。
この時点で既にメガクラスどころかギガクラスに足を突っ込んでやしないだろうか。
ちなみにエドギリブレード1はシナリオ3のシーサーアイランドで手に入る。何かおかしくないか*1
当然ながら2や3やXもあるため、それらと複合していくと真の恐ろしさが垣間見える。

また『流星シリーズ』のフォルダ構築ルールとして、スタンダードクラスカードは一種類につき5枚まで積める。
そしてバージョンが違えば別カードとしてカウント。
つまりやろうと思えば、フォルダ30枚のうち20枚まではエドギリブレードで埋められる。
かつて『エグゼ1』で存在した、ナイトソードやパラディンソードをありったけ積む戦法の再来と言えるかも知れない。



その2.ノイズ改造ギアの影響

ノイズ改造ギアのホワイトカードにはなんと、
エドギリブレード3 エドギリブレード3
エドギリブレード2 エドギリブレード1
という狂気じみたセットが存在する。
縦横自由に選べるのに加えて、ブラザールーレットではブラザーのフォルダにメガクラス・ギガクラスが無いのならエドギリブレードが100%確定する。
選べば選ぶだけ強くなるこのカードを更に強化することとなった。



その3.ギャラクシーアドバンス

エドギリブレード1~3を順番に選ぶことで、ギャラクシーアドバンスでグレイブジョーカーGA(威力390~450)を作ることができる。
このグレイブジョーカーというカード、まず素の性能がブレイク属性+相手に必中と有用。
だが更に凶悪な使い方が存在する。
エリアイーターやダブルイーターでパネルを3×2の最接状態にして使用すると、相手エリアに障害物を作成して移動手段を強引に奪うことができる。
俗にいう「ジョーカーロック」である。
この状態だと強力なバトルカードであるヒートアッパーやデストロイアッパーがほぼ必中になり、そのまま一方的に攻めることも可能になる。
つまりエドギリブレード、そのまま使ってもギャラクシーアドバンスにしても強いのである。



上記のような攻撃性能に加え、もう一種類のソード系カードことソードファイターの存在も相まってWi-FIで大流行。
『流星2』までのメガクラス・ギガクラス暗転カード積みまくりの対戦環境からガラッと一変した。
ソード系のカードを大幅強化するジェミニノイズブライノイズの存在もそれを後押ししたと言える。
細かい事を考えずにソードさえ振り回していれば相手が微塵切りになるのだから、キッズにとってもありがたい話ではあった。

しかしソロプレイの範疇でのRボスのタイムアタックなどならそのままだっただろうが、対人戦においてはナンスカの一つ覚えでは当然対策がされるもの。
シラハドリは刺さるし、スーパーアーマーやパラライズボディで最小限に対処されて手痛い反撃を食らう。
またソード系ばかりで固めていれば、いざ暗転を使われたらカットインができないという欠点も抱えている。
ジェミニノイズで意気揚々と斬り掛かったらストロングスイングを使われて、弱点属性でタコ殴りにされるなんてのも割と見かけた光景。
またブライノイズはまたキズナリョク不足で他のノイズ以上にHPの底上げやアビリティ装備がしづらい。
ブラザールーレットもないためホワイトカードの総合火力も下がる。
決して万能戦法でもないのである。



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最終更新:2025年01月23日 04:16

*1 もっともシナリオ3のボスであるクラブ・ストロングはHPが1000と登場時期の割には高めに設定されているため、ちょうど使い所かもしれない。