セフィ・ミカエラ・デビルーク

登録日:2021/11/17 (水) 18:31:30
更新日:2024/11/04 Mon 21:00:47
所要時間:約 6 分で読めます






美しさって罪……!




セフィ・ミカエラ・デビルークとは、漫画『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』に登場する人物。

【プロフィール】

身長 167cm
体重 50.7kg
スリーサイズ 92/58/90
誕生日 5月10日
星座 牡牛座
血液型 O型
特技 交渉術、人の顔を覚える
好きなもの 人目を盗んでダラダラする、星空を眺める
苦手なもの チャームにかかる男性、スケジュール帳
CV 井上喜久子

【概要】

シリーズヒロインであるララ・サタリン・デビルークの母親であり、ララの父親のギド・ルシオン・デビルークの妻でもある美女。
また、ララの妹であるモモ・ベリア・デビルークナナ・アスタ・デビルークの母親ということにもなる。
デビルーク星の王妃と言う立場でギトの代理で政治活動を担当しており、宇宙で一番美しい美女として知られている。

To LOVEる -とらぶる-』の時点では存在が示唆されたのみに終わり、スピンオフで初登場となった珍しいキャラクターでもある。
また、To LOVEるシリーズでは初の人妻属性でもあり、そういう面でも結構珍しい立場だったりもする(実はTo LOVEるシリーズは父親キャラクターの方が多い)。

【人物】

娘達の容姿に近く、宇宙一の美女と評される長身と巨乳を兼ね備えた優れた外見を誇る。
セフィの雰囲気を近くで感じた者は老若男女問わず顔を赤らめてしまうレベルで、リトからはキラキラしたオーラが出ているとまで評されている。
声も心が安らぐような声質であり、雰囲気と合わさってセフィに話しかけられた者は喧嘩の最中でもすぐに落ち着いてしまい、セフィに欲情して襲い掛かった校長ですらもまともになってしまった。

美貌の理由は宇宙一美しい容姿と声を持つ「チャーム族」という母星を持たない流浪の種族の出身であるためで、セフィは最後の末裔である。
種族を問わずにあらゆる生物を魅了する容姿は最早能力と言っても過言ではなく、顔を見た男性は心を奪われて発情してしまう(ナナ曰く「校長なみのド変態になっちまう」)。ただし、女性にはそこまでの効果は起こらない。
銀河大戦も原因の発端はチャーム人一人を巡る銀河同士の対立から始まったという見解もあるほど。
そんな容姿が原因で幼少期から何度も危険な思いをしたことからヴェールで顔を隠して行動するという不便な状態で、美しすぎるのも考え物という状態になっている。

セフィはデビルーク星人ではないということは、娘達も純血のデビルーク星人ではないハーフである。
娘は皆セフィに似た容姿でありながらもチャーム族の容姿の体質は受け継がなかったらしいが、ナナやモモの動物や植物と通じる能力はチャーム族の性質がデビルークの特性と合わさって変化したのだと推測されている。

性格は基本的に礼儀正しく穏やかな女性だが、一方で自身に関して「美しさは罪」「美しすぎる自分が憎い」と言い出すなどの無意識にナルシストが入った一面もある。
リトに顔を見られて逃亡する際には蹂躙される妄想に至るなど、スケベな妄想癖が強いこともうかがえる。
一方でハーレム的な思想には反対だったり、モモにも意味深な言動をするなど一筋縄ではない性格も見せた。
子供の頃は強い口調でギトに接するなど比較的強気な描写もあった。ただし、この時期で既にナルシストは入っている模様。

【主な人間関係】

  • ギド・ルシオン・デビルーク
ギトが武者修行をしている最中に訪れた星で出会い、チャーム人の性質故に狙われ続ける生活からセフィを救った。
ギトはチャームの能力が通じないどころかセフィを「チビ女」と評しており、結果としてチャームの力に惑わされなかったギトにセフィは惹かれることになった。
しかし、宇宙の覇者であるギトもセフィには尻に敷かれているらしく、夫婦関係はかかあ天下となっているようだ。

  • ララ・サタリン・デビルーク
関係性は良好で、幼児化したララを見舞いに半日だけ休暇を取って地球に訪問したほど。
ララは外見こそはセフィに近いと言われている反面、体質に関してはギト及びデビルーク星人の遺伝が強く出たようでチャームの性質はモモやナナと違って発現していない。

  • ナナ・アスタ・デビルーク
再会した際はかなり甘えてじゃれつく様子を見せており、「相変わらず甘えん坊」と言われる程のベッタリとした親子関係。
ナナはリトのことをケダモノと評して近寄らないようにセフィに警告してもいる(素顔をリトのラッキースケベ体質によるハプニングで見る展開が起きたらまずいという判断もあってだが)。

  • モモ・ベリア・デビルーク
関係性は良好だが、モモはセフィが強いハーレム否定派であることを理由に警戒心も抱いている。
モモはセフィの体質を利用した楽園計画の可能性も考えたが、リトが母親だけを好きになってしまう可能性を判断して却下している。
しかし、ふとした会話でリトが楽園計画の情報を漏らしたことからセフィに把握されるに至り、警告の混ざったアドバイスを送った。
セフィはモモについては、欲しいもののために最大限の努力をする性格が自身と通じていることが好きだと述べている。

ハプニングで顔を見られたために襲われる妄想をしていたが、何とかチャームが通じなかった。
リトの瞳はギトと共通点を感じたことでセフィは「強い信念を持っている」「方向性は全く違うが夫に似ている」と高評価を下している。

  • 校長
顔が見えずとも隠し切れない超絶美女オーラから校長の中の神が目覚め、お茶(と言う名前のド変態行動)に誘われる。
セフィはそんな欲情した彼を「情熱的な方」と評し、その情熱を世界に向けることで多くの悲しみを取り払うことが出来るとアドバイスした。
その結果、校長はゴミ拾いをすることを決意するなど普段からは考えられない性格に変貌したのだった。

【初期設定】

実はこのキャラクター、無印連載初期の段階では深く構想していなかった可能性が高いと見られている。
根拠としては雑誌掲載時の第2話においてペケが「ララ様は宇宙一の美しさと称えられた今は亡きデビルーク王妃の血を受け継いでいる」という発言をしている。
この台詞が単行本収録以降は「ララ様は宇宙一の美しさと称えられるデビルーク王妃の血を継ぐお方」という発言に改変した修正が行われているのである。

つまり、連載最初期の段階及び初期設定ではセフィは既に故人だったことが読み取れる。
連載を多少進めた段階で母親を登場させる展開を原作者が構想し、設定を改変したのだと考えられる。*1
しかし、セフィの存在は無印では最後まで登場することはなかったため、結果としてこの設定変更が活かされるには長い年月を待つことになった。
見方を変えれば、ダークネスの存在を考慮せずに無印のみで作品を見た場合は特に改変の影響はないとも言える。

「無印は本誌連載でしか読まない状態でダークネスを読み始めた」という状況の読者は一応注意が必要か。

【余談】

  • 構想段階では「ルル・リスナ・デビルーク」という名前にする案もあったようだが、没になったとされている。

  • デザインは漫画『BLACK CAT』の登場キャラクターであるセフィリア=アークスが元ネタと思われる。担当声優も同じ。
    To LOVEるはBLACK CATからのスターシステムが行われている作品故にセフィリアのスターシステムによる登場を望む声もあったため、ファンの願望は果たされたというべきか。



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最終更新:2024年11月04日 21:00

*1 ダークネス13巻の巻末コメントによれば、無印の間に構想を温めていたが、温めすぎて出すのが遅れたそうだ。