璃瑚奈/美緒/翔(空が灰色だから)

登録日:2021/11/25 Thu 22:08:43
更新日:2025/02/16 Sun 08:11:33
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わあああああ ダメだったよー!!



これがモノホンの不幸ってやつよ



がおおおおおおおおおおおお!!



璃瑚奈と美緒と翔とは漫画『空が灰色だから』の登場人物である。





【概要】



短編のいくつかに登場する女子中学生3人組(作中で高校生に進級している)
基本1話完結のオムニバス作品の本作ながら、3回もメインで登場した最多登場人物達でもある。
何かにつけネガティブで言い訳ばかりの璃瑚奈にツッコむ美緒とその横で自由に振舞う翔のやりとりが繰り広げられる。



【人物】



全員とある中学校の3年2組に所属している。


  • 璃瑚奈(りこな)

3人娘の1人。黒髪ショートヘアに黄色のリボンを2つつけている。
小柄で貧乳なのをコンプレックスにしている。
内向的でネガティブな性格であり、うまくいかないことがあると屁理屈をこねる癖がある。
よく冷や汗をかいている。


  • 美緒(みお)

3人娘の1人。紫髪で前髪で目が隠れており、素顔はうかがい知れない。
身長もスタイルも年相応。
3人の中では常識的でツッコミ役。ごく普通の女の子。


  • 翔(しょう)

3人娘の1人。白髪のロングヘアで黄色のリボンを2つ結んでいる。
中学生離れした身長と巨乳の持ち主。
3人の中でも最も自由奔放で陽気な性格で、よく奇行に走る。


【登場エピソード】



・第15話:ネガティブスリーパー


3年1学期の期末テスト、美緒は国語72点で落ち込んでいた。
だが璃瑚奈はその程度で不幸ぶるんじゃねぇと物申す、彼女は38点だった。




美緒「これはアカンたれすぎるよ璃瑚奈ちゃん!」




そんな2人をよそに翔はライオンのモノマネをやっていた。



美緒・璃瑚奈(なにこいつ)



その後勉強のし過ぎで眠いとのたまう璃瑚奈。なんと9時間しか寝てないという。
これには勉強してない自分だって7時間しか寝てないとツッコむ美緒。
ちなみに翔は3時間しか寝てなかった。しかし勉強はしてなくてテトリスばっかやっていたという。

そして翔が格ゲーのコマンドを繰り出す中、みんなで三高に行くんだから睡眠時間を減らせと璃瑚奈に注意する美緒。
だが璃瑚奈は今更根性論なんてと一蹴。むしろ寝た方が効率が上がると昨日ネットで見たことを話す。




美緒「勉強はー!?」



更に璃瑚奈は睡眠時間が長いまたは極端に短い人間に天才型が多いとまたネット知識をひけらかし。
美緒くらいの睡眠時間の人間は凡人だとのたまう。この間翔は美緒にまだ技を繰り出していた。

そして璃瑚奈のネガティブ論はヒートアップし、


璃瑚奈「マイナス マイナス そしてまたマイナス!生まれながらにして借金生活」



そのうえ自分が貧相な体格なのはうつ伏せでねてるからだの、睡眠時間を縮めるのは日本人が陸上でメダルを取ることに等しいなどと言い訳を繰り返し、更にはその言い訳すら才能だと自負するのだった。
その間も翔は奇行を繰り返し、自分のテストをぶちまける。



その結果は…全て100点だった。


ここに真の天才がいたと気付かされた2人、これならもっと上の高校いけるよと言うが、翔は2人と同じ高校に行くという。

その理由は言わずもがな、2人と一緒にいたいから。これを聞いた璃瑚奈は少し気合を入れてみると決意したのだった。
ちなみに翔曰く、どの高校行っても結局は同じ授業しかやらないじゃんとのこと。



ちなみにこの話が収録されたコミックス2巻のおまけ漫画にて、3人とも同じ高校に合格していた。
璃瑚奈の高校での目標は、背を伸ばすことだった。


・第38話:噂によると世の中はそんなに甘くないらしい



3年生の2学期、受験勉強疲れで死にたいと言う璃瑚奈。
そしてそれにツッコむ美緒、奇行に走る翔といつもの日常が繰り広げられていた。
そしてまた勉強時間の話になり、美緒はつい漫画をよんでしまい3時間しかやってないと言い、
翔は朝までオセロゲームやってて0時間、そして璃瑚奈はネットサーフィン含めて4時間で一番勉強やってるとのたまうのだった。

そして人間は寝てる時間だけ成長してないという話になり、睡眠7時間の美緒が年齢通りに15歳だとすると、
睡眠時間3時間の翔は実質17歳、そしてぐっすり寝ている璃瑚奈は実質13歳であり、
実質中1が中3の勉強をしていることがすごいとまで言い出す始末。

流石に美緒はそれを屁理屈だと言い、璃瑚奈は寝てる分だけ人生経験してないと説教する。




美緒「世の中そんなに甘くはないよ」



これには璃瑚奈も涙ぐみ、ネガティブモードに入る。
美緒はそんな彼女に対し、「現実を見ろ」と言う。
それに璃瑚奈はカチンときて…




璃瑚奈「ポジティバーどもにネガティバーの何がわかる!」




そう叫び、ネガティバーなりに現実をみていると語り、心を安定させるためにわざと落ち込んでいるとのこと。
その間翔は昇竜拳のポーズをとっていた。

さらに世の中は甘いかもしれないとたたみかける璃瑚奈。
最初から苦いと思うより甘いと考える方が現実的だと語り、これには美緒も言い負かされてしまう。
そしてこの世界を甘いものにしたいと熱弁する璃瑚奈、そこへ翔が割って入り…




「口だけ言っても自分が行動を起こさないと何も変わらないよ!」



そうマジレスされ閉口する璃瑚奈、でもとりあえず高校合格をサクッと目指すことにするのだった。



美緒(なんだかんだで璃瑚奈ちゃんはすごくポジティバーな気がする…)


・第50話:おはようございます!自分やる気あります!


晴れて高校生になった3人。
だが相変わらず璃瑚奈はやる気がないのであった。
そこへ熱血教師的な女教師にでくわし、挨拶をする。



「おはようございます!」



美緒「おはようございます」







璃瑚奈「す」



教師は翔の挨拶を褒め、美緒にもっと元気を出せと言い、2人に紛れて「す」しか言ってない璃瑚奈に説教をする。
そして璃瑚奈は挨拶の練習で放課後呼び出しを喰らうのであった。


当然璃瑚奈は行く気はなく、挨拶なんて所詮人間が勝手に作ったごっこだろとまたもや屁理屈。
そんなに挨拶が大事ならオリンピック種目にしろよだの、宇宙人に見られたら笑われるだのとごねる。
だが翔は理由なく人と声が交わせると前向き意見。
しかし璃瑚奈はそれすらも嫌だと後ろ向き。


そして彼女は遂にやる気と言う概念にまで文句をつける。
やる気何て所詮自己申告制、本当に必要か?とまで言い出す。

そもそも自分はやる気がないと言われながらも高校に合格している。
だから自分にはやる気なんて必要ないと宣言する。



美緒(ずっと翔に勉強見てもらってたクセに)



そして璃瑚奈は中3の文化祭で飾りを壊してしまった時のことを語る。
その時は途中までサボってたヤンキー風のクラスメイトに叱られてしまい*1、だったらお前ら最初からやる気だせよと文句をつける。


そしていつものように璃瑚奈はヒートアップし…





璃瑚奈「やる気なくてもやることはしっかりやれ!」




そう大声でぶちまけ、自分はやる気に頼らないで生きていくことを誓うのだった。

だが翔は「やる気なくてもやるってやる気がすごい!」と褒める。
美緒も「結局自分達はごっこの中の住人なんだから挨拶はしよう」と言う。

だがそれに関しては恥ずかしいからイヤだと叫ぶ。
でもそれは翔曰く「やる気なくてもやることもやらないというやる気がすごい」と褒められる。
遂には璃瑚奈自身にも訳がわからなくなってしまい…








結局呼び出しに応じて職員室に行く璃瑚奈。(と付き添いで美緒と翔も)
先生はちゃんと来てやる気あるなと褒める。






璃瑚奈「やる気ねぇつってんの、やる気がなくたって私にはこれくらい造作もない」





口ではあーだこーだ言って屁理屈をこね、ネガティブでやる気なしでもやることはちゃんとやる璃瑚奈そんな彼女を何だかんだ笑顔で見守りながら付き合ってきた美緒と翔
この3人の友情というか腐れ縁は、これからも続いていくだろう。






璃瑚奈「項目追記・修正する気しねぇー」



美緒「いやそこは追記・修正しようよ璃瑚奈ちゃん!」



「わはは楽しいなー!」


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最終更新:2025年02月16日 08:11

*1 璃瑚奈は最初から文化祭準備をしていた