上沼恵美子

登録日:2022/02/05 Sat 09:00:10
更新日:2025/02/20 Thu 21:58:21
所要時間:約 2 分で読めます





上沼恵美子とは、大阪城城主関西を中心に活躍するタレント・歌手である。
やしきたかじんと並んで関西の高視聴率タレントで、「大阪のおばちゃん」代表格として名が挙がることも多い。
夫は関西テレビ出身の元ディレクター・上沼真平。
2人の子供(男児)を設けている。

概要

兵庫県淡路島出身。
子供の頃は歌手を目指しており、のど自慢荒らしと呼ばれるくらいの実力だった。
しかし、とあるのど自慢のグランドチャンピオン大会で天童よしみと対峙し敗北、そこで歌手への道を断念したという。

1971年に海原お浜・小浜に入門し、実の姉と漫才コンビ「海原千里・万里」としてデビュー。
姉とコンビを組むことになったのは、姉とコンビを組む予定だった相方が失踪したことによる。
デビュー当時は高校生、しかも女性のお笑い芸人なんぞほとんど存在しなかった時代だが、そのテンポの早さと歌手のモノマネを取り込むスタイルから人気を博した。
島田紳助は二人を見て自らも漫才を志し、ビートたけしも自身も認める数少ない女流漫才師として二人の名を上げている。

歌手としては「大阪ラプソディー」をリリースし、50万枚という大ヒットを達成。
現在もNHKで毎年秋に放送される「わが心の大阪メロディー」では一番人気を誇り*1、耳にする機会も非常に多い。

1977年、関西テレビのディレクターだった上沼真平と結婚し、22歳でコンビ解散・引退。
専業主婦をやっていたが芸能界が恋しくなり復帰を決意。家事との両立を図ってほしい夫と協議の結果
「仕事の範囲は滋賀県、西は姫路まで(=東京での仕事はしない)」新快速とか言わない
「歌手や俳優業はしない」
等の約束を決めたうえで復帰した。
年収も超えてはいけないと言われたそうだが翌年にはすぐに追い抜いたとか。
このため、やしきたかじんと異なり全国ネットの番組にも比較的出演機会が多く、稀にキー局制作番組に出ることもある。
特にNHKの番組への出演機会も多く、1994・95年には「NHK紅白歌合戦」の司会を担当。これで一挙に知名度を大きく上げることとなった。当人は石澤典夫アナウンサーの大ファンであることを公言しており、氏がフリー転身後に何度かゲストに招いている。

現在も関西のバラエティー番組を中心に活躍しており、トークの内容は
「芸能人のスキャンダル」「夫婦生活のあるある」が多く、主婦の共感を得るものが多い。
姉とは一時不仲だったが現在では修復しており、トークの中で話題に上がることも多い。
また、「M-1グランプリ」では開始初期から審査員を担当しており、その辛辣かつ愛のあるコメントが注目されることでもおなじみ。

近年はYouTubeにも進出した。

バラエティー生活笑百科

元祖法律番組として知られるNHKの番組で、1985年の開始から2013年の降板まで相談員として出演した。
その中で相談に応じてスケールの大きなほら吹きネタを使い、相談員からのツッコミも相まって毎回視聴者の笑いを誘った。
以下はその内容

  • 日本の個人資産の32%は上沼家所有
  • プライベートジェット機の駐機場を泉州沖に作ったら、とある所から使用依頼が来た。それが今の関西国際空港
  • 自宅の門から玄関までの距離が125キロでこれまで宅配業者が4人死んでいる
  • 母親が実はフランス人
  • 明石海峡大橋は夫に頼んで作らせた
  • 自宅の壁は金の延べ棒。猿が盗みに来たと思ったら桂南光*2の奥さんだった
  • NHKで自分とうり二つのポスターを見たら綾瀬はるか*3だった
  • 番組出演期間は29年、6歳の時から担当していた

代表的な番組

  • 上沼恵美子のおしゃべりクッキング(ABCテレビ・テレビ朝日系)
  • 上沼・高田のクギズケ!(読売テレビ)
  • 快傑えみちゃんねる(関西テレビ)
  • 上沼恵美子のこころ晴天(ABCラジオ)


追記・修正はM-1グランプリで審査を担当してからお願いします。

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最終更新:2025年02月20日 21:58

*1 同番組では開始当初から2013年まで司会、2015年以降は歌手として出演。

*2 当時の相談員。現在は番組司会担当。

*3 この年の大河ドラマの主演。