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新快速(JR西日本)

登録日:2010/10/29 Fri 13:35:12
更新日:2026/10/25 Sun 00:21:07
所要時間:約 18 分で読めます

 A  新快速 
Special Rapid Service
               12
号車
 姫 路 
HIMEJI

画像出典:ひょん君の懐かしの鉄道風景(裏辺研究所) https://www.uraken.net/hyon/427/01.html 、2026/02/27閲覧

新快速(しんかいそく)とは、日本の鉄道における快速列車の種別の一つである。
2026年10月現在はJR西日本の京阪神地区とJR東海の名古屋地区で運行されており、かつては阪和線でも運行されていた。

本項目では、JR西日本・京阪神地区の新快速について解説する。

目  次
Index
                4 
節数
     
   

◆概要

京阪神地区の東海道・山陽本線(案内上の名称は琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線)・湖西線を中心に運行され、便によっては北陸本線や赤穂線にも向かう最速達種別である。
速度・早さ・利便性・快適性などの全てにおいてトップクラスの評価を受けており、京阪神間の都市間輸送列車として通勤・通学から行楽までの様々な用途に対応する。
首都圏で運行される「特別快速」に相当する種別で、英語表記も特別快速と同じ“Special Rapid Service”*1だが、新設される列車らしいインパクトが欲しいとの要望からこの名称となった。

特にJR化以降の運転時間および運転区間の拡大、最高速度の向上と停車駅の追加、更にそれに伴う緩急接続の強化などが尽くヒットし、阪急電鉄や阪神電車、京阪電車といった並走私鉄他社から乗客を奪還することに成功。一躍関西エリアの看板列車となり、JR西日本になくてはならない存在となった。
近年では京阪神地区を走るJR線の通称としても使用されていることからも、本列車の知名度の高さがうかがえる。

最高運転速度は時速130km。特急のような追加料金が要らず、乗車券だけで乗れる列車(JRの定義での「普通列車」)でこれを実現しているのは珍しい。*2
というか、実は日本の鉄道において、追加料金不要列車として130km/h運転をしたのは新快速が史上初である。(後述)

また、新快速が走る区間の大半に複々線が敷かれているという、地の利の強さも見逃せない。
この複々線は草津~大阪~西明石の120.9kmもの距離に及び、堂々の日本最長である。複々線内での新快速は、高速で走ることのできる列車線(外側線、急行線ともいう)を基本的に通ることから、電車線(内側線、緩行線ともいう)側の快速・普通列車をスイスイ追い抜いていけるのだ。*3
実は新快速が走る路線には特急列車も運行されているが、勿論その特急達とほぼ同じ所要時間で走破する。かつて内側線を走っていた時代には特急・急行をガチで追い抜くこともあったほど。

さらに、運転区間が最大で福井県(敦賀駅)から兵庫県(上郡駅・播州赤穂駅)までの5府県と非常に広範囲に及び、特に敦賀発・播州赤穂行きのフル区間を走破する便は、追加料金不要列車として日本最長の走行距離・時間(275.5km・4時間8分)を誇っている。
(2026年10月現在、土休日・早朝1本・下り限定で存在)*4
反面、その広すぎる範囲ゆえに他線区のダイヤの乱れを持ち込みやすい上、一部の臨時列車を除き全席クロスシートの車両しか使われないので乗降に時間が掛かりやすく、新快速自身が遅延の発生源となっていることが問題視されている。

2019年春からは、京阪間で並行する京阪特急の「プレミアムカー」に次いで、専用車両・座席を使った有料指定席「Aシート」のサービスを開始。後に阪急京都線も「PRiVACE」として追随した。
一方、阪神間には私鉄に同種の列車が設定されていないため*5、独占的なサービスとなっている。
京阪神間の国鉄・JR線における同様のサービスは、1980年に廃止された快速のグリーン車以来となるが、Aシートは普通車の指定席扱いとなっている。

2026年春からは、Aシートとは別枠の有料指定席サービス「うれしート」も登場。
もともと関西エリアの他路線の各種快速列車で行われていたサービスだが、こちらは専用車両・座席ではなく、既存の転換クロスシートを指定席化したもの。
席数も最後尾車両の5列分だけで、通常の区画との仕切りも簡単な暖簾を使っている程度なので、かなり簡易的である。


◆ダイヤ・編成

朝夕ラッシュ時と早朝深夜を除き、毎時4本(15分に1本)が運転される。

日中だと、京都方は毎時各1本ずつ野洲、草津、長浜、湖西線経由敦賀発着であり、神戸方は全列車とも姫路発着である。
かつて、長浜発着が琵琶湖線経由・近江塩津発着、草津発着が長浜発着、そして姫路発着が(1時間に1本のみ)播州赤穂発着だったのだが、どんどん短縮されて今の体系になった。
それ以外の時間帯には琵琶湖線経由敦賀、琵琶湖線経由近江塩津、大阪、米原、近江今津、永原、網干、上郡、播州赤穂発着(永原は始発のみ)の列車が設定される。

両数は基本的に12両。ただしこれは8両編成と4両編成を連結して実現しており、また貫通幌がないため両編成同士の通り抜け(8号車⇔9号車)ができなくなっている。
12両で運転されるのは米原・永原〜相生〜上郡のみであり、それ以外の区間まで足を伸ばす列車は途中の駅で増解結される。
赤穂線と米原〜長浜、近江今津〜永原は8両、北陸本線区間は4両しか入れないため、概ね西では姫路で4両側を、東では米原か近江今津で8両側を切り離す。*6
また、京都で8両側を米原行き、4両側を湖西線経由敦賀行きに分割する列車と、米原で長浜発の列車(米原まで普通)と近江塩津発の列車を連結する多層建て列車が、平日1日1本ずつ存在する。

所要時間は京阪間で概ね29分、阪神間で21〜23分で、大阪を中心にすると野洲または近江八幡、近江舞子、姫路が60分圏内となる。
このため、9時30分~22時までの新快速は、上下ともに大阪と京都を毎時00・15・30・45分に発車するダイヤが組まれる。
ただし、17〜19時台は大阪始発列車が京都方へ3本、神戸方へ5本、15分間隔で挟まる。この始発列車は8両編成で運転される。
朝ラッシュ時は8〜10分間隔で運転される。

緩急接続は多くの列車が京都と大阪で普通 列車に、加古川で快速 列車(毎時2本は加古川始終着)に連絡する。
これに加えて野洲発着の快速は米原方面発着の新快速に、野洲発着の新快速は米原方面発着の快速にそれぞれ野洲で連絡する。湖西線経由敦賀発着の列車は下りが大津京、上りが堅田で普通に連絡する。
また、米原を通る新快速は基本的に米原で大垣方面の列車と接続し、姫路発着の新快速は約半数が姫路で播州赤穂行きまたは上郡方面への列車と接続する。


◆歴代の使用車両


定期運用

  • 初代:113系……1970年10月1日~1972年3月14日
画像出典:Wikimedia Commons https://commons.wikimedia.org/wiki/File:JRW_series113_JR-Kobe.jpg 、作者:W0746203-1
公表年:2012、閲覧日:2026/10/23、 CC BY-SA 3.0ライセンス

首都圏の横須賀線で走っていたのが転用され、1970年の大阪万博の輸送用にも使われていた0番台を使用。最高速度95km/h。
当初は横須賀色をまとっていたが、その後の増発で他と同じ湘南色に統一された。

  • 2代:153系……1972年3月15日~1980年7月8日
画像出典:Wikimedia Commons https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tc165_SpecialRapOmiImazu_Osaka_19800323.jpg 、作者:Olegushka
公表年:2025、閲覧日:2026/10/23、 CC BY-SA 4.0ライセンス

1972年の山陽新幹線岡山延伸で急行列車が廃止されたことに伴い、急行型車両として余っていた当形式があてがわれた。最高速度110km/h。
白地に水色帯という、新快速専用の塗装が行われた。

  • 3代:117系……1980年1月22日~1999年5月9日
画像出典:Wikimedia Commons 京都鉄道博物館に展示されるクハ117-1.jpg (CC0ライセンス)、2026/07/05閲覧

過酷な高速運用による老朽化が進んでいた153系の置き換えとして、最初から新快速“専用”として開発された初の形式である。最高速度110km/h。
阪急6300系・京阪3000系(初代)など、並行する私鉄の車両に本格的に対抗すべく、木目調の化粧板や転換クロスシートの採用、また吊革をあえて用意しないなどの画期的な試みが行われた。
1981年、鉄道友の会ローレル賞受賞。

  • 4代:221系……1989年3月11日~2000年3月10日
画像出典:Wikimedia Commons https://commons.wikimedia.org/wiki/File:JRW_series221_Kobe.jpg 、作者:w0746203-1
公表年:2009、閲覧日:2026/07/05、 CC BY 3.0ライセンス

国鉄分割民営化で誕生したJR西日本が、新快速のサービス改善のために特急型車両よりも真っ先に開発した形式である。最高速度120km/h。
117系同様に転換クロスシートを採用しつつも、ラッシュ時の乗降に支障をきたしていた片側2ドアをやめ、113系以来の3ドアに回帰した。
1990年、鉄道友の会ローレル賞受賞。
詳しくは独立項目を参照。

  • 5代:223系 1000・2000番台……1995年8月12日~現役
画像出典:Wikimedia Commons https://commons.wikimedia.org/wiki/File:JRW-223EC-1000.JPG 、作者:Hassay
公表年:2004、閲覧日:2026/10/23、 CC BY-SA 3.0ライセンス

もともと阪和線に0番台が投入済みで、新快速用にも1000番台が1996年にやって来る予定だったのが、阪神・淡路大震災を受けて急遽前倒しで運転を開始した。
1999年からはコストダウンを図った2000番台が大量に導入され、ここから最高速度130km/hの時代が始まった。
2019年、Aシート導入に伴い1000番台の4両編成のうち2本で、神戸方の先頭車両がAシート化改造を受けた。
詳しくは独立項目を参照。

  • 6代:225系 0・100番台……2010年12月1日~現役
画像出典:Wikimedia Commons https://commons.wikimedia.org/wiki/File:JRWSeries225-HoshiI3.jpg (自由利用可)、2026/07/05閲覧

新快速の増発・増結のため、また2005年に発生した福知山線脱線事故の教訓から、安全性を高めるべく開発された。223系と併結可能で、最高速度も130km/hを維持している。
全車両に動力台車を1つずつ装備させる「0.5Mシステム」が、新快速用の車両として初めて導入された。このためどの車両にいてもモーター音を聴くことができる。
2010年に登場した0番台と、2016年に登場した100番台とで顔つきが大きく違う。また、100番台の4両編成のうち2023年以降に製造されたものは、始めからAシート車(700番台)が組み込まれている。
詳しくは独立項目を参照。

臨時

定期列車で使用されていた車両の臨時使用は省略する。

2004年5月に運転されて以来しばらく運転がなかったが、2013年8月18日にサザンオールスターズのライブ開催に伴う臨時新快速運転の際に久々に充当。

  • 321系
2013年8月19日に神戸で開催されたサザンオールスターズのライブに伴う、臨時新快速運転の際に初充当。

  • 223系6000番台(宮原支所の所属車)
2013年冬の神戸ルミナリエ開催に伴う臨時新快速で初登場。
通常の223系とは異なる2基のパンタグラフ、そして貫通扉と乗務員用扉にあるオレンジ色のラインが識別ポイントである。



◆歴史

昭和時代

  • 1970年(昭和45年)
▼当時の停車駅
●東海道本線、山陽本線●
京都‐大阪‐三ノ宮‐明石‐西明石
10月1日、京都~西明石間で初めて設定。10時から15時までの間に60分間隔で運転されていた。

  • 1971年(昭和46年)
▼当時の停車駅
●東海道本線、山陽本線●
草津‐石山‐大津‐京都‐大阪‐三ノ宮‐明石‐西明石
4月26日、運転区間の東端が草津駅となった。

  • 1972年(昭和47年)
▼当時の停車駅 ※()内の駅は姫路駅発着列車のみ通過
●東海道本線、山陽本線●
草津‐石山‐大津‐京都‐大阪‐三ノ宮‐明石‐(西明石)‐加古川‐姫路
3月15日、使用車両を153系に変更。
運転間隔が15分となり大増発され、このうち毎時1本は姫路駅発着(これのみ西明石駅を通過)となった。

  • 1973年(昭和48年)
10月1日、姫路駅発着列車が毎時2本に増発された。

  • 1974年(昭和49年)
▼当時の停車駅 ※()内の駅は姫路駅発着列車のみ通過
●東海道本線、山陽本線●
草津‐石山‐大津‐京都‐大阪‐三ノ宮‐明石‐(西明石)‐加古川‐姫路
◎湖西線◎
堅田‐叡山‐西大津‐京都‐東海道本線 大阪方へ直通
                                        
7月20日、湖西線が開業。新快速も開業初日から直通運転を開始した。

  • 1978年(昭和53年)
▼当時の停車駅 ※()内の駅は姫路駅発着列車のみ通過、「…」の区間は各駅停車
●東海道本線、山陽本線●
草津‐石山‐大津‐京都‐大阪‐三ノ宮‐神戸‐明石‐(西明石)‐加古川‐姫路…上郡
◎湖西線◎
堅田‐叡山‐西大津‐京都‐東海道本線 大阪方へ直通
                                        
10月2日、神戸駅が停車駅に追加された。
また、遅くともこの年に上郡発の上り新快速(上郡~姫路では各駅停車)が登場したと考えられるが、信頼できる資料がなく詳細不明。

  • 1980年(昭和55年)
1月22日、117系の投入を開始。当時の最高速度は110km/h。
7月9日、117系が20編成揃い、全ての新快速が117系での運転となる。153系は一部の車両が廃車となったほかは、塗装を湘南色にして首都圏などに転属した。

  • 1982年(昭和57年)
▼当時の停車駅 ※()内の駅は姫路駅発着列車のみ通過、「…」の区間は各駅停車
●東海道本線、山陽本線●
草津‐石山‐大津‐京都‐大阪‐三ノ宮‐神戸‐明石‐(西明石)‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎湖西線◎
堅田‐叡山‐西大津‐京都‐東海道本線 大阪方へ直通
◎赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
遅くともこの年に播州赤穂発の上り新快速(播州赤穂~姫路では各駅停車)が登場、すなわち赤穂線からの直通が始まったと考えられるが、信頼できる資料がなく詳細不明。

  • 1985年(昭和60年)
▼当時の停車駅 ※()内の駅は姫路駅発着列車のみ通過、「…」の区間は各駅停車
●東海道本線、山陽本線●
彦根…草津‐石山‐大津‐京都‐新大阪‐大阪‐三ノ宮‐神戸‐明石‐(西明石)‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎湖西線◎
堅田‐叡山‐西大津‐京都‐東海道本線 大阪方へ直通
◎赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
3月14日、内側線の最高速度向上により、停車駅に新大阪駅が追加。
朝夕に彦根駅発着の新快速が登場し、更に1往復が外側線に移動。草津駅発着列車も日中毎時2本となった。

  • 1986年(昭和61年)
▼当時の停車駅 ※「…」の区間は各駅停車
●東海道本線、山陽本線●
彦根‐能登川‐近江八幡‐野洲‐守山‐草津‐石山‐大津‐‐山科‐京都‐新大阪‐大阪‐三ノ宮‐神戸‐明石‐西明石‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎湖西線◎
近江舞子…堅田…叡山…西大津…山科…京都‐東海道本線 大阪方へ直通
◎赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
11月1日、国鉄最後のダイヤ改正。
外側線が大阪鉄道管理局に開放され、新快速全列車を外側線走行に変更。これにより新快速・快速・普通の全ての種別で所要時間が短縮された。
外側線走行になったことによって西明石駅での折り返しが難しくなったため、全列車を姫路駅以西の発着とし、西明石駅を全列車停車駅に昇格。
彦根駅発着列車を日中にも設定し、草津駅以北でも快速運転を開始した。また、山科駅が停車駅に追加された。
湖西線側でも運転区間が近江舞子駅まで拡大したが、その代わり湖西線内が各駅停車になった。

  • 1988年(昭和63年)
▼当時の停車駅 ※「…」の区間は各駅停車
●琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線、山陽本線●
米原‐彦根‐能登川‐近江八幡‐野洲‐守山‐草津‐石山‐大津‐山科‐京都‐新大阪‐大阪‐三ノ宮‐神戸‐明石‐西明石‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎湖西線◎
近江舞子…堅田…叡山…西大津…山科…京都‐JR京都線 大阪方へ直通
◎赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
3月13日、JR化後初のダイヤ改正。夕方ラッシュ時に10往復増発され、米原駅発着列車が登場した。


平成時代

  • 1989年(平成元年)
3月11日、遂に朝ラッシュ時に新快速が登場。
最終列車を神戸方面・京都方面ともに大阪駅23時発に繰り下げ、現在の新快速が終日に渡って運転されるダイヤの基礎を作った。
琵琶湖線の運転区間が全列車彦根駅から米原駅に変更。
増発された新快速用と、新生JRのイメージリーダーとして221系が投入開始された。

  • 1990年(平成2年)
▼当時の停車駅 ※()内の駅は日中のみ停車、「…」の区間は各駅停車
● 琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線、山陽本線●
米原‐彦根‐能登川‐近江八幡‐野洲‐守山‐草津‐石山‐大津‐山科‐京都‐(高槻)‐新大阪‐大阪‐(芦屋)‐三ノ宮‐神戸‐明石‐西明石‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎湖西線◎
近江舞子…堅田…叡山…西大津…山科…京都‐JR京都線 大阪方へ直通
◎ 赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
3月10日、日中の停車駅に高槻駅と芦屋駅が追加。最高速度を引き上げた(110km/h→115km/h)ため、所要時間は変わらずに済んだ。
一方、京都駅以東で内側線運転に戻った。

  • 1991年(平成3年)
▼当時の停車駅 ※()内の駅は日中のみ停車、「…」の区間は各駅停車
● 北陸本線、琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線、山陽本線●
長浜…米原‐彦根‐能登川‐近江八幡‐野洲‐守山‐草津‐石山‐大津‐山科‐京都‐(高槻)‐新大阪‐大阪‐(芦屋)‐三ノ宮‐神戸‐明石‐西明石‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎湖西線◎
近江舞子…堅田…叡山…西大津…山科…京都‐JR京都線 大阪方へ直通
◎ 赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
3月16日、早朝と深夜の1往復を除く新快速全列車が221系での運転となり、120km/h運転を開始。大阪~新大阪間を内側線走行に変更。
9月14日、それまで交流電化だった北陸本線の米原‐長浜間が直流化され、長浜駅への直通運転を開始した。

  • 1992年(平成4年)
3月14日、117・221系の組成変更完了に伴い、これまで6両編成が基本だった新快速を、8両または12両編成での運転に変更した。

  • 1995年(平成7年)
1月17日、阪神・淡路大震災で被災。JR神戸線が寸断され、当日は全線で運転見合わせ。
1月18日、JR神戸線大阪~尼崎間、西明石~姫路間で運転再開。新快速は琵琶湖線・JR京都線方面のみ大阪発着で運転。
1月25日、JR神戸線尼崎~芦屋、須磨~西明石間運転再開。芦屋までの運転再開に伴い、大阪~甲子園口間普通で新快速運転再開。

2月8日、JR神戸線芦屋~住吉間、神戸~須磨間運転再開。新快速は芦屋発着で正式に運転再開。
2月9日、大阪~芦屋間で快速が運転を再開したため、新快速を住吉発着に変更。後にも先にも新快速が正式に住吉に停車したのはこの時限りである。

3月16日、復旧工事の難航していた六甲道駅周辺の復旧工事がほぼ完了し、運輸省(当時)の審査に合格すれば3月下旬~4月上旬にJR神戸線全線で運転を再開すると発表。
3月30日に検査が実施され無事にこれをパス。

4月1日、JR神戸線が全線で運転を再開。
阪神間での復旧1番乗りであり、乗客の集中が予測されたことから各地から余剰車を集めてラッシュ時に臨時新快速を設定。8分等間隔で運転した。

8月12日、各地の余剰車を返却するため、130km/h運転可能な223系1000番台を投入開始。私鉄各社の復旧後も臨時新快速の運転を継続した。

9月1日、平日朝晩を除いて新快速全列車が高槻駅・芦屋駅に止まるようになり、また夕方の姫路方面行き新快速が18時30分~19時15分の間で7分半間隔の運転となった。

  • 1996年(平成8年)
▼当時の湖西線での停車駅 ※「…」の区間は各駅停車
永原…近江今津…近江舞子‐堅田‐比叡山坂本‐西大津‐山科‐京都‐JR京都線 大阪方へ直通
叡山駅は1994年に「比叡山坂本駅」に名称変更
3月16日、湖西線の運転区間が近江今津駅または永原駅まで拡大され、快速運転も復活。
琵琶湖線・米原発着列車も大半が長浜発着に延長された。
朝夕ラッシュ時の臨時新快速を定期列車に格上げ。21時台が15分間隔での運転となった。

  • 1997年(平成9年)
▼当時の停車駅 ※()内の駅は平日の朝晩のみ通過、「…」の区間は各駅停車
● 北陸本線、琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線、山陽本線●
長浜…米原‐彦根‐能登川‐近江八幡‐野洲‐守山‐草津‐石山‐大津‐山科‐京都‐高槻‐新大阪‐大阪‐尼崎‐(芦屋)‐三ノ宮‐神戸‐明石‐西明石‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎湖西線◎
永原…近江今津…近江舞子‐堅田‐比叡山坂本‐西大津‐山科‐京都‐JR京都線 大阪方へ直通
◎ 赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
3月8日、JR東西線開業に伴い、尼崎駅を停車駅に追加。また、高槻駅が終日停車となった。

  • 1999年(平成11年)
5月10日、223系2000番台を新快速に投入し、朝ラッシュ時の新快速を223系に統一。草津駅‐西明石駅間で、追加料金不要列車としては国内最速にして史上初となる130km/h運転を開始した。
この改正で、1往復だけ残っていた117系による新快速が223系に置き換えられ、117系は定期新快速から撤退した。

  • 2000年(平成12年)
3月11日、新快速全列車を223系に統一し、130km/h運転を米原駅‐姫路駅間へ拡大。この時の所要時間が、2026年時点における京阪神圏新快速の最速記録である。
221系は定期新快速運用から撤退し、関西エリア(アーバンネットワーク)各線の快速のサービスアップのために転属していった。

  • 2003年(平成15年)
▼当時の停車駅 ※「…」の区間は各駅停車
● 北陸本線、琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線、山陽本線●
長浜…米原‐彦根‐能登川‐近江八幡‐野洲‐守山‐草津‐石山‐大津‐山科‐京都‐高槻‐新大阪‐大阪‐尼崎‐芦屋‐三ノ宮‐神戸‐明石‐西明石‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎湖西線◎
永原…近江今津…近江舞子‐堅田‐比叡山坂本‐西大津‐山科‐京都‐JR京都線 大阪方へ直通
◎ 赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
12月1日、芦屋駅を終日停車駅に格上げ。朝ラッシュ時の快速を223系に統一して130km/h運転とし、芦屋駅での新快速待避を解消した。

  • 2004年(平成16年)
10月16日、朝ラッシュ時に増発。京都方面から大阪駅に8分に1本新快速が運転されるようになり、快速と合わせて大幅な増発を実現した。

  • 2005年(平成17年)
3月1日、それまで朝晩限定だった赤穂線・播州赤穂への直通運転を日中にも開始。
また、加古川駅高架工事完成によって加古川駅がこれまでの2面3線から2面4線となったことにより、下りは加古川駅、上りは東加古川駅で実施していた普通の新快速待避駅を加古川駅に統一。上下とも加古川駅での新快速と普通の緩急接続が実現した。

  • 2006年(平成18年)
▼当時の停車駅 ※「…」の区間は各駅停車
● 北陸本線、琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線、山陽本線●
敦賀…近江今津…長浜…米原‐彦根‐能登川‐近江八幡‐野洲‐守山‐草津‐石山‐大津‐山科‐京都‐高槻‐新大阪‐大阪‐尼崎‐芦屋‐三ノ宮‐神戸‐明石‐西明石‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎湖西線◎
敦賀…近江塩津…永原…近江舞子‐堅田‐比叡山坂本‐西大津‐山科‐京都‐JR京都線 大阪方へ直通
◎ 赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
3月18日、前年4月25日に発生した福知山線脱線事故を受けて、余裕時分の大幅な追加などダイヤの全面的な見直しを実施。大阪~三ノ宮間が事故前の19分から20分に、大阪~京都間が27分から28分に、大阪~姫路間が57分から61分に伸びた。

10月21日、湖西線の永原~近江塩津間、北陸本線の長浜~敦賀間が直流電化され、新快速が直通運転を開始。
これをもって新快速走行区間の拡大は完了し、以降は走行区間内の駅への追加停車(新駅開業も含む)にとどまっている。

  • 2008年(平成20年)
▼当時の停車駅 ※「…」の区間は各駅停車
● 北陸本線、琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線、山陽本線●
敦賀…近江今津…長浜…米原‐彦根‐能登川‐近江八幡‐野洲‐守山‐草津‐石山‐大津‐山科‐京都‐高槻‐新大阪‐大阪‐尼崎‐芦屋‐三ノ宮‐神戸‐明石‐西明石‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎湖西線◎
敦賀…近江塩津…永原…近江舞子‐堅田‐比叡山坂本‐大津京‐山科‐京都‐JR京都線 大阪方へ直通
西大津駅はこの年に「大津京駅」に名称変更
◎ 赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
3月15日、姫路駅よりも西にある英賀保駅~網干駅の間に、新駅「はりま勝原駅」が開業。姫路以西に直通する全ての新快速も停車するようになった(ただし、姫路以西ではもともと各駅に停車している)。

  • 2009年(平成21年)
3月14日、深夜時間帯の快速の一部を吸収して増発。0時台にまで運転時間帯が拡大された。当時の最終列車は上下とも大阪駅0時25分発で、下りが西明石行き、上りが京都行き。
なお、下り西明石行きは西明石到着後の回送の都合上、兵庫~西明石間で電車線走行となっている。この区間の電車線に新快速が走るのは、1986年11月のダイヤ改正以来23年ぶり。

  • 2010年(平成22年)
12月1日、新型車両225系が投入され、営業初日から早速新快速運用に就いた。

  • 2011年(平成23年)
▼当時の停車駅 ※「…」の区間は各駅停車
● 北陸本線、琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線、山陽本線●
敦賀…近江今津…長浜…米原‐彦根‐能登川‐近江八幡‐野洲‐守山‐草津‐南草津‐石山‐大津‐山科‐京都‐高槻‐新大阪‐大阪‐尼崎‐芦屋‐三ノ宮‐神戸‐明石‐西明石‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎湖西線◎
敦賀…近江塩津…永原…近江舞子‐堅田‐比叡山坂本‐大津京‐山科‐京都‐JR京都線 大阪方へ直通
◎ 赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
3月12日、全ての新快速が新たに南草津駅に停車。
225系の投入によって8両固定編成が増え、実現可能となったことから土曜・休日ダイヤの新快速を終日12両編成で運転。新快速の混雑緩和が図られた。

  • 2013年(平成25年)
3月16日、夕方ラッシュ時下りに大阪駅発の新快速を2本増発し、7分半間隔での運転時間帯が17時45分~19時15分の1時間30分に拡大。
225系8両編成が7本出揃ったことにより、朝ラッシュ時の全ての新快速と夕ラッシュ時以降の大阪駅発の新快速を除く全ての新快速が、12両での運転となった。

12月8日、新大阪駅の配線改良により、新大阪‐大阪でも外側線で走るようになった。

  • 2016年(平成28年)
3月26日、高槻駅の最優等種別専用ホームが使用開始され、高槻で普通と新快速の緩急接続ができなくなった。芦屋と三ノ宮での緩急接続も廃止された。
また、昼間の播州赤穂発着列車が姫路で分離され、日中はすべての新快速が姫路折り返しになった。

  • 2017年(平成29年)
3月4日、路線記号導入により種別幕が更新。湖西線経由の便に B 、それ以外の便に A が付記されるようになった。
また、ごく一部の列車を除き米原〜姫路間で終日12両化。

さらに車内自動放送が新規に導入された。しかしその手法はというと、業務用の自動放送アプリを搭載したiPadのスピーカーを、車両側の放送用マイクに当て続けないと流せないという欠陥仕様。
車掌の負担が大きすぎる上、音質も悪く実用性に欠けていたため、自動放送を使用しない車掌もいたほど。
車両によってはiPadと放送装置を直結できるプラグを装備したものがあり、その場合は綺麗な音質で聞くことができたが、結局少数に留まっていた。根本的な解決策は後の2025年まで待つことになる。

  • 2018年(平成30年)
3月17日、休日午前の時間帯の新快速を2本増発。
これまで湖西線から京都・大阪方面へ向かっていた新快速2本を大阪行きとし、新たに草津発の新快速を2本新設した。
これにより、琵琶湖線の草津~大津間は休日9時・10時台は時間あたり3本から4本、JR京都線内では時間あたり5本確保された。

  • 2019年(平成31年)
3月16日、一部の新快速にAシートを導入。
当初は自由席で、着席後に車内で車掌から整理券を購入し、それを前の座席のヘッドレストカバーに付けられた整理券入れに差し込んで使用中であることを他の乗客に知らせる方式だった。
料金は均一で500円で、現金または交通系ICカードでの支払いに対応していた。運行本数は1日2往復。

令和時代

  • 2020年(令和2年)
画像出典:ひょん君の懐かしの鉄道風景(裏辺研究所) https://www.uraken.net/hyon/435/01.html 、2026/10/23閲覧

10月1日、運行開始50周年を迎えた。この日から翌年3月31日までの期間限定で、京都・敦賀方の一部の先頭車両(12号車)に記念ヘッドマークが掲出された。
12月1日、Aシートの姫路・網干方3列が指定席化された。料金は全区間均一で、JR西日本のネット予約サービス「e5489」でチケットレス指定席券を選択すると600円、みどりの窓口・券売機や「e5489」で通常のきっぷを選択すると840円。

  • 2022年(令和4年)
3月12日、Aシートが全席指定化された。料金は一部指定席の頃から変わらず。

  • 2023年(令和5年)
3月18日、225系の新造車導入に伴い、Aシート連結列車が6往復に拡大。

  • 2025年(令和7年)
3月15日、車内自動放送が更新。ついに車両側に自動放送用の機器が整備され、常に綺麗な音質で流れるようになった。
また、京都、大阪、三ノ宮などの主要駅の到着前・発車後に、関空快速と同じチャイムが鳴るようになった。
これは新快速と同じ223・225系充当の快速・普通列車でも同じく行われている。

  • 2026年(令和8年)
▼停車駅 ※「…」の区間は各駅停車
● A 北陸本線、琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線、山陽本線●
敦賀…近江今津…長浜…米原‐彦根‐能登川‐近江八幡‐野洲‐守山‐草津‐南草津‐石山‐大津‐山科‐京都‐高槻‐新大阪‐大阪‐尼崎‐芦屋‐三ノ宮‐神戸‐明石‐西明石‐加古川‐姫路…相生…上郡
◎ B 湖西線◎
敦賀…近江塩津…永原…近江舞子‐堅田‐比叡山坂本‐大津京‐山科‐京都‐JR京都線 大阪方へ直通
◎ A 赤穂線◎
山陽本線 神戸方へ直通…相生…播州赤穂
3月14日のダイヤ改正にて、姫路駅の1つ西、英賀保駅との間に新駅「手柄山平和公園駅」が開業。姫路以西に直通する全ての新快速も停車するようになった(ただし、姫路以西ではもともと各駅に停車している)。

3月16日、うれシートが平日の朝・夕方・夜の極一部の便に設定された。


 A  新追記 
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                1 
項目
冥殿線
MEIDEN.
 修 正
CORRECTION
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最終更新:2026年10月25日 00:21

*1 ただし、関西国際空港開港前までは、現在の東海エリアと同じく新快速を直訳した「New Rapid Service」だった。

*2 他は常磐線の特別快速や快速、瀬戸大橋線の快速マリンライナー、そしてつくばエクスプレスなど。

*3 ただし草津~京都間では列車本数が京阪神ほど多くないため、外側線を使うのは朝晩の一部便だけで、それ以外の便は内側線を通る。

*4 ただしこの便、敦賀駅を4両編成で出発し、米原駅で前側に8両編成を連結して12両となり、そして姫路駅で4両側を切り離して残る8両側が播州赤穂駅に向かうため、「同じ車両だけでフル区間乗り通せる」わけではないので注意。詳しくは「ダイヤ・編成」節を参照。

*5 なお、阪神電車が2022年の年末年始に実験運行していたことがあり、2027年春から「らくやんシート」の名で、直通先の山陽電車区間も含めて本格的なサービスを開始する予定。

*6 西では一部網干で連結することがある他、一応長浜や永原に8両入れたり上郡に12両入れたりはするので、米原や近江今津で4両側を切り離して8両編成の長浜・永原行き、上郡行きが姫路で増解結せずに直行するといったことはある。ただ需要や運用の問題から、米原・近江今津以北は4両での、姫路以西は8両での走行が基本となっている。