ペテルギウス・ロマネコンティ

登録日:2022/03/23 Wed 00:02:00
更新日:2025/03/10 Mon 01:36:32
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脳が、震える


Re:ゼロから始める異世界生活』の登場人物。



【プロフィール】

年齢:402歳
身長:180センチ
体重:50キロ台

【概要】

魔女教の最高幹部「大罪司教」の『怠惰』担当。
ナツキ・スバルたちが最初に遭遇した大罪司教で魔女教の最初期からいる最古参の教徒の一人。
深緑の髪をおかっぱみたいな長さで切り揃えて、虫のように無感情な目をした痩せぎすの男。
魔女教大罪司教の中でも最も精力的に活動している人物で、その病的な見た目とは裏腹に、その目は活気に満ちている。
被害の中の半数は彼によるものと言われており、大罪司教の中でも最も危険視されている存在の一人。
作中ではハーフエルフが表舞台に立つと魔女教が暴れ出すと言われており、それがハーフエルフが迫害される遠因の一つになっているが、実はハーフエルフに強く執着しているのは大罪司教では彼だけ。
彼があまりに精力的に活動するため、それが一般人の魔女教への認識すら塗り替えてしまっているのである。


100年程前は魔女教創設者の1人にして穏健派のリーダーでありエミリアの養父に近い立場でもあった。
当時は理性的で落ち着いた物腰の人格者であったが、過激派である『虚飾』の魔女パンドラと対立して、対抗手段として『賢人』フリューゲルの骨で出来た箱に封じられていた『怠惰』の魔女因子を取り込むも、パンドラの策により発狂してしまった。
理性的な頃の彼は現在の病的な風貌とは違い、「好青年」という言葉が似合う優しげな青年の見た目をしており、「~~デス!」の語尾も一応使うがかなり落ち着いた喋り方をしていた。


指先


CV:日笠陽子、家中宏、金元寿子飛田展男
ペテルギウスの腹心にして、彼の予備の肉体となる魔女教徒達。

「指先」は100年前にも存在していたが、当時の「指先」は正気だった頃のペテルギウスと志を同じくする穏健派の教徒で構成されていた。
彼らが身体を託していたのは彼への信頼と忠節によるものであったことから、当時の彼の人格者ぶりが窺える。

アニメ版では、上記の通りやたら豪華な声優陣が起用され、松岡氏に負けず劣らずの狂気的な演技を披露した。

【人物像】


アナタ、『怠惰』デスね?
試練を、前に、事が露見しそうな状況!それが!それが!それがそれがそれがそれがれがれがれがれが!福音に対するアナタの真摯な報い方デスか!あぁ、怠惰だ!怠惰!怠惰怠惰怠惰怠惰ぁ!
そして!ワタシの指の怠惰はワタシの怠惰!あぁ、寵愛に報いれぬ、我が身の怠惰をお許しください!この身全て、全霊の勤勉さをもって、福音に沿うよう生きることを、在ることを!お許しいただきたいのデス!
愛だ!愛に報いねばならないのデス!怠惰であることは許されない!福音に従わなければ!与えられた愛に、愛することで返さなければ!


一人称は「ワタシ」
首を傾け、腰を曲げ、奇態な体勢で話すことを好み、ケタケタという不気味な笑い声に語尾に「~デス」という言葉を多用する非常に特徴的なしゃべり方をする。
口癖は「脳が震える」
『嫉妬の魔女サテラ』を信奉し、その存在の寵愛に報いることを至上の目的とする分かりやすい狂信者であるが、極端なまでにテンションや感情の起伏が激しい。
狂ったように熱の入った演説をしたかと思えば急に冷静な態度で部下に指示を出し、また何かの拍子でテンションが狂ったように上がるなど精神状態が全く安定していない。

『怠惰』を担当するが本人は怠惰を嫌い『勤勉』を美徳と考えて好む……が、彼の生きる理念は『勤勉さ』と『愛』の二つだけであり、それを証明することだけが彼の生き甲斐であり、生きる理由。
故に自他を含めた勤勉に働く存在と、崇拝対象であるサテラには常軌を逸した偏執的な執着を向け、(自分が相手を殺していようと)役目を務められず死んでいった者には嘲笑を向ける。
また指を噛み砕くなどの異常な自傷癖の持ち主で頻繁に肉体を傷つけることも。

言動はクレイジーそのものだが、それでも作者曰く「彼は大罪司教の中では一番マトモでマシ」
……というのも、大罪司教の中で彼だけは他人と意思疎通ができるから。
要はこう見えてちゃんと人の話は聞くのである。
実際、他の同僚は滅茶苦茶な精神構造をしている上に人の話をまったく聞き入れない連中ばかりであり、意思疎通はおろか会話すら全く成り立たない。というかする気がない。

なお狂気に関しては一家言あるらしく「本気で狂うのであれば、本当の意味で狂気の世界に浸るのであれば、他者の目など意識してはいけない。世界はひとりで完結していなくてはならない」「狂うということは外れるということ」という持論を持つ。


【能力】

瘦せぎすで一見非力なようだが、後述の権能により見た目以上にパワーも機動力も高め。
なにより狂信者メンタルなので、生半なダメージではひるむことなく死に物狂いで襲い掛かってくるのが特徴。
がしかし、特段鍛えている訳ではないので権能抜きの素の戦闘力は低く、油断していたとはいえ素人同然のスバルのパンチすら回避できないレベル。


その正体は四百年前から生き長らえてきた土の邪精霊。
明確な実体は存在せず、今までに幾人もの宿主の肉体を渡り歩いて生きてきた。
彼に乗り移られた人間はたちまちその肉体と意識をペテルギウスに奪われてしまう。
その性質故に単純に肉体を破壊しても、彼は次の肉体に乗り移るだけであり、彼を撃破することは非常に難しい。
作者によると彼はイレギュラーな精霊らしく、憑依していない精神体のまま長くは活動できないらしい。
常軌を逸した自傷癖も、肉体がないが故に痛みを感じることで生の実感と快楽を強く味わえることが理由。



見えざる手


届かぬ場所へ手を届かせる。動かぬ身でなにかを為す。怠惰なる身で勤勉に努める──あぁ、我が身の『怠惰』さに、脳が、震える、思い、デス!

『怠惰』の権能。
ペテルギウスの体を中心にそこから「伸縮自在の不可視の手」を何本も具現化させて自在に操る能力。
無数の手一本一本が相手の手足を引きちぎり、人をたやすく抉り殺し、木々を容易く粉砕しへし折るだけの怪力を持ちながら射程距離も非常に長い。ほとんど初見殺しといってもいい能力。
ただし、見えないだけで実態はしっかり存在はするため水しぶきや砂埃などを巻き起こして視認することはできる。
また、攻撃速度に関しては腕で殴るより若干遅い程度で、見えてさえいればスバルでも躱せる。

いざとなれば手足がもがれようと『見えざる手』を四肢の代わりにして移動できるなど意外と応用も利く。
発動時にはペテルギウスの背中から無数に出現し、基本不可視ではあるが魔女因子を持つ者ならば「黒い腕」として視認が可能。
なお、足元から出現させることも可能で、体育座りしたペテルギウスを手に乗せて高速で運ぶシーンもある。

ペテルギウスは自らのこの力を「怠惰にして勤勉なる権能」と評している。
後にペテルギウスを討伐したスバルに移譲された。


怠惰

精霊との親和性が低い者の精神を汚染することで一時的に狂わせ、戦闘不能にすることができる権能。
精神攻撃と同時に自身の乗っ取れる相手を探せるという一石二鳥、否、怠惰な能力。
ただし、書籍版の方では登場しない。

魔法

土の邪精霊であるため、当然ドーナ系の魔法を行使可能。
攻撃は見えざる手で事足りているためか使用頻度は少ない。
作中で披露した最大術はウル・ドーナ。
巨大なドーム状の防御壁を瞬時に展開するなど中々の力量を見せた。


【盲目な愛に溺れた傍迷惑な働き者の『怠惰』な末路】

スバルと同調したユリウスにより見えざる手を攻略可能とされ、本体を討ち取られるもスバルに憑依した──
ものの、前の周回で把握していたスバルにより死に戻りの事を口にした際の激痛を同調により味わわせて残骸へと戻らされ、岩に押し潰される。
だが執念により無くした四肢を見えざる手で代用して追跡を開始し、スバルと再度対峙するが、ユリウスからスバルが借り受けた微精霊の放った炎魔法とスバルの拳を受けたことで竜車から落下、その車輪の回転に巻き込まれてしまう。
最後は投げ捨てられた福音書に書かれた『終わり』の文字を見て絶望し、スバルの名前を絶叫しながら車輪に引き裂かれて消失した。


ここでお前は、『おわり』だ──!

──ナツキ・スバルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!


『狂信者ペテルギウス・ロマネコンティ』としては当然の末路かも知れないが、『エミリアの保護者ジュース』としてはやりきれない最期である。


【余談】

名称はオリオン座α星ベテルギウス(Betelgeuse)に由来。
声を演じた松岡くんが「自分は何度か狂気に染まったキャラを演じたことはあるが、それでも「えっ!?」って思った」と絶句した逸話があり、上記の作者の一番マトモ発言を受けアニメの収録現場でも「これでマトモなのかよ?」「他のがいろいろ出てきたらどうなるんだよ?」と話題になったとか。
その圧倒的なキャラの濃さから読者人気がそれなりに高く、作者が初めて貰ったファンアートが彼であったようで、ファンアートをもらった結果スバル君の死亡カウントが2つ増えた。

圧倒的人気から、遂には全高約88cmの1/1スケール胸像フィギュアが誕生。
レムラムに続いて主人公のスバルやヒロインのエミリアを差し置いてリゼロキャラでは3人目の抜擢となる。
そのチョイスと無駄にハイクオリティな造形から「怖い」「なんで作った」「邪教のご神体」「邪神像」等と指先達からも賞賛の声を隠さない。

作者曰くもし彼が五章のプリステラ襲撃に参加していた場合全く協力しない大罪司教達をそれでも適切に配置してくるから、スバル達は為す術もなく負けるらしい。理由としては他の面子は自分が負けるとは思ってないのでその準備をしないが、ペテルギウスは事前に現地入りして入念にロケハンするとの事。
その事を考えると三章で討伐できたのは幸運と言う他ないだろう。


追記修正などしない?アナタ、『怠惰』デスね?


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