トウキ/仮面ライダー凍鬼

登録日:2022/07/26 Tue 17:31:40
更新日:2024/09/30 Mon 14:03:15
所要時間:約 3 分で読めます




たった今仏の声を聞いた。戦いの時だ。

いたいけな少女に魔化魍の手が伸びようとしている

トウキは『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』の登場人物。

演:松田賢二

【人物】

戦国時代に存在した鬼の1人。音撃戦士・凍鬼に変身する。一人称は「儂」。
「鬼を通して仏に至る」という信念を持つ蝦夷出身の碧眼の僧侶。普段は魔化魍と戦いつつ読経などの仏道修行に励んでいる。
変身前の状態でも念動の術などの超能力を使うことができる上、読経中にカブキが後ろから投げた石に瞬時に気づいて跳ね返すなど気配を感じ取ることも得意。

度々仏の声が聞こえるらしく、仏の声には絶対に従うという篤い信仰心の持ち主。
普段は物静かだが、一度怒らせると仁王のような表情になる。

ディレクターズカット版によると、以前魔化魍と交戦中にキラメキに勝手に逃げられたことがあるらしく、彼の仲間入りを強く反対していた。

【活躍】

寺で読経をしていたところ、オロチを退治してくれる鬼達を探す明日夢一行が来訪。
その際に仏の声を聞いて、オロチの生け贄にされる少女(ひとえ)を助けるために彼らに協力する。
カブキ、イブキと共にひとえを助けるために変身して血狂魔党と戦うが、オロチには全く敵わず敗北。
今の自分たちの力ではどうにもならないと判断し、道中でキラメキ、ニシキ、ハバタキ、トドロキを仲間にする。

村に戻った後は、村人の罵詈雑言及び鬼達が休息する家に火を付けられた時は、憤りを覚えつつ手出しはしなかったが、武器を振るって襲い掛かって来られると「仏の顔も三度まで!!」と激怒。
人間を襲うのを止めようとしたイブキ達と仲間割れを起こしてしまう。
幸いにもヒビキの仲裁で事は治まり、頭を冷やした後は「儂もまだまだ修行が足りん」と反省している。

カブキが魔化魍側の人物と判明すると「これ以上ここに居れば魔化魍だけでなく、人間とも戦わなくてはならなくなる」と言って離脱するが、後に仏の声を聞いて血狂魔党と戦う響鬼に加勢する。
戦闘では、単独でオロチの妖姫を撃破。ちなみに、本作に初登場した仮面ライダーで単独で幹部格を倒したのは凍鬼だけである。なお威吹鬼さん
そして、他の鬼と協力してヒトツミを倒した。

血狂魔党壊滅後は、寺に戻って引き続き修行をしている。

【仮面ライダー凍鬼】


凍鬼!

身長:8尺(約239cm)
体重:51貫(約190kg)

トウキが変身音叉を用いて変身した姿。モチーフは白熊なので体色は白く、黒い装甲を纏っている。
鬼の中でも一際大きな身長と屈強な肉体が特徴。
外見に違わず多少の攻撃をものともせず、音撃金棒・烈凍を振り回すパワフルな戦いを得意とする。
また、氷を念動で操ることもでき、頭部から猛吹雪を吐き出す「邪鬼退散」という技も使える。

装備

  • 変身音叉
劇場版に登場する鬼の変身道具。トウキの物は銅色となっている。
術で名刀・音叉剣への変形が可能だが、烈凍に比べると使用頻度は少ない。

  • 音撃金棒・烈凍
凍鬼が使用する、ありそうでなかった棍棒型の音撃武器。
音撃鼓から紋章を出現させて敵を捕縛し粉砕することができる。
必殺技は音撃鼓を巨大化させ、烈凍で銅鑼を叩く要領で清めの音を放つ「音撃殴・一撃怒涛」。

【余談】

演者の松田賢二は『響鬼』本編ではザンキ/仮面ライダー斬鬼を演じていた。その為、斬鬼は4号ライダーでありながら映画出演を逃している。
なお、現代のザンキとはどのような関係にあるのかは不明…というか「ご当地ヒーローファイル」で明日夢に思いっきりいじられている。

明日夢「いいや、その渋い声は絶対ザンキさんだ」
トウキ「ああ、俺はザンキ。おう、自分流でいけよ……って違うって!!」

また、読みが同じ鬼の「闘鬼」が後期OPに登場している。こっちは「イテツキ」でも良かったんじゃないかな

モチーフが白熊である理由は、蝦夷地名物であることと北海道日本ハムファイターズのイメージアニマルが熊だから。

なお、蝦夷地=北海道は戦国時代には厳密には日本に併合される前の土地であったはずだが、それに関しては触れられていない。
当時の蝦夷地はアイヌ民族の土地であったが、トウキがアイヌ民族かどうかも不明である。



仏の声を聞いた。追記・修正の時だ!

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最終更新:2024年09月30日 14:03