喜連川博士

登録日:2022/09/26 Mon 04:18:25
更新日:2022/10/01 Sat 09:36:26
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喜連川博士は『戯言シリーズ』のスピンオフ『人間シリーズ\最強シリーズ』の登場人物。


概要

『人間シリーズ』では、殺し名序列一位《匂宮雑技団》に所属する匂宮兄妹断片集(フラグメント)が「喜連川博士」なる人物に製作されたことが示唆されていたが、博士本人は登場せず詳細は謎に包まれていた。


『最強シリーズ』の『人類最強の熱愛』で本人が登場し、詳細も明かされた。
どこにでもあるような住宅街の中に研究所を構え、常人には理解不能な研究を行っている。その研究成果は周囲からは迷惑にしかならないものと評されるものが大部分を占めるが、世間の需要と一致するものも僅かに存在し『最強シリーズ』の時代にはER3に技術提供も行っていた。

哀川潤に、ある依頼をするため実験体兼助手の示際祭を送り込み彼女の実力を試した後に研究所に招いた。



研究所で潤を迎え入れるため姿を見せた喜連川博士は5歳ぐらいに見える幼女だった。
というのも先代である喜連川茂連博士は、自身を対象とした実験の成功で既に亡くなっており、孫娘の喜連川ほつれが2代目として後を引き継いでいたのだった。近年になって方針を転換しER3に協力するようになったのも先代の遺産を整理する一環だった。


主な発明品

  • 宇宙服
ER3に技術提供されており、対宇宙人戦闘用の宇宙服「クローゼット」や潜水服が開発されている。

  • 人格の伝染
《匂宮雑技団》に提供された複数の肉体で、人格を共有し合う技術。
これにより匂宮兄妹は「相互に人格を交換し合う」ことを可能とし、断片集は「1つの精神を5つの肉体で共有」していた。

  • 人体の気体化
人体を任意で可燃性の気体に変化させ、元に戻すことも可能とする技術。
示際祭はこの発明の実験体で、右腕を炎に変えることができる。

  • ホムンクルス
人類にとって代わる新人類の制作途中で造られた試作品。
表向き孫娘ということになっている喜連川ほつれの正体もホムンクルスである。

  • 精神移植
人間の精神を別の肉体に移し替える技術。
喜連川茂連の死因となった実験とはこれのことである。茂連は自身の精神をほつれの肉体に移し替え肉体的には死亡した。
ただし、古くなった自身の人格は必要無くなり新しいものと交換したいと「人格の伝染」技術は併用しなかったため、人格はほつれのまま茂連の記憶と知識だけが受け継がれた形となっている。その為、ほつれは先代とは同一人物でありながら別人と自認している。


そして、ほつれが哀川潤を呼び寄せた理由も茂連の発明品が関係する。
その遺産とは……










  • ガス状生命体「ふれあい」
「人体の気体化」と「ホムンクルス」を経由して完成した人類に代わり地球を支配する上位種族。炎で出来た肉体を持つ新人類。

人類を終わらせる危険性を秘めた生き物だが、処分することは試作品である自身の否定にも繋がるためほつれには判断を下せず、第三者である哀川潤に処遇を任せたのだった。


しかし、潤が判断を保留する間に「ふれあい」が暴走。潤の眼の前でほつれは焼き尽くされ、ほつれを助けようとした示際祭の右腕も焼失。更に研究所にも燃え広がり全てが焼き尽くされた後に、天気予報に無かったゲリラ豪雨によって「ふれあい」も鎮火され喜連川博士の研究の産物の大部分は世に出ることなく消えてなくなったのだった。

既にER3などに提供されていたことで消滅を逃れた遺産は、示際祭が管理していくことになった。


追記・修正は、幼女型人造人間に精神を移植してからお願いします。
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最終更新:2022年10月01日 09:36