登録日:2012/03/07 Wed 16:52:01
更新日:2026/01/05 Mon 17:00:31
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ペルカ目トクビレ科の魚。
雄の持つヒレが非常に大きく、「特別大きなヒレ」ということからトクビレという名前がついたとされている。漢字で書くと「得鰭」。
トクビレというのが正式な名前だが、ハッカクという名前でもよく知られる。その由来は、雄の体の断面が八角系のためハッカク(=八角)と呼ばれるようになった。
その為この項目はトクビレ/ハッカクという名前となっている。※ただ説明する際は以下トクビレ呼びで統一するので悪しからず。
地方ではサチやヒグランなどと呼ばれることもあるという。
■概要・生態
硬い板のような鱗が特徴で雄は(名前の由来にもなった)第二背ビレと尻ビレが非常に大きい。人によってはトゲトゲしいトビウオのように見えるかも。
北海道などに多く分布している他、東北、北陸地方の沿岸で見られる寒海性の海水魚。
非常にトゲトゲしいヒレで覆われているが、毒は持って無いのでそこは安心していい。
ただ体を覆う鱗が発達した骨板で形成されており、全身が細かく鋭い刺状になっているので素手では極力扱わないほうがいいだろう。
普段は泥底に生息してじっとしており、甲殻類や多毛類などを餌としている。
ちなみに名前にもなっている雄ばかりフィーチャーされてはいるが、雌は雄と比べて体が小さくヒレもそれほど大きくはない。ぶっちゃけかなり不恰好。
なかなかトゲトゲしい見た目をしているものの、口先(鼻先)と顎の部分に生えているおヒゲがチャームポイント。いかつそうな見た目に反してそのヒゲなことから愛嬌があるようだと一部で評判。
■食材としてのトクビレ
食材としてのトクビレの特徴はなんといっても脂である。
溢れんばかりの脂がのった白身は美しさすら感じるほど。
見た目だけでなく味も当然素晴らしく、口に含むと濃厚な旨味と甘みが広がっていく。
刺身はもちろんだが焼き物、汁物、丼にしても美味しい。
旬は冬で2月~3月に獲れたものが良い。
また雌は体が小さく脂も少ないので市場にはあまり出回らない。
希少且つ美味な食材として「将太の寿司」などでも取り上げられていたりする。
脂の上品かつ濃厚な旨味をダイレクトに味わえる。
山葵醤油を少しつけて召し上がれ。
ふんわりと焼き上がった白身を箸でほぐすと脂がじわっと滲み出してくる。
シンプルに
塩を振っていいし、甘味噌を塗って焼いても美味。
ちなみにホイルで包んだり皮を取らずに焼くと脂が逃げない。
小さく可食部が少ないものは
味噌汁にすると良い。
素晴らしい出汁がたっぷりと味わえる。
身を揚げてももちろん美味しいのだが中骨やヒレを一夜干しにしてカリッと揚げればお酒のおつまみにもなる。
新鮮なトクビレの切り身を薬味と一緒に熱々のご飯に乗せて醤油をかけて頂く。
切り身を少し炙ってみても美味しいかもしれない。
追記・修正はトクビレを食べてからお願いします。
最終更新:2026年01月05日 17:00