登録日:2022/10/15 Sat 06:56:30
更新日:2025/03/24 Mon 23:18:01
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わらわの野望が実現する前に、もう一度聞かせてくれ
やはり「記憶」は無いのか?
それはオリヒメ様が一番ご存じのハズです
だから貴方様は、私をこう名付けた
エンプティー… つまり「空っぽ」だと
性格
ドクター・オリヒメ率いる組織の参謀役を務め、オリヒメに絶対の忠誠を誓っている。
また頭も切れ、仲間の作戦をアシストしたり、先を見据えて敵対者を敢えて懐柔するなど権謀術数を巡らせ、オリヒメに代わって計画の進行役を務めていた。
オリヒメもまたエンプティーには全幅の信頼を寄せており、オリヒメが唯一ブラザーバンドを結んだ相手でもある。
一方でオリヒメに仇なす者には一切容赦しない。
用済みの部下を淡々と始末したり、計画のために一般人を平気で襲うなど、冷酷な面も強い。
劇中の活躍
他の物語の参謀役よろしく当初は裏方に徹し、終盤に初めて表立って活動するという立ち回りをしている。
「計画に必要な
オーパーツは
ロックマンが持っている」「ムー大陸の封印された座標を見つけるにはハープ・ノートの力が必要」という要素から、脅迫まがいとは言え「協力するならロックマンへの攻撃を中止する」という取引を持ちかけ、一時的にハープ・ノートを仲間に引き入れてムー大陸を発見させる。
それだけでなく、ハープ・ノートとロックマンは強い絆で結ばれているので、例え敵対したとしてもロックマンはハープ・ノートを追ってムー大陸の座標に辿り着くはずと推察。
結果的にはロックマンこそ倒し損ねたものの、ロックマンの所持していたオーパーツも最強の寄生虫が強奪したことで、エンプティーの計画通りに進行してしまう。
エンプティーの正体は、オリヒメの恋人「ヒコ」を模した人工生命体。
そして作中世界で使用されているマテリアルウェーブの第一号機とも呼ぶべき存在。
オリヒメに言わせれば、マテリアルウェーブは物品ではなく生命を人工的に作るための技術であったとの事で、たまたま別の科学者がこの技術を「物品を作る」という目的で広めたのだという。
この時点ではまだ該当する設定はないが、次回作『流星3』における素材化した電波・リアルウェーブで形作られた高度な実行プログラム『ウィザード』、それも戦闘に特化したバトルウィザードに分類される存在と言える。
戦争によってヒコを失ったオリヒメが、ヒコを"蘇らせる"ために開発。
しかし姿形は完璧だったものの、当人の記憶をインプットすることはどうしても実現できなかった。
結果として、オリヒメは召使いのような「道具」しか生み出すことができなかった。
ヒコを失い生き返らせることもできなかった。
深い絶望の中でオリヒメは本編の悪事に手を染めることとなる。
その時の「忠実なしもべ」として選んだのがヒコ擬。
オリヒメの全ての知識を投入し戦闘カスタマイズを遂げーーエンプティーになった。
終盤、ムー大陸の主たるラ・ムーの暴走からオリヒメを庇い消滅。
「死」の間際、ヒコの記憶を再現できなかったことを謝罪し、そして…
戦闘
フィールドの奥から2,3列目に固有ギミックである魔法陣パネルが存在し、魔法陣パネル上にいる場合に攻撃が強化される特徴を持つ。
魔法陣パネルの上にいる時のみ発動。
ダバダンス、サワニガー、ステルス、コガラシマルの4種類のウイルスの中からいずれかを召喚する。
ロックマンが
無属性の場合は召喚するウイルスはランダムだが、トライブオンしている時は弱点属性のウイルスしか召喚しない。
なお、ウイルスの攻撃特性も引き継がれているため、ステルス系は対インビジブル、コガラシマルは
バリア解除も発揮される。
技後は雷のガードを張った後にワープする。
ジェミニサンダーと似た技で、縦一列に電気属性のビームで攻撃。当たると麻痺する。
魔法陣パネルの上で発動した場合、黒色の雷に変化しロックマンのいる横列に拡散する。
攻撃の出も早く、危険な技になる。
コの字型の軌道で雷を落とし、ロックマンを攻撃。
魔法陣パネルの上で発動した場合、黒色の雷に変化し軌道が往復する。
技を出す前の隙が大きいため、麻痺などの状態異常で回避することも簡単。
移動中に一定周期で雷のバリアを張る。
持続時間は短くブレイク性能の攻撃で無視できるが、根本的に発生を防ぐ手段も存在しない。
サモンウイルスを始め厄介な攻撃が多く、真正面から相手にするのはやや骨が折れる。
しかしその厄介な要素のほとんどが、"魔法陣パネルの上にいる時のみ"適用されるという点に注目。
逆にこの魔法陣パネルを別のパネルに塗り替えてしまえば、ウイルス召喚もしなくなり、弱体化させられる。
バトルカード
エンプティー(メガクラス)
フィールド奥の縦2×横3に落雷攻撃。
攻撃された場所はパラライズパネルに変化する。
他のメガクラスと比較すると、やや攻撃範囲が狭い点が痒いものの、次の攻撃に繋げやすい部分は評価できる。
エンプティーマジック(ギガクラス)
ダイナソーver.でのみ入手できるカード。
サモンウイルスで使用した4種類のウイルスで相手を攻撃する。
そのため分類は無属性カードだが、4属性全ての攻撃を行なっている。
総ダメージ量はギガクラスとして見ると低い方だが、相手が無属性でない限り何らかの弱点攻撃が働くという利点がある。
特に対戦では、相手のトライブオンを解除しやすいということで、評価と警戒度が高くなっている。
余談
作中の立ち位置や魔術師モチーフ、魔法陣からウイルスを召喚する技など、
ロックマンエグゼシリーズのナビ、マジックマンと共通点が多い。
またその素顔をローブで覆い隠し、どこか幽霊じみたその姿や、敵組織の参謀役といったポジション、真の自分というものを持たない正体まで含めて、『
ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の
ミストバーンにも影響を受けたのではないかと考えられる。
追記修正お願いします。
- 雰囲気はミストバーンっぽい。 -- 名無しさん (2022-10-15 08:17:45)
- 部分的にしか見たことないけど、アニメのバトルシーンの作画凄かったな… -- 名無しさん (2022-10-15 11:02:33)
- ドライブオンじゃなくてトライブオン -- 名無しさん (2022-10-15 14:11:05)
- マテリアルウェーブで構成された肉体を持った人工知能ということは流ロク世界初のウィザードだったんじゃないかな -- 名無しさん (2022-10-16 07:49:11)
- 理想的なリリなののテスタロッサ母娘みたいなやつ -- 名無しさん (2022-10-17 08:07:48)
最終更新:2025年03月24日 23:18