登録日:2022/12/31 Sat 04:30:02
更新日:2023/07/28 Fri 18:09:03
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ヒトから零れ落ちた悪意の集合、『マガツヒ』ーーーー。
マガツヒはアプリゲーム『あやかしランブル!』の敵性存在。
【概要】
人間の負の感情から生まれる怪異。
基本的には元となった感情の持ち主とは別個の存在として自然発生するが、強すぎる感情の持ち主が狂気に染まり肉体ごとマガツヒ化することや、マガツヒが発する瘴気に侵された生き物がマガツヒ化することもある。
感情の大本となった人物よりも高い霊力を持つ場合もあるが、増えた分の力がどこから供給されているのかは不明。
元となった感情や環境によって姿形や行動に差異が見られるが純粋な殺意を持って命ある者に害なす存在であることは共通。
元人間のマガツヒの場合、記憶や知性は引き継ぐことが多いが自前の負の感情や内から湧き上がる殺戮衝動に飲まれており和解は不可能。
マガツヒとして生まれたもの、完全にマガツヒとなった者が他の存在に転ずることは不可能とされている。
基本的には食事は必要ないが殺害する手段として食らうことや、自らの力を高めるために捕食するものも存在する。
少なくとも1000年前から存在が確認されており、当時マガツヒと戦っていた安倍晴明がアヤカシとの式神契約を始めとする陰陽術の基盤を作り現在まで対抗手段として受け継がれている。
作中舞台となる大陸から海を隔てた異国にも存在しており、そちらでは「クリーチャー」と呼称される。
【マガツヒを率いる者】
人間と獣の2つの姿を持つマガツヒを率いる者たち。
メインストーリー中で、主人公の陰陽師たちと幾度となく対峙する本作の主な悪役。
正体は
こちらを参照
【マガツヒの王】
1000年前にマガツヒを率いて安倍晴明達と戦ったとされる存在。
1000年前の戦いを知る葛の葉によると、王の存在が噂となった時期に各地のマガツヒが活性化し世界が滅びたのは確かだが、葛の葉は実際に王を見たことはなく実在は不確か。
メインストーリー9章にて白髪の少年によって実在することが語られ、10章で本人が登場した。
その外見はと言うと、1000年前マガツヒと戦っていた安倍晴明その人。
その振る舞いからは、かつての晴明の人格は欠片も感じられず当時の彼を知るものからは王に肉体を乗っ取られていると推測されている。
王本人は、地上での活動は限定されており瘴気の濃い地域にしか出現できない。
そのため、上記の者達を手駒とし自身の力の欠片である「マガツノミコ」を与えていた。
負の感情がマガツヒ化する原理は不明で、上記のように感情が元にしては高過ぎる霊力を持っていることから作中でも疑問を提されていたが、
マガツヒの霊力の源は黄泉=死後の世界に満ちるケガレそのもの。
人間の負の感情がケガレを地上に引き込みマガツヒとなり、マガツヒが新たなマガツヒを生む呼び水となり地上を瘴気で穢し、最終的には本来地上に出ることのできない黄泉の深淵のケガレまでもが地上に溢れ出して人間を滅ぼす。
僅かに生き残った人間が数を増やし文明を再興し、負の感情からマガツヒを生み出し……という滅びのサイクルが1000年周期で繰り返されることが『あやかしランブル!』の世界の摂理となっている。
黄泉は幾つかの領域に分かれており、その領域は領域守護者の体内そのものとなっている。
領域内には脳に当たる化身と、抗体に当たる「ケガレ」が存在。これらはマガツヒとは比べ物にならない死の概念そのものであり、並の人間では直視しただけで恐怖に飲まれ抵抗することすらままならない。
脳を倒すことで領域を乗っ取ることは可能だが、通常の手段ではまず倒すことが不可能に近く、仮に乗っ取れたとしても自我を失い死の概念を振りまくだけの存在へと成り果てる。
マガツヒの王とは、黄泉の深淵の領域そのものである。
【余談】
悪いアヤカシや古代のロボット、宇宙生物など作中設定上マガツヒではない敵キャラクターもゲームシステム上はマガツヒとして扱われる。それらも含めて周年記念イベントではマガツヒだけの人気投票が開催されている。
追記・修正お願いします。
最終更新:2023年07月28日 18:09