登録日:2023/01/02 (月) 14:30:00
更新日:2024/10/05 Sat 20:49:14
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セラフィナとは『聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-(アニメ版
LOM)』の登場人物である。
CV:
早見沙織
◆概要
原作
ゲームの
主人公にデフォルト名は存在しないが、アニメ版は男主人公に「シャイロ」、女主人公に「セラフィナ」と名前が設定されている。
「
宝石泥棒編」のストーリーを忠実になぞる優等生なシャイロに比べ、大胆かつ予想外の動きでシャイロだけでなくゲーム既プレイ視聴者をも驚かせ振り回した
問題児トリックスター。
◆活躍
シャイロが瑠璃の行方を追って各地を回っている途中、ガトの町で出会う。
次の出番はポルポタで、
サンドラとの戦いに苦戦し殺されかけたシャイロを救出する。その後、ボイド警部の頼みで怪我を負ったシャイロを保護。ドミナの町まで彼を送り、体調が戻るまでホームで看病を行った(回復を確認するとシャイロが目覚める前に出て行ってしまう)。
6話で魔法都市ジオに在住していることが判明。
町に来てまだ2か月だが住民にとても慕われており、親友のエメロードは「(セラフィナは)なんだかこの町で育ったみたい」と話している。
シャイロに再会し、瑠璃や真珠姫とも対面する(ここでエメロードが
珠魅であると明かされる)。
エメロードはジオを出て姉達の核を探しに行きたいと考えているが、保護者である
ヌヌザックから「一人前になるまで(自分で自分の身を守れるようになるまで)町から出てはいけない」と固く禁じられていた。
セラフィナは「自分がエメロードの騎士になって彼女を守る」とヌヌザックを説得し、渋々ながら許可を得ることに成功。
シャイロ、瑠璃、真珠姫、セラフィナ、エメロードの5人で核探しの旅に出発した。
色々あって姉達の核を全て取り戻したが、ジオに帰った際、別行動していたセラフィナが現れエメロードに駆け寄って彼女の核を抉り取り、集めた核も持ち去ってしまう。
シャイロは「サンドラの変装かもしれない」と擁護するが、実は普通に本人であり、セラフィナはサンドラの協力者として核を回収していたことが発覚(この時点では視聴者しか知らない)。
原作では「騎士なのにエメロードを守れなかった」という無力感を与えるエメロードの末路だが、アニメでは「エメロードと親交を深め騎士になったことで、彼女と縁ある姉達の核を効率良く集められ、かつヌヌザックの庇護を離れたところで殺害を実行できた」という合理性の極みが印象深いシーンとなっている。
それからしばらく出番がなかったが、レイリスの塔からホームに帰ったシャイロをバド・コロナと共に出迎えた。えぇ…
シャイロ…やっと会えた!
どうしていきなりいなくなってしまったの?エメロードも行方不明、学園のみんなも何も知らないって……
それで私、ここくらいしかみんなの手がかりがなかったから……
悲しげに話すセラフィナの姿にシャイロは疑いを払拭した。
またその夜の2人の会話はシャイロからそれとなく珠魅の情報を入手しながら「(瑠璃は自分を疑っていたと聞いて)仕方ない…サンドラは私に変装していたんでしょう?」「(瑠璃に会いに行くと聞いて)じゃあ私も行く。誤解を解きたいから」など、「お前どの口で…」と言いたくなるような事を話している。セラフィナは演技派。
ジオで瑠璃に再会すると激昂した彼に刃を向けられるが、エメロードを殺したのが自分でないことを証明するために宝石店の
アレックスにその時間のアリバイがあることを証言してもらい疑いを解く。
だがセラフィナはクリスティ商会地下でディアナの核を奪ったサンドラを追跡しようとするシャイロを妨害し、サンドラと共に去ってしまったのだった。
煌めきの都市最上階でシャイロと瑠璃がサンドラと対峙する中、黒真珠の核を携えて現れる。
それは
セラフィナがレディパール/真珠姫を殺したという確たる証である。
999個の核を飲み込んでなお僅かに力が足りないと呟く宝石王に対し、サンドラは自身の核を宝石王に捧げる。
この時
捨て子だったセラフィナをサンドラが拾い育てたという衝撃の過去が明らかになり、
なぜかセラフィナはシャイロの腹を槍で貫通させ致命傷を負わせる。
だが結局宝石王は涙石を生成することができず、あえなく自壊し消滅。宝石王戦?そんなものはなかった
珠魅達の願いの記憶を垣間見たことでシャイロとセラフィナは珠魅のために涙を流し、身体が石化してしまう。
嫌…だったよ…シャイロ達を裏切るのも……
友達を…エメロードを殺すのも……
2人の流した涙が涙石となり、珠魅達が復活する。
種族を超えた想いに奇跡が起こったのである。
そして珠魅達は種族を超えた想いに応えるために、2人を元に戻すために今一度涙を流す。
すべてが終わった後、石化が解かれたシャイロとセラフィナは共に自分の家に戻った。
シャイロの家は君の家ではない
◆強さ
滅茶苦茶強い。
具体的に言うと、
- シャイロと瑠璃が2人がかりで挑んでも余裕で返り討ちにできるサンドラ
- サンドラが戦いを避ける珠魅最強の騎士レディパール
- レディパールをほぼ無傷で倒し核を抉り取るセラフィナ
単純な武力はもちろんだが、
殺さなければならない理由があるならそれが友人であっても実行できる常人離れした精神が脅威。
劇中の活躍から間違いなく「
宝石泥棒編」における
最強キャラである。
結果を見れば手傷一つ与えられず敗北したとはいえ、煌きの都市でこれだけ地力に差がある相手に瞬殺されず、まともに戦えた瑠璃は評価されていい。
それだけ真珠姫を殺された怒りが大きかったのだろう。
◆余談
小説版、アプリゲーム『聖剣伝説 ECHOES of MANA』の女主人公もアニメと同じ「セラフィナ」という名前が設定されているが、同一人物
というわけではない。
ちなみに漫画版は「
イム」。
追記・修正お願いします
- アニメ版の記事か 小説版の内容も欲しいね -- 名無しさん (2023-01-02 15:28:30)
- エメロードが大いに掘り下げられたのはアニメ版よかったけど、終盤の駆け足構成が惜しまれるよね。あんたがバドコロナにただいまとか言っても… -- 名無しさん (2023-01-02 21:14:12)
- 正直無理にアニメに出さなくても良かった気がする。あんな描かれ方するぐらいならさあ -- 名無しさん (2023-01-03 08:27:52)
- 「宝石泥棒側で珠魅編」とかやるとこんな感じになるかもしれない? -- 名無しさん (2023-01-03 23:10:28)
- ただいまは無口な主人公が信頼する家族に向かって唯一いうからこそ映えるんであって、お前ぇただの他人やんけ、バドコロナといつ一緒に暮らしてたよ -- 名無しさん (2023-01-13 12:43:45)
- 登場したときからそうだが、「外部者」感が拭えないまま色々蛇足だった気しかしない いてもいなくても大筋は変わらん的な -- 名無しさん (2023-01-13 14:50:10)
- ディレクターズカット版が完成したらもう少し彼女に対する扱いもまともになるだろうか とりあえず最後の「ただいま」はシャイロと同時には言ってほしくない -- 名無しさん (2023-02-05 11:42:17)
- 万が一にも儀式の邪魔されたくなかったんだろうけどセラフィナならシャイロくらい素手でボコボコにして無力化できるだろ。なぜわざわざ腹ブチ抜いて致命傷負わせたし -- 名無しさん (2023-02-14 21:28:47)
- 歌といい、蛍姫の声優担当していたりといい、スタッフが早見沙織好きすぎただけなんじゃねーの?感が拭えない -- 名無しさん (2024-10-05 20:32:44)
- 何か理由をもう一つ加えとけばよかったんじゃないかな?命握られてるとか。 -- 名無しさん (2024-10-05 20:41:20)
最終更新:2024年10月05日 20:49