島木(高校鉄拳伝タフ)

登録日:2023/03/27 Mon 23:15:56
更新日:2025/05/11 Sun 18:53:57
所要時間:約 3 分で読めます





あないなハナクソにええようにいわされ(・・・・)
こいつらワシの兵隊のツラ汚しじゃ


島木は世界各地で話題沸騰中の漫画『高校鉄拳伝タフ』の登場人物。



【概要】

シリーズ発行巻数が100巻を超え、累計発行部数1000万部以上を誇る超人気漫画タフ・シリーズ。
連載開始から約30年が経過した長きにわたる物語の中で、シマキンこと島木は最初に登場した名ありの敵キャラクターである(名無しのモブも含めればシマキンの兵隊が最初の敵キャラ)。
作中での扱いは、主人公のキャラ紹介も兼ねてその戦闘力を読者に教えるためのやられ役という、漫画の第一話で出てくる典型的なザコ敵。
しかし後述する奇抜な見た目とタフ語録印象的な台詞のせいで妙な存在感がある。

また、宮沢一族以外でキー坊のことを「熹一」と呼んだ数少ないキャラクターである(ただし初登場のセリフでは「キー坊」と呼んでいる)。


【人物】

身長は3mくらいあり、筋肉の上に脂肪をつけて更にその上に筋肉をつけたガチムチ体型をした巨漢。
パース等が狂ってしまったわけでもなくどの場面でも他のキャラの倍近い体格をしている。
後にハイパー・バトル本戦にて登場する巨漢キャラのヨハキム・シュルトは薬物を使って260cmだが島木は明らかにそれよりでかい。まっ後に出てくる加納はシマキンよりデカいからバランスは取れてるけどね
頭にはadidasのバンダナをラーメン屋の親父のように被り素肌にオーバー・オールを着るという出で立ちをしている。
何があったかは不明だが歯がスカスカで、前歯の二本しか見当たらない。
当時の不良にとっては当たり前であったシンナーを使っていたのではとも言われる。
全くそうは見えないが、鑑別所に入っていたという点から考えて年齢は20歳未満である。

尼崎を拠点とする暴走族の頭で、不良たちの間でも尼崎(アマ)島木(シマキン)と呼ばれ恐れられている。
兵隊と呼んでいる部下を従えており、喧嘩に負けるような面汚しには容赦なく鉄拳制裁を加えるといった、暴力と恐怖による暴走族の頭らしい統率をしている。ヘタレがヘタレいじめてなにがおもろいねん
一方で大勢の兵隊を引き連れていながら一対一(タイイチ)での勝負にこだわるなど、漢らしいところも見せる。
多くの兵隊が彼についていくのも、単なる腕っぷしの強さや恐怖心だけでなくこういった一面があるからであろう。まぁ兵隊使ってチンゲを拉致・リンチさせてるから漢らしさなんて何一つ無いんやけどなブヘヘヘヘ

鉄拳伝初期においては島木に限った話ではないが今時関西人でも使わないようなかなりコテコテの関西弁を使う。

名前の元ネタは恐らく吉本新喜劇で活躍していた島木譲二。
島木氏が尼崎出身である事や、2話に登場する坂上や染谷兄弟と同じく芸人が名前の元になっている事からほぼ確定と言っていいだろう。

【戦闘力】

筋肉と脂肪を重ねた肉のヨロイは殺人拳・灘神影流の継承者であるキー坊のラッシュですらノー・ダメージにできる(ただしこの頃のキー坊が未熟だった上に本気も出していない事は念頭に入れておきたい)。
また見た目通りにパワーだけはかなり強く、劇中ではぞうきんを絞るように空き缶をねじってクシャクシャにした他、パンチ一発で人間が吹っ飛んで転がっていくほどの力を見せた。

喧嘩殺法による力押しの戦闘スタイルであり、格闘技や武術の類いの技術は全く無い為、先述のパンチはキー坊に全く効いていない。
前述の肉の鎧で打撃に対しては強いが関節技に対しては全くの無力で、良くも悪くも力押しのファイト・スタイルである。


【活躍】

前述の通り、登場するのは第一話「スターへの道」。

物語冒頭でキー坊にあっけなくボコられた二人の兵隊から情報を聞き出したらしく、自宅の団地から出てくるキー坊を目撃する。
そして飲み終えた缶コーヒーの空き缶をポイ捨てし、項目冒頭のセリフと共に兵隊二人をボコボコにして踏み潰すという制裁を加えた。

ボクゥ?青葉工業のコやね?
ちょうお兄チャンたちにつきおうてや

後日、下校途中のチンゲを兵隊たちで囲って捕まえ、キー坊を呼び出すように脅す。
しかしチンゲは根性を見せ、ボコボコにされながらも友人であるキー坊を売るまいと頑なに口を閉ざす。
偶然通りかかったアオコーの生徒を捕まえたつもりだったが、チンゲの様子を見て彼がキー坊の悪友(ツレ)だと察し、本腰を入れて「あいさつ」しようとしたところでキー坊が姿を現す。
やる気満々のキー坊の前に躍り出て、兵隊たちを引き下がらせて一対一(タイイチ)での勝負を挑む。

島木(シマキン)!ワリァ鑑別所(カンベ)に入っとったらしいけど
今度は病院送りになりそうやのォ」

「ほいだらおどれはあの世へ送ったろか あーーん?」

「ブタマンがええカッコぬかすな
カラシ醤油で食うたんどこらあっ」

キー坊の挑発にブチッと切れて突撃し、キー坊のキックとパンチ連打のコンビネーションをノー・ダメージで受けるタフネスを見せつける。
続けてキー坊の顔面に豪快な右ストレートを叩き込んで吹っ飛ばした。
といってもキー坊は大したダメージを受けておらず、一発もらってようやくエンジンがかかってきた様子。

キー坊に一瞬で距離を詰めて今度は左の一撃を繰り出すが、余裕で受け止められて左手首を ボキィッ とへし折られてしまった。
痛みで怯んだ次の瞬間、キー坊の早業で左腕の肘も逆方向に折りたたまれ、戦闘不能となった。
キー坊とチンゲはこの事件をきっかけに友情を深めていく。

シマキン自身の出番はこれで終了だが、第二話で名前だけ出ており、キー坊にやられたことが坂上たちの間でニュースになっている。


おどれら手ェ出すな
一対一(タイイチ)で追記・修正じゃ

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最終更新:2025年05月11日 18:53