ダンクルオステウスジャマト(古代魚ジャマト)

登録日:2023/05/28 Sun 03:04:50
更新日:2023/06/11 Sun 10:16:14
所要時間:約 4 分で読めます




ダンクルオステウスジャマトとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』に登場する怪人。
名前が長いので、テレビ朝日の公式サイトや字幕等では「古代魚ジャマト」という別名が使われているが、本項目ではダンクルオステウスジャマトに統一する。


【データ】

身長:216.4cm
体重:140.9kg
特色/力:剣技/格闘

【概要】

アルキメデルがとある特定の地層より復元させた古生物種のジャマト
恐らくは、現在よりも遥か昔の時代を舞台にしたデザイアグランプリで生み出され、詳細は不明ながら倒されずにそのままその時代に取り残されて仮死状態になっていたと思われる。

植物寄りだったこれまでのジャマトとは異なり、魚などの海洋生物のような不気味な風貌をしている。
数あるジャマト達の中でも、アルキメデルからは「我が息子」と呼ばれて特に溺愛されており、それを知ってか知らずか彼に対しては普段の攻撃的な挙動は鳴りを潜めている。

【戦闘能力】

現存種と比較して獰猛で好戦的な性格であり、非常に硬質な外骨格を全身に纏っている。
また、水中を泳ぐかのように地面を潜って移動する・大型の古代魚を使役する能力も持ち、姿を隠しつつ巨大な棘を生やすことも可能。
武器は植物が束状に捻れたような奇怪な大剣「ラン・ド・クリーブ」

【劇中での活躍】

慟哭編

29話・30話の闘牛ゲームで初登場。
本来はライダーとジャマトの1対1で戦うゲームだが、ベロバの意向でゲームに参加させられ、ジャマトとの勝負に挑むライダー達を地中から密かに妨害していた。
1回戦ではルークジャマトと戦う仮面ライダータイクーンを地中から一方的に攻撃し、変身解除に追い込みルークの勝利に貢献する。

2回戦ではビショップジャマトと組んでギーツと交戦するが、ベロバの流したサプライズに激怒したギーツがレーザーブーストフォームに変身すると、即座にベロバのいる観客席に避難した。そのせいでビショップジャマトはギタギタのメタメタにされてしまった

最終戦では道長が辞退したので、代わりに仮面ライダーナーゴと交戦する。
祢音を無理矢理会場まで連れて行くと、ベロバの精神攻撃で弱っているのをいいことに一方的に攻撃し続ける。
遂に変身解除に追い込みそのままトドメを刺そうとしたが、乱入したキューンに阻止されレーザーレイズライザーで生成されたバリアに閉じ込められる。
ちなみに、キューンが祢音に手紙を読み上げている裏では必死こいてバリアを破壊していた。典型的な空気の読める悪役ではないようだ。
最終的にナーゴと仮面ライダーキューンの連携攻撃で右腕を失う重傷を負ったが、完全撃破には至らなかった。

31話ではアルキメデルの血液を与えたことにより復活。
さらには、アルキメデルそのものを喰らったことによって彼の姿と意思をコピーし、彼に成り代わるに至った。
というより、後の描写から「アルキメデルの自我がダンクルオステウスジャマトの自我を侵食してしまった」の方が正しいかもしれない。当人は特に気にしていないが。

お前を消して、私が女神の力を手に入れるんだよ…!ジャマトの理想の世界を叶えるためにね…

32話では英寿と味方のはずの道長を急襲。2人の始末はジーンに妨害され失敗に終わり、今日の分のゲームが終了したことに伴い撤退した。
また、自分達のスポンサーでありながらもジャマーガーデンを潰した挙句、ジャマトの天敵である仮面ライダーに肩入れし始めたベロバに対しても翻意を露わにし、「高慢ちきババア」と暴言を吐いて遂に決別。

自分の理想の世界を叶えるべく、何処の陣営にも属さない独自勢力として、行動を始めるのだった。

慕情編

デザイアロワイヤル開催後はしばらく姿を見せていなかったが、大智が脱落した直後にバッファの前に現れ、ナッジスパロウのIDコアを完全に破壊される前に回収する。
さらに、ライダー以外の攻撃は無効化できない弱点を突いてバッファを圧倒した。
その後ベロバとケケラと取引をして、「全てのジャマトの復活」を条件に沙羅を抹殺するためにジャマト達を引き連れて襲撃するが、タイクーンに妨害されて失敗。
逃げ出した沙羅達を追おうとした時、ギーツとバッファが立ちはだかる。
今まで倒された息子達の仇を取ろうと立ち向かったが、手を組んだ強豪の2人には敵わず致命傷を負い、大半のIDコアをバッファに奪われてしまった。

私が……朽ち果てようとも………ジャマトは…私の息子達は生きている…

瀕死になりながらもジャマーガーデンに帰還し、生き残ったジャマト達に全てを託す。
そして、薄れゆく意識の中で「ポズポズ(パパ)」と言いながら駆け寄って来て、父親の危篤を悲しむジャマト達の姿を見て…。

おお…愛すべき…愛すべき息子達よ……。いつか…お前たちが…幸せになれる世界に………………

こうして、ジャマトに一生を捧げた男の生涯は愛すべき息子達に看取られる形で今度こそ幕を閉じた。
劇中では倒すべき悪役という立ち位置だったが、ジャマトにとっては良き父親として振る舞っていたことが伺える。ベロバとケケラは冷めた目で見ていたけど
そして、アルキメデルはいくつかのIDコアを死に際に肥料にしようとしており、その中にはナッジスパロウのIDコアも含まれていた。
しかし、それはベロバに回収されてしまった。

「おもちゃみ〜っけ♪」

【余談】

  • モチーフのダンクルオステウスとは、デボン紀後期に生きていた巨大なあごが特徴的な魚である。ダンクルオステウスジャマトのデザインにもその特徴が反映されている。

  • 仮面ライダーキューンはライオンがモチーフである一方、ダンクルオステウスジャマトはアフリカ南部に生息する「ライオンゴロシ」という植物がデザインモチーフとなっている。考案時点ではキューンと戦うことは決まっていなかったらしいが、何とも不思議な偶然である。



追記・修正はジャマト達に看取られながらお願いします。

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最終更新:2023年06月11日 10:16