登録日:2022/09/18 Sun 00:00:10
更新日:2024/11/24 Sun 00:29:43
所要時間:約 15 分で読めます
画像出典:仮面ライダーギーツ 1話「黎明F:ライダーへの招待状」
放送日:2022年9月4日
©2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
『仮面ライダーギーツ』とは、2022年9月4日から2023年8月27日まで
ニチアサキッズタイムで放送された仮面ライダーシリーズの特撮テレビドラマであり、「令和仮面ライダーシリーズ」第4作目にあたる。全49話。
【概要】
令和ライダーでは初となる
ライダーバトルそのものを主題とした作品。
『
仮面ライダーゼロワン』から始まった令和ライダーシリーズでは、TVシリーズだけでも10人前後の仮面ライダーが登場する事がある種の定石となっていたが、意外にもそうして登場した仮面ライダー同士の戦いを縦軸要素に据えたのは今作が初めてである。
ただし、他ライダーへの攻撃は減点対象となる為、厳密には直接的なバトルというよりも妨害や協力、
裏切りなどといった駆け引きが主軸となっている。
その作風故に登場するライダーの数も多く、主要登場人物の他に短期で退場・脱落する者、ほぼ名前だけの登場など大量のモブライダーも登場する。
ライダーのモチーフは
動物であり、その名前は基本的にモチーフになった動物の名前を少し捩ったものになっている。
キーアイテムは「
レイズバックル」というデバイスで、共通ベルトであるデザイアドライバーの仕様上、今までの
コレクターズアイテムと比較しても非常に高い拡張性を持つ事から一躍話題となった。
作風はいわゆる
ライダーバトルものの
お約束に違わぬシリアスなもの。
しかも本作ではその厳しさも過去作に比べて高めになっており、
初登場したライダーがその回で退場してしまう展開が1話・2話で続いた。
加えて舞台設定の都合上、ライダー達の大半が民間人が怪人に襲われている事について殆ど疑問を持たず、主人公ですらその惨状を平然と受け流してしまうなど、作品全体の雰囲気もアナーキー色が強い。
おまけに1話から
1クールもしないうちにラスボスが襲来し、一度の開催に1年丸々費やすわけではない事が示された。
本作の構想の元ネタは
デスゲームものだが、中盤に入ってからは『推し活』などの要素も盛り込まれており、色々と身につまされる視聴者の声もある。
メインライターは『
仮面ライダーエグゼイド』及び『ゼロワン』で仮面ライダーシリーズを経験している
高橋悠也で、前作以前とは違うPと組んでのライダー担当は初。
結果的に高橋氏は『エグゼイド』以来、そして
令和ライダーシリーズでは初となる全話執筆を成し遂げた。
音楽は『
仮面ライダージオウ』以来の参加で、令和ライダーシリーズには初参加の
佐橋俊彦、アクション監督はスーツアクターの藤田慧が本作で初の担当を務める。
パイロット監督は『エグゼイド』以来となる中澤祥次郎が務め、以降杉原輝昭、柴﨑貴行、上堀内佳寿也、
坂本浩一、山口恭平、田﨑竜太らも参加。
主題歌は倖田來未×湘南乃風の「
Trust・Last」。
ちなみに湘南乃風はかつて『鎧武』にて「鎧武乃風」名義で主題歌を担当した事がある。
25話放送の2023年3月5日から、仮面ライダーシリーズでは初となる無料配信動画サービス「TVer」での見逃し配信が実施された。
【あらすじ】
デザイアグランプリ──それは、仮面ライダーになったプレイヤーが、謎の敵・ジャマトから人々を守る
ゲーム。
その
ゲームで優勝した者には「デザ神」の称号と、世界を自分が望むものに創り変える権利が与えられる。
そんな絶大な力を手にするべく、
仮面ライダー達は人知れず熾烈な戦いを繰り広げていた。
ある日のこと。
就活中の大学生・桜井景和は、突如としてジャマトの襲撃を受けてしまう。
人々の命が奪われ、町が壊れゆく混乱の中、景和の前に現れたのはデザイアグランプリのプレイヤー・浮世英寿だった。
英寿が変身する仮面ライダーギーツによってジャマトは倒され、デザイアグランプリは終了。
それによって世界は新たに作り変えられ、散った人々も戻っていった。
同時に人々の記憶からデザイアグランプリの出来事は消え、再び平和が訪れた。
しかし、それも束の間のこと。
新たなデザイアグランプリ開催に向けて多くの人々が
仮面ライダーに選ばれ、戦いに導かれて行く。
そうして選ばれた者達の中には景和の姿もあった。
ジャマトとは何者なのか?デザイアグランプリは何のために開かれるのか?
数々の謎と陰謀、そして
欲望が渦巻く中で、戦い続ける
仮面ライダー達を待つ結末とは……?
【登場人物】
《主要仮面ライダー》
本作の主人公。
デザイアグランプリに何度も参戦してはその度に優勝を勝ち取ってきた、不敗の男。
超然とした雰囲気を纏い、常に悠然と構えている自信家で、他者には煙を巻くような飄々とした態度を取る他、
ゲームを有利に進める為なら
嘘をつく事も厭わないなど、ライダー主人公らしからぬダーティな一面を持つ。
詳しくは個別項目を参照。
本作のもう一人の主人公的存在。
就職活動中の大学生で、元々は何の変哲もない一般人だったが、1話でデザイアグランプリに巻き込まれた事を切っ掛けに
ゲームのプレイヤーに選ばれ、戦いへと導かれて行く。
詳しくは個別項目を参照。
本作のヒロインのうちの1人。
大富豪「鞍馬財閥」の令嬢であり、財力も美貌も全てを手に入れたセレブにして、若い女性を中心に人気沸騰中のインフルエンサー。
本人は庶民になるべく、日々家出を企ててはそれを動画にしているが、大抵SPのベン&ジョンに発見されてすぐに回収されている。
一見すると明朗快活な楽天家だが、根は現実主義的で、自分の願いを叶えるにあたっての情熱も高い。
詳しくは個別項目を参照。
英寿と同じく、過去にデザイアグランプリへの出場経験のある男。
英寿に大きな敵意を抱き、他者を一切信頼しない傲岸不遜な一匹狼
牛だってば気質……なのだが、時折本来の
真面目さや面倒見の良さが見え隠れする。
詳しくは個別項目を参照。
《デザイアグランプリ運営関係者》
デザイアグランプリの管理・司会を行う人々や、それらの関係者。1人の例外を除き、全員が未来人である。
名前の由来は1人の例外を除き『目の動作』、加えて男性は『他者に働きかける動作』、女性は『自身に働きかける動作』となっている模様。
本作のヒロインのうちの1人。
デザイアグランプリのナビゲーター。一見すると
敬語で話す陽気な少女だが、どこか無機的な冷たさを漂わせる。
白と黒のドレスを身に纏い、あらゆる場所に神出鬼没に現れては、選ばれた人々にデザイアドライバーとIDコアを配って回っている。
詳しくは個別項目を参照。
デザイアグランプリの休憩所「デザイア神殿」に常駐するコンシェルジュ。
柔和な
笑顔を絶やさないナイスガイだが、
ゲームのルールを何より遵守しており、それを乱そうとするプレイヤーには毅然とした態度で臨む。
その一方で、デザイアグランプリを影から観察する「ゲームマスター」としての顔も持ち、怒涛の快進撃を続ける英寿に注目している。
詳しくは個別項目を参照。
「知る人ぞ知るパンクロッカー」を自称する男。
常に
エレキギターを携えており、自由奔放な振る舞いが目立つが、その実態はゲームマスターが英寿を脱落させるために送り込んだ運営側のスタッフである。
詳しくは個別項目を参照。
「ジャマーガーデン」という農園を思わせる空間でジャマトを育てている老人。
一見するとガーデニングスタイルの温厚そうな人物だが、ジャマト達を我が子のように愛でる姿からは狂気を感じさせる。
詳しくは個別項目を参照。
デザイアグランプリの
ゲームプロデューサーを務める青年。
「
ゲームはリアルである」事に何よりもこだわっており、それ故にやらせといった『リアル』を揺るがす存在には容赦の無い対応を取る。
詳しくは個別項目を参照。
●サマス
演:安田聖愛
デザイアグランプリのアシスンタントプロデューサーを務める女性。
ニラムの秘書を務めているが、その本性は……?
名前の由来は「目を覚ます」から。
●
ジーン、ケケラ、ベロバ、キューン
主要人物を推し、時には支援を行う「サポーター」の面々。
ジーンについては
オーディエンスの項目、ケケラ、ベロバ、キューンについては各個別項目を参照。
ギロリに代わる新たなゲームマスター。
跳ね上げ式の
サングラスを掛け、ハイテンションな
オネエ口調が印象的で、ギロリと違って
ゲームにおいてはエンタメ性を重視している。
演じる山﨑氏は『
仮面ライダードライブ』にて沢神りんなを演じた吉井怜女史の旦那さんであり、夫婦で仮面ライダーシリーズ出演と相成った。
詳しくは個別項目を参照。
銀の仮面と赤いローブが特徴的な謎の人物。
茅場晶彦ではない
その正体はデザイアグランプリの創始者兼エグゼクティブプロデューサーであり、
ジャマトグランプリの終幕と同時に活動を始め、新たに「
デザイアロワイヤル」を復活させた。
だが、既に現在の時間軸での
ゲームに見切りをつけており、その裏でグランドエンド(撤収)の準備を進める。
詳しくは個別項目を参照。
スエルの手により現代に送り込まれた新たなゲームマスターにして、
バッドエンド請負人。
撤収したスエルに代わりグランドエンドを完遂させ、ツムリを新たな創世の女神にしようと暗躍する。
見た目とは裏腹に生身の戦闘力が非常に高く、特殊警棒で叩きのめすファイトスタイルを取る。
詳しくは個別項目を参照。
《その他》
景和の姉でOL。
就活に苦戦する弟を優しく見守っている一方、祢音や英寿のファンでもあり、彼女の配信に夢中になってしまう事もしばしば。
時を経て、スエルが復活させた「
デザイアロワイヤル」に仮面ライダーとして参戦することに。
詳しくは個別項目を参照。
●
鞍馬伊瑠美、鞍馬光聖、ベン&ジョン
鞍馬財閥のトップを務める光聖を当主とする一家。
祢音はこの家の出身の出身である他、デザイアグランプリのスポンサーというもう一つの顔を持つ。
伊瑠美については
鞍馬家の項目、光聖、ベン&ジョンについては各個別項目を参照。
「クイズ王」の異名を持つ頭脳明晰な男。
過去のデザイアグランプリで決勝まで勝ち進み、英寿とデザ神の座を懸けて争った者の1人。
「知識こそが最高の財産」という考えの下「全人類の記憶」を求めており、そのためにはいかなる手段に出ることも厭わない狡猾な一面も。
詳しくは個別項目を参照。
「黎明編」に登場。本職は消防士。
ゲームに巻き込まれた一般人に対して人命救助に走る、
真面目で正義感のある人物だったが……?
詳しくは個別項目を参照。
「黎明編」「邂逅編」に登場。本職はIT企業人事の部長。
第1話で景和が訪れた企業の面接官でもあり、曖昧な答えしか言わない景和に対して「人生は戦場」と語るなど、一見すると厳格な人物だが、
彼の人柄そのものは認めており、デザイアグランプリで再会した際には健闘を祈り合うなど、公私混同しないだけでその実寛大な性格をしている。
詳しくは個別項目を参照。
「邂逅編」「創世編」に登場。人類滅亡を望む高校生。
寡黙かつ排他的、それに加えて打算的な性格の持ち主で、自分にとって得にならない相手とは手を組まない主義。
詳しくは個別項目を参照。
「邂逅編」に登場。遊び人のようなチャラチャラとした男。
協力者を探す祢音と行動を共にするようになるが……?
詳しくは個別項目を参照。
「謀略編」に登場。ごく普通の一般人女性。
「10㎏痩せて、推しと結婚する」という
フラグ染みた願いを叶えるべく、デザイアグランプリに参戦したが……?
詳しくは個別項目を参照。
「謀略編」『4人のエースと黒狐』に登場。御年68であり、現時点で判明しているDGPプレイヤーの中では最年長。
好々爺を地で行く性格の持ち主で、「
若返る」事を目指してデザイアグランプリに参戦する。
詳しくは個別項目を参照。
「乖離編」『4人のエースと黒狐』に登場。「霊長類最速」という謳い文句に違わぬ身体能力を誇る女性アスリート。
過去のデザイアグランプリで決勝まで勝ち進んでおり、「年齢で衰えない身体能力」の獲得を目的としている。
詳しくは個別項目を参照。
●今井透
演:前川佑
道長の友人で、物語開始時点で既に故人。
他プレイヤーからの妨害を受けた挙句ジャマトに倒されてしまい、道長が仮面ライダー達に敵意を向けるきっかけになった。
時を経て彼の姿と記憶をコピーしたジャマトが現れ、道長と束の間の共闘をすることに。
●ミツメ
演:井咲菜々 / CV:寺崎裕香
英寿の母親。
ある日を境に息子の前から姿を消しており、英寿はそんな母を見つけるべくデザイアグランプリに身を投じている。
なお、元々はデザ神の権限で再会しようと考えていたが、何故かその願いは承認されず、運営への疑念を抱く一因になっている。
ウィン曰く、ツムリの先代に当たるデザイアグランプリのナビゲーターだったとの事だが……?
名前の由来は「見つめる」、あるいは「三つ目」からか。
「創世編」に登場。過去にデザイアグランプリに参戦するも、退場となったプレイヤーの1人。
景和の『デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界』が叶った事で復活するも、その人格はジットをして「度し難い悪人」と評される程に凶悪。
チンピラや非行少年達を纏め上げて「ギャングライダーズ」を結成し、もはやテロ同然の無差別破壊と大量殺戮に走り出したが……?
「創世編」に登場。11年前のあかり誘拐事件を引き起こし、鞍馬家の運命を狂わせた張本人。
切人と同様、景和の『デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界』が叶った事で復活した。
ベロバと結託して祢音を誘拐し、再び鞍馬家を不幸のどん底に叩き落そうと目論む。
【登場ライダー】
運営側が変身するライダーやサポーターライダーなどを除いて、共通の変身アイテムであるデザイアドライバーに各ライダーに対応したIDコアを装填し、状況に応じて各種レイズバックルを装着する事で変身する。
詳しくは
個別項目を参照。
●
仮面ライダーギーツ
浮世英寿が変身するキツネモチーフの
仮面ライダー。
首元に
マフラー型のパーソナルアクセサリー
「ギーツテール」を装備している。
●
仮面ライダータイクーン
桜井景和が変身する
タヌキモチーフの
仮面ライダー。
右脚に包帯型のパーソナルアクセサリー
「タイクーンバンデージ」を装備している。
●
仮面ライダーナーゴ
鞍馬祢音が変身する
ネコモチーフの
仮面ライダー。
両手首に腕輪型のパーソナルアクセサリー
「ナーゴバングル」を装備している。
●
仮面ライダーバッファ
吾妻道長が変身するバッファローモチーフの
仮面ライダー。
右腰にローブ型のパーソナルアクセサリー
「バッファムレータ」を装備している。
●
仮面ライダーギンペン
平孝人が変身するペンギンモチーフの
仮面ライダー。
●
仮面ライダーメリー
小金屋森魚が変身するヒツジモチーフの
仮面ライダー。
●
仮面ライダーダパーン
墨田奏斗が変身するパンダモチーフの
仮面ライダー。
●
仮面ライダーパンクジャック
晴屋ウィンが変身するジャック・オ・ランタンモチーフの
仮面ライダー。
背中に
マント型のパーソナルアクセサリー
「パンクジャックマント」を装備している。
●
仮面ライダーケイロウ
丹波一徹が変身するフクロウモチーフの
仮面ライダー。
●
仮面ライダーナッジスパロウ
五十鈴大智が変身するスズメモチーフの
仮面ライダー。
●
仮面ライダーハクビ
桜井沙羅が変身するハクビシンモチーフの
仮面ライダー。
頭部中央にパーソナルアクセサリー
「ハクビピュアリティ」を装備している。
●
仮面ライダーターボン
浅利切人が変身するイノシシモチーフの
仮面ライダー。
●
仮面ライダーギャーゴ
鞍馬光聖が変身するオオヤマネコ(ボブキャット)モチーフの
仮面ライダー。
●仮面ライダーグレア
ギロリがヴィジョンドライバーとプロビデンスカードで変身する、運営サイドの仮面ライダー。
●仮面ライダーゲイザー
ヴィジョンドライバーとプロビデンスカードで変身する、運営サイドの仮面ライダー。
●仮面ライダーグレア2
ヴィジョンドライバーとプロビデンスカードで変身する、運営サイドの仮面ライダー。
●仮面ライダージーン
ジーンがレーザーレイズライザーとジーンレイズライザーカードで変身する、サポーターサイドの仮面ライダー。
キツネモチーフのギーツに合わせてか、ギンキツネがモチーフとなっている。
●仮面ライダーケケラ
ケケラがレーザーレイズライザーとケケラレイズライザーカードで変身する、サポーターサイドの仮面ライダー。
見た目が人型ではなく、巨大なカエルそのままという、歴代ライダーでも前代未聞の存在。
●
仮面ライダーキューン
キューンが
レーザーレイズライザーと
キューンレイズライザーカードで変身する、サポーターサイドの仮面ライダー。
仮面ライダーケケラ同様に
人型ではなく、翼を持ったライオンの姿という、歴代ライダーでも前代未聞の存在。
●
仮面ライダーベロバ
ベロバが
レーザーレイズライザーと
ベロバレイズライザーカードで変身する、ジャマトサイドの仮面ライダー。
身長が約11m、重量が17.5tという、女性ライダーらしからぬ体躯を持つ。
●仮面ライダーリガド
ジットがジリオンドライバーとシリウスカードで変身する、運営サイドの仮面ライダー。
●仮面ライダーリガドΩ
スエルがジリオンドライバーとシリウスカードで変身する、運営サイドの仮面ライダー。
【用語】
●
デザイアグランプリ
この作品のメインテーマと言うべきバトルロイヤルゲームで、略称は
「デザグラ」。
プレイヤーはデザイアドライバーとIDコア、そしてレイズバックルで仮面ライダーに変身し、人々を守りながらジャマトと戦って様々なミッションに挑んでいき、世界を思うがままに創り変えられる存在
「デザ神」を目指すのが主な流れ。
ジャマトを倒すか人々を救う、またはミッションをクリアする事でスコアが加算され、最終的なスコアが最も多い者が優勝者となる。
詳しくは個別項目を参照。
●
デザイアドライバー・IDコア
プレイヤーに配られる変身アイテム一式。
デザイアドライバーは、全
仮面ライダー共通の変身ベルトであり、IDコアは変身する
仮面ライダーを識別する為の認証ユニット。
また、IDコアには触れたプレイヤーのデザイアグランプリにまつわる記憶を呼び起こす機能も持つ。
デザイアドライバーにIDコアをセットする事で、デザイア神殿にアクセスされる。
これらだけでも変身は可能だが、プレイヤー自身の意志では行えず、ツムリの変身指令によってのみ実行される。
●
レイズバックル
本作のキーアイテム。
半分だけのベルトのバックルのような形をしており、デザイアドライバーの左右どちらかに装着し、操作する事によってプレイヤーを
仮面ライダーへ変身させる。
詳しくは個別項目を参照。
●
ジャマト
今作の敵勢力。
現実世界に不規則な時間と場所に現れる結界「ジャマーエリア」に出現する怪人。
人間には解読出来ない言語を話すなど、相応に高い知能を持っているようだが、人間との意思疎通は不可能で、人間を見るや否や問答無用に襲い掛かってくる。
詳しくは個別項目を参照。
●
オーディエンス
デザイアグランプリ参加者=仮面ライダー達の死闘に一喜一憂する
視聴者達。
詳しくは個別項目を参照。
●
創世の女神
デザイアグランプリ運営が保有している謎の存在。
その名前からして、デザ神に与えられる「世界を創り変える力」と深い関係があると思われる。
ベロバ達ジャマーガーデンの面々はその力を独占しようと企んでおり、女神とコンタクトを取るための道具であるヴィジョンドライバーを狙っていた。
その正体は先代ナビゲーターにして行方不明となっていた英寿の母・ミツメが作り変えられた姿。
ベロバが英寿の弱点を教える形で道長に見せたヴィジョンドライバーの記録によってこの真実が明かされることとなった。
●
ジャマトグランプリ
チラミからヴィジョンドライバーを強奪したベロバが一方的に開催した、デザイアグランプリに代わる新たな
ゲーム。
勝ち抜け戦という点ではデザグラと同じだが、こちらでは逆にジャマトがプレイヤー、
仮面ライダーが敵キャラクターとして扱われる。
人間の大切なものを壊す事でスコアが加算されていき、最終的なスコアが最も多いジャマトが
「ジャマ神」となって不幸な世界を叶えられる。
詳しくは個別項目を参照。
●
デザイアロワイヤル
映画『MOVIEバトルロワイヤル』においてコラスがデザイアグランプリを乗っ取り、さらに『リバイス』と『
仮面ライダー龍騎』の世界のライダーを巻き込む形で始めた、仮面ライダー同士によるバトルロイヤルゲーム。
同作限りの
ゲームと思われていたが、後にある者がジャマ神の座に就くと共にスエルの手で復活してしまった。
詳しくは個別項目を参照。
【放映済みエピソード】
サブタイトルは全て、前半が章となる漢字二文字とアルファベットまたは数字になっている。脚本は全て高橋悠也が担当。
話数 |
タイトル |
登場した敵(戦闘員、同種個体除く) |
脚本 |
監督 |
黎明編 |
1話 |
黎明F:ライダーへの招待状 |
スラグフォートレスジャマト |
高橋悠也 |
中澤祥次郎 |
邂逅編 |
2話 |
邂逅Ⅰ:宝さがしと盗賊 |
頭領ジャマト |
高橋悠也 |
中澤祥次郎 |
3話 |
邂逅Ⅱ:ゾンビ狩り |
なし |
杉原輝昭 |
4話 |
邂逅Ⅲ:勝利条件 |
5話 |
邂逅Ⅳ:デュオ神経衰弱 |
柴﨑貴行 |
6話 |
邂逅Ⅴ:逆転のブースト |
7話 |
邂逅Ⅵ:ラスボスと缶けり |
サボテンナイトジャマト |
上堀内佳寿也 |
8話 |
邂逅Ⅶ:切り札ニンジャ |
9話 |
邂逅F:Wake up! モンスター |
中澤祥次郎 |
謀略編 |
10話 |
謀略Ⅰ:新世界のビート |
なし |
高橋悠也 |
中澤祥次郎 |
11話 |
謀略Ⅱ:ジャマトの迷宮 |
ジャマトライダー |
杉原輝昭 |
12話 |
謀略Ⅲ:スロット★フィーバー |
13話 |
謀略Ⅳ:ドライバーを奪還せよ! |
坂本浩一 |
14話 |
謀略Ⅴ:怒りのグレア |
ジャマトライダー かくれんぼジャマト 仮面ライダーグレア |
15話 |
謀略Ⅵ:仮面ライダーの資格 |
ジャマトライダー ルークジャマト ラフレシアフォートレスジャマト |
16話 |
謀略IR:キツネ狩り |
仮面ライダーグレア 仮面ライダーパンクジャック |
中澤祥次郎 |
乖離編(デザスター編) |
17話 |
乖離Ⅰ:ようこそ!新シーズンへ! |
なし |
高橋悠也 |
中澤祥次郎 |
18話 |
乖離Ⅱ:ブラボー!ジャマーボール対決! |
ジャマトライダー ルークジャマト |
杉原輝昭 |
19話 |
乖離Ⅲ:投票!デザスターは誰だ! |
20話 |
乖離Ⅳ:ジャマトからの宅配便! |
爆弾魔ジャマト 仮面ライダーバッファ |
山口恭平 |
21話 |
乖離Ⅴ:ゲイザーの鉄槌! |
22話 |
乖離Ⅵ:追跡!チラミ鬼をつかまえろ! |
仮面ライダーグレア2 仮面ライダーバッファ 仮面ライダーナッジスパロウ |
中澤祥次郎 |
23話 |
乖離T:いざ!推しのためなら |
ジャマトライダー 仮面ライダーバッファ 仮面ライダーナッジスパロウ 仮面ライダーベロバ |
24話 |
乖離SP:緊急特番!デザグラのすべて! |
ジャマトライダー 仮面ライダーベロバ |
慟哭編 |
25話 |
慟哭Ⅰ:ジャマトグランプリ♡ |
ルークジャマト ナイトジャマト ビショップジャマト ジャマトライダー(25話のみ) 仮面ライダーバッファ |
高橋悠也 |
柴﨑貴行 |
26話 |
慟哭Ⅱ:真紅のブースト! |
27話 |
慟哭Ⅲ:たのしい戦国ゲーム♡ |
ルークジャマト ビショップジャマト ジャマトライダー 仮面ライダーバッファ 仮面ライダーグレア2(ベロバ) |
坂本浩一 |
28話 |
慟哭Ⅳ:絆のレーザーブースト! |
29話 |
慟哭Ⅴ:サプライズ!闘牛ゲーム♡ |
ルークジャマト(29話のみ) ビショップジャマト ダンクルオステウスジャマト |
杉原輝昭 |
30話 |
慟哭VI:手紙の中の王子様 |
31話 |
慟哭Ⅶ:天国と地獄ゲーム♡ |
ルークジャマト ダンクルオステウスジャマト 仮面ライダーバッファ |
田﨑竜太 |
32話 |
慟哭F:最後の審判 |
ダンクルオステウスジャマト 仮面ライダーバッファ 仮面ライダーゲイザー |
慕情編 |
33話 |
慕情Ⅰ:バッファ無双! |
仮面ライダーバッファ(ジャマ神) |
高橋悠也 |
中澤祥次郎 |
34話 |
慕情II:ギーツの矛先 |
仮面ライダーグレア2 |
35話 |
慕情Ⅲ:姉の願い 弟の願い |
ダンクルオステウスジャマト |
福沢博文 |
36話 |
慕情Ⅳ:かりそめの共闘 |
37話 |
慕情Ⅴ:純白の破壊 |
仮面ライダーゲイザー |
杉原輝昭 |
38話 |
慕情F:九尾の白狐 |
仮面ライダーゲイザー(スエル) |
創世編 |
39話 |
創世Ⅰ:俺のデザグラ |
なし |
高橋悠也 |
柴﨑貴行 |
40話 |
創世Ⅱ:タイクーン覚醒 |
マーレラジャマト |
41話 |
創世Ⅲ:漆黒の将軍 |
ジット 仮面ライダータイクーン ブジンソード |
坂本浩一 |
42話 |
創世Ⅳ:女神完成 闇の刃 |
プレミアムケケラ プレミアムベロバ マーレラジャマト |
43話 |
創生Ⅴ:その名はギャーゴ! |
仮面ライダーターボン(43話のみ) 仮面ライダーブラーリ プレミアムケケラ プレミアムベロバ |
杉原輝昭 |
44話 |
創世Ⅵ:ネオン、かがやく |
45話 |
創世Ⅶ:願いのゆくえ |
仮面ライダータイクーン ブジンソード 仮面ライダーダパーン 仮面ライダーXギーツ |
柴﨑貴行 |
46話 |
創世Ⅷ:さよなら、ミッチー |
プレミアムケケラ プレミアムベロバ/仮面ライダーベロバ |
47話 |
創世Ⅸ:ホンモノの仮面ライダー |
プレミアムケケラ 仮面ライダーリガド 仮面ライダーリガドΩ |
48話 |
創世Ⅹ:ツムリの鎮魂歌 |
仮面ライダーリガドΩ |
中澤祥次郎 |
黎明編 |
最終話 |
黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ! |
仮面ライダーリガドΩ |
高橋悠也 |
中澤祥次郎 |
【劇場版】
●仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング
Vシネクスト作品。2024年3月8日から期間限定で上映。
【その他媒体】
●「仮面ライダーギーツ」の変身講座を大公開!
YouTubeのバンダイ公式チャンネルで配信のネットムービー。
例年お馴染みの
仮面ライダーの変身ポーズのナビゲート動画。
●オロナミンC web movie 仮面ライダーギーツ 祢音TV 特別編 元気ハツラツ!5つのヒミツ
YouTubeの大塚製薬公式チャンネルで配信されたネットムービー。
『ギーツ』劇中で配信されているネット動画「祢音TV」の特別編という設定で、祢音、英寿、景和の3人がオロナミンCを紹介する宣伝映像となっている。
●てれびくん超バトルDVD 仮面ライダーギーツ どやさ!?男だらけのデザイアグランプリ 王蛇はオレだー!!
毎年恒例『てれびくん』誌上販売の
超バトルDVD。
本作オリジナルフォームとして、ギーツ 龍騎フォームとバッファ 王蛇フォームが登場する他、『MOVIEバトルロワイヤル』に登場した
仮面ライダー王蛇も萩野崇氏が声を当てる形で参戦する。
監督は葉山康一郎、脚本は下亜友美が担当。
●ギーツエクストラ 仮面ライダーパンクジャック
2023年5月21日より東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて配信。
晴家ウィンが主役を務めるスピンオフ作品で、デザイアグランプリ及び運営サイドの闇を描く。
監督は坂本浩一、脚本はTV本編と同じく高橋悠也が担当。
詳細は
こちらも参照。
●ギーツエクストラ 緊急特番 蔵出し!デザグラスペシャル
2023年10月8日よりTTFCにて配信。
ジーンが司会進行を務め、TV本編の未公開シーンを公開したり、サポーター達が推しの魅力をプレゼンする。
●ギーツエクストラ 仮面ライダーゲイザー
2024年4月7日よりTTFCにて配信。
ニラムが主役を務めるスピンオフ作品で、デザイアグランプリのエピソードゼロを描く。
また、『ジャマト・アウェイキング』の前日譚も兼ねている。
『仮面ライダーパンクジャック』に引き続き、監督は坂本浩一、脚本は高橋悠也が担当。
●デザイアグランプリ ボーナスステージ「バラエティ番組によくありそうなボウリング大会」編
●デザイアグランプリ ボーナスステージ「バラエティ番組によくありそうなクイズ大会」編
前者は2023年4月12日発売のBlu-ray COLLECTION1、後者は2023年8月9日発売のBlu-ray COLLECTION2に収録された特典映像。
桜井沙羅そっくりのナビゲーター・サラミ主催の「デザイアグランプリ ボーナスステージ」に出場する事になった主要人物達が「2番目に叶えたい願い」を巡って競い合う。
●よろずや!?ミッチー親方の一日
2023年12月6日発売のBlu-ray COLLECTION3に収録された特典映像。
吾妻道長が主役を務めるスピンオフ作品で、ベロバに瓜二つの少女・タンが登場する。
監督は宮﨑駿、脚本は内藤祐介が担当。
●TTFCオリジナル ギーツエクストラ ギーツあにめ あなざーぐらんぷり
2023年8月6日よりTTFCにて配信された、『ゼロワン』から続くTTFCオリジナルアニメ。
道長が演じる杢代和人氏よろしくツッコミ役になっていたり、英寿の怖いものが判明したりと、本編とは異なるテイストになっている。
【余談】
- 高知県では2023年1月よりテレビ高知で放送開始され、同県での仮面ライダーシリーズの放送は『仮面ライダー剣』以来、実に18年ぶりとなった。
- 今後はベロバ率いる荒らしチームとの対決がメインなのだろうか?プロデューサーも動きだすみたいだし、展開の予想が出来ん! -- 名無しさん (2023-03-05 19:35:19)
- ヴィジョンドライバーやレーザーレイズライザーにキルプロセスのような反逆防止のシステムは積んでないのか・・・ -- 名無しさん (2023-03-05 22:35:03)
- 今日ようやく主題歌フルサイズがデジタル配信開始。第1話放映から半年もかかったのって、ライダー史上最遅? -- 名無しさん (2023-03-06 15:39:06)
- ↑エグゼイドやゼロワンなど高橋悠也氏がメインで手がける作品は出るのが遅い気がする -- 名無しさん (2023-03-06 20:51:42)
- コメント欄のログ化を提案します -- 名無しさん (2023-03-15 15:20:21)
- ログ化しました -- (名無しさん) 2023-03-23 11:11:05
- 羊系、犬系、クマ系のモブライダーもまた出てきてほしい -- (名無しさん) 2023-03-23 16:26:37
- レーザーレイズライザーの語感の良さ、なんか口に出して言いたくなる。 -- (名無しさん) 2023-04-05 09:17:03
- ギーツ、バッファ、タイクーン、ナーゴ、パンクジャック、ナッジスパロウ、ロポ(?)のコアが出ていましたが、最終クールはこのメンバーで行くんですかね? シーカーはどうなるのかしら? -- (名無しさん) 2023-04-23 10:54:35
- ↑あれ、よくm -- (名無しさん) 2023-04-23 21:57:13
- ごめんミスった ↑↑あれ、よく見たらロポじゃなくて全く別のライダーのコアらしい。ここに来てまさかの新ヘッドパーツのライダー来るかも? -- (名無しさん) 2023-04-23 21:58:11
- ジャマトグランプリが終わったから新しくデザイアロワイアルが開催される。そのためにスメルと新しいコアが出てきた。という認識で合ってる? -- (名無しさん) 2023-04-23 23:36:12
- ↑スエルだった -- (名無しさん) 2023-04-23 23:55:56
- これもしかしてエグゼイドのバグスター主催の仮面ライダークロニクルから正宗に乗っ取られたみたいに、今後はジャマトからスエルが支配するゲームになっていくの・・・? -- (名無しさん) 2023-04-24 00:14:48
- 今回の展開からのDGPルール違和感あるよね。もし景和の本心も含めてのものとしたら、もしかして… -- (名無しさん) 2023-06-25 20:02:09
- 赤いきつねに緑のたぬきと来て、マジで黒い豚(猪)が来るとな……。 -- (名無しさん) 2023-06-30 22:45:37
- 雨後の筍みたいに仮面ライダー生えてきて、もう大人数ライダーは当分お腹いっぱいですわ… -- (名無しさん) 2023-07-04 23:17:58
- チンピラにライダーの力与えたらアカン、ちゅうことが良く分かったよ…。 -- (名無しさん) 2023-07-09 15:24:06
- 従来のデザグラならゲーム内でしか力の行使ができないからそれが抑止力になってたからその枷がなくなったらああなるわな、道長の親友の末路とか聞いてだろうになぜこの可能性に行き当たらなかった景和 -- (名無しさん) 2023-07-16 13:01:40
- ↑やはり姉ちゃん…姉ちゃんは全てに優先される…! -- (名無しさん) 2023-07-19 07:58:13
- 仮面ライダーじゃなくなるとお人形にされるケケラの願いのユーモア、というか1人野菜…せめて現メンバーでは被ってないんだからパンダにしてあげて!!(笑) -- (名無しさん) 2023-08-13 22:52:07
- 新たな神の誕生だね。というから、近年は「いままでのライダーにないラスト!」と言いつつ「なんか似たような展開見たぞ?」ってなるのは気のせい? -- (名無しさん) 2023-08-27 11:51:23
- いい最終回だった。 -- (名無しさん) 2023-08-28 16:40:33
- ↑6何故お腹いっぱい? -- (名無しさん) 2023-11-01 20:57:15
- 他のサイトでの感想を見ても、最終回への不満がほとんど見当たらない。どれだけ本作が支持されていたかわかる。いやホント面白い作品だった。これは個人的な感想だが、現時点で令和ライダー最高傑作。果たしてこれを超える作品は現れるか… -- (shin) 2023-11-10 01:48:12
- 正直中盤以降歴代トップでノリきれなかった。仮面ライダーじゃない別作品を見せられてるみたいで。作品自体のクオリティが高いのは理解できる。 -- (名無しさん) 2024-06-18 05:45:07
- 仮面ライダーらしくないなんて平成以降じゃ今更すぎるでしょ -- (名無しさん) 2024-07-08 19:01:22
- 正直今までの敵を倒すだけの番組だった仮面ライダーとは一味違うのがギーツの素晴らしいところだから合わない人はもう別作品みたらいいよ -- (名無しさん) 2024-07-08 19:04:55
- でもこの作品が好評なのは嬉しい -- (名無しさん) 2024-07-08 19:05:26
- 今になって批判が増えている印象。 結構珍しい気がする -- (名無しさん) 2024-09-24 09:07:23
最終更新:2024年11月24日 00:29