ジャンボリミッキー!

登録日:2023/07/26 Wed 20:58:00
更新日:2025/04/24 Thu 13:33:19
所要時間:約 5 分で読めます





ジャンボーリミッキー!!!


【概要】

『ジャンボリミッキー!』とは、2019年度から東京ディズニーランド(TDL)、及び2022年度から東京ディズニーシー(TDS)においても開始された、子供向けのエンターテインメントプログラム。
また、同プログラムに使われている楽曲名でもある。

「ジャンボリー」という言葉は「お祭り騒ぎ」を意味している。
それにちなんで、ゲスト(お客さん)の皆に元気よく盛り上がって欲しいという想いによりこの名がつけられた。
実際にとにかく歌や踊りが明るく陽気なものとなっている。
楽曲自体は『ミッキーマウスマーチ』を大幅アレンジしたもの*1。原曲からかなりかけはなれているが、全部聴いたら原曲だと解るほどに良い塩梅のアレンジとなっている。

ダンス自体は子供に向けたプログラムということを意識しており、複雑な動きはなく、簡単な動作の繰り返しが多いため非常に単純である。
故にダンスが苦手で同じ子供向けであるプリキュアスーパー戦隊シリーズのEDダンスですら難しいという人でも簡単に楽しめるだろう。
またこの誰でも踊りやすい振り付けというのが功を奏し、TikTokやInstagram等のSNSやYouTube等の動画投稿サイトで多くの人が踊ってみた動画として気軽に投稿している。
そして後述する大人ジャンボリをも生み出している。

パーク内では2019年から始まった「ジャンボリミッキー!」と、その後継で2022年から始まった「ジャンボリミッキー!レッツ・ダンス!」がプログラムとして開催されている。

ジャンボリミッキー!

2019年10月14日に公演が始まった。
なお、公演が始まる数ヶ月前にジャンボリミッキー!の楽曲に合わせて、ミッキーを初めとした様々なキャラクターや大人のダンサーや子供たちが踊る動画が公開された。
さらに大人のダンサーが振り付けをレクチャーする動画や、お手本用動画が公開されており、これらは単なる練習用だけでなくこのプログラムの宣伝も兼ねている。
パレード形式の公演でシンデレラ城の前の広場で1日に2回行われていた。
フロートの上でミッキーやミニー等のお馴染みのキャラクター達やダンサーが登場し踊りのレクチャーも交え、シンデレラ城の前の広場で多くの人たちが陽気に踊っていた。
これが大きな反響を呼び、直接ランドに行って踊りたいというディズニーファンが増え、このまま暫くはジャンボリミッキー!でランドを盛り上げていく……と思われていたが2020年2月から日本でもコロナが猛威を振るい、公演の開始から僅か4ヶ月後にTDL及びTDSの長期休園に伴い休止。
その後なんとか営業が再開したものの、3密などの関係でプログラムは依然休止のままだった。
結局公演開始からおよそ2年後の2021年8月6日に公演終了となり、出鼻を挫かれるといった結果に終わってしまった。
だが、それと同時に翌2022年に新たな形でジャンボリミッキー!が復活するということとTDSに進出するというアナウンスもあり、それらはファンにとって大きな希望を抱かせることとなった。

ジャンボリミッキー!レッツ・ダンス!

2022年4月1日から公演が始まった上記の後継プログラムである。
TDLではシアターオーリンズ、TDSではドックサイドステージにて行われている。
「レッツ・ダンス!」という副題がついてある通り、ジャンボリミッキー!と比べるとゲスト達も一緒に踊るという要素をより強めており、上記のようなパレード方式を廃止している。
キャラクター達が常設のステージの上で踊るだけなのでフロートはなく、出演ダンサーも男女1人ずつの2人だけに激減したりとジャンボリミッキー!と比べ設備や出演者などが簡略化されているが、その分公演回数は1日に4~5回とジャンボリミッキー!と比べ増えている。
出演キャラはランドとシーで若干異なり、ミッキーとミニーがどちらにもいるのは共通してるがランドではドナルドダック、シーではチップとデールがそのパークのみ出演している。
なお、TDSでの公演は2025年6月1日をもって終了することとなっている。

【大人ジャンボリ】

さて、このプログラムは上記にも述べたように公式では子供向けと位置づけている。
しかし、世の中には子供向けの作品に熱中する大人たちが沢山いるようにこのプログラムも例外ではなく、ジャンボリミッキー!を熱狂的に踊る大人たちがよく見かけられる。
この人たちのことをディズニーファンは次第に大人ジャンボリと呼ぶようになった。中にはジャンボリ族と呼ぶ人も。当然ながらこれらはディズニーファンが作ったものなので非公式の用語である。
中にはジャンボリミッキー!を踊るという目的だけのためにパーク入りする猛者も。
彼らの習性だが、ダンサーのお兄さんお姉さんによるレクチャーの時には素直にダンスの振り付けの練習をする。それはもう「ジャンボリミッキー!の振り付け?そんなもの一切知りませんよ」と言いたげに、ジャンボリミッキー!初心者だという態度を見せながら。
だが、本番で彼らは今まで被っていた猫を投げ捨てるかの如く、ステージにいるダンサーやミッキー、ミニーにも引けを取らないほどのキレキレのダンスを見せつけるのである。

なぜこれほどまでにジャンボリミッキー!に熱中する大人たちが多いのかというと、恐らくSNSの踊ってみた動画やプログラムの様子を映した動画に触れただけでなく、音楽の日や紅白歌合戦といった大型歌番組でアイドルやアーティスト達が披露し、それを見て魅力を感じ真似したくなったという人が続出したことだと思われる。
そしてキャッチーな楽曲や簡単な振り付けがそれを押し上げているというところもある。

このようにして大人たちにもファンが多い『ジャンボリミッキー!』
だが、本来は子供向けのプログラムであるため大人たちはそれを間借りしてることを忘れずに、ダンスでその子供たちを怖がらせたり怪我させたりしないように節度を持って踊らなければならない。無論これはヒーローショー等の子供向けイベント等にも同じことが言えることだが。






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最終更新:2025年04月24日 13:33

*1 実際『ミッキーマウスマーチ』の歌詞にも「jamboree」という単語が登場する。