登録日:2012/03/08(木) 01:54:45
更新日:2025/04/01 Tue 08:38:12
所要時間:約 5 分で読めます
「大きいお友達/大きなお友達」(以下「大きいお友達」と表記)とは、児童・少年・少女向けのアニメ・漫画・特撮ヒーロー番組などのファンである高年齢層を指す。
当事者自らがこの言葉を使う場合は、自嘲・自虐的なニュアンスを含むことが多い。
ちなみに、本来の客層である児童・少年・少女のことは逆に「小さいお友達/小さなお友達」(以下「小さいお友達」と表記)と呼ぶ。
通称「大友」。
マリオシリーズや
ディズニー作品、
スタジオジブリ作品のように子供のファンも多いが広く高年齢層にも普及したコンテンツについては「大きなお友達」と呼ばれないことが多い。
一口に大きなお友達といっても、主に2パターンに分かれている。
①子供の頃は興味がなかったが、大人になってからファンになった例
例えば女児向け作品の男性ファン及び男児向け作品の女性ファン、子供や親戚の影響でハマってしまったなど。
②子供の頃から好きだったコンテンツやよく似たジャンルのコンテンツに対し継続して、あるいは一時的に失っていた興味を取り戻した例
例えば特撮、ホビーアニメなど。
①は後述する原義に近いといえる。
また、例えばニチアサと呼ばれる時間帯で女児向けアニメの
プリキュアシリーズと男児向け特撮の
スーパーヒーロータイムを続けて見るファンなど、両方を兼ね備えた人も少なくないだろう。
「大きいお友達」は遊園地などでの特撮ショーやアニメショー(着ぐるみショー)、アニメ映画の初回の舞台挨拶、テレビアニメなどの声優さんが参加するファン感謝イベント、子供向けアニメ原作のミュージカルなど、子供向けのイベント、催しなどに「小さいお友達」に混じって参加する。
「大きいお友達」はこういった場面では後ろの席で大人しくしていることが多いとされているが、人が多いと異様な雰囲気を出すし、中には子供たちを押し退けて前に行く大人気ない人や、強引な行動を取り「小さいお友達」を泣かせる人もいる。
そのため、子供の親やその他一般の人達からの印象はあまり良くない。
また、女児向け作品に対する男性ファンの場合ロリコン・小児性愛者扱いされる事も多く、少なからず蔑視・偏見の対象とされている。
そういったこともあってか、近年は予め「大きいお友達」対策がとられることがある。
例えば
オシャレ魔女ラブandベリーではリカちゃん人形風味の写実的なデザインを取り入れたキャラデザで、大きいお友達のストライクゾーンから外れるようなバランスに仕上げている。
なおラブ&ベリーは少女漫画的なデザインであるので女性には受けは悪くなかった。
また大友人気が高かった
しゅごキャラ!では
イベント参加は小学生とその保護者のみと限定した。
ホビーアニメないしそのホビーのイベントなども小学生以下を対象としたイベントは多い。
トランスフォーマーはこれらとはまた違った、技術的側面からの「大きいお友達」対策が必要となった事例である。
このシリーズの主力玩具は変形
ロボットであり、技術の進歩によって変形前後のプロポーションや可動が充実していったのであるが、それと引き換えに玩具の構造が複雑化の一途をたどり、遊びやすさや耐久性の面から「小さいお友達」の手に余るようになってしまった。
この問題は、名作玩具の宝庫と名高い「
トランスフォーマー カーロボット」の時期に深刻化のピークに達していた。
タカラ(当時)はこの問題に対する抜本的対策として、「小さいお友達向けシリーズと大きいお友達向けシリーズへの二極化」を実行、「
超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説」以降のテレビシリーズの玩具を、変形させやすさや丈夫さを重視した「小さいお友達」向けシリーズにした一方で、複雑化を突き詰めた「大きいお友達」向けとして「トランスフォーマー バイナルテック」等の玩具シリーズを並行して進めるといった形で、両者の棲み分けを図った。
「
変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」のように子供向けのニュアンスがありながら大人ファンの人気が出たシリーズがある一方、対象年齢15歳以上の高年齢向け商品である「ジェネレーションズ」のアイテムが児童向け雑誌で宣伝される、なんてこともあるが。
元々「大きいお友達」は、
美少女戦士セーラームーンのイベントに来ていたマナーの悪いオタクを声優の
久川綾が皮肉ったのが始まりと言われており、同作品のヒットにより一気に増えた。
が、2000年代から所謂「萌えアニメ」が登場し、増大した現在では「大きいお友達」と言われる人は減っているようである。
と思いきや逆にSNSなどの普及でコミュニティができ、オタクであること、大きいお友達であることに抵抗を持たない層が増加している。
後述するが企業なども金づる大きいお友達を歓迎することが増えてきている。
大きなお友達の明日はどっちだ!?
最近では、製作側が少子化で子供向け商品の需要が縮小してキャラクター商品の展開に困り、お金があり、時として「
大人買い」を行うことのできる「大きいお友達」も取り込もうとする流れが大きくなりつつある。
あるいは、子供を媒体としてその親世代をも取り込むというマーケティング戦略もある。
例えばプリキュアシリーズは、少なくとも
初代においては、女児の他に20~30代男性もDVDの購買ターゲットとして定められていたようだ。
バリバリの肉弾アニメだからという見方もできるが。
ただし劇場版のミラクルライトは子供は無料なのに大きいお友達は購入しなければならない。
差別だ!
などと思っていると、深夜限定でプリキュアオールスターズ全上映のイベントがあったりした。
こういう需要があることを見越してか、映画公開初日から「レイトショー」を実施する映画館もある。
なお現在は、パターン②の大きいお友達(子供時代に作品を見ていた成人ファン)に向けた商業展開を行っている作品も多い。
特撮界隈では、従来の児童向けと並行して、サイズや再現度を高めた分相応に値が張る大人向け玩具を、リアルタイム世代が成人した過去作のみならず放映中の作品からも発売する等、最早低年齢層に並ぶ明確なターゲットとされている。
プリキュアシリーズも、15周年や20周年を迎えて以降は、小規模ではあるが同様に大人向け玩具の展開も行うようになった。
プリキュアやセーラームーン、
魔法少女モノなど女性がメインターゲットの作品の場合、大人向けグッズとしては玩具が発売されることもあるが、変身アイテムを模した化粧品などが商品展開されるケースも多い。
追記・修正は大きいお友達がお願いします。
- 大きいお友達なら私高3の時やりましたよ! -- ys (2013-09-12 22:09:09)
- 作品自体が大友に媚びるとかそういう事はしないで欲しい -- 名無しさん (2014-01-16 08:59:10)
- 外国にもブロニーとかみたいな大きなお友達がたくさんいる
日本みたいに専用掲示板で隔離されてたりする程度には猛威を振るってるみたいよ -- 名無しさん (2014-01-16 09:17:44)
- まぁ大人もハマる程の魅力があるって事さ。 -- 名無しさん (2014-03-10 23:42:47)
- おまえら -- 名無しさん (2014-05-01 22:02:57)
- デジモンファンは「成熟期」でしょうか。 -- 名無しさん (2014-05-01 22:14:00)
- (心は)小さいお友達だな、そりゃ。まあ自分で作れはさすがに言い過ぎにしても、単なる周囲を省みない痛いオタクはちょっとね… -- 名無しさん (2014-07-16 12:16:51)
- お前らを定義する上ではオタクよりこっちのほうが的を射ていると思う。オタクって言えるほど深い知識やこだわりなんか別に持ってないだろ -- 名無しさん (2014-09-05 01:31:09)
- チャットでアニメトークで盛り上がってたら自分以外全員小中学生だった件 -- 名無しさん (2014-12-02 22:52:43)
- ↑×2ちょっと長めのコメを書いただけで「長文書くなカス」と言われるところじゃ、そんなのしか集まらなくて当然。 -- 名無しさん (2014-12-24 18:18:06)
- 年数が経過して大きなお友達になる、というのもあるよね。例えば私は未だにポケモンが大好きな大人だが最初にポケモンをやったのは5歳の時だ。好きという気持ちを何年も持続させ続けてきた結果、大きなお友達になる場合もある。 -- 名無しさん (2015-01-18 02:05:07)
- ポケモンは公式で大友向けのセリフとかも多いんだよな・・・最近ちょっとやりすぎとも思う -- 名無しさん (2015-02-13 16:40:38)
- プリキュアの入場おもちゃがもらえないから差別ってさすがに気持ち悪い -- 名無しさん (2016-04-30 22:13:10)
- 作品が大友に媚びるのは確かに嫌だが、ファン層に住み分けを図ろうとする試みは中々いいと思うわ。トランスフォーマーの玩具関連然り。最近ではネットムービーの仮面ライダーアマゾンズが割と奮闘中。 -- 名無しさん (2016-04-30 22:19:37)
- いや大きいお友達は別に減っちゃいないだろ、むしろ世間でオタクって言われてる人種の大半が実態はこっちだ -- 名無しさん (2016-10-01 11:01:38)
- トランスフォーマーは80~90年代だと、金プラの耐久性が壊滅的に脆いから「大友殺し」というコレクションの点で問題視されていたみたいだな。 -- 名無しさん (2017-05-23 18:58:59)
- ポケモンも最遊記も魔法陣グルグルもOne-pieceもそうだよね。20年連載してるもん。ゴルゴはもっと連載してるけど -- 名無しさん (2018-03-03 22:59:20)
- ↑ゴルゴファンの子供は流石にいないだろw -- 名無しさん (2018-06-17 18:45:16)
- ↑4歳くらいの時に読んだことがありましてそれ以来… -- 名無しさん (2018-06-17 19:05:54)
- とある場所で見た痛い大友は「プリキュアは大人が見ても恥ずかしくないから堂々と楽しんでいい」「オタクでヒロピン好きならプリキュアを観なきゃおかしい」って放言してた。成人男性なら隠れて楽しむべきだし、女児向けアニメってオタクであっても男相手(子供でも大人でも)なら思いっきり人を選ぶジャンルだろ -- 名無しさん (2018-09-20 13:23:35)
- べつに何を楽しもうが勝手だけど、「どう楽しむか」はちゃんと弁えてほしいですね。対象年齢を大きく逸脱してるコンテンツを楽しむのにわざわざ精神年齢を落とす必要はないわけで -- 名無しさん (2018-09-20 14:31:01)
- 痛い連中なのは確かだが、純粋に商売の邪魔な転売屋なんかと違ってちゃんと金を落とす存在でもあるので、各企業は扱いが難しい所だろうな… -- 名無しさん (2019-02-08 13:21:12)
- タグにイナイレがあるけど、腐女子の大友はそんな悪評聞かないな。他のジャンルではともかく子供向け界隈では男のキモオタより行儀がよいということだろうか -- 名無しさん (2019-05-18 12:19:04)
- ↑暴言はいて子供のDS破壊したみたいな話なかったか…? -- 名無しさん (2019-05-18 17:21:35)
- 大友は女児向けの映画を観に来ないで欲しい 一人でも複数でも 付き添いのパパに見えないあのオーラがやばい 親からすると危険物以外の何者でもない -- 名無しさん (2020-10-10 08:30:13)
- 子供向けのアニメにオタクが批判したり騒いだりするのはなんか…嫌だなあと困惑してしまう。子供の成長や物事の正しい考え方を促すものだと思うし… -- 名無しさん (2021-03-03 17:01:02)
- ↑体ばかりでかくなり、精神が成長できなかったらどうなるかを実演してみせてるんだろ。 -- 名無しさん (2021-03-11 22:59:27)
- エグゼイドとかモルカーとか、稀に大友以外に子供向け作品が大ウケする現象って何と言えばいいのか -- 名無しさん (2021-04-15 01:34:57)
- ツイッターで大友に補足されちゃって、いちいちライダーとかプリキュアを無理矢理関連付けて話しかけられて、しかも私もそれらを観ている前提みたいだからキツイ。ちゃんと精神も大人の大友もいっぱいいることは分かっているけど。 -- 名無しさん (2021-08-26 12:47:36)
- 萌えアニメを好んで見る子供(特に女児)を大きいお友達になぞらえて言うなら、どんな「小さい○○」になるんだろうか? -- 名無しさん (2022-09-08 14:17:20)
- 小さいお前ら(俺ら、私ら)じゃね? -- 名無しさん (2022-09-08 19:42:47)
- ガチで小さい子達に手に掛かるのは絶対やめよう だから余計に変な目で見られちゃうんよ… -- 名無し (2024-05-14 11:04:45)
- ネット上で「これは最早子供番組ではない!大人向け!」って礼賛されてる作品についてスタッフが「これこれこういう時代なので子供にはこういうものがウケるだろうと考えて作りました」みたいなコメントしてたのを見かけた時のなんとも言えない気分 -- 名無しさん (2024-05-14 11:47:06)
- 迷惑行為してるやつらは精神が子供のまま成長したんだろうなと思う。なんか言動が甘やかされて育った我儘な子供みたい。 -- 名無しさん (2025-04-01 07:25:34)
- ↑いわゆる「大きなお友達」に限らず、家庭の事情や教育方針でオモチャやゲームを買ってもらえなかった子供が大人になって散財してしまう・抑制が効かないことは多いからな。もちろん与えすぎて迷惑な大人に成長することあるし、何事もバランスでしょうね。 -- 名無しさん (2025-04-01 08:15:31)
- 大友って略すせいで大野剣友会を大友剣友会に空目するようになった訴訟 -- 名無しさん (2025-04-01 08:38:12)
最終更新:2025年04月01日 08:38