黒田和彦

登録日:2023/07/29 Sat 13:51:40
更新日:2025/04/14 Mon 22:35:37
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黒田和彦とは、仮面ライダー555の登場人物。
演:山本一輝


山手音楽大学に通う大学一年生。ギター専攻。学校にはバイクで通っている。
母親は西洋洗濯舗 菊池の常連で、昔店に共に来た事がある為彼も啓太郎と面識がある。
ギタリストを目指して音大に入ったが、両親には夢を理解されず学校を辞めて家の仕事を手伝えと口煩く言われ続け、反発して家を出て以降は大学の友達の家に泊まり歩いており、連絡も取っていない。
とは言え、両親の事は嫌っておらず、それどころか心配をかけている事は申し訳無さを感じているが、意見の相違がある内はそれは出来ないと思ってもおり、満足できる演奏が出来たら聴いてもらって解って貰おうと考えていた。
夢については「ギターの為なら死んでもいい」とハッキリ言える程本気。

直也に憧れており、山手音楽大学を進学先に選んだのは彼が在籍していたから。
直也曰く「俺と同じ指をしている」との事。ギターの才能は教授も以前より一目おいており、直也のレクチャーを終えたばかりの時点で「昔の海堂に勝るとも劣らない」と太鼓判を押しており、直也と同じかそれ以上の様である。


登校直後に嘗ての同窓生達と揉めていた直也を目撃する。
その後心配した彼の母親に頼まれてやって来た啓太郎に話し掛けられる。同伴していたは最初は「子供じゃないんだからどう生きようが自由」だと言っていたが、夢だと言って啓太郎が共感した途端手のひら返して家に帰れと言い出して啓太郎と内輪揉めをしたのでお流れになった。

翌日、学校で練習している最中、それを耳にした直也が彼を尋ね、指導を受ける事に。曲の解釈が平凡だとダメ出しされた上で「もっとバカになれ」と忠告され、明日も指導してくれるようお願いし、「気が向いたら」と了承される。
再び自分のもとに来た啓太郎と巧に前述の自分の夢に対しての考えを述べた事から今度は本心で彼の方に寄り添った巧が「俺達に出る幕じゃない」と啓太郎を連れて去っていった。
翌日、最後のレクチャーを終え、海堂から「指を大事にしろ」「お前の指は黄金の指だ」と言われ、偶々演奏を耳にした教授からも絶賛された。教授から「君に足りないのは後一つだけだ。それを達成すれば、今の海堂君と同じになれるでしょう」と言われ、その言葉の真の意味を知らず上機嫌となった。

裏で教授が嘗て直也にした事と同じ『才能を潰して惨めに生きる罰』を与えようと彼のバイクに細工しようとしていたが、レクチャーに直也と同伴していて教授が和彦に掛けた言葉に違和感を感じた結花と、教授の罪を彼女から聞いた勇治によって彼は意図せず守られる。
その事を知らず、引き続き満足出来る音楽が出来るようになれるよう研鑽を積んでいた。

そして直也は、己が果たす事が出来なかった『夢』を彼に託す形で『呪い』から解放された。


余談


小説版では彼は少なくとも登場はしていないが、直也は焼肉パーティで巧のギターを聴いて嘗ての自分と同じギターの才能を感じ、巧に自分の夢を託そうとしていた(にべもなく断られた)。


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最終更新:2025年04月14日 22:35