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玖門宗馬/仮面ライダー夢現

登録日:2026/08/11 火曜日 16:22:45
更新日:2026/09/19 Sat 08:28:24新!
所要時間:約 6 分で読めます






『テロリスト』という言葉は好きじゃない。『反政府勢力』と発言を。

我々には美しい母国語がある。母なる言葉を愛しましょう。



玖門(くもん)宗馬(しゅうま)とは、特撮電視機番組『仮面騎手絶津』の劇場映画作品『仮面騎手絶津 さよならの任務』の登場人物である。

演:曽野舜太(牛!乳)


【概要】

弱冠29歳にして国家公安委員長を務める有能な人物であり、公安の組織である怪事課にとっては自分達の長とも言える存在。


【人物像】

日本という国に誇りを持つ愛国心溢れる人物であり、服装も着物風の背広に袴という和の意匠を想起させるものとなっている。
趣味は剣術であり、暇があれば東照宮*1に通って剣術の稽古をする事も多い。

ただ、愛国心が少々行き過ぎた部分もあり、特に外来語に対しては忌避感を持って冒頭の台詞のように訂正を求める事も。
しかもこれは一度や二度ではないらしく、官僚からは「外来語嫌いもいい加減にしていただきたい」と苦言を呈されている。
とはいえ、必要な状況になれば「スパイ」や「ナイトメア」などの外来語を使う事もないわけではない。


【人間関係】

突如として警察庁を爆破し、犯行声明を発表した反政府勢力。
さらには現実世界を白昼夢の世界へと書き換えた犯人でもあり、度重なる犯行により国内不安を煽ったとして指名手配を受ける。
本人も「犯人は俺だ」と公言しているが、その真意とは……?

怪事課の捜査官の一人にして、宗馬の従兄に当たる人物*2
従兄という間柄もあって比較的気安く接しているが、小鷹側からはあくまで仕事上の関係として接されている。
莫の指名手配に対しても懐疑的であり、宗馬の目を盗んで独自の動きを見せている。
背後から肩に手を置く仕草がやけにねっとりしている事から、かつての30分後のあいつを思い浮かべる人もいたとか

  • 富士見鉄也、南雲なすか
怪事課は公安の組織の為、怪事課に所属する2人は宗馬の部下に当たる。
怪事課に対して「有事の際には確たる証拠がなくとも首謀者を逮捕、または射殺しても良い」という特権を与えており、賢政と共に莫を追跡させている。





追記・修正は美しき母国語を用いながらお願いします。



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注意!!

ここから先は映画本編のネタバレが含まれます。















白昼夢を見ていれば、苦しまずに済んだものを……








タグ一覧
CODE被害者の会 M!LK さよならのミッション ひどい動機 やべーやつ エゴイスト エリート カプセム シリアスな笑い ダークライダー チート テロすぎて滅! テロリスト←× 反政府勢力←○ デイドリームゴアナイトメア ナディーの対義語 ネタキャラ 令和ライダー 仮面ライダー 仮面ライダーゼッツ 仮面ライダーゼッツ さよならのミッション 仮面ライダー夢現 公安 劇場版限定ライダー 北村海 同情できない被害者 哀しき悪役? 国家公安委員長 国粋主義 地雷原でタップダンスをする男 外来語アンチ 夢現ドライバー 左右非対称 強すぎて絶! 従兄 復古主義 復讐者 悪役ライダーリンク 愛国者 愛国者←× 排外主義←○ 排外主義 日本語 暴君 曽野舜太 曽野舜太の本気 極右 極右の皮を被ったナニカ 極右思想 歪んだ愛国心 母親の意地に敗れ去った男 没落貴族 独善 玖門宗馬構文 白昼夢 秀逸な項目 美形悪役 間違った選択肢を選び続けた男 黒い東映




現実の前では、夢の力は無力だ……



玖門(くもん)宗馬(しゅうま)とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーゼッツ』の劇場映画作品『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』に登場するキャラクター。
本作の最終標的(ラスボス)に当たる人物である。

演:曽野舜太(M!LK)


【概要(ネタバレあり)】

弱冠29歳にして国家公安委員長を務めるエリートであり、デイドリームカプセムの力で現実を白昼夢の世界に変えた張本人。そして警察庁爆破の真犯人である。


【本性、そしてその凝り固まった思想の末路】

一見すると愛国心溢れるように見えるが、彼が愛しているのは江戸時代以前の日本であり、その根底にあるのはかつて先祖達を人知れず抹殺した外国のエージェント達への復讐心
元々玖門家は代々江戸幕府に仕える参謀の一族であったが、黒船来航の際に開国反対の立場を取った為に外国のエージェント達に人知れず暗殺されており、それ以降玖門家そのものも没落してしまう。
その外国のエージェントというのは後に「極秘防衛機関CODE」を設立する前身となった者達であり、それ故に宗馬はCODEを……ひいては開国以後、外国の文化を受け入れ染まり続けた日本そのものに対しても強い憎しみを抱いているという、国粋主義と復古主義を歪んだ形で掛け合わせたような危険思想に凝り固まった男。

CODEの関係者であった莫を陥れる為に警察庁を爆破して国民の不安感を煽る、デイドリームカプセムに封じ込められたデイドリームゴアナイトメアの力で世界を白昼夢の世界に変えるなど、目的の為なら自分の国や国民達に危害を加える事も厭わない、手段を選ばない危険人物である。

そしてそれが見事に祟り、最終的にはねむを危険に晒した事でザ・レディの怒りを買った結果、自身を国会議事堂に爆破テロを仕掛けた犯人に仕立て上げられて*3国民から失望された挙句、憎んでも憎み足りないCODEの全エージェント達が目の前に集結した事で激昂。
完全に冷静さを失い、ナイトメアの軍勢を引き連れて全面戦争を起こし、自身はゼッツ&ノクスのコンビを迎え撃つが、ゼッツのフォームチェンジを駆使したラッシュとミッドナイトシャドウの力に翻弄されて武器を失い、加えて全エージェントの夢の力の結晶である究極フォーム・ゼッツエージェンドリームの顕現により勝機はほぼ消失。

遂には自暴自棄となり、「夢現白日夢斬」で一度は守ろうとした国ごとゼッツを滅ぼそうとするが、夢現の能力である白昼夢の大本たる赤いを粉砕された事で失敗に終わり、最後はゼッツとノクスのWライダーキックにより夢現のライダーシステムを破壊され、完膚なきまで敗北した。
それでもなお悪足掻きをしようとするが、そこへ駆け付けた富士見となすかに押収された夢現ドライバーの設計図を突き付けられ「そんなものは証拠にならない」と突っ撥ねるも、彼らに与えた特権の存在が仇となり逮捕・連行されていった。

実はそれ以外にも作戦自体かなり穴が多く
  • TV本編のLast Caseで莫が新たに立ち上げた「極秘防衛機関ZEZTZ」や、その協力者達の1人であるエイトの存在を把握しておらず、結果ノクスの蘇生を許してしまう
  • 「影響力がある」という理由でねむの生中継を強制終了させたまではいいが、後先考えずに「その場で殺す」という命令を下す
  • 上記の出来事と、最後に自分の夢を叶えてくれた莫に対しての仕打ちに怒り心頭のザ・レディにより、幻影の力で自身が爆破テロの犯人に仕立てられる
……など。
皮肉にも自身の思想から来る傲慢さにまんまと足を掬われた形となり、その結果「愛国者」ではなく「倒されるべき国賊」に成り下がったと言わざるを得ないだろう。


【仮面ライダー夢現(むげん)



私がこの国を目覚めさせる。新時代の救世主として……


デイドリーム!


変身……


ハハハハハハ……!

デイドリームライダー……!

否!我が名は夢現……!!


スーツアクター:北村海

玖門宗馬が夢現ドライバーとデイドリームカプセムを使って変身した姿。
濃紺と紫をベースにしつつ、右半身が銀色のシンプルなデザイン、対して左半身は金と赤の装甲を纏ったアシンメトリーな見た目が特徴で、左目はゼッツのようなツリ目になっているが、逆に右目は眠るように目を瞑っており、寝ているとも起きているともつかない白昼夢のライダーに相応しいものとなっている。
実は『ゼッツ』に登場する仮面ライダー(インヴォークナイトシステム/インヴォークロードシステムも含む)はベルトや一部追加パーツ以外はほぼ左右対称を意識したデザインになっている為、左右で色も形も全く異なるライダーは本作では初となる。

明晰夢の力を操るゼッツ達に対し、こちらは現実と夢の境界を曖昧にするの力を操る。
これによって現実世界でありながら夢の世界のように改変を行う事が可能で、劇中(厳密には莫の予知夢)ではドライバーを消滅させて変身を封じるという禁じ手を披露した場面も。
ただし、この能力はデイドリームゴアナイトメアの力によるところが大きいようで、デュアルメアカプセムを使用した仮面ライダードォーンの手でデイドリームゴアナイトメアが分離された後は改変能力は使用していない。

カタログスペックは現状不明だが、特殊能力を抜きにした単純な戦闘能力自体も極めて高く、ゼッツ カタストロムの拳を片手で受け止めるほどの身体スペックゼッツ イナズマプラズマの速度に対応する程の反応速度を併せ持つという、『ゼッツ』でもトップクラスの高水準。
これによって刀一本だけでドォーンすらもほぼ無傷で退け、ゼッツとノクスのコンビを相手に2vs1の状態ですら終始優勢に立ち回る程の強さを見せつけた。
全体的に“暴”の気が強いゼッツライダーらしいといえばそうかもしれない


◇装備

デイドリームカプセムについてはこちらを参照。

  • 夢現ドライバー
システム音声:山寺宏一

玖門宗馬自身がノクスドライバーの技術を盗んで開発した変身ベルト。
設計図は宗馬が通っていた東照宮に隠されており、後に怪事課が回収した。
形状こそノクスドライバーほぼそのままだが、カラーリングは紺色と2色の金・赤紫色の豪奢な……見ようによっては宗馬の内面が滲み出たかのような悪趣味なものとなっている。
上述のように盗用技術によるものなのか、システムボイスに至ってはノクスドライバーのそれではなく、憎きCODEのインヴォークナイトシステム/インヴォークロードシステムと同系統のものとなっている。

なお、予告編やTVスポットなどで登場したドライバーの設計図を見た視聴者の間では、メートル法ではなく尺貫法*4で書かれていた事から「玖門家に代々伝わる旧式のベルトなのでは?」という考察が一部で囁かれていたが、蓋を開けてみれば設計者がメートル法すら嫌うレベルの筋金入りの外来語アンチだったというオチであった。
ご丁寧に和紙に筆で記されている上、記載されていた内部機構の名称に関しても全て漢字で書かれていたあたり、本当に徹底している。

また、変身時のスナップした指の形は、夢の世界における欠けた赤い月の形を表現している。

  • 日本刀型の武器(正式名称不明)
夢現の唯一の武器たる
ブレイカムゼッツァーなどの他の武器のように各種カプセムとの連動といった特殊な機能や能力は一切無いが、宗馬本人が刀の扱いに長けている事もあり、これ一本でも他のライダーを複数人相手取って圧倒できる。
CODEが作った外来語由来の名称のアイテム類が一切使えないという点も、彼のCODE及び外国語文化嫌いをよく表しているとも言える。

撮影プロップは恐らく仮面ライダードレッドのブラッディーABのリペイントと思われる。


◇必殺技

  • 夢現白日夢斬(むげんはくじつむざん)

この国ごと……消えろ!

夢現ドライバーを回転させて発動。
全身からオーラを放ち、宙に浮かぶ赤い月を地上へと落下させるという滅茶苦茶な技。
白昼夢とはいえ現実に起きている事なので、こんな真似をすればゼッツとノクスどころか日本……ひいては地球規模で甚大な被害が出るのは確実だが、口ぶりから察するに宗馬はそれを承知でこの必殺技を使った様子。
それどころか「この国ごと」と言っているあたり、むしろ日本が大惨事に見舞われる事を承知の上で使用している節がある。

名称的には刀を使った斬撃技を想定していると思われるが、劇中では状況が状況だった為に素手で発動している。
本来使用した際にどうなるかは一切不明だが、ひょっとしたら落下する月を刀で細分化させて広範囲に被害を出すか、刀で斬って空中爆発(エアバースト)させて熱波や衝撃波を発生させる技……なのかもしれない。


【余談】

  • 演じた曽野舜太氏は音楽グループ「M!LK」に所属しており、グループが大ブレイクを果たす以前には同じメンバーの山中柔太朗氏が『仮面ライダーガッチャード』にてズキュンパイアを演じていた。
    その為、撮影にあたって曽野氏が山中氏に現場の雰囲気を聞いたりとアドバイスを求める事もあったという。
    • また、M!LKの代表曲に「好きすぎて滅!」があるが、滅という名前の変身者及び変身するライダーを思い浮かべた方もいた模様。実際に変身するライダーの名前は究極のゲームマスター!神の才能を持つライダーを逆さ読みしたものだが。
      映画の宣伝映像では曽野氏と莫役の今井氏が「好きすぎて滅!」と宣伝するパターンがある*5
      さらにこれをもじって、Case45の提供画面の柱にて「仮面ライダー夢現 強すぎて絶!」なる煽り文が登場した。
    • 因みに莫を演じる今井竜太郎氏はM!LKの大ファンで、現場では曽野氏との交流がとても弾んだとのこと。

  • 項目冒頭のセリフは玖門宗馬という人物を端的に表したセリフであり、そのインパクトの強さや改変のしやすさ、使いやすさなどから特オタを中心に「(横文字)という言葉は好きじゃない。(日本語)と発言を。我々には美しい母国語がある。母なる言葉を愛しましょう」という玖門宗馬構文が一部で流行していた。いつぞやの風林火山おじさんといい、「○○、私の好きな言葉です」といい、またもや語録が流行る事に……
    曽野氏も自身の公式Xにて「映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』…否、『さよならの任務』、お楽しみ頂けてますでしょうか?」とネタにしており、映画公開直後にNHKの日本語に関する番組に出演し明らかにこの構文を意識した発言をした事でも話題になり、他のM!LKのメンバーもこの構文を使用する場面がちらほら確認されている。
    なお、曽野氏本人は英語を流暢に話せるバイリンガルであり、Eテレの『NHK高校講座 ベーシック英語』にもレギュラー出演する程。



追記・修正しないのなら、この国にいらない……


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最終更新:2026年09月19日 08:28

*1 撮影は静岡県の久能山東照宮で行われた。

*2 劇中に登場した家系図によれば小鷹の母が玖門家の出身である。

*3 融合したファントムゴアナイトメアの力による捏造。もっとも、そもそもの元凶は玖門自身であり、実際に警察庁を爆破させた張本人でもある為、満更嘘でもないが。

*4 長さに「尺」「寸」「里」等、質量に「貫」「匁」などを用いる日本古来の計量法。昭和30年代頃の計量法改正で公式の場では使用禁止となった。

*5 ちなみに他には2人でこちらもM!LKのヒット曲にちなんで「イイじゃん!」と言うパターンがある。