登録日:2026/08/12 Wed 07:53:56
更新日:2026/08/15 Sat 11:37:00
所要時間:約 24 分でセルフプロデュースよ!
◆プロフィール
キャッチコピー:創り出せ伝説! 独自の視点で最強を目指す
誕生日:3月10日
身長:159cm
体重:最強の風格
スリーサイズ:B83・W56・H82
靴のサイズ::左右ともに23.0cm
学年:中等部
所属寮:美浦寮
得意なこと:データ整理(表計算ソフト派)、ながら運動
苦手なこと:『こちら側のどこからでも開けられます』
耳のこと:自分の評判は即・キャッチ!
尻尾のこと:尻尾用コロンは自分で調合
家族のこと:昔、妹の小学校デビューをプロデュースした
ヒミツ:①フラッシュ暗算が得意。 / ②資格コレクター。
自己紹介:望みはひとつ――"最強"の称号よ! 人々の記憶に残るウマ娘になりたいの! そのために必要なのは…そう自己演出よ!
◆概要
BNWの活躍に沸いた93年クラシック世代の1頭で、重賞勝利こそ叶わなかったものの、
数多くのレースで2着3着と好成績を残し同時代の「シルバー&ブロンズコレクター」として活躍した競走馬「ロイスアンドロイス」号をモチーフとした
ウマ娘。
サウンズオブアースと共にアニメ3期において先行登場し、あちらからやや遅れて後の2023年12月20日に正式に追加ウマ娘として登場した。
ブラウンカラーの髪を後ろで団子状に纏めたシニヨンヘアーに、薄い紅色のやや釣り目がちな瞳が特徴的。
ビワハヤヒデやイクノディクタスと同じく眼鏡も着用しており、彼女たちとはまた異なるライトグリーンのハーフリムフレーム。
また、史実馬が付けていた紫のメンコもしっかりと反映されており、頭のリボンやサイドバングの毛先に紫が散りばめられている。
その第一印象に違わず、自己研鑽と周囲のウマ娘含めたあらゆるデータ収集に余念がない。
特にライバルとなるウマ娘たちの情報については直近の近況まで調べ上げるなど、
一見すると知的な頭脳派ウマ娘といったイメージを抱かせる。
…が、そんな彼女が信条としているのが
「セルフプロデュース」であり、
周囲に自分という存在を強く印象付けるための"自己演出"を徹底している。
自分を見てくれるファンのために「健気な頑張り屋キャラ」を作って演じることはもちろん、
後述の個別ストーリー
にもあるように他のウマ娘とのキャラ被りはご法度として、
慣れないコンタクトレンズに手を付けることもあるなどとにかく凄まじい。
表の姿だけならともかく、そういった「意識してキャラを演じてる」という内情を知ってしまうと、
突拍子もなくキャラが激変したかと思いきや、途端に素に戻ってキャラ作りの改善のために
ブツブツ呟き始めるなど、
キャラ変化のスイッチの早さとそこから来るギャップが物凄いため、
彼女もまた普通のウマ娘とは到底言い難い個性派の1人といえる。
しかし、そういったぶっ飛び行動、セルフプロデュースの更に奥底にあるのは、
「自分は持たざる者の側である」というシビアなリアリストとしての一面。
彼女も中央トレセン学園に在籍している以上、全ウマ娘という括りから見れば紛れもないエリートの側ではあるのだが、
同時にその中で自分は突出したものを特に持っていない
「よくいる秀才」という自己認識を持っており、
自分よりも更に高みにいる「真の天才たち」のように、ただレースで走るというだけでは、周囲大多数の記憶に残るような存在になどなれはしない。
だからこそ、走り以外の部分――つまりは「セルフプロデュース」という形でロイスアンドロイスというウマ娘の名前を強く印象付け、
やがては後世に長く語り継がれる『最強』のウマ娘となるべく日々の研鑽を積み重ねているのである。
実際、レースの実力こそトップ級の天才たちにこそ劣るかもしれないが、
学園内イベントの進行や各種レースにおける強豪ウマ娘のデータ披露、
更にはプロフィールのヒミツにあるように資格マニアと呼ばれる程に多種多様な技能も取得しており、
あらゆる事柄でマルチな才能を見せつけるなど、単なる自己アピールだけに留まらない才女なことも確かである。
◆アニメ版での活躍
Season3
画像出典:アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』 第12話「キタサンブラック」
(C)Cygames・スタジオKAI・「ウマ娘 プリティーダービーSeason 3」製作委員会
でも、それでも尚、最強と呼ばれるその栄誉を更に高めるべく、
秋シニア三冠と呼ばれるレースを制覇しようとするその姿勢
一目どころか、二目も三目も、もっともっと置く必要がありそうね。
サウンズオブアースと共にチームカノープスの新メンバーとして登場。
姿自体は第1話から見せていたものの、
初登場は非常に中途半端な形にされており(後述)、名前の判明及びセリフが与えられたのは終盤の12話になってようやく。
キタサンブラックの今後のレーススケジュールと引退に関する会見映像を前に、上記のような分析を口にしていた。
◆アプリでの活躍
性能
| バ場 |
芝:A |
ダート:G |
| 距離 |
短距離:G |
マイル:B |
中距離:A |
長距離:E |
| 脚質 |
逃げ:E |
先行:A |
差し:A |
追込:G |
2026年2月14日に☆2「Inspiring Genius」として実装。
アニメ3期の放映も終わって久しい中、ビコーペガサスやツルマルツヨシと同じように、
アニバーサリー直前ラストの低レア枠としてロイスも遂に実装を果たすこととなった。
重賞勝利こそ果たせなかったものの、多くの中距離レースで好走したことを反映してか中距離適性が最高のA
それに次いでマイルの適性もBと高めになっている。
長距離はEと補正をかければギリギリAにできる下地はあるが、残る短距離は最低のGと厳しい。
脚質適性の方は先行と差しがそれぞれ最高のA。
逃げも一応補正可能な範囲内のEではあるが、こちらは完全な趣味の領域だろう。
[Inspiring Genius]
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Inspiring Genius]ロイスアンドロイス」勝負服
| スピード +0% |
スタミナ +0% |
パワー +10% |
根性 +0% |
賢さ +20% |
馬主である株式会社 テンジンの勝負服「黄、青二本輪、赤袖」がベース。
インナーやジャケット、スカートなどが全て異なる配色をしているカラフルな衣装だが、
黄色にオレンジ、青や白などのカラーリングには幼少期からに今に至るまでにロイスが体験してきた様々な事柄と、
それに対する異なる想いが込められたなかなかに深い衣装となっている。
所持スキル
主に先行や中距離で活用できるスキルが揃っている。
史実でGⅠ未勝利に終わったためか、特定の距離やコースを指定するようなスキルも無いため、
プレイヤーの育成方針によってある程度自由に幅が効くのも特徴だろうか。
| 覚醒レベル |
スキル名 |
効果 |
| 初期スキル |
巧みなステップ |
左右に移動するとき加速力がわずかに上がる<作戦・先行> |
| 探求心 |
スピードが十二分に高いとスピードがわずかに上がる、賢さも十二分ならスピードが少し上がる<先行・中距離> |
| 余勢を駆って |
上り坂で速度がわずかに上がる<作戦・先行> |
| Lv2 |
中距離直線○ |
直線で速度がわずかに上がる<中距離> |
| Lv3 |
技巧派 |
左右に移動するとき加速力が少し上がる<作戦・先行> |
| ┗進化スキル |
巧みなるファントム |
レース後半のコーナーで左右に移動するとき加速力が少し上がりわずかに前に出る<先行・中距離> |
| Lv4 |
中距離コーナー○ |
コーナーで速度がわずかに上がる<中距離> |
| Lv5 |
大車輪 |
上り坂で速度が上がる<作戦・先行> |
| ┗進化スキル |
認知度、急上昇! |
上り坂で速度がすごく上がる<作戦・先行> |
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Inspiring Genius]ロイスアンドロイス」固有スキル発動
固有スキルは「アピール宣言!」(☆2)→「絶対最強☆アピール宣言!」(☆3以降)。
効果は「レース中盤に前方で競り合うと少しの間速度が上がる」→「レース中盤に前方で競り合うと少しの間速度が上がる。さらに追い比べをしているとその後少しの間わずかに前に出る」というもの。
効果量少なめだが、前方での競り合いに応じて中盤での速度アップというシンプルな固有スキルであり、
星3の勝負服解禁以降にはこれに追い比べを条件とした前に出る=即時速度上昇効果も上乗せされて強力になる。
上記の台詞を見てもわかるように、勝利時においても周囲に対するアピール=セルフプロデュースを欠かさない姿勢もポイントである。
固有二つ名は「
最強の自己演出家」。
取得条件は「青葉賞、日本ダービーを勝利し、ファン数が480000人以上になる」。
指定レースについてはキャラ固有目標型シナリオの場合、共に目標に含まれているものの、
日本ダービーの方はライバル補正を激烈に盛られた
ウイニングチケットが立ちはだかるため、一筋縄ではいかない。
(詳しくは後述)
ファン数の方についてもロイスが王道の中距離型のため、出走レースについては問題ないものの、
480000人という数値は相応にハードルが高いため、ある程度追加の任意出走も必要となるだろう。
サポートカード
2023年12月20日、アニメ3期での正式発表に連動する形で共通のRと共にSR【『最強』は作れる!】が実装されている。
SR【『最強』は作れる!】
得意練習はパワー。
完凸で友情ボーナス+30%やパワーボーナス+1などが付くがその他の魅力に乏しく、
SRサポカらしい相応の性能に留まっている1枚。
寧ろ注目すべきはサポカイベントの方で、1年以上先まで待たされる育成実装よりも遥か前から
ウマ娘ロイスアンドロイスのぶっ飛びっぷりを如何なく発揮しているので必見。
個別ストーリー
たくさんの拍手が、私たちの始まりを祝福してくれた。
だから私は心を決めた。――貴方と、"最強"を目指すわ!
…コントのようなやり取りで始まる個別ストーリー。
トレーナーがそのウマ娘――ロイスアンドロイスのことを知ったのはURAのとあるイベント。
共にイベントスタッフとして精を出していた際に唐突に名前を呼ばれたことがきっかけ。
一般参加者には名だたるウマ娘の近況まで含めた事細かなプロフィールを詳しく解説し、
ライブの体験イベントではまるで本番さながらのパフォーマンスを披露して会場を盛り上げる。
マルチに活躍してみせたロイスに対してイベント参加者からの評価も上々で、
新人の身であるトレーナーにとっても強く印象に刻まれるものであった。
後日、中山レース場に足を運んだ際にトレーナーはその件のロイスアンドロイスとばったり再会。
エントランス前で自分のことを覚えてくれていたイベント参加者に対してもやはり愛嬌たっぷりに対応。
レース観戦の方が主目的だったが、周りに劣る自分は合間を縫って少しでもトレーニングを多く重ねていると語る姿は実に立派なものだ。
そんな姿にトレーナーも同じく立派だと思いつつも、同時に頭にふとした違和感が浮かぶ。
目の前の会話を見るに観戦の合間の咄嗟の思い付きで、というようなニュアンスを感じ取れたものの、
それにしてはトレーニング道具一式を持ち込んでいるのはあまりにも準備が良すぎる。
であるなら、最初からレース観戦と同時にトレーニングも予定に組み込まれていたのではと。
まして、中山レース場はトレセン学園から電車を乗り継いで辿り着けるそれなりに遠方の地でもある。
気になったトレーナーはロイスの背を追い、その理由を直接聞いてみようと試みるのだが、
『レース上でもトレーニング! なんて頑張り屋なんだ! 応援するよ、ロイスちゃん!』
『ロイスちゃんは俺が支えた』――ふふ、そう言わせてあ・げ・る!
なんとしても、デビュー前に熱心なファンを獲得するわよ!
その直前に彼女自身の呟きが聞こえてきたことによって疑問が氷解。
つまるところ全ては彼女がファンに対して意図して演じた姿であったということ。
気づかれた瞬間にテヘッ♪ と笑ってあっという間にその場を去っていたこと含め、
トレーナーの中でロイスに対する印象が「発想が斜め上のちょっと変わった子」というものに切り替わることに。
それから更に数日後、トレーナーは次回の選抜レース出走メンバーにロイスの名前が登録されているのを発見。
もしかしたらそれに向けたトレーニング風景を見れるかもしれないとコース場へと足を運んでいた。
で、その目的の相手であるロイスはレース場のサイドで自ら名乗り出て来たのだが、
どういうわけか普段のトレードマークの一つであるメガネを着用しておらず、今日はコンタクトレンズなのだそう。
何故に? というトレーナーの疑問も他所に、ここでもロイスは持ち前の豊富な知識を披露。
当日レースのライバルとなり得る注目株のナリタタイシン、ウイニングチケット、ビワハヤヒデに関する詳細なデータ解説は、
その場にいた自分以外のトレーナーたちも舌を巻くほどのものだった。
そして解説もそこそこにロイス自身も坂路トレーニングを開始。
ところが、先ほどまでの自信はどこへやら、一向にペースが上がらないどころか脚が鈍っているようにすら見える。
挙句、突然目に涙を浮かべて悲鳴を上げながらコースを飛び出し地下バ道へ消え去ってしまうではないか。
もしかしてトレーニング中に予期せぬケガでも負ってしまったのかと、
トレーナーは心配の余りすぐさまロイスの姿を追っていく。
…その件のロイスは、慣れないコンタクトに視界が定まらずに悶絶している真っ最中だった。
1時間は保つと思っていたが予想外に限界が早かったようで、それで思わずトレーニングを中断してしまったそう。
トレーナーはとりあえずケガではないことに安堵しつつも、何で急に慣れないコンタクトなどしたのかと至極真っ当な疑問をぶつけていたのだが、
だって……ハヤヒデさんも私も、『眼鏡の才人』でしょう。
真顔で力説するロイスの語った答えはまさかの「キャラ被り」である。
選抜レースに同じく出走予定だったビワハヤヒデも確かに目に眼鏡を着用しており、ロイスと同じ理論派なことでも有名である。
表向きの属性だけ搔い摘めば確かに似てるといえば似てるのだが…それでわざわざ慣れないコンタクトに変える必要があるのかと。
記憶に残れなきゃ……私は、スカウト検討の土俵にも上がれない。
だから、セルフプロデュースを徹底していたのに……!
だが、そんなトレーナーの更なる疑問に答えるかのようにロイスが続けさまに語り始めたのが彼女の根底にあるセルフプロデュースについて。
記憶に残るウマ娘というのはただレースで勝利するのみならず、各々が個性的なキャラを持っていることが多い。
それはインフルエンサーやウマチューバーなどで名が知られているウマ娘たちを見てもわかること。
高度な情報化社会、インターネットやSNSを通じての交流が当たり前と化している中、
顔や名前を覚えてもらうにはまず自身のことを強く印象付けることが必要不可欠であり、
そのために必要なこととして、ロイスアンドロイスというウマ娘は自身のセルフプロデュースに熱を注いでいるのだということ。
その一環なのだろうか、その後レース場に戻ったロイスはトレーナー陣の前で自身の追い切り非公開を宣言。
トレーニングを通じた事前評価を捨て、全ては本番の選抜レースの結果で判断して欲しいと言い切っていた。
…しかし迎えた選抜レース本番。
ロイスは中盤までは好走していたものの、終盤にライバルたちに突き放されて4着という結果に終わっていた。
順当に上位に付けた注目株であるハヤヒデ、チケット、タイシンたちにはトレーナー陣のスカウトが殺到するのと対称的に、
事前の追い切り非公開宣言が裏目に出たこともあって、ロイスに対する視線は冷ややかなものになってしまっていた。
トレーナーは一言も言葉を発することなくその場を去っていくロイスをまた追いかける形になり、
地下バ道で1人佇んでいるロイスに今回の一連の行動の意味について再び問いかける。
それに対してロイスは真剣な面持ちで、「本番の走りで評価して欲しかったからだ」と答える。
事前の追い切り、つまりはトレーニングの時点でトレーナー陣の注目は今回のレースの上位陣である3人に向かっていたのは明白。
それを覆して自身に注目を向けるにはまた別のインパクトが必要だと考えた上での行動だったとのこと。
しかし、続けて自嘲するように、結局はレースでの活躍というウマ娘としての本分をこなせてこそでもあり甘くはなかったと漏らす。
が、自分でもそれがわかっているならと、トレーナーが呟いた当然の問いかけを遮るロイスの視線は鋭い。
こうやって対面しているのも、自身のセルフプロデュースが印象に残っていたからこそで、
単に真面目にトレーニングして普通に走っただけで同じ結果になってたらわざわざ自分のことを追いかけてきたりなんてしてないだろう?
…そういったロイスの指摘の数々はトレーナーにとっても的を射ていたために言葉に詰まってしまっていた。
今回裏目に出てしまったのも事実ではあるが、それでもロイスアンドロイスというウマ娘にとって、
トレーナーたちに自身を印象付けるためのセルフプロデュースの数々は、全てが大真面目で本気なのだと。
……ふふっ、正直ね。空回る私を心配して、声をかけてくれたのでしょう。
しかし、ヒリつき始めた空気を和らげるように、打って変わって穏やかな笑みを浮かべるロイスが更に語り始めたのが自身の過去と夢について。
勉強もレースも優秀にこなせていた幼い頃の自分は、両親から天才と誉めそやされる存在だった。
その上で幼い頃にテレビの特集で耳にした『最強のウマ娘』に――
引退して長き月日が経とうとも色褪せることなく後世に語り継がれるようなウマ娘なりたいという夢を抱くようになった。
そんな自身の世界が打ち砕かれたのが、同じ幼少期のあるちびっこレースで出会った1人のウマ娘。
自分なんかとは比べ物にならないくらいに圧倒的な実力で先頭を駆けるその姿を目にした瞬間、
賢いウマ娘であったロイスはすぐさま、「彼女のような存在こそが真に天才と呼ばれるウマ娘なのだ」と理解"してしまった"。
長き月日を経てこうして中央トレセン学園の一員となった今でも、あの日をきっかけに刻まれた「現実」は消えることはない。
自分は決して本当の意味での天才などではなく、自分程度の才能を持ったウマ娘などいくらでもいるのだということ。
その中でGⅠという栄光を複数掴み、最強と呼ばれ、後世に語り継がれるようなウマ娘は更に一握り…
つまりはあの日自分が目にしたあのウマ娘のような「真の天才」が果たして何人現れ得るというのか。
だが例えそうだとしても、地力が足りない、天才ではないという現実を認識したとしても、
嘗て自分が抱いた夢――『最強のウマ娘』になりたいという一点だけはどうしても譲れなかったのだ。
ふふ、スカウトは躊躇われるわよね。茨の道確定だもの。
でも……ハヤヒデさんたちでなく、私を気にかけてくれたのだから。
少しだけ……期待、させてもらっても。いいのかしら……?
全てを曝け出した果てに、弱々しく呟かれたロイスの言葉に、トレーナーは何を思ったのか。
そんなやり取りがあってからまた更に別の日。
トレーナーはロイスに誘われてある中山レース場へとやってきていた。
何せ今日開かれるのは皐月賞、トレセン学園のウマ娘ならその大半が目標とするクラシック三冠の第1戦である。
その栄光の1冠目を見事手にしてみせたのが、デビューから全戦全勝、無敗のまま突き進んできた期待の注目株たるトウカイテイオー。
多人数の大外枠という展開の不利も何のその、頭抜けた走りで他を置いてけぼりにしてみせたその実力は正に天才と呼ぶに相応しい。
テイオーさんのようなウマ娘を、真の天才と言うのよね。
その流れの中で唐突に判明する事実。
ロイスが語っていた嘗て目にした真の天才、それこそが今目の前で華々しく勝利を飾ったトウカイテイオーなのだという。
周囲の観客たちはあの日の自分と同じ、新たなスターであるテイオーに対する熱に溢れている。
ロイスはその飛び交う言葉の一つを拾い、更に語り始める。
ここまで無敗のテイオーは嘗ての皇帝
シンボリルドルフにも匹敵する最強なのではないかという評。
時代によって様々なトップ級のウマ娘たちが最強という称号を以て称えられてきた。
しかし、一口に最強といってもその在り方は様々で、それぞれの時代のウマ娘たちが違った最強の形を示していた。
それは自分の根ざす夢に通ずるものでもあり、決して天才ではない自分が目指す先にもそういった自分に相応しい最強がある筈なのだと。
それなら……私に相応しい"最強"だって、あるはずでしょう?
そして、ただ強いだけでは、語り継がれる存在に離れない。
"最強"とは――戦績と心を掴む『ドラマ』を備えてこそよ。
私には、それほどの才能はない。でもね……ドラマなら、私の脳髄で作り出せるわ!
戦績で劣るなら、その分、ドラマで引きつければいい!
ファンに私を覚えてもらうためなら、何だってやってやる!
後世まで語り継がれるようなウマ娘に、なりたいじゃない!
高らかに語るロイスのその姿に、トレーナーも惹き込まれると同時に納得がいく。
ウマ娘の、いやその枠すら飛び越えて語られたそれは、生き物としてはある種原始的な欲求にも等しいのかもしれない。
大抵の人間は「現実」と折り合いをつけて身の程を弁え、それなりに収まろうとするが、
誰しもが心の底ではその他大勢で終わりたくない、自分という存在を広く認めさせたいと思うものなのだと。
ロイスアンドロイスというウマ娘は、トウカイテイオーのような「走るだけで後世に語られるドラマを生み出せるような天才」とは、
また違った形でそれを実践してやろうとなりふり構わず全力で直向きなウマ娘なのだと。
そんな彼女のことを全力で支えたいと願うトレーナーに既に迷いはなかった。
真に才あるウマ娘と栄光を掴む道ではなく、才は無くとも名を残すため、最強を目指すために足掻くウマ娘と共に歩む道を選ぶことを決意していた。
はい……私でよろしければ。どうぞよろしくお願いします……!
熱意は買うけれど……普通ね。台詞のバリエーションも乏しい。
…直後に盛大に溜息を吐かれるわ、周囲のギャラリーの注目を浴びるためにスカウトの一幕をやり直すハメになるわ、
その上で更にダメ出しを食らうとは、色々締まらない空気感にもなっていたが、それでもトレーナーは本気である。
ただレースに勝つだけではない、後世に語られる自身の最強を目指すためのセルフプロデュースに全力なウマ娘、
ロイスアンドロイスと共に歩むとはこういうことなのだと――。
育成シナリオ
人々に語り継がれるような『最強』のウマ娘になるという目標に向かって、
ただレースで勝つだけでなく、ありとあらゆるセルフプロデュースに全力なロイスと共に邁進していく育成シナリオ。
ジュニア級でのファン集めに始まり、青葉賞、日本ダービー、大阪杯、オールカマー等々、中距離レースが中心の構成。
唯一適性外となる菊花賞は目標が出走のみになっているため、シナリオを進めるだけなら気にしなくても問題ない。
ドラマチックな演出、ライバルとの青春、ありとあらゆる方法を模索しプロデュースの糧にするため試行錯誤を繰り返すも、
やがてロイスアンドロイスというウマ娘自身の「核」がわからないという根幹的な悩みにぶつかってしまうことになる。
そんな悩みの果て、ロイスは自身が本当に望む『最強』とその更に奥にある根が何だったのかということを知っていくこととなる。
特殊実況は天皇賞(秋)で勝利すると発生。
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+
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特殊実況 ※ネタバレ注意 |
感動のドラマ、強烈な個性でファンの心を掴み
"最強"のウマ娘としての蹄跡を刻みました!
ロイスアンドロイスです!
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◆関連キャラクター
かの皇帝シンボリルドルフに強い憧れを持つ、自身も抜群の才能を秘めた帝王。
上述したように幼少期のロイスが目にした自分なんかとは格が違う「真の天才」の象徴。
ある意味で今日に至るロイスの在り方を決定づけた最大のキーパーソンと呼べなくもない。
育成シナリオ終盤においてはテイオーと対面の上でそんな自分の過去からの胸の内を明かすことになり、
それを全て受け止めた上でテイオーは「中身なんかどうだろうと、なりたい自分を目指して堂々と進めばいい」と返していた。
史実では2世代上で、ロイスが活躍し始めた頃にテイオーが引退となったため対戦経験などはなし。
同期における強豪ライバルたるBNW。
対戦相手となるウマ娘の研究にも余念がないロイスにとっては、当初から強い注目を向けていたウマ娘たち。
クラシック期における彼女たちの切磋琢磨し合い高め合っていく姿は正に青春そのもので、
ロイスもまたそういった要素を自身のセルフプロデュースに積極的に取り入れようとしていたが、
やがて時が流れシニア期に入り、三者それぞれが内に抱えていた葛藤と微妙にズレ始めた道の違いを目の当たりにしたことが、
ロイスの中でまた大きな認識の変化を生むきっかけとなる。
史実ではウマ娘内と同じく93年クラシック世代の同期たち。
ロイスと同じ誕生日のハヤヒデとは菊花賞やオールカマーで対戦経験がある。
アニメ時空では同じチームカノープスのメンバーたち。
アニメ内ではロイス自身の出番が極僅かだったこともあり、明確な絡みはあまり見られず。
強いて言えば同じくアニメ3期が初出のアースとは同行シーンがやや多めか。
アースがやたら慈愛に満ちた眼差しを向けていた事から後述の正体予想議論では「史実におけるサウンズオブアース号の縁者なのでは」という予想もあったが、蓋を開けてみればあの態度は単にアースの平常運転であった、なんて話も……
アプリ時空ではカノープスという概念こそ存在しないが、ホームトーク画面や育成シナリオ内などで積極的に関わりがある。
セルフプロデュースという名目で時にトンチキなことをやり始めるロイスに乗っかることも多く、
その度に常識人枠のネイチャがツッコミに回るのが一種のお約束。
しかし、シリアス方面で見た場合、ロイスとネイチャは同じ天才=テイオーに憧れる者同士であり、
シナリオ終盤においてはその一点で対抗心を燃やしてきたりも。
史実ではアースを除いて比較的世代が近く、ネイチャやマチタンとは天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念等で対戦経験がある。
逆にアースとは世代が離れているが、同じ牧場生まれの共通項や、「重賞未勝利のシルバーコレクター」という共通性がある。
ダート界における悪戯大好き噛みつき魔王。寮におけるロイスのルームメイト。
ウインディ側のプロフィールで「ルームメイトがいないと寝付けない」と存在自体は示唆されていたものの、
ロイスがルームメイトと判明するまでかなりの時間を要していた。
ウインディのやんちゃないたずらムーブもロイスにとっては一挙手一投足に至るまで観察対象であり、
彼女の言動を褒めちぎった上に大真面目に改善案まで提示してくるなどここでも平常運転。
ウインディにとっては自分に全く恐れを抱かないためタジタジになってしまうことも。
一応アニバーサリー前のバレンタイン後実装という関係性はあるが。
史実では世代も路線も大きく異なり、その他の共通性にも乏しいためルームメイトとして史実的に謎な噛み合わせ組み合わせの一室と認識されている。
一応、血統を遡るとボールドルーラーの血筋といった繋がりはあるが。
◆余談
上記のようにウマ娘としての初登場はアニメ第3期なのだが、当時その初登場の仕方で話題を呼んでいた。
画像出典:アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』 第1話「憧れた景色」
(C)Cygames・スタジオKAI・「ウマ娘 プリティーダービーSeason 3」製作委員会
このように、チームカノープスの一員と思われる形で、名前の最後の1文字だけ映っているという前例のない登場の仕方をしており、
「あのウマ娘は一体何者なのか?」ということで、視聴者たちの興味を一気に惹き込むことに。
もっとも、
- チームカノープス所属=おそらくG1未勝利の競走馬
- 右耳に紫のイヤーカバー=紫色のメンコを着用していた牡馬
- 名前の最後の1文字が「ス」というヒント
という情報と、さらにロイスアンドロイスは93世代であることからアニメ2期の頃からカノープス関連でよく話題になっていた馬だったのもあって、有識者間ではこの時点でもうこのウマ娘はほぼ間違いなくロイスアンドロイスだろうという予測が立てられていた。おちおち匂わせもできやしない。
そしてアニメ3期の時系列ではロイスの活躍していた年代と大きく離れていたという事情もあり、全体の出番は本当に極々僅かに留まっていたものの、
後にアプリ内で登場したセルフプロデュースに熱心なぶっ飛び面白キャラな一面が判明した後は、「アニメでの匂わせ描写の数々もロイスのセルフプロデュースの一環だったのかも」なんて言われるようにもなった。
なお、アプリのホームボイスで自分の尖った愛称を考えていた候補の中に「『ス』ちゃん」が含まれており、その推測が正解であることを匂わせている。
個別シナリオの題名は英ロールスロイス社の製造した車種名から取られている。
これは実馬を当初「ロールスロイス」と登録したかったが、商品名と同じ馬名が禁止されていたこともあり苦肉の策として「ロイスアンドロイス」と命名したと言うエピソードに由来する。
wiki篭りの皆さんの更なる追記・修正というプロデュースをお願いするわ!
この項目が面白かったなら……\ロイス☆アピールチャンス!/
- うおおあとは現在まででキセキだけ! -- 名無しさん (2026-08-12 09:28:08)
- ぱかちゅーぶのゲーム回も中々に濃い存在感を出していた。一度見てみるべし -- 名無しさん (2026-08-12 20:32:39)
- 「ス」の一文字とイヤーカバーだけで速攻で特定されてたの凄かったわ…競馬に疎い民は「スさん」と呼んでいたような -- 名無しさん (2026-08-13 11:47:26)
- イクノとメガネキャラで被ってそうに見えて、ボケの方向性が違うので全然キャラが立ってるお人 -- 名無しさん (2026-08-14 10:37:24)
- 元ネタの馬の話になるが、ロールスロイスが駄目だったからロイスアンドロイスにしたって、表向きはロイスってなんのことにされてるんだろ?(ジャスタウェイ→その道、みたいな) -- 名無しさん (2026-08-14 22:49:07)
- ゴリラアンドゴリラ -- 名無しさん (2026-08-14 23:31:44)
最終更新:2026年08月15日 11:37