登録日:2023/08/03 Thu 21:59:36
更新日:2024/01/09 Tue 20:04:20
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河野正哉は最強の格闘漫画
タフシリーズの登場キャラクター。
アイアン木場の遺志によって開催された最強の格闘大会TDKの出場者の一人である。
概要
アイアン木場の弟子であるプロレスラー。亡き師からの直々の指名によりプロレス界を代表して参戦した。
プロレス界の中でもかなりの人気プロレスラーで、TDKを見にきた観客の中にファンも多くいる。
圧倒的パワーで全てをなぎ倒すその姿から"弾丸特急"の肩書きを持つ。更にノールールでの戦いかたも熟知しているため、
アイアン木場のようにプロレスラーのタフさとノールールの戦法を併せた厄介な相手となる。130kgの肉の塊を身につけながらも30分間戦い続ける持久力ももちろん標準装備。
普段はざんばらのロン毛がトレードマークだがTDKでは自分で髪を切って登場した。
ステーキ事件
あるプロモーターに呼ばれて大量の高級
ステーキをご馳走になった河野とヨッちゃんの二人。どうやら
プロレスの試合について交渉を持ちかけられたらしい。
河野はグッチャグッチャと黙ってステーキを頬張り、ヨッちゃんはステーキをたらふく食ってから役者として戦う"仕事"の話を断って河野に「ガチンコでやってるやつらに劣等感ってない?」と訊く。
すると河野はグッチャグッチャしたままフォークをヨッちゃん自慢のヘビー級チンポに突き立てるが、ヨッちゃんの返答はフォークを握りつぶして「いつか闘ろうぜ」だった。それ以来二人には因縁があったはずなのだが………。
活躍
TDKにエントリーされ参加選手が公開された際に名前が公開された。このときにはまだイメージ像しか出ておらず、本格的な登場はTDKが始まってから。
第一回戦直前に長髪をセルフ・カットして気合いを入れて登場。対戦相手のヨッちゃんと向き合い、かつて
プロレスや格闘技について対立し、一触即発の状態だった因縁の“
ステーキ事件”のことを持ち出す。
だが当のヨッちゃんは“
ステーキ事件”をほぼ覚えておらず3秒で倒すというKO宣言をする始末。
怒り心頭の河野は試合開始直後にハイキックを撃ち込みヨッちゃんを秒殺して勝利した。
これも“追記・修正”だろ?
というのは気のせいで、脚を掴んでプロレス技のドラゴン・スクリューを使おうとするヨッちゃんを膝で潰してタコ殴りにする。
その後もあえて逆エビ反りやドロップ・キックなどプロレス技を使ってくるヨッちゃんを無視してガチンコで攻めて腕十字を決める。
「プロレス技が真剣勝負で通用するわけねーだろがっ」とプロレスを否定し「プロレスラーなら客を楽しませろ」とヨッちゃんから言われても
「うるせーっ勝ちゃあいいんだよっ」と叫ぶ。
抵抗されてもなお130kgの巨体を活かして動きを封じアーム・ロックを仕掛けるなど、“
プロレスを否定するプロレスラー”と“プロレスを心から愛する漢”の一進一退の戦いに客も大いに盛り上がる。
ヨッちゃんの挑発を受けて自慢のタックルで突撃したが、余裕で正面から受け止められて片手であっさり潰された上に愚弄される。
そして「
プロレスらしい技で倒す」という宣言通りにヨッちゃんが仕掛けてきた脳天直下のパワーボムを耐えたが、次に繰り出した
アイアン木場に捧げる“愛”のジャーマンスープレックスがクリーン・ヒットして見事に決まる。
美しく放物線を描いて河野は脳天から固い地面に突き刺さり、顔が潰れるほどの衝撃で頭が割れて出血していた。
ここで試合終了となり河野は負けた。
防御不可能の追記・修正だあっ
頭を割られ目の焦点が合ってない状態にもかかわらず立ち上がり、ヨッちゃんに再び勝負を挑み首を取るまで
プロレスはしねぇと叫ぶ。
河野の宣戦布告に観客たちも大歓声を送り、割れんばかりの大歓声の中悠々とリングを去っていった。
プロレスは
真剣勝負で通用しない。そんな“現実”を見てプロレスを否定して、ヨッちゃんから偽物のプロレスラーと蔑まれなからも、河野正哉はやはり芯の部分は本物のプロレスラーであった。
「虚勢を張ってでも強い男を演じなければいけないんです」
「それがプロレスラー…悲哀を感じますね」
その後は旅に出ると言い残して会場から脱走、
病院送り組たちと同様に棄権扱いとなった。
血の一滴が枯れるまでお前を追記・修正し続ける!
最終更新:2024年01月09日 20:04