リカルド伊藤

登録日:2023/05/06 Sat 00:27:06
更新日:2025/04/25 Fri 04:36:24
所要時間:約 3 分で読めます






人間サマにはむかう機械なんて…解体ですよ




リカルド伊藤とは、人気漫画『高校鉄拳伝タフ』に登場するキャラクター。モデルは布袋寅泰。


人物

高校鉄拳伝タフ22巻から登場する。
ブラジル日系三世のブラジリアン柔術チャンピオンであり、数々の柔術大会を総ナメにした実力で「悪魔の寝業師」の異名で呼ばれている。
柔術の技術は高くクランシー柔術のヒースをも上回るという噂もある。
丁寧な敬語で話すが、かなりの自信家であり、その言動の端々には上から目線な傲慢さが滲み出ている。


活躍

アイアン木場の葬式でおとんとにらみ合いをする栗須革了の前に現れ、「静かにしなさいっ 故人に対して失礼でしょう」と注意した。
ここで面識のあるキング笹川とのやりとりで「所詮君はアマチュア」と言われて本人もそれを否定しておらず、格闘技で生計を立てているプロの格闘家ではないと考えられる。
TDKの開催が発表されたときには他の者と同様にTDKの招待状を受け取っていることを明かし、そのあとに起きた革了とおとんの喧嘩を面白そうに見ていた。

Aブロックにエントリーされて第2試合で、アイアン木場を二度殺した優勝候補のエドガード・C・ガルシアと対戦する。
強豪ガルシア相手に寝技に持ち込めば勝機があるという細やかな期待を実況から寄せられていた。

対面して早々、格闘マシーンというガルシアの異名を「使い古された恥ずかしいあだ名だよね」と愚弄。
続けて「マシーンってね…人間を便利にするために作られたものなんだよ」「いわば人間の奴隷みたいなものさ」「人間サマにはむかう機械なんて…解体ですよ」と挑発する。

試合が始まり、ガルシアが早速ジャブを打ったかと思うとリカルドは大量の血を吐き出してダウン
木場の葬式のときからあれだけ大口叩いておいて3秒で撃沈というタフでも1・2を争う秒殺記録を叩き出すという醜態を晒し、作中キャラからは驚かれて読者からは冷笑された。
ついでに実況から手のひらを返されて「結果は予想済みだった…しかしここまで実力差があるとは」とも言われてしまった。
その後は病院送りにされ、他の第一回戦敗退キャラと同様にそのまま物語から退場した。


考察

お手本のようなかませ犬だが、リカルド伊藤の強さに関して様々な意見がある。
何もできずに秒殺されたので戦闘描写がないのではっきりしたことはわからないが、リカルド伊藤は実はかなり強いのではないかと噂されている。

強さの根拠としては
  • ヨっちゃんの「クランシー柔術より強いと言われている」という発言
  • アイアン木場からTDKにわざわざ招待されていること
  • 柔術大会でチャンピオンになった確かな実績がある
というようなものがある。

反論として
  • ガルシアのものとはいえジャブで一撃死は弱すぎる
  • ボーン・コントロールで寝技無効のガルシアに当てられてるからやっぱりガルシアのデモンストレーション用に用意したちょうどいいかませ
  • 木場の人脈にも限りがあるので実力不足だけどトーナメントの数会わせとしてとりあえず呼ばれた
  • 寝技の技術だけは確かに強いかもしれないけどそれ以外(特に防御力)は雑魚
などのものがある。

まともな戦闘描写無しに退場したのでリカルド伊藤の実力は未知数となっており、ちょっとした議論の的になっているとかいないとか。



人間様にはむかう項目なんて…追記・修正ですよ(に~~~っ)













「しかし"悪魔の寝業師"の異名を持ち超人的な口撃力を持つ者が一回戦敗退なんて…」



「噛ませ犬みたいで笑っちゃいますね」











登録日:2023/05/06 Sat 00:27:06
更新日:2025/04/25 Fri 04:36:24
所要時間:約 4 分で読めます






あなたのような"ガルシアの心臓"ではないが…

この"拳獣"リカルドもまた特異体質でね



拳獣リカルドとは、人気漫画を超えた人気漫画『TOUGH 龍を継ぐ男』に登場するキャラクター。


【概要】

高校鉄拳伝の続編の続編に当たる龍継ぐで登場した、リカルド伊藤と同名かつ別人のリカルド。
同じシリーズで名前被りしてるからには何か関係あると思われるだろうが、ブラジル出身以外は特に繋がりはない
龍継ぐ内でも禁断のバッキー二度打ち*1や禁断のスミス二度打ち*2をやっている漫画なので別におかしくないんだ。

あの宮沢鬼龍の息子であり、鬼龍の実の息子としては何気に姫次以来久々の登場となった。
もっとも淫売のクソ女娼婦だったマリアンを母親に持つため、本当に鬼龍の血を引いているのか作中でも疑われており、場合によってはアニマルみたく土壇場で父親滑りする可能性も考えられるが…。

一人称は「僕」。
容姿は黒髪の長髪を持ち、猿漫画にしては珍しく正統派なイケメンである。
とある一件から鬼龍には心酔しており、父親のためならマリアンを殺す事も躊躇わないという。


【戦闘力】

もちろんめちゃくちゃ強い。
先天的にしなやかで強い骨を持ち、加えてロシアで心臓以外の臓器も全て取っ替えられた魔改造を施されている。
更にはドーピングまで投与されていて、遅筋で血液中の酸素を自在に増やして代謝機能を高めたり、筋肉増大の抑制を司る「ミオスタチン」の阻害薬を打って驚異的な瞬発力も獲得。
その結果、痩せ型の体型でありながら150キロに及ぶ超重量級の体重を収めている。

近代的なトレーニングに加えて、ダメ押しとばかりに灘神影流の武術も収めている全部乗せっぷりで、ただでさえ高いフィジカルを灘の技術によって更に高めている。
悪魔王子に求められてた要素掻っ攫っちゃってるんだ
それによって繰り出される拳撃は弾丸の如きスピードと破壊力を秘めていて、リカルドの「拳獣」という異名の由来にもなっている。*3
また蹴りも悪魔王子を吹っ飛ばす程の威力がある。

あまりに強いので普段は能力の解放を制限されており、全能力を解放できるのはマリアンの許可があった時など稀である。
しかし能力を半分以下に抑えた状態でも、パンチ一発で人体を骨ごと粉砕させるほど凄まじいパワーを持つ。


【作中の活躍】

鬼龍がバイクをかっ飛ばして何処かへ向かった翌週、唐突に場面転換したブラジルにて初登場。
裏世界の格闘技にて試合の真っ只中であり、対戦相手のシウバが打ってくる拳を全て回避して戦いを終えた。

スマホで試合模様についてマリアンと会話しながら帰路に付いていると、チンピラ二人を連れたシウバがあの試合では不完全燃焼として絡んできたが、自分に向かってくるシウバの拳を自慢の拳で逆に粉砕
ピストルを構えだしたチンピラ二人にも引き金を引くより早く打撃で撃退し、能力の半分も引き出さずに三人を無力化する鮮烈なデビュー戦を果たした。


続けていつの間に移動したのか、今度は日本国内にやって来ていた。
小間使いのマコマドベコフを殺された報復としてロシアから暗殺任務を請け負っており、遠巻きに悪魔王子を観察しながらも感付かれると退散した。

後日、キャプテン・マッスルことメルニチェンコが長年煩わされていた幻魔をついに取り除いて貰えるとして海外より来日し、空港から悪魔王子の元へ喜び勇んで行こうとしていた所を強襲。
顔面に強烈なパンチを見舞って昏倒させ、病院送りにしてしまう。

奪ったキャプテン・マッスルのマスクを着用して悪魔王子と落ち合うが、メルニチェンコでない事はバレバレだったらしくそのまま交戦。
ついにネームドキャラとの本格的な初戦闘が始まったのだが…なんと直前にはおとんと良い勝負したり大分ケチが付いていたとはいえあの悪魔王子を相手にして完全に圧倒した
悪魔王子お得意の幻魔拳さえも幻魔邀撃拳でカウンターし、渾身のタックルは150キロの体重で受け止めきり、技術とフィジカルの両方で優勢に立っていた。
逆に心臓を殴る事で"ガルシアの心臓"の覚醒を促しつつリカルド側も全能力を解放して迎え撃つが、密かに二人の戦いを観戦していた鬼龍に止められた事で停戦。
悪魔王子のことを「兄さん」と呼び、再戦を約束しながら去って行った。

……あのう、暗殺するために襲い掛かったのに何で暢気に退散してるんスか?
と思ったら実はメルニチェンコを殴った際に幻魔も同時に取り除いており、悪魔王子に毒を盛るよう唆していたという後日談が語られている。
じゃああの爽やかな再戦の約束は一体何だったんだよえーっ


その後、鬼龍の血を引くもう一人の息子である長岡龍星と勝負すべく、エリア52の跡地を来訪する。
敷地内を巡回していたトダーに阻まれるが、鬼龍から予め対処法を聞いていたため交戦。
超音速パンチを避けつつ首のケーブルを引っこ抜く事で無力化し、なんと生身の人間で初めてトダーに勝利した。ヤルヤンケ。

施設内でゴア博士とすれ違いながらもついに龍星(とキー坊)を探し当て、龍の血を引く者同士の戦いが始まろうとしていた…。

戦いが始まると力の差を見せつけ龍星を圧倒し、弾丸速度の心臓打ちで膝をつかせるが、同時刻にメルニチェンコに薬を打ち込まれてダウンしていた悪魔王子の心臓とのシンクロにより復活した龍星に攻撃を次々と躱される。また心臓頼み…コイツクソっスね。しかし、全能力を解放しレバーブロー一発で龍星をKOさせるが、壁を破壊して乱入してきたD-51に右肩を喰い千切れられ、左側頭部までも負傷してしまう。やっぱり犬が最強じゃんかよえーっ
そして復活した龍星と幻魔拳の打ち合いになり、双方ダウンするが起き上がった龍星の第二の魔拳である“精髄破滅拳”を喰らい、顔が焼け爛れる苦しみを味わいダウンするが、鬼龍への想いで復活。しかし、禁断の精髄破滅拳“二度打ち”を食らってしまう。そして明かされる哀しき過去…。

「ここがリカルドの家か…?」
「ぶち殺してやるぜっ」

ある日家で過ごしていたところ彼を憎むギャングの手によって家にマシンガンを撃ち込まれてしまう。それによって4ヵ所被弾、銃弾が皮膚を破り肉を潰し骨を貫通する重傷を負ってしまう。それでも生きていたリカルドはギャング達を瞬殺するも、やはり死にかけてしまう。そんな彼に輸血をしてくれたのが鬼龍であったのだ。
自分を生きさせてくれた鬼龍に報いるために“龍を継ぐ男”の称号を欲するリカルドに「あなたは鬼龍に“愛されたい”だけなんですね」と涙を流しながら最後の一撃を放つ龍星。その一撃を顔面に食らったリカルドは遂に倒されるのであった…。

そして戦いを見届けた鬼龍から衝撃的な一言が語られる…。


フン迷惑だな
所詮淫売の子だ 俺には関係ない

何とリカルドは鬼龍の子供ではなく、マリアンにそう教えられただけのただの淫売の息子であったのだ。
輸血したというのも記憶のすり替えであり、自分はただ病院に運んだだけと言う鬼龍。
しかし、実際に輸血をしてくれたのは母マリアンだった事を思い出す。
目が覚めると、龍星と握手し友情が芽生える。そうして母の元に戻るべく、去っていった…。

しかし、既にマリアンはロシアによって射殺されており、息子であるリカルドにも暗殺部隊が向かっていたのだ。全能力を解放して暗殺部隊を殲滅するが、長距離狙撃によって射殺されそうになる中、オトンにより救助される。そうしてキー坊からマリアンの死を聞かされると怒りと悲しみの声を上げながら大木を殴り続けるのであった…。



「リカルド熱々のラーメンはうまいやろ?」
「はい日本のラーメンはおいしいです」

ロシアに襲われた後はキー坊と龍星と共に行動しており、3人でラーメンを食べていた。
その後ボリスと悪魔王子が襲撃してきた時にはボリスに攻撃するも、あまり効いていなかった。
キー坊対ボリスの戦いでは龍星と共に見学していたものの、殆どセリフがなかった。

そして、猿空間に送られてしまった…。
戦いの舞台はR国でのホワイト・ナイト・バトルに移行してしまい、龍星からラーメンにハマっている事が言及されてそのまま退場してしまった…。

追記、修正はリカルドが再登場してからお願いします。

























リカルドを猿空間から放てっ





長かったホワイト・ナイト・バトルも終了し、日本に帰国した龍星とキー坊。空港に到着すると

「ハーイ龍星 キー坊」
謎の太った人間が迎えに来る。それこそがリカルドであり、ラーメンの食べ過ぎでデブ化してしまったのである。
そう、彼もまたアイアン木場クロちゃんと同じく「猿空間にいたままの方がまだよかった人物」となってしまったのだ。
本人は体重そのものは150kgのままと言っているが、それにしたって見事な変わりようである。というか猿先生がリカルドの体重を覚えていたことに驚きっス

タクシーに3人で乗りながら悪魔王子を倒した龍星を褒め称えながら「R国は物騒だね でも日本は安心・安全の国だからね」と言った瞬間、謎のトラックの襲撃によってタクシーごと跳ね飛ばされてしまう。
しかし、炎上するタクシーから2人を救出して外に飛び出ると「いやぁ日本も安全でなくなったねぇ」と笑いながら言っていた。あの…タクシーの運ちゃんはどうなったんスか?

そうして病院から出てくると、キー坊と龍星には悪魔王子の思念が見えていたのに、彼には見えていなかったらしく右往左往していた。





しかし"アカウント"を持ち超人的な編集力を持つ者がいまさら追記・修正なんて…
ド玄人みたいで敬っちゃいますね

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最終更新:2025年04月25日 04:36

*1 バッキー・亮とミノタウロスのバッキー。しかも両者は特別性の義手を着けている共通点まである。

*2 オーエン・スミスとスミス准将

*3 もっとも、弾丸と同じ速度(作中でも時速500マイルと断言された)で150kgの人間が殴りつけたらどう考えても銃弾どころの威力ではない筈なのだが。誇大広告どころか過小評価な疑惑の異名である。