登録日:2023/10/01 Sun 11:08:24
更新日:2024/09/16 Mon 17:52:23
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木下半太は、日本の男性小説家・脚本家。
芸能事務所及びマネージメント事務所に所属しており、経歴としてはパパドゥ→CRG。
【経歴】
1974年8月9日に大阪府茨木市で生まれた。パイロットの父親のいる家庭で育ち、幼い頃は野球好きだった。
ところが11歳の時に父親の操縦する飛行機が墜落してしまい、現実逃避として野球好きから一転して小説や映画に没頭するようになる。
夫を失って絶望する母親の姿に心配を覚えていたが、半年もすると夫の保険金が莫大な大金だったことや勤めていた会社からの保障が手厚かったことで精神的に立ち直ったという。
木下にとって明るい母親の存在は木下の小説や脚本の作風に大きな影響を与えることになる。
18歳でパチプロとして金を稼ぐが大学受験に失敗し、かつて現実逃避の手段だった映画の世界で働きたいと思った木下は、20歳になると映画の
専門学校に通うが講師とトラブルを起こして退学。
映画スタッフの道を諦めた木下は劇団を立ち上げるが、劇団の解散や講師を務めていた養成所の破綻などの苦悩を味わう。
更に知人と共に25歳からバーを経営するが、このバーの経営と劇団の運営費で借金が莫大に膨れ上がる。
木下は27歳の時に結婚するが借金生活に妻も精神を病み、夫婦共に無職になったことで生活費を借金で賄う日々を送る。
アルコール依存症に陥ってしまったことに加えて借金を踏み倒そうとするが失敗して裁判所から警告され、金を借りていた妻の両親からも説教と忠告を受けるが拒否。
この苦しい日々の中でペットショップのチラシを見たことで嫁に対するアピールとして借金で犬を購入したところ、かなりの巨体になったが木下の一家の大事な家族となる。
ところが31歳の時に『悪夢のエレベーター』で小説家デビューをすると、その時に出会った占い師に売れると言われたことが的中する。
『悪夢のエレベーター』は木下を代表するシリーズ作品として高い売り上げを記録し、木下もアルコール依存症から脱することに成功。
2021年には東映のプロデューサーの望月卓が木下のファンだったことから『
仮面ライダーリバイス』のシリーズ構成として脚本家デビュー。
TVドラマの脚本の執筆経験のない人物が、いきなり4クールのTVシリーズ作品のシリーズ構成に抜擢されるというまさかの人選だった。
ライダーのオファーが来た際には、作風のテーマを「
子供や特撮ファンに媚びない、遠慮しない」や「
俺自身が物語を楽しむこと」を決めたという。
ちなみに元劇団経験者なためか、俳優として映画『パッチギ!』等にモブ出演した事がある。
【作風】
執筆作品はどんでん返しが起きる作風が売りとなっており、ラストでは大逆転のような展開が起きる作風である。
なのでネタバレせずに粗筋を説明するのが難しいのはご愛敬
全体的に物語のテンポのスピードは速めでノリは軽い傾向にある。
ファンを自称する望月は木下の作風を「人間の恥部や暗部を隠さずに描き、実は暗いテーマの話や陰惨な話が多いが、後味の悪さや陰鬱にさせずにライトに親しみやすく提示していて、そこはかとない明るさが漂っている」と分析している。
上述した母親との関係性から女には一生勝てないと考えており、強気な女性が好みだという。
木下の作品に出てくる女性が強く描かれているのは、母親のの影響であると自ら公言している。
『仮面ライダーリバイス』では最初の会議において、1号を女性ライダーにすることを提案されるも却下されるが、自身のTwitterで
仮面ライダージャンヌの活躍を見て泣いたという。
また、『悪夢の水族館』や『仮面ライダーリバイス』においては同名の女性キャラが登場していることから、名前に思い入れがあるという説があるが詳細不明。
ちなみに無類の銭湯好きということで、原稿を書いていて行き詰まった時には銭湯で気分をリラックスさせる癖がある。
【参加作品】
小説
第一作『悪夢のエレベーター』から始まり、様々な『悪夢のような状況』での悪戦苦闘を描いた作品群。
- 吸血鬼シリーズ(『美女と魔物のバッティングセンター』『天使と魔物のラストディナー』)
第一作はある「吸血鬼」による一人称作品、第二作は前作主人公が関わっていく、彼と同じ「人間から魔物に変じた者達」による連作形式となっている。
- オーシティシリーズ
- 赤羽健吾シリーズ
- ブンノシリーズ
- 女王シリーズ
- GPSシリーズ
- 極限シリーズ
- ギザギザ家族(暴走家族は回り続ける)
- 純喫茶探偵は死体がお好き
- 爆ぜるゲームメイカー
- サバイバー23区 東京崩壊生存者(サバイバー)
突如無秩序な廃墟と化した東京を舞台に、時系列を前後させつつ絡み合いすれ違う生存者達の顛末を綴る連作長編。
- 宝探しトラジェディー
- 裏切りのステーキハウス
- 恋する音川家
- 鈴木ごっこ
- フィーバー5
- D町怪奇物語
- きみは僕の宝物 史上最悪の夏休み
- ロックンロール・ストリップ
- ロックンロール・トーキョー
- ビデオショップ・カリフォルニア
- 十七歳の一閃
ドラマ
映画作品
漫画
- BABEL
- BABEL THE 2ND 黄金少年 GOLDEN BOY
- #ラストオーダー最後の選択
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- 本業は小説家だったか…リバイスはキャラ付けと良くも悪くも皆目立ってたせいで賛否両論あったが、何だかんだ家族が傍にいる幸せを伝えてくれる作品ではあったし、結構好きだった。 -- 名無しさん (2023-10-01 12:47:11)
- せっかく項目立てたならせめて代表作の概要くらいは書いてやれって -- 名無しさん (2023-10-02 15:28:43)
- もうやめたれよ…。 -- 名無しさん (2023-10-03 21:40:44)
- 何故恥なんだい? -- 名無しさん (2023-10-03 23:11:28)
- 「制作者に対する愚痴や誹謗中傷、文句などは禁止されています」案件かねこれ -- 名無しさん (2023-10-03 23:37:07)
- これコメ欄閉鎖した方が良さそうね -- 名無しさん (2023-10-04 15:39:03)
- 相談所で報告されていたコメントを削除 -- 名無しさん (2023-10-05 20:06:13)
- ↑抜けてたのもありましたのでこちらも削除しました -- 名無しさん (2023-10-05 20:18:36)
- 相談所に報告した違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-10-17 20:30:53)
- 脚本家の人生のほうが小説なのがすごい -- 名無しさん (2023-10-17 20:34:35)
- ↑「事実は小説より奇なり」とはまさにこのこと -- 名無しさん (2023-10-22 06:53:28)
最終更新:2024年09月16日 17:52