仮面ライダーリバイス

登録日:2022/02/28 Mon 23:28:47
更新日:2024/05/05 Sun 14:21:47
所要時間:約 18 分で読めます






ヒーロー悪魔相棒(タッグ)…つまり


画像出典:仮面ライダーリバイス
©2021 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映



『仮面ライダーリバイス』とは、2021年9月5日からニチアサキッズタイムで放送された仮面ライダーシリーズの特撮テレビドラマであり、「令和仮面ライダーシリーズ」第3作目にして仮面ライダーシリーズ生誕50周年作品となる。
本編開始前に2021年7月22日に公開された映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』に主人公ライダーコンビの仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスがゲスト出演しただけでなく、本編上映後にパイロット版と言える短編映画『劇場版 仮面ライダーリバイス』がサプライズ併映された。
更に前作『仮面ライダーセイバー』増刊号にも変身後の2人だけでなく、変身前の五十嵐一輝とバイス、ジョージ・狩崎、オルテカ*1がゲスト出演している。




【概要】

作品のモチーフは「悪魔」と「スタンプ」が扱われており、「悪魔」という題材上、演出ではコミカルに描かれているものの、実際は人間の悪意や欲望に焦点を当てた生々しいダークな世界観が描かれている。
そして、本作では『仮面ライダーW』以来のダブル主人公(キャストクレジットで2人並列して1番最初にクレジットされるという意味で)作品なのが特徴。
作品序盤では人間と悪魔がそれぞれ仮面ライダーに変身し、バディとしてコンビを組む、いわば「1号ライダーが2人いる」状態である初の試みとなった。

更に本作には主人公以外にもライダーが登場するが、メインとなるライダーは主人公の兄妹であり、「家族」が一つのテーマとなっている。
3人の兄妹が織りなす複雑な関係が、悪魔と共に濃厚なドラマを生み出している。

家族をテーマの一つに据えたのは、「新型コロナウイルスの影響で家族と過ごす時間が増えた、または逆に簡単には会えなくなった人に、家族の大切さに気づいてほしい」という思いによるものである。
尤も、実際に放送が開始されると、一見仲が良さそうで実際はギスギスしている家族関係などの生々しい「人間の心の闇」の描写もあるため、ただ一辺倒に「家族愛」といった光の部分を描いているわけではない。
また、メインライターの作風として「どんでん返し」があるためか、話が進むにつれて様々な「裏」が映し出されていくのも特徴。

本作のアイテムであるスタンプによって仮面ライダーの武器や能力が入れ替わるシステムだが、主人公コンビが使用した場合、歴代・令和ライダーの意匠が組み込まれたフォームに変身するという特徴もある。
ただし、これは開発者の趣味によるもので、いわゆるレジェンドフォームやアナザーライダーのようないわれがあるわけではない。
なお、フォームの基となるライダーと最強生物にはほとんど共通点はない。

テレビ朝日側からのプロデューサーは『セイバー』から引き続き井上千尋と水谷圭が続役。
東映側のプロデューサーは『仮面ライダー鎧武』などでサブプロデューサーを務め、『宇宙戦隊キュウレンジャー』で初のチーフプロデューサーを務めた望月卓。
メインライターは特撮作品としては初となる、『悪夢のエレベーター』『サンブンノイチ』に代表される小説家、舞台・ドラマ脚本家の木下半太
サブライターには平成以降の仮面ライダーシリーズに数多く登板している毛利亘宏が前作『セイバー』から続投。
また、第29話では『セイバー』で仮面ライダーシリーズ初参加を果たした内田裕基がゲストライターとして参加した。

音楽には『仮面ライダードライブ』以来の登板となる中川幸太郎。
パイロット監督、アクション監督は『セイバー』に引き続き柴崎貴行と渡辺淳。

主題歌はDa-iCE feat.木村昴「liveDevil」


【あらすじ】

50年前の1971年。南米の遺跡で発見された「スタンプ」状の奇妙な物体と、謎めいたミイラ
それは「悪魔」をこの世に現出させるための呪われた遺物であった。
ミイラは悪魔を信仰する宗教団体「デッドマンズ」が手にし、「ギフ」と呼ばれ、崇め奉られた一方で、スタンプは「ギフスタンプ」と呼称され、悪魔を制御下に置くために創設された政府特務機関「フェニックス」に管理・研究されることとなった。
デッドマンズはギフ復活のために人間の生贄を欲し、フェニックスはその阻止のために戦い続けていた。

そして現代。激化するデッドマンズによる悪魔の被害を食い止めるため、フェニックスはギフスタンプを研究した結果、悪魔の力を利用したスタンプ「バイスタンプ」と「ライダーシステム」を開発。
そのライダーシステムの適合者に選ばれたのは、フェニックス隊員の五十嵐大二だった。
人類の命運を懸けた大仕事に、下町で銭湯「しあわせ湯」を営む大二の家族は皆激励する。

……そんな中、大二の兄の五十嵐一輝はある事に悩まされていた。それは、彼だけに見える「内なる悪魔」。
悪魔は一輝に家族の疎ましさについて囁き続け、一輝はその度に反発していた。

そして大二の記念すべき着任式の日。その最中、デッドマンズに会場を襲撃されてしまう。
ライダーシステムを手にした大二は躊躇のうちにドライバーを叩き落とされ、それは一輝の足元に。
悪魔に「家族を助けたいなら俺っちを解放しろ」と囁かれた一輝は、悪魔を解放するが、悪魔は母を食らおうとする。
しかし、ライダーシステム開発の科学者の助言で、一輝はドライバーを駆使し、「変身」する。
すると……悪魔もまた変身し、その悪魔―――バイスを自分の制御下に置けるようになった。

こうして、「日本一のお節介」五十嵐一輝と、「制御不能の悪魔」バイスの奇妙なコンビが誕生し、悪魔と人間の存亡を懸けた戦いが始まった。


【登場人物】

主要人物

五十嵐一輝
演:前田拳太郎
本作の1人目の主人公。家族で経営している銭湯「しあわせ湯」の跡継ぎとして居を構えている。
自分だけに見える悪魔・バイスとひょんなことから仮面ライダーのコンビを組む事になる。
困っている人間を放っておけない「日本一のお節介」を自称しており、そこを敵に付け込まれたりバイスに揶揄されたりしている。

バイス
CV:木村昴
本作の2人目の主人公にして、一輝の内側に潜む悪魔。
常に陽気でハイテンションな性格だが、時として残虐な一面を覗かせ、制御している一輝でさえ扱いに困っている。
一輝とは利害関係で付き合っているだけだったが、徐々に相棒として信頼し合える仲となる。

五十嵐家

五十嵐大二
演:日向亘
一輝の弟で、三兄妹の真ん中。フェニックスの隊員であり、当初は彼がリバイスドライバーの使用者として選ばれていた。
生真面目な性格で、兄を尊敬していたが、内心彼への劣等感や嫉妬心が膨らんでいき、内なる悪魔「カゲロウ」を生み出してしまい、兄に危害を加えるようになる。
だが、自身の諦めない心の強さによりカゲロウを打ち破り、新たな仮面ライダーとしての適格者となる。

五十嵐さくら
演:井本彩花
本作のヒロインのうちの1人。
一輝の妹で、三兄妹の末っ子。現役の女子高生。
空手の達人で、「無敵」を自称しており、以前から悪魔と戦う事に積極的だったが、兄達から反対されていた。
そこへ何者かから送られてきたリベラドライバーにより仮面ライダーに変身し、戦いに身を投じる。

五十嵐元太
演:戸次重幸
一輝、大二、さくらの父。ズボラでいい加減だが、人望は厚い。
しあわせ湯の実質的経営者だが、銭湯の仕事をほとんどしておらず、胡散臭い動画投稿者として名を馳せている。
その身体には本人も知らない「秘密」を抱えている。

五十嵐幸実
演:映美くらら、大久保桜子(『リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』)
一輝、大二、さくらの母。夫とは対照的にしっかり者な性格。
子供達に絶大な信頼を寄せており、3人が喧嘩した時も彼らを信じ、結束することを望んでいる。
夫である元太とは互いに「パパさん」「ママさん」と呼び合う今でもお熱い仲。

政府特務機関フェニックス

ジョージ・狩崎
演:濱尾ノリタカ
フェニックス専属の科学者で、ライダーシステムの開発者。一輝らライダー達のサポートを担当する。
歴代仮面ライダーの大ファンであり、悪魔の力を利用して最高のライダーを生み出す事を目標としている。
そのためには如何なる犠牲も厭わないマッドサイエンティストだが、一応彼なりに最低限の良識はある様子。

門田ヒロミ
演:小松準弥
フェニックスの分隊長。責任感が強く、市民を守る事に強い誇りを持っている。
リバイスドライバーでの変身に失敗して以来、気に病んでいたが、狩崎から与えられたデモンズドライバーを使い仮面ライダーデモンズに変身し、フェニックスの中核として戦うようになる。
だが、徐々にその体に異変が生じるようになり……?

若林優次郎
演:田邊和也
フェニックスの司令官。
打倒デッドマンズに執念を燃やし、大二やヒロミといった隊員達から慕われているが、時折彼らに辛辣な物言いをする。
そして、時折妙な言動を取るのだが……。

御子柴朱美
演:藤岡沙也香
フェニックス専属の医者。ヒロミの体調を不安視する。

赤石英雄
演:橋本じゅん
フェニックスの長官。悪魔の力を解明し、悪魔に対抗しうる最大の戦力を得る事に執心している。
その一方で何かを企んでいるようでもあり……?

デッドマンズ

アギレラ夏木花
演:浅倉唯(現・椛島光)
本作のヒロインのうちの1人。
デッドマンズのリーダー格の女性。人間を誘惑し、新たな生贄を捧げようとしている。
ギフの花嫁になる事を幼い頃から夢見ており、ギフに心酔しきっている。
そのため、若干世間知らずのきらいがある。

オルテカ/初芝真
演:関隼汰
デッドマンズの参謀役。慇懃無礼な態度の青年。
表向きはアギレラに忠誠を誓っているが、その実ギフの復活のためには彼女を犠牲にする事も厭わない。
ある人物に唆され、自身の頭脳で世界を混沌に叩き落そうとしているが……。

フリオ/玉置豪
演:八条院蔵人
アギレラの側近。笑顔を絶やさない直情型の青年。
如何なる時もアギレラに忠実であり、オルテカとは反対にギフよりも彼女に心酔している。
さくらの道場に潜入して以来、彼女と接点を持つ。

謎の男
デッドマンズの創設者。
常に黒いローブに身を包んでおり、アギレラを利用し、オルテカを唆した張本人。

悪魔

カゲロウ
演:日向亘(大二と兼役)
大二の内側に潜む悪魔。一輝への劣等感や嫉妬心が膨れ上がり出現した。
バイスやラブコフとは異なり悪魔の姿を持たず、大二の体を乗っ取って表層化する。
一輝への憎悪を露わにし、彼を苦しめる事に悦びを見出す残忍な性格。
さくらが作る激辛味のカレーライスが好物。

ラブコフ
CV:伊藤美来
さくらの内側に潜む悪魔。巨大なコブラのゆるキャラ風の見た目。
さくらの心の弱さが表層化し、仮面ライダージャンヌに変身している間に外に出す事で彼女を無敵たらしめている。
そのため戦闘中はよく逃げ回っている。あと結構毒舌。

ベイル
CV:津田健次郎
デモンズドライバーに潜む謎の悪魔。変身者の命を食らう。

ウィークエンド

牛島太助
演:矢柴俊博
牛島公子
演:乃緑
牛島光
演:奥智哉
しあわせ湯の常連客の一家。
全員穏やかな性格で五十嵐家とは仲が良く、息子の光はさくらと同じ空手道場に通っている。
しかし、悪魔絡みの事件が起こるにつれて五十嵐家を盗聴するなど不審な行動が目立ち始める。
その正体は全員が地下組織「ウィークエンド」のメンバーで、打倒フェニックスを狙っている。
なお「牛島家」とは言ったが、実際は3人とも血縁関係のない、赤の他人同士

狩崎真澄
CV:藤真秀
ウィークエンドの代表にして、ジョージ・狩崎の父親でもある仮面の男。
リベラドライバーの改修、ローリングバイスタンプの開発も彼の手によるもの。

その他

伊良部正造
演:西郷豊
しあわせ湯の常連客。あだ名は「ぶーさん」。
銭湯の手伝いもたまに行っており、幸実から慕われている他、元太の動画投稿も手伝うなど五十嵐家とはもはや家族ぐるみの付き合い。
かなりの情報通だが、どんな仕事をしているのかは教えてくれない。

ブレザーの男
演:前田拳太郎?
オープニング映像に登場する、一輝に似た謎の存在。
……なのだが、スタッフ曰く「あれはあくまでもオープニング映像のイメージに過ぎない」ため、本編で一切触れられる事はなかった。


【登場ライダー】

仮面ライダーリバイ
五十嵐一輝がリバイスドライバーレックスバイスタンプで変身する仮面ライダー。
状況に応じた様々なバイスタンプを使った戦闘を駆使する。

仮面ライダーバイス
バイスが一輝の変身と連動して変身する仮面ライダー。
悪魔らしいトリッキーな戦闘やリミックスによるパワーアップが可能。

仮面ライダーライブ
五十嵐大二がツーサイドライバーバットバイスタンプで変身する仮面ライダー。
ツーサイドライバーのプラスエネルギーで変身した姿で、ライブガンを使用した銃撃戦を得意とする。

仮面ライダーエビル
カゲロウがツーサイドライバーバットバイスタンプで変身する仮面ライダー。
ツーサイドライバーのマイナスエネルギーで変身した姿で、エビルブレードによる剣戟を得意とする。

仮面ライダージャンヌ
五十嵐さくらがリベラドライバーコブラバイスタンプで変身する仮面ライダー。
変身者の特性上、主に格闘戦が得意で、時としてラブコフが武器に変身する。

仮面ライダーデモンズ
デモンズドライバースパイダーバイスタンプで変身する仮面ライダー。
悪魔を内に宿していない人間でも変身出来るが、その裏にはある秘密があった。

仮面ライダーベイル
五十嵐元太の体を乗っ取ったベイルがベイルドライバーカブトバイスタンプで変身する仮面ライダー。
本作における仮面ライダー達のアーキタイプと呼べる存在であり、人体への影響を無視する代わりに凄まじいまでの戦闘力を獲得している。

仮面ライダーオーバーデモンズ
改良型デモンズドライバークワガタバイスタンプで変身する仮面ライダー。
ドライバーの改良と仮面ライダーベイルの戦闘データを反映させた事により、高い戦闘力と汎用性の両立に成功している。

仮面ライダーアギレラ
夏木花がウィークエンドライバークイーンビーバイスタンプで変身する仮面ライダー。
身軽さと二振りのニードルクナイを駆使した戦いを得意とする。

仮面ライダーデモンズトルーパー
ウィークエンドのメンバーが量産型デモンズドライバーと各種トルーパーバイスタンプで変身する仮面ライダー。
その名の通りデモンズ及びオーバーデモンズの量産型という位置付けで、トルーパースパイダーバイスタンプで変身するデモンズトルーパーαと、トルーパークワガタバイスタンプで変身するデモンズトルーパーβの2種類が存在する。

仮面ライダーデストリーム
五十嵐元太がデストリームドライバーヘラクレスバイスタンプで変身する仮面ライダー。
毎秒60発もの高速パンチやドライバー内部の悪魔に頼らない変身、ゲノミクスチェンジによる豊富な攻撃手段など、仮面ライダーベイルやデモンズシステムで培ってきた技術の総決算と呼ぶべきスペックを誇る。

仮面ライダージュウガ
ジョージ・狩崎がジュウガドライバージュウガバイスタンプで変身する仮面ライダー。
これまでのライダーシステムと異なり悪魔の力を一切使わず、代わりにリバイスシステムで先行運用された最強生物のバイスタンプ10種分の力を利用して戦う。


【用語】

しあわせ湯
五十嵐家が経営している銭湯。アットホームで古風な下町風であり、固定の常連客で溢れている。
現在は一輝が跡を継ぐ事になっており、主に彼が切り盛りしている。
一輝が仮面ライダーになってからはフェニックスの相談窓口が置かれるようになった。
18年前に大きな火事があったらしいが……

政府特務機関フェニックス
デッドマンズに対抗するために結成された政府直属の組織。
精鋭のエリート隊員により構成され、練度も高い。
一方で、バイスタンプを使った悪魔の研究も進めている。

バイスタンプ
ギフスタンプを基に開発された、悪魔と契約を交わして体外に解放出来るスタンプ。
ライダーシステムはこれを利用し、使用者を仮面ライダーに変身させる。

デッドマンズ
悪魔を崇拝する新興宗教組織。ギフの復活のため、生贄を集めている。
構成員は社会的弱者が心の拠り所のために入った者が多いようだ。

ギフ
デッドマンズの崇拝する、南米で発見された「悪魔のミイラ」とされるもの。

ギフスタンプ
南米で発見されたスタンプ状の物体。ギフ復活の鍵を握るとされる。

デッドマン
バイスタンプを押印した人間から現出した悪魔。上級契約を結ぶと、契約者を取り込んでしまう。
モチーフは折り紙(契約書)。

ギフテリアン
ギフスタンプを押印された人間が成り果てる悪魔。宿主の人間は悪魔に食われる為、蘇生は不可能。

ウィークエンド
打倒フェニックスを掲げる地下組織。
牛島家の地下にアジトを築いており、牛島家やさくらが通う空手道場「聖風会館」の何人かの生徒もこの組織の一員である。
フェニックス以外にもバイスタンプやドライバーを作り出す技術力を有するが、胡散臭さもフェニックスに引けを取らない。


【放映済みエピソード】

タイトルは一部を除き、どこかで韻を踏んだものが多い傾向があったが、第32話以降この法則は崩れており、現在では句読点もしくは感嘆符が間に入るものが多い傾向にある。



【劇場版】

セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記
2021年7月22日に公開された、仮面ライダーシリーズ生誕50周年・スーパー戦隊シリーズ通算45作品を記念したアニバーサリー映画作品。
仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスがゲスト出演。

●劇場版 仮面ライダーリバイス
公開初日までのサプライズという形で『スーパーヒーロー戦記』と同時上映された短編映画。監督は柴﨑貴行、脚本は木下半太。
望月Pによれば時系列としては「3.5話」にあたるとのこと(ただし、「4.5話」の間違いじゃないかという声もある)。

仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ
2021年12月17日に公開された、仮面ライダーシリーズ生誕50周年記念映画作品。
前作『セイバー』とのクロスオーバー作品であり、本編とも繋がりがある。

劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア
2022年7月22日に公開された『リバイス』の単独映画第2作。
いわゆる夏映画としては『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』以来3年ぶりとなる劇場版仮面ライダーとスーパー戦隊の2本立て興行となった。
次回作『仮面ライダーギーツ』から仮面ライダーギーツが先行出演する。
同時上映は『暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー』と『お昼のショッカーさん THE ムービィー』。
また、『新・初恋ヒーロー』開始前に『NO MORE 映画泥棒』の特別バージョンが上映され、『映画泥棒』と『ショッカーさん』ではドンモモタロウと共演している。

仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル
2022年12月23日公開。
次回作『ギーツ』と放送開始20周年を迎えた『仮面ライダー龍騎』とのクロスオーバー作品。


【その他媒体】

●生誕50周年!仮面ライダーヒストリー リバイスエディション
仮面ライダー生誕50周年と本作の放送を記念して、YouTubeのバンダイ公式チャンネルと東映特撮YouTube Officialで配信されたネットムービー。
歴代ライダーと、TV放送に先駆けた本作の大まかな紹介がメイン。

●仮面ライダーリバイス オレの兄貴は仮面ライダー
映画『スーパーヒーロー戦記』の入場者特典『仮面ライダーリバイス シークレットブック』に収録された漫画作品で、短編映画『劇場版 仮面ライダーリバイス』と連動した内容となっている。
構成はチーフプロデューサーの望月卓、作画をMugiと日野わいまの両名が担当。

●【仮面ライダーリバイス】変身講座
YouTubeのバンダイ公式チャンネルで配信のネットムービー。
例年お馴染みの仮面ライダーの変身ポーズのナビゲート動画。
公開が遅かった前作『セイバー』と異なり、今回はTV放送開始日に配信された。

●『仮面ライダーリバイス』10分でわかる!
YouTubeのバンダイ公式チャンネルと東映特撮YouTube Officialで配信されたネットムービー。
配信時点のエピソード解説がメインで、2021年11月17日に一輝編(第1話~第4話)、同年12月15日に大二編(第5話~第10話・ヒロミが解説)、同年12月15日にさくら&バリッドレックス編(第11話~第13話・ヒロミ&ジョージが解説)が配信された。

●オロナミンC Web Movie 仮面ライダーリバイス「ワイワイ語ろう!5つのヒミツ」篇
YouTubeの大塚製薬公式チャンネルで配信されたネットムービー。
しあわせ湯を舞台に、五十嵐三兄妹とバイスがオロナミンCを紹介する宣伝映像となっている。

●仮面ライダーリバイス The Mystery
2022年1月30日から動画配信サイト・TELASAで配信されたスピンオフ作品(全5話)。洋館で起こる殺人事件を『リバイス』のメンバーが解決する。
本編の登場人物達が登場し、時系列的には第16話と第17話の間に位置するものの、本編の展開とは直接関わらない。一方、回想場面では新たな事実も語られている。
監督は葉山康一郎、脚本は内田裕基が担当。
過去の『仮面ライダー』作品の登場人物がオリジナルキャストで登場しており、『W』から照井竜、『ドライブ』から追田現八郎、『鎧武』から城乃内秀保凰蓮・ピエール・アルフォンゾ、『仮面ライダー555』から海堂直也が登場した。

●てれびくん超バトルDVD 仮面ライダーリバイス コアラVSカンガルー!! 結婚式のチューしんで愛をさけぶ!?
毎年恒例『てれびくん』誌上販売の超バトルDVD
回を重ねる毎にシリアスさを増していくTV本編とは裏腹に、徹底的にコミカル方面に全振りした内容が楽しめる番外編。
監督は上記の『リバイス The Mystery』同様に葉山康一郎、脚本は下亜友美が担当し、本作オリジナルフォームとしてリバイ及びバイス カンガルーゲノムが登場する。

●DEAR GAGA
本作のBlu-ray COLLECTIONに収録のオリジナルスピンオフドラマ(全2話)。
門田ヒロミを主役に、彼の過去や母親との関係、本編の裏で起こっていた事が明かされる。
監督は諸田敏、脚本はメインライターの木下半太が担当。

●TTFC産直シアター 仮面ライダーリバイス
東映特撮ファンクラブ(TTFC)とYouTube限定配信のムービー。
前作『セイバー』同様、同会員が動画を投稿し、リモート形式で『リバイス』の物語に参加する形式を採用している。

●ゆだって最高!リバイスアニメ 湯けむりパラダイス A GO! GO!
TTFCで配信された、『仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE’S DAILY LIFE』『別冊 仮面ライダーセイバー 短編活動萬画集』の流れを継いだショートアニメ。

リバイスレガシー 仮面ライダーベイル
2022年3月27日からTTFCにて配信(全5話)。
『リバイス』TV本編から25年前に遡り、本編でも断片的に語られた五十嵐元太……もとい白波純平の過去が明かされる。

●Birth of Chimera
上記の『バトルファミリア』公開初日の2022年7月22日にTTFCにて配信された、同作の前日譚。
監督は『バトルファミリア』に引き続き坂本浩一、脚本は本作が仮面ライダーシリーズ初参加の西駿人(西馬舜人)が担当。

仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ withガールズリミックス
2022年8月7日からTTFCにて配信(全3話)。
五十嵐さくらと夏木花を主役に据えたスピンオフ作品で、歴代平成・令和ライダーから多数の女性キャラクターがオリジナルキャストで参戦する。

●リバイスForward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ
Vシネクスト作品。五十嵐大二とカゲロウ、門田ヒロミを主役に据えたスピンオフ。
それぞれ監督・脚本は『リバイスレガシー』と同じく坂本浩一・毛利亘宏が担当。
2023年2月10日に期間限定公開後、同年5月10日にBlu-ray/DVDが発売。

仮面ライダージュウガVS仮面ライダーオルテカ
2023年4月30日に前編、同年5月7日に後編がTTFCにて配信。
ジョージ・狩崎とオルテカの直接対決を描くスピンオフ作品。
脚本は内田裕基、監督は『リバイス』のアクション監督を務めた渡辺淳が担当。


【余談】

  • 「リバイス」とは英語で「改める、改訂する」という意味であり、「結びつける」という意味を持つヘブライ語「レヴィ(Levi)」から派生させた「リバイ」と、「悪」や「罪」などの意味を持つ英語「バイス」を組み合わせて、「悪を修正する」という願いが込められている。
    なお、実際のリバイスの綴りは「revise」で、「revice」は本作における造語である。

  • 前作『セイバー』では製作時期が新型コロナウイルスの感染拡大に直撃した影響で、外出自粛に配慮して撮影場所を限定しながら背景をリアルタイムで合成する手法を取り入れていたが、本作では万全に感染予防を徹底する事で屋外ロケに臨めるようになった。

  • しあわせ湯のロケ地となっているのは、足立区千住元町にある銭湯の「タカラ湯」。

  • 第5話では『笑点』のバカちゃびん黄色い人こと林家木久扇師匠がゲスト出演した。これは木久扇師匠が『仮面ライダー』生みの親である石ノ森章太郎氏と親交があり、シリーズ50周年の節目という事で実現したもの。
    なお、劇中では食べ物を持参していたが、ラーメンではなく饅頭だった。


追記修正相棒(タッグ)…つまり良項目!


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最終更新:2024年05月05日 14:21
添付ファイル

*1 同エピソードでは変身後のダイオウイカ・デッドマンとしての登場。