Slay the Spire

登録日:2023/12/03 (日) 22:30:19
更新日:2024/02/28 Wed 12:00:34
所要時間:約 16 分で読めます





こんにちは…

また君か…



『Slay the Spire』はHumble Gamesから発売された1人用デジタルカードゲームである。
ジャンルは『ローグライクカードゲーム』。




概要


2019年1月23日に配信開始されたマルチプラットフォームのゲーム。
カードゲームとローグライクの要素が合わさった(発売当時としては)珍しいタイプのゲームである。
略称は「StS」「スレスパ」。

プレイヤーは「塔」と呼ばれるダンジョンの1階からスタートし、持っているカードデッキを武器に出現するモンスター達をカードゲーム形式で倒しながら塔を登っていく。
敵を倒したりイベントをこなしたりして獲得したカードでデッキを強化しつつ塔の上階へと進んでいき、最後に待ち構えるボスを撃破すればクリアとなる。
ローグライクらしく塔の構造や出現する敵、発生するイベントは毎回変わるので、プレイの度に戦略を考える必要がある。

デッキビルドの戦略性にローグライクの独特なプレイ感が混じり合った斬新なシステム、難し過ぎない程度に歯応えのある絶妙なゲームバランスなどが好評を博し、様々なレビューサイトで高得点を叩き出しているインディーズゲームの傑作。
その人気っぷりは「デッキ構築型ローグライク(ローグライト)」ジャンルを一気に有名にし、多数のフォロワーゲームを生み出した。

数多のフォロワーが登場してなお評価される本作の最大の強みは「絶妙なバランス調整」であろう。
長いアーリーアクセス期間で蓄えられたプレイデータを基に微調整を加え続けてきたゲームバランスは
数値がたった1増減しただけでカードの使い勝手がまるで変わってしまうほどの奇跡的なバランスを作り出している。
フォロワーたちの多くも本作の数値を基準として調整されていることが多いこともその完成度の高さがうかがえるだろう。

クリア自体は1、2時間もあれば可能だがリプレイ性の高さから非常に中毒性が高く、いわゆる「時間が溶ける」タイプのゲームである。


ゲームシステム


塔の進み方


塔はレベル1〜レベル3の3つに分割されており、各レベルごとに進行ルートを記したマップが存在する。
マップ上では移動可能なマスが樹形図のような形で表示され、各マスで敵との戦闘やイベントなどが発生する。
マスに止まった時に何が起こるかは、マップに描かれたマークで識別可能。
各レベルの最奥にはボスが配置されている。


・敵(モンスターとの戦闘)
角の生えた怪物みたいなマークのマス。一番多いマス。
ここに止まるとザコ敵との戦闘になる。ザコといっても割と馬鹿にならない強さのため油断は禁物。
戦闘に勝利すると報酬としてゴールドが手に入る他、カードを1枚新たにデッキに加える事が出来る。カードは3枚表示された中から1枚を選ぶ仕組み。
ランダムでポーション*1をドロップする事も。

・エリート(強いモンスターとの戦闘)
大きい角の生えた怪物みたいなマークのマス。1つのレベルに大体5マスぐらい割り振られている。
ここに止まるとより強い敵との戦闘になる。
ザコ敵よりも一回り強力なモンスターが相手となり、体力が少ない状態で挑んでしまうとあっさり返り討ちに遭う事も。
強いだけあって戦闘後の報酬もちょっと色が付き、ゴールドやカードに加えてレリック*2を獲得できる。
このマスに止まった回数=追加で手に入れたレリックの数なので、このマスに止まった回数が多いほど先々の戦闘が有利になる。死ななければ。

・休憩(体力の回復 or カードのアップグレード)
焚き火のマークのマス。
ここでは「休憩(最大HPの30%を回復)」「鍛治(山札のカードを1枚アップグレード)」を行う事が出来る。
アップグレード*3は戦力の増強に直結するため、可能な限り鍛治の方を選んでいきたい。
休憩を選ぶべきなのはHPが尽きかけている時くらいだが、何度も休憩しているとデッキがいつまで経っても強くならず後々苦労する羽目に。

・商店(カードやアイテムの購入、カードの除去)
金貨袋のマークのマス。「ショップ」とも呼ばれる。
ゴールドを支払ってカードやアイテムを手に入れたりデッキからカードを削除したり出来る。
狙ったカードやアイテムを手に入れられる貴重な機会。陳列されているカードの中には、通常の戦闘報酬では手に入らない珍しいカードも含まれている。
カードの除去は一見すると意味の無い行為に見えるかもしれないが、初期デッキに入っている「ストライク」や「防御」といったコスパの悪いカードを削除する事でデッキ圧縮ができ、その分強力なカードを引き込みやすくなる。その他イベントなどで呪いを手に入れてしまった時にも有用。
当然ながらゴールドが無いと何も出来ないので、ある程度敵を倒して懐が温かい時に入ろう。
「慈善事業じゃないんだよ」

・宝箱(レリックとゴールドの獲得)
そのまんま宝箱のマークのマス。各レベルを半分進むと必ず通過する。
ランダムなレリックとゴールドが手に入る。ノーリスクで資産が増えるご褒美マス。

・未知(特殊なイベントの発生)
「?」マークのマス。
ランダムなイベントが発生する。
イベントの内容は様々で、デッキが強化されたりHPが回復したりする嬉しいものもあれば、呪いを仕込まれたりダメージを受けたりと迷惑なものもある。
どのイベントでも選択肢が発生するので、メリットやデメリットを天秤にかけつつ選ぼう。
たまに普通の敵との戦闘になったり、商店や宝箱と出くわしたりする事も。ただの戦闘に突入するしたり金がないのにお店が出るとまあテンションが下がる。


・ボス
マップの一番上に固有のアイコンで表示される。各レベルの最後に待ち構えている非常に手強い敵
倒した時の報酬も豪華で、必ずレアカードをドロップするうえボスレリックと呼ばれる強力なレリックを1つ選んで取得できる。
ボスを倒すとHPが全回復したうえで次のレベルに進み、レベル3のボスを倒すとひとまずゲームクリア。
なおボスは各レベルに3種類ずつ存在し、プレイの度にランダムに決定される。ボスごとにアイコンの絵柄が異なるので、マップを見れば最終的にどのボスと戦う事になるのか分かる。



カード


・カード
カードゲームだけあって、攻撃も防御もカードで行う。
大きく「アタック」「スキル」「パワー」の3種類に分類される。


  • アタック

ストライク (1)*4
アタック

6ダメージを与える。


なぎ払い (1)
アタック

敵全体に8ダメージを与える。


敵にダメージを与える攻撃用のカード。
使用すると捨て札に置かれる。


  • スキル

防御 (1)
スキル

5ブロックを得る。


アクロバット (1)
スキル

カードを3枚引く。
カードを1枚捨てる。


防御やドロー、強化など補助的な効果を持つカード。
使用すると捨て札に置かれる。


  • パワー

ハロー・ワールド (1)
パワー

ターン開始時に、ランダムなコモンのカードを1枚手札に加える。


断食 (2)
パワー

筋力3を得る。敏捷性3を得る。
ターン開始時◆*5を失う。


キャラクターに特殊な効果を付与するカード。一度発動するとその戦闘の間は効果が永続する。
アタックやスキルと異なり、使用すると戦闘終了時までカードが失われて再利用できなくなる

  • 状態異常、呪い
特定の敵の攻撃やイベントなどでデッキに入れられるデメリット効果を持つカード。
状態異常は戦闘終了後山札から無くなるが呪いはピックしたカードと同じように削除するまで山札に残るという違いがある。
状態異常は戦闘中の敵の行動や一部カードのデメリットで、呪いは主にイベントによってデッキに追加される。

火傷
状態異常

使用不可。
ターン終了時に2ダメージを受ける。


後悔
呪い

使用不可。
ターン終了時、手札のカード1枚につきHPを1失う。



・山札
カードの束。いわゆるデッキ。
毎ターンここからカードを5枚引き、使い切らなかったカードはターン終了時に全て捨て札に置かれる。
山札のカードを全て引き切ると、捨て札置き場のカードがシャッフルされ新たな山札となる。そのためデッキ切れという概念は無い。

初期状態では10枚のカードで構成されており、探索の道中でカードを追加したり削除したり性能を上げたりしていく。

・アップグレード
鍛治やイベントでカードを強化できるシステム。
ダメージが上がったりコストが下がったりと効果は色々。
アップグレードされたカードは名称に「+」が追加される。

例えば「ストライク」をアップグレードすると、


ストライク (1)
アタック

6ダメージを与える。


これが、


ストライク+ (1)
アタック

9ダメージを与える。


こうなる。



戦闘システム


・ターンの流れ
戦闘はターン制。
毎ターン開始時、エナジーが3つとデッキから引いたカード5枚が配られる。これらを使って攻撃や防御を行う。
行動を終えた後にターン終了ボタンを押すと、その時点で残っていた手札は全て捨て札に置かれ、エナジーも失われる。
基本的にこれらのリソースは次のターンに繰り越されないので、可能な限り手札を使い切ってからターンを終えたい。

敵のターンに移行すると敵の攻撃や特殊行動が発生した後、再び自分のターンに戻る。
敵が次にどんな行動を取ってくるかは敵のイラストの頭上に浮かんでいるマークで確認できる。高威力の攻撃をして来そうだったら防御を固め、攻撃以外の行動を取る様ならダメージ重視で手札を使うなど、立ち回りの指標となる。
当然ながら、自分のターン中に倒した敵はターンが移っても行動してこない。


・ブロックとダメージ計算

ダメージはお互いの攻撃の威力とブロックによって決定する。

ブロックとは、スキルカードによってダメージを軽減するシステム。このゲームにおけるメイン防御手段。
ブロックの数値分だけ相手から受けるダメージを相殺する。
敵の攻撃を防ぎ切って余ったブロックは相手ターンの終了時に0になる。

ブロックによる防御はプレイヤーだけでなく敵モンスターも特殊行動として使用する事がある。
守りを固めている敵には攻撃してもダメージが通らないので、他の敵を狙うなどして無駄のない行動を意識しよう。


・バフ、デバフ


ステータスを変動させるシステムとして以下のものが存在する。

  • 筋力
アタックによって与えるダメージに影響するステータス。初期値は0。
カードの効果などで筋力が1に上がればアタックの威力が1上がり、-1に下がれば威力も1下がる。
筋力バフを戦略に組み込む場合、多段ヒットするアタックや全体攻撃系のアタックと相性が良い
逆に複数回攻撃をよく使う敵に対して筋力を下げるカードを使うと、面白いほどダメージが減少する。

  • 敏捷性
カードから得られるブロックに影響するステータス。筋力と同じく最初は0。
敏捷性が1になれば得られるブロックが1増え、-1になれば1減る。
敵は固定の値でブロックを積み上げるので敵の敏捷性を下げるカードはない。
筋力と同じく複数回ブロックを得ることで効果が飛躍的に上がる。

  • 脱力
アタックの威力が25%減少されるデバフ。
重ねがけも出来るが減少幅は25%のまま変わらず、持続するターンが延びる仕様。

  • 脆弱化
カードから得られるブロックが25%減少されるデバフ。脱力の防御版。
重ねがけの仕様も脱力と一緒。


この他にも強化や弱体化にあたる要素は色々あってややこしいが、戦闘中にキャラクターにカーソルを合わせると自分や敵がどんな効果を受けているのか確認できる。




・アイテム、ボーナス


  • レリック

オリハルコン

ブロック無しでターン終了した時、6ブロックを得る。

お食事券

ショップに来店するたび、HPを15回復。


強敵との戦闘やイベントなどで獲得できるアイテム。
持っているだけで戦闘中のステータスが上がったりイベントで有利な効果を得られたりする。
なお各キャラクターはそれぞれの戦闘スタイルに沿ったスターターレリックを最初に1つ所持している。


  • ポーション

ブロックポーション

ブロック12を得る。


爆発ポーション

ダメージ10を与える(敵全体)。

戦闘後にたまに手に入るアイテム。ショップで買う事も可能。
戦闘で効果を発揮するものが多く、好きな時に使用できる。
効果はかなり強力だが、レリックと違って消耗品。
エリートやボスなど強敵相手の戦闘が主な使い所。


  • ネオー
「どーも…」
アイテムというかキャラクター。
ゲーム開始時に話しかけてくるデッカいクジラ。女性らしい。
キャラクターに最大HP増加やポーションの差し入れなどのボーナスを与えてくれる。
レベル1のボスまで到達すると、次のゲーム開始時にボーナスの選択肢が増える
ぬいぐるみにもなった。


操作キャラ


最初に選べるのは「アイアンクラッド」のみ。
条件を満たす事で最大4キャラまで増える。

アイアンクラッド

鉄仮面の兵士の生き残り。悪魔の力を得るために魂を売り渡した。

最初から選択できる戦士風のキャラクター。このゲームを始めたばかりのプレイヤーはとりあえずコイツで戦う事になる。

このゲームの基本的なプレイングを学ぶのにちょうど良いスタンダードなキャラ。

特徴としては筋力バフブロックに関連するカードが多く、火力と防御を上げて物理で殴るストロングスタイルの戦法が得意。
アタックカードの性能が全体的に高めで、デバフ効果を含んだものも多い。
HP回復効果を持つカードや自傷ダメージを含むカードなど、自HPの増減に関わるカードも豊富。
その他には状態異常を逆手に取るカード、廃棄*6に関連するカードなど、全体的に「身を切る」カードが多い。
廃棄により敵から送り込まれたマイナスカードを消せるためデッキに不要カードを混ぜてくるタイプの敵に比較的強い。
また2コスト以上の強力なカードが多い反面ドローに関連するカードが少なめ。

弱点はほとんどのドローソースに「このターン中以降ドローできなくなる」「1回使うと廃棄される」といった制約がかかっているため
デッキをガンガンぶん回して相手をハメ殺すようなコンボデッキを組むことが難しく基本的にその場のドローで対応することが必要なこと。
このためデッキの不要カードを廃棄してドロー1枚あたりの価値を上げる『圧縮』戦術が主流となる。

スターターレリックは戦闘終了時にHPを6回復するバーニングブラッド
6ダメージまでなら食らっても戦闘後には全回復できるので、被弾覚悟のゴリ押し戦略が取りやすい。
回復手段の限られているこのゲームでは非常にありがたい存在で、ダメージコントロールに慣れていない初心者でも比較的安定して進んでいける。




サイレント

霧の国から来た女殺し屋。短剣と毒で敵を屠る。

アイアンクラッドでゲームを一度プレイすると解禁される暗殺者っぽいキャラクター。

近距離パワー型のアイアンクラッドに対し、こちらはテクニカルな使用感のキャラ。

主なダメージソースは0コストのアタック「ナイフ」に代表される低コストカードを大量に叩き込む連続攻撃と、固有デバフ「毒」によるスリップダメージ戦術の2つ。
どちらかというと防御寄りの性能をしており、敏捷性バフを得るカードも複数持っている。
手札を捨てて強力な効果を発揮するカードや手札から捨てられた時に発動するカードなど、手札に関するカードも多くカードを使用するたびに効果を得るカードもあるため、豊富なドローカードを駆使し遊戯王めいたカードの連続使用も可能。
その他の傾向として、エナジーや手札、ブロックなどのリソースを「次のターン」に回すカードを複数持ち、攻防のメリハリの効いた戦いがしやすい。

弱点はHPが全キャラクター中最低なため1回のデッキ事故が命取りになりがちなことと、
プレイを重ねていくのが主戦術であるためにプレイ数を制限されると手も足も出なくなりがちなこと。
0コストカードを生成して攻めるナイフ系デッキを組んでいてタイムイーターに当たると泣くしかない。

スターターレリックは1ターン目の手札が7枚に増える蛇の指輪
手札操作を得意とするサイレントらしいレリック。初動の選択肢や安定感が飛躍的に増す。
エナジーを増やすレリックとの相性が抜群に良く、ボス戦を経た中盤辺りから輝き出す。



ディフェクト

自我に目覚めた戦闘用オートマトン。古代の技術がオーブの操作を可能にした。

サイレントでゲームを一度プレイすると解禁されるロボットタイプのキャラクター。

独自の要素「オーブ」を操る。
オーブはカードの効果によりディフェクトの周囲に展開されるオプションで、自分のターン終了時に自動で攻撃や防御を行ってくれる。

オーブの種類 自動効果 解放効果
ライトニング ランダムな敵に3ダメージを与える。 ランダムな敵に8ダメージを与える。
フロスト ブロック2を得る。 ブロック5を得る。
ダーク このオーブが解放した時のダメージが6上昇する。 最もHPの低い敵に6ダメージを与える。
プラズマ エナジー1を得る。 エナジー2を得る。

初期状態ではオーブを設置するスロットが3箇所用意されている。
スロットが全て埋まっている状態で新たにオーブを呼び出すと先頭(右端)のオーブが解放され、強力な効果を発揮して消滅する。
オーブ以外の特徴としては0コストのカードやそれを補助するカードが多く、ドローソースを絡めて手数で攻める戦略も強い。
アタック寄りのアイアンクラッド、スキル寄りのサイレントと比べてディフェクトはパワーが多め。戦略的にも戦術的にも大器晩成型のキャラ。

弱点はバフなどを積み重ねていくことが主戦術であるため速攻を求められると苦しいことと、
オーブの効果を増大するパワー「デフラグ」およびフロストを生成する主力ブロックカード「氷河」への依存が強く、
なおかつこれら必須カードがアンコモンであるため構築事故を起こしやすいこと。

スターターレリックは戦闘開始時にライトニングを1個生成するひび割れたコア
アタックせずとも毎ターン3ダメージの火力が担保されるので、序盤は守りに徹しているだけでもまあまあ敵を削ってくれる。
各種オーブを活用するカードの存在もあり、戦闘の根幹を担うレリック。



ウォッチャー

塔を"評価"するためにやってきた盲目の苦行者。神性なるスタンスの達人。

ディフェクトでゲームを一度プレイすると解禁されるシャーマンみたいなキャラクター。

独自の要素「スタンス」を操る。
スタンスはカードの効果で発生する特殊なステータスで、種類に応じて固有のバフを発揮する。

スタンスの種類 効果
(平常時) (効果無し)
平静 このスタンスを解除した時、エナジー2を得る。
憤怒 このスタンスの間、与えるダメージと受けるダメージが2倍になる。
神聖 このスタンスに入った時、エナジー3を得る。アタックは3倍のダメージを与える。次のターン開始時、このスタンスを解除する。

戦闘で主に扱うスタンスは「平静」「憤怒」(と、どちらでもない普通の状態)。
「平静」から「憤怒」へ切り替える事でエナジーを補充しつつ火力を上げて攻撃、というのが基本戦術。
憤怒状態のままターンを終えると敵からの攻撃で即死しかねないので、攻撃後は憤怒を解除するか平静状態に移行する必要がある。

「神聖」はやや特殊なスタンスで、マントラと呼ばれるトークンを10個獲得する事で移行できる。
平静や憤怒よりも移行する機会が限られている分、両者のいいとこ取りみたいな性能をしている。

スタンス以外では、ターン終了時に未使用のカードが手札に残る保留カード、デッキトップを確認して不要なカードを捨て札に送れる占術カードなど、先を見越して戦うためのカードが多い。
頭を使う要素が多くパズル色の強いキャラクターだが、使いこなした時のパフォーマンスは随一。

弱点は攻守に緩急をつける必要があり、「今攻めなければ/守らなければならない」状況になった時
スタンスの回転が噛み合わないと思うように動けなくなってしまうこと。
今のターンだけでなく、敵の後の行動パターンを読んだうえで自分の行動を組み立てていくことが求められる。

スターターレリックは戦闘開始時に奇跡を1枚手札に加える清水

奇跡 (0)

保留
◆を得る。
廃棄

要は「戦闘中に一度だけ、任意のタイミングでエナジーを1つ得られる」という効果。
敵の攻撃が苛烈すぎて何とかブロックを稼ぎたい時、あと1枚アタックを使えば敵を倒せる時など、困った時に融通を効かせるレリック。
保留で増えた手札を使うのにも都合が良い。


余談


  • 翻訳について
マルチプラットフォームの本作だが、最初に発売されたSteam版と後から発売されたCS版、モバイル版とで一部用語の日本語訳が異なっている。
これはSteam版の翻訳が有志によって行われたのに対し、CS版はゲームのローカライズを行う企業が参加して実施された事によるもの。
Steam版の日本語訳も一時CS版に統一されたが、従来の訳語に慣れていたユーザー達からの要望を受けて元の訳に差し戻された。
現在は2種類の日本語訳が存在しているが、コミュニティなどで使用される訳語はほとんどがSteam版。「ヘヴィブレード」と「ヘビーブレード」の様な表記揺れ程度のものもあれば「スネッコ」と「ヘビヤモリ」の様に初見だと同じものを指していると分からないものもある。
一部の攻略サイトには対訳表があるので、CS版プレイヤーは参考にしてみるといいかも。


  • ボードゲーム化
ゲームの人気を受けて、アナログ版ボードゲームの発売が発表されている。
オリジナル版と異なる点もいくつかあるが、最も大きな違いとして複数人でのプレイに対応している点が挙げられる。
最大4人までプレイ可能で、プレイヤー達はそれぞれがアイアンクラッドなどのキャラクターとなって協力しながらプレイ出来る。
日本語版の発売は2024年4月以降の予定。
なお開発の発表後にクラウドファンディングが開始されたが、開始からわずか6分で目標金額を達成したという逸話がある。


  • ハンチョウ
漫画1日外出録ハンチョウの116話『遊浸』に、本作のパロディゲーム「Slay the Spirit」が登場。略してスレスピ。
ゲームには疎い方の大槻だが、黒服の宮本から「面白いゲームを見つけた」とSwitchを貸してもらってプレイしてみたところ大ハマり。数日後にはこのゲーム目当てで一日外出し、宮本宅に篭りっきりになるほど夢中になった。
なおオリジナルのスレスパは塔を登っていくゲームなのに対し、スレスピは地下へ潜っていくという設定。地下から出て地下へ潜る。


  • 影響を受けたゲーム
開発が影響を受けたゲームとして『アセンション』、『ドミニオン』、『スペランキー』、『FTL』、『Binding of Issac』『Dream Quest』の名が挙げられている。
アセンション、ドミニオンからはデッキやカードプレイのルール、FTLからはランダムイベントの発生とマップのルート分岐
を参考にしており、Binding of Issacはレリックの着想元になったとこと。
Dream Questは「ローグライクとデッキビルディングを合わせたゲーム」というまさにStSと同じ着想で作られたゲームということで参考にしたそうな。



入室すると、地面に大きな穴がある。穴に近づくと、蛇に似た巨大な生き物が中から現れた。

「ホホーーー!こんにちはこんにちは!ここにいるのは何処の誰かな?こんにちは、冒険者さん、簡単な質問をしますよ。
人生で最高の充足は、 項目を何でも 追記・修正 すること!
そう思いますか?」






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最終更新:2024年02月28日 12:00

*1 戦闘で使える消費アイテム。詳しくは後述。

*2 ゲーム中に役立つ装備品みたいなもの。詳しくは後述。

*3 カードを強化するシステム。詳しくは後述。

*4 カッコ内の数字はそのカードを使用するのに必要なエナジーの数。平たく言うとマナコスト。

*5 エナジーを表す記号

*6 廃棄したカードはその戦闘中は廃棄領域に置かれ、デッキから除去される。他のカードゲームでいうところの「除外」や「追放」みたいなもの