立花・宗茂(境界線上のホライゾン)

登録日:2011/11/04(金) 15:20:46
更新日:2022/11/09 Wed 20:24:37
所要時間:約 6 分で読めます




じゃあ、こうしましませんか。――二人で襲名解除しましょう
襲名解除された、立花・宗茂でない男と、ずっと一緒にいてくれますか?

む、宗茂様はどうなんですか!?
私と……
立花・宗茂の妻でもない、単なる愛想悪い女と、一緒にいたいんですか!?

一緒は嫌です
ずっと一緒でなければ嫌です


川上稔著〈GENESISシリーズ〉『境界線上のホライゾン』の登場人物。(CV:杉田智和)
ファンからの愛称は『ガル茂』

所属:アルカラ・デ・エナレス→武蔵アリアダスト教導院
役職:第一特務→副長補佐
戦種:近接武術師(ストライクフォーサー)
字名:西国最強
通神名:立花夫


大罪武装所有者“八大竜王”の一人。
西国無双“立花宗茂”及び、郵政で莫大な富を得た英雄“神速(ヴェロシダード・デ・デイオス)”ガルシア・デ・セヴァリョスを二重襲名した金髪碧眼の青年。

三征西班牙異端審問団副団長であり、三征西班牙の郵政を担っているため、結構お金持ち。
嫁である立花・ギンの義腕のバカ高い維持費もそこから賄っている。

性格は少々天然が入っているものの誠実で真面目。
西国無双の称号を得ていてもそれに慢心することなく強さを追い求め、挫けても再起が早い。
ただ武芸者としての本能からか真っ向勝負を好み、勝つためなら肉体損傷も厭わないため、ギンさんに心配をかけさせることが多い。

立花・ギンとの夫婦生活は良好。どのぐらい良好かと言うと

「また激しくお楽しみかよ」
「宗茂受けなんて不潔よねえ」

ようするに無抵抗主義。嫁の料理なら毒入りでも平然と全部たいらげる。たいらげてからぶっ倒れて手厚い看病を受ける。「アモーレ(愛している)」と五回叫んでから六護式仏蘭西領内を突っ走っていくぐらい余裕の所業。
デロ甘な夫婦である。

とは言え、昔からこれほどのオシドリ夫婦だった訳もなく、むしろ出逢った時は「どこの馬の骨とも知れないやつが図々しくも立花の名を欲しに来た」と蛇蝎の如く忌み嫌われていた。
しかし幾度もフルボッコにされ、洒落にならないくらいの頻度で骨をへし折られたり斬られたりする内にギンの太刀筋や動きを学び、遂には彼女の“拒絶”主体の防城戦をかいくぐりその両腕をブッタ斬って勝利。
その後、紆余曲折あったものの徐々に信頼と愛情を勝ち取り、ラブラブな関係に。

この出来事は今でもギンさんの中で最も大切な思い出で、義腕を外してその接続口を宗茂の手指で掻き毟られるたびに、深い愛情を感じるらしい。



○武装

◇大罪武装“悲嘆の怠惰(リピ・カタスリプシ)”
世界のパワーバランスを担う都市破壊級個人武装。通常の剣砲としての能力に加え、刃に映ったものを『削ぎ落とす』通常駆動、最大射程3kmを吹っ飛ばす“掻き毟り”の超過駆動を持つ。
なお、悲嘆の怠惰との相性は抜群に良かったらしく、初起動、手探り状態で「こんなもんですかねぇ」と、3キロほど掻き毟った。


◇旧派聖術術式契約書
一回使い切りの術式符。その効果は“単純な加速”“一度に用いた符の枚数分の足場展開”
『負担軽減術式の排除』及び『発動時間の短縮化』、さらに郵政で得た財力に物を言わせ数万書という莫大な数の契約書を惜しげもなく使い潰すことで、凄まじいまでの速力を得ることが出来る。
理論上どこまでも加速出来るが、踏んだ足場の倍加分だけ反動や疲労がモロに使用者に跳ね返るため乱用は筋肉や骨への影響は勿論、手足の痺れなども併発する恐れがある、諸刃の剣。

※事実、三河での本多・忠勝戦では大気中の粉塵を足場に一万七千倍加速を用いた空中跳躍をした際に右脚を故障している。
なお、襲名解除による経済力低下で、三河での“ホライゾン奪還作戦”での本多・二代戦以後は使用出来なくなった。


◇逆式加速術“駆爪”
旧派聖術術式契約書に替わる、宗茂の新たな加速術。
単体では何の加速能力も持たないが、加速するために踏み込んだ足場から、加速の邪魔となる不純を消すことで、踏むごとにその分だけの加速力を累積させる。
踏み込みに応じた加速を好む宗茂が“行く先にある加速の邪魔をする因子を祓う”神道式加速術のルールを逆手に取り、作り上げた創作術式。
使用するには加速力を生むための強い脚力と、累積された加速力を制御できるバランス能力を要求されるが、宗茂の身体能力はこれをクリアしている。


◇準神格武装“瓶貫”
武蔵アリアダスト教導院学長酒井・忠次が、三河学生時代に用いていた槍。
初めてこれを使用した宗茂はその能力を『刺突限定の貫通力補助』と見ているが、忠次の反応を見るに“当たらずとも遠からず”といったところ。
その能力は『貫通物に対する高速追尾』。
使用者の“届け”という思いによって発動し、その強力な移動力をもって対象物に自動突撃していく。
ただしロックオンを精密にした結果、薪程度の大きさしかロック出来ず、戦闘に置いては“敵の得物に向かって跳躍補助する”という、やや不良品じみた性質となっている。
が、酒井的にはそれが良かったらしい。



○各巻の活躍

◇一巻
大罪武装を無心しにきた教皇総長の牽制のために三河に派遣される。
その後、地脈炉暴走を止める為“悲嘆の怠惰”を引っ提げて本多・忠勝と交戦するが失敗。
終盤、本多・二代と相対。一度は追い詰めるが最終的に倒され、“悲嘆の怠惰”も奪われる。


◇二巻
先の相対で重傷を負ったためリタイア状態。襲名も解除される。
まともに動いて喋ったのは本編ラスト、二代に敗北し意気消沈するギンの元へ駆けつけた。


◇三巻
再び西国無双の名を襲名することを誓い、ギンと共に武蔵に移住。
武蔵の一般生徒として戦闘にも参加し、柴田・勝家と二度交戦している。
また、ホラ子の“悲嘆の怠惰”への散々な評価に膝を着いている。


◇四巻
夫婦共々充実した武蔵ライフを送っている模様。
また酒井学長からの試験として“浅草”さんと戦闘。“駆爪”を使い立ち回り勝利し“瓶貫”を譲り受ける。
終盤、御市との相対で瓶貫の能力に気付き、窮地に陥ったギンを救出、御市の右腕を切断する成果を挙げた。


◇五巻
“憤怒の閃撃”が宗茂砲第二となり、膝着きが持ちネタ認定され、ついに本人も開き直った。
が、中盤の筧・虎秀戦では久々に“悲嘆の怠惰”を使用、虎秀の竜砲を割断した。
終盤の遺跡探索では待機班となったためあんま出番なし。前線に行った妻の帰還を待つ。




私が立花・宗茂となったら――
貴女が私の立花・ギンです

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最終更新:2022年11月09日 20:24